蝶ヶ岳〜常念岳 テント泊+ナイトハイクで周回縦走
- GPS
- 23:55
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,324m
- 下り
- 2,296m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:04
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
片道20分程余計に歩く必要があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蝶ヶ岳〜常念岳、前常念岳〜三股登山口の樹林帯は踏み抜き地獄。 前常念岳からの下りは一部ガレているので落石注意。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
快晴が約束された週末、どこへ行くかと悩みましたが…
2月上旬に登った蝶ヶ岳からの眺望がゼロだったので残雪期のうちに山頂からの景色を見たい、ということと、丁度良く三股駐車場が開通する!ということで蝶ヶ岳〜常念岳の周回縦走をすることにしました。
土曜日午前5時頃に埼玉の自宅を出発し、三股駐車場(の手前の駐車場)に8時半過ぎに到着。準備をして9時に登山開始。
久しぶりに20kg近い荷物でかなり疲れる!飲み物だけで5kg。
三股登山口まででかなり汗だくになりました。
こんな暑い日に冬靴で歩くなんてアホみたいですが、上には雪があるんだからしょうがない。
まめうち平の手前から雪が現れ、流石に涼しい風が時折吹いて癒されます。
まめうち平からは完全に雪道になりますが、踏み抜き地獄の始まり始まり。
何度も腰まで埋まりました。
結局、山頂までアイゼンは使いませんでしたが、最後かなり急斜面(滑ったら止まらない斜度)になるので念のためピッケルは使用しました。
そんなこんなで14時前にテント場に到着し、ひとまず山頂で記念撮影。
約3ヶ月ぶりの蝶ヶ岳山頂です。
あの時は坂巻温泉から11時間半の登り+マイナス20℃+強風+眺望無しでしたが、本日は4時間半の登り+7月並の陽気+絶景。全く別世界ですね。
2月登頂時のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1374334.html
素晴らしい景色に相棒と大歓声。
槍・穂高の稜線がバッチリ。ただし、遠く(御嶽山とか)は霞んでいます。
景色を堪能した後、テントを設営し、再び景色を眺めたり、山ガール3人組の写真を撮ってあげたりとダラダラ過ごしました。最高に贅沢な時間ですね〜。
眠くなってきたのでテントに戻って少し仮眠を取り、夕食を摂りました。
その後は、期待していた日の入りタイム。
これまた素晴らしい景色を堪能できました。穂高の稜線に日が沈み、辺りが暗くなりテントに戻り速攻就寝。
予定通り0時起床。テントの外を覗くと月が無く、満天の星空!
特に技術は持ち合わせていませんが、何とか星空をそれっぽく撮って満足。
テントを撤収し1時半、常念岳に向けて出発。
(撤収の際、物音をたてないよう努めましたがやはりどうしても音が…周りの方々申し訳ありません。もっと僻地に張るんでした。)
予定では1時出発だったのに1時半になってしまったので、常念岳登頂が日の出に間に合うのか怪しくなってしまいました。(星空撮影してたからなんですが…)
とりあえず、まずは蝶槍を目指して進む。
暗いとどこが登山道なのか微妙に分かりづらいですが、まあ問題なし。
40分程で蝶槍に到着。当然ですが眺望は特に無いのでそのまま進む。
ここから下り。
アイゼンを装着する程ではないですが、凍結していて結構滑る。ここは慎重に。
暫く下りると樹林帯に突入。ここが踏み抜き地獄。とにかく埋まります。
深夜なのに7℃もあるので、日中に緩んだ雪が凍ってくれていない。
何度か胸下くらいまで埋まりました。
途中、アイゼンを装着した方が良い急登もありましたが、結局使いませんでした。
まあまあ良いペースで進めたので日の出には間に合いそうな感じになってきました。少しずつ空が明るくなってきました。山頂が見えてからが意外に遠い。
とにもかくにも出発から約3時間、日の出前の登頂に成功しました。
山頂には我々以外誰もいません。
暫くすると浅間山と四阿山の間から御来光!
素晴らしい一日の始まりです。(起床から既に5時間が経過していますが)
期待していたモルゲンロートも見ることができました。
また昨日より空気が澄んでいて遠くの山(富士山や御嶽山)もくっきり。
ちなみに山頂だけ風の通り道なのか、断続的に風が吹いていて体感は氷点下でした。
絶景に大満足し、下山開始。
ここからは急な下りになりそうだったのでアイゼンを装着。
締まった雪に爪が利いて歩きやすい。
あっという間に前常念岳に到着。ここでアイゼンを外し急勾配の岩場下り。
途中ガレている場所は落石注意ですね。
さっさと通過したい感じの危険な香りのするポイントでした。
岩場が終わると再び樹林帯。例によって踏み抜き地獄…暑いし本当に疲れる。
5Lあった水も残り僅か。まあ後少しだからとごくごく飲んだのもありますが。
無心で下り、無事三股登山口に戻ってきました。
コンパクトながら歩き応えがあり、大絶景が楽しめる素晴らしいルート。
大満足の山行でした。
帰路の途中、鹿教湯温泉で汗を流し、15時には帰宅完了という明日に優しい山行でもありました(笑)
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