時山から三国岳〜烏帽子岳を周回【縦走稜線は石楠花とミツバツツジの大競演】
- GPS
- 09:37
- 距離
- 12.5km
- 上り
- 1,126m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 9:38
天候 | 快晴 暑い! 【気温】 阿蘇橋:11℃ 三国岳:20℃ 烏帽子岳:22℃ 時山登山口 :25℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
緑の村公園を過ぎた下山で右折し県道139で時山へ→養老CC方面へ→ 県道139を牧田川に沿って西進→時山バンガロー村入口の赤い橋 「清内橋」の一つ先の白い橋「阿蘇橋」脇の路肩に駐車。 (5台程のスペース) |
コース状況/ 危険箇所等 |
三国岳〜烏帽子岳の縦走路では石楠花が見頃を迎えています。 |
その他周辺情報 | 時山バンガロー村(養魚池)の駐車場は開放時間が短いので 県道の路肩に駐車する方が安心でしょう。 |
写真
感想
北鈴鹿に位置する三国岳、烏帽子岳は未踏のエリアだが、
石楠花のシーズンに是非歩きたいと今月末を計画していたが、
初夏の陽気が続き、開花を期待して予定を早めて出かける。
時山から三国岳に登るには阿蘇(あんぞ)谷経由が一般的なようだが、
事前の情報では谷は荒れて、徒渉にも苦労したらしい。
初めて訪れる未知の山域で、ルートが読みづらい谷コースよりは
尾根道を選んだ方が賢明だろうと思い阿蘇谷西尾根から
ダイラの頭経由で三国岳を目指す。
墓地の脇から始まる登山道入口に来るとフェンスが張り巡らされていた。
扉らしき切れ目が見当たらず、しばらくうろつくが諦めてフェンスに
沿って戻るようにして切れ目を探し、やっと登山道に入る。
尾根の取付きを探しながら立派な谷道を進むが、ますます尾根筋が
高くなるばかりだ。
登山道入口まで戻り、取付けそうな場所で良く見るとテープが
下がっていた。初めての山で、最初からウロウロ・・・。
約30分ほどの道草でやっとスタートだ。
踏み込んだ尾根は植林帯で、いきなりの急登だ。
踏み跡は定かではないが、方角は間違いなさそうだ。
しばらくして明確な尾根が斜面の様に広がり、ジグザグ登りに
変わると紛らわしい尾根が派生するが、幸いテープが導いてくれる。
しかし下りの場合は誘われそうで嫌な地形だ。
とにかく高みを目指して登ると、やがて微かに尾根形状が戻り
植林、二次林の境をしばらく登ると、やっと緩んで美しい二次林に
囲まれたゆったりした平坦地になり、P597に到着したようだ。
浅い窪地に水を湛える「ひょうたん池」でたっぷり休んで先へ向かう。
足元に咲くタチツボスミレやカタクリ、山腹に残る山桜などを
楽しみながら尾根を辿ると、やがて右から毘沙門谷東尾根を併せて
尾根筋は南下する。
左手の樹間にはこれから辿る烏帽子岳が眺められるがまだ遠いな〜。
カタクリやジンチョウゲ?が集まって咲く毘沙門谷の下降点?となる
コルを過ぎると、石灰岩が多くなり雰囲気がガラッと変わった
急な登りを上がると県境稜線上のピーク、ダイラの頭に到着する。
展望は無いがのんびりしたくなるような山頂を過ぎると、
馬酔木の茂みが尾根筋を隠した曖昧な下りになる。
慎重にテープを探して急な下りで鞍部に出ると、尾根下を戻るように
踏み跡が延びている。観察してみるとテープに「ダイラ」の
文字を発見する。二次林に囲まれた寛ぎのコバが広がる魅力的な
場所として評判の所で、ここも行ってみたい所だ。
再びの登りで尾根上に建つ鉄塔No,244を過ぎ、尾根下から阿蘇谷コースを
併せるとやっと道が安定してきた。
やがて露岩が混じる急登を過ぎると、アカヤシオが現れた。
鉄塔越しにダイラの頭や霊仙山を振り返りつつ高度を上げるが
気づかぬうちに三国岳の三角点を通過してしまったようだ。
なおも続く登り途中で烏帽子岳への縦走路分岐を確かめて、
わずかに登ると三国岳山頂に出た。文字が擦れた山頂プレートが
無ければ通過しそうな単なる尾根上のコブのような場所だが
この地点で滋賀、三重、岐阜の県境が集まるので三国岳の山頂と
と言われるのかな?
山頂から起伏のない尾根を直進すると三国岳最高点に到着。
展望には欠けるが静まり返って落ち着くピークなので、食事にしよう。
濡れたシャツを乾かしまったりと過ごし、腰を上げる。
烏帽子岳への縦走路は厳しい下りから始まる。
地図では迷いマークが入る急斜面だ。尾根形状の消えた紛らわしい
コースを外さないようにテープを慎重に追って鞍部まで下り、
登り返したヌタ場の広がる平坦地を過ぎると一転して痩せ尾根に変わる。
快適な縦走稜線を想像したがまるで違って、明確だが痩せ尾根の
アップダウンの連続だ。だがこの辺りまで来ると痩せ尾根は
開花したばかりの石楠花ロードに様変わりする。
加えて満開のアカヤシオ、ミツバツツジが次々と現れてまるで花園を
行くようだ。
アップダウンの苦しさを感じる暇などなく、脚が勝手にどんどん進み、
あっという間に好展望の鉄塔No,10で烏帽子岳を目前に捉える。
整備された巡視路で岩場の展望ピークを越え、
狗留尊山へ至る道を右へ見送って一登りすると三角点の埋められた
烏帽子岳山頂に到着だ。
頭陀ヶ平〜藤原岳が眺められる小さな広場で、コーヒータイムを
過ごし、岩場のピークを下った辺りから時山へ延びる北西尾根に入ると
もう迷う心配の無い整備された巡視路が時山まで案内してくれる。
【初めて訪れた北鈴鹿の山、三国岳と烏帽子岳は素敵な一日を
プレゼントしてくれた。取付きまでは少し戸惑ったが、
すでに満開かと思うような石楠花や今を盛りと咲き誇るミツバツツジ
などに迎えられ、大満足な北鈴鹿周回だった。】
シャクナゲが豊かなエリアと
お聞きしてましたが、時期も
バッチリで、充実の登山でしたね。
難易度が高そうなルーファイも
大きく外されることなく
歩かれるのは、さすがですね。
稜線に出てからの、眺めが
素晴らしいですね。
komakiさん 今晩は。
鈴鹿でも石楠花の宝庫として名高い烏帽子岳に初めてお邪魔しました。
開花にも恵まれて、自分史上ベストな花見になりました。
事前の情報で、谷コースはビギナーでは難易度が高いと判断して
尾根に上がりました。
滴る新緑の西尾根、石楠花やミツバツツジの連続する縦走尾根。
最初にして、すっかり魅了されてしまった山行でした。
onetotaniさん、こんにちは。
三国岳最高点で昼食時 に一緒にいた者です。
実は、数年前の御在所地獄谷とあの日の御嶽山でもお会いしています。
(灰まみれの写真を撮らせていただいてます・・・)
なんとなく、見た瞬間にそうじゃないかな?と感じたのですが
確信が無くて そこまで踏み込めませんでした。(ザック変わりました?)
いろいろ語りたいことが有ったのですが、またしても千歳一隅のチャンスを逃した感・・・。
この日のこのルートは花街道でしたね。
シャクナゲが丁度咲き始めたばかりでツツジ・カタクリも盛り、
新緑もピークと、この周辺はほぼ毎年訪れていますが
これらが同時にこれほど楽しめたのは記憶にありません。
鈴鹿の良いとこどりの山行になりました。
阿蘇谷の荒廃はどんどん進んで廃道になってしまいそうな勢いでした。
私は何度も通っているので 確信をもって進めましたが、初めての人では
道が判らなくて不安な所も沢山あると思います。
これからは阿蘇谷西尾根ルート が主流になっていくのでしょうか。
(ヒルも少なそうなのでその方が望ましいか。でもダイラが遠い)
今年はどの山もお花のご機嫌が良さそうです 。
次 お会い出来たら今度こそお声掛けしますのでお付き合いください。
maguro1964さん 今晩は。
この度は、大変失礼しました。
初めて訪れたお山で、これだけ艶やかな景色を体験してしまうと、
癖になりそうです。
西尾根の登りも、烏帽子への登りもきつそうですが、マイナールートを
登ってメジャールートを下るコース取りの方が安心して歩けそうですが、
次は、しっかり学習してダイラにも立ち寄ってみたいと思います。
次回の出逢いの際は宜しくお願いします。
こんにちは。
見事なシャクナゲですね
今年はシャクナゲの当たり年との噂もありますので、さぞ見事だったことでしょう。
ミツバツツジとカタクリも咲いており、ピンクの世界、美しいですね
今回は、立ち寄られていないようですが、新緑のダイラも美しいと思います。
花に囲まれた良い季節になりましたね
私もレコにはアップしていませんが、先週、鎌ヶ岳のイワザクラを相方と見に行きました。
登山道を離れて支谷を遡ったりして、10箇所以上の群生地を確認しました
春のピンクの山歩きは、良いものですね
totokさん 今晩は。
初めて北鈴鹿のエリアを歩きましたが、滴る新緑と華やかな石楠花などに
迎えられて最高の北鈴鹿デビューになりました。
ダイラも魅力的な空間らしいので、是非寄ってみたいと思いますが、
谷コースが荒れているとの事なので西尾根からのコースを模索して
みたいと思います。
こんにちはonetotaniさん
もうシャクナゲが花盛りなんですね、予定を早めて正解でした
この春は毎回タイムリーな花レコが続いていてさすがです。
ダイラの頭、烏帽子、地点名は聞いたことがあるのですが、このあたりは疎く全く分かりません。でも、このレコで候補入りが確定しました。そのうち参考にして歩かせて頂きますね。(夏はヤマビルが出そうですが・・・)
No21,No67は生えていたのが山中なので、それぞれ「ミヤマシキミ」の雌花と雄花だと思います。(ちなみに雌雄異株です)
teppan2013さん 今晩は。
初めてのエリアなので最初はウロウロしましたが、なんとか予定通りに
歩けました。
石楠花の開花には一寸早いかなと思っていましたが、すでに見頃を迎えて
いました。
狙い通り新緑に囲まれた池にも出逢えて、実に気持ちの良い一日でした。
阿蘇谷はヒルを警戒しないといけない事もあり、西尾根をルートに選びました。
こちらなら夏でも問題無いかと思います。
追伸:花には疎いので、ご指摘には感謝します。
onetotaniさん、こんにちは
この三国岳に烏帽子岳は押さえておきたいポイントですね。
じつにタイムリーに巡られたご様子でなによりです。
higurasi さん 今晩は。
先日のレコ情報のおかげで見事な石楠花に出逢えました。
有難うございました。
今まで鈴鹿のどこで見た石楠花よりも、数も艶やかさも一番でした。
また一つ、お気に入りコースが増えました。
onetotaniさん
こんばんは
すっかり忘れてました烏帽子岳の石楠花
今はどこもかしこも花満載でどこかに行こうとするとどこかは来年まで持ち越し。
悩ましい限りです。
そこを逃さない辺りonetotaniさんらしいです。
あぁ困ったものです❗️
kazu97さん 今晩は。
石楠花が多いと評判の烏帽子岳にやっと行ってきました。
G/Wに予定していましたが、予定を早めて大正解でした。
これだけ稜線に石楠花ロードが続くとは思っていなかったので感動です。
アップダウンの続く長い稜線も、花に気を奪われてあっという間でした。
この時期の定番コースになりそうです。
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