白馬岳
- GPS
- 11:40
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,149m
- 下り
- 2,143m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:58
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ゴールデンウィークはどこに登ろうか頭を巡らせ、上高地からの入山も立山も混むだろうなと考えていると、ふと白馬岳を思い付きました。25日(水)に白馬山荘へ連絡し予約を取りました。この際、混み具合を聞くと今のところ少ないですが、個室を含め小屋明け直後で部屋は全て開けていないので、好天になると混むかもしれないです。との事でした。ルートは終始展望に恵まれた栂池〜白馬大池〜小蓮華山経由で行く事にしました。
白馬へ向かう途中、大町からモルゲンロートに染まる爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳を望め、テンションがあがります。道は空いていて、6時に栂池高原スキー場に到着しました。
早速一番乗りでゴンドラの場所取りをしましたが、ゴールデンウィークとは思えない静けさで拍子抜けしました。7時過ぎに車を下りて並び始めますが、BC目的の方が大半で登山者と合わせても30人程度いる位で、3月の賑わいが嘘のように人出は少なく、静かな山行に胸が高鳴ります。
7時半過ぎからチケット売場がオープンしますが、事前に登山届のチェックが入ります。登山届と引き換えにチケット購入となります。(¥3300)
8時ちょうどにゴンドライヴの改札が始まり、乗車します。栂の森駅で栂池ロープウェイに乗り換え、栂池自然園駅に到着しました。
アイゼンを履き、まずは天狗原目指してゆっくり登って行きます。なかなかの急登で日差しも暑いですが風が強めにやや吹いていて、さほど汗をかかずに登って行く事が出来ました。
登るにつれ南側の視界が開け、白馬三山、八方尾根、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳が美しく望めました。
天狗原へのキツイ登りを登り切ると、白馬乗鞍岳の大斜面が立ちはだかります。
白馬乗鞍岳の斜面は急ですが、ステップがしっかりあり、嫁も怖がらずに登る事が出来ました。
白馬乗鞍岳の広大な頂上稜線を歩き、白馬乗鞍岳頂上に着きました。ここでご飯休憩を取ります。
白馬大池に一旦下り、船越ノ頭目指し、雷鳥坂を登って行きます。
雷鳥坂は殆ど夏道が出ていました。登るにつれて雪倉岳と朝日岳が大きく見えて来ました。
船越ノ頭に着くと、優美な小蓮華山の山容が見られます。映画「坂の上の雲」のエンディングに使われた景色でとても素晴らしいです。
船越ノ頭を過ぎ、小蓮華山への登りになります。
急登ですが、一気に標高が上がるので、周囲の眺望が一層雄大に見えて来ます。
小蓮華山の頂からはこれから目指す白馬岳への美しい稜線を望む事が出来ます。
小蓮華山からの先の稜線も小さなアップダウンがあります。三国境に向かって大きく登って振り返る
雪倉岳を経て朝日岳へ続く優美な稜線や歩いて来た稜線が美しく望めました。
白馬岳手前で雪壁があり、慎重に登ります。
3年半ぶりに登頂した白馬岳の頂上からは立山・剱岳を始め、後立山の雄峰たちが連なります。
白馬山荘に下りてチェックインすると、6畳の個室で私達以外に2人来る予定なので、計4人で使って下さいと言われましたが、結局誰も訪れず、二人で貸切利用出来ました。白馬山荘の個室チャージ料が狭い部屋でも+¥8000する事を考えるとかなりラッキーでした。
夕食前に再び山頂へ散歩に出掛けました。
陽が傾き、黄金色に輝く山を見ていると、泊まりで来た醍醐味を感じる事が出来ます。
雷鳥もたくさん居て、子作りの最中でした。
白馬山荘に戻ると夕食の時間です。ハンバーグをメインに多彩なおかずが並び、どれも美味しく頂きました。
宿泊者はざっと50人程で、混雑はありませんでした。
夕食が終わると日没を見に、再び白馬岳の頂を目指します。
残念ながら、山が紅く染まる事はありませんでしたが、日本海に落ちる真っ赤な夕陽を望む事が出来ました。
この日はよく歩き、疲れていたので横になって直ぐ寝てしまいました。
翌朝3時に眼が覚め、ご来光を望む為4時前に小屋を出て、白馬岳頂上に向かいます。
稜線からは白馬岳主稜で夜を明かしたテントやツェルトの明かり、猿倉から大雪渓へ向かう登山者のヘッデンの明かり、猿倉へ向かう車のヘッドライトの明かりまでよく見えました。
頂上に一番乗りで到着し、ご来光を待ちます。
5時前に日の出を迎え、靄が掛かった空から太陽が昇りました。東の空に雲があった為、モルゲンロートは見られませんでしたが、壮大な景色を望む事が出来ました。ご来光を見に頂上まで訪れた方は10人程でした。
小屋へ戻り、朝食を頂きます。
品数豊富でどれも美味しく朝からパワーが出ます。
出発準備を調え、7時過ぎに白馬山荘を出発し、この山行4度目の登頂となる白馬岳の頂へ向かいます。途中、主稜を登って来られたパーティーが何組みかいらっしゃいました。
白馬岳頂上を通過し、三国境へ下って行きます。
途中急な雪壁の手前でアイゼンを装着しますが、他は夏道がかなり露出していたので、 三国境手前でアイゼンを外して下って行きます。
栂池方面から多くの方が登って来られていました。
小蓮華山を超え、雪の上をスイスイ下りるとあっという間に標高が下がります。
船越ノ頭を超え、白馬大池に下り、再び登り返し白馬乗鞍岳の頂でご飯休憩としました。
白馬乗鞍岳の頂上稜線で再びアイゼンを着け、下って行きます。天狗原から多くの方が列を成して白馬乗鞍岳に登って来られていました。
天狗原を超え、昇温と日射で暑い中、栂池ロープウェー自然園駅に到着しました。
下山後は七倉山荘に向かいました。
今年は源泉を引くパイプに穴が開き、お湯が漏れ出る為、供給可能な湯量が減り、少しぬるくなってしまったとの事でしたが、暑い日だったので、かえって心地良く入浴させて頂きました。
毎年お会いしている小屋番の方と談笑出来、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
ゴールデンウィークに始めて白馬岳へ登りましたが、今年は雪が少ないとは言え、白馬の山々は美しい光景を見せてくれました。
先週の針ノ木に続いて、今週もニアミスでしたね!私は娘と一緒に4/30に猿倉からのピストンでした。katsumaさんは、奥さまとご一緒だったんですね〜♪
お天気も良く、美しい日の入りや月夜を堪能された様子、羨ましい限りです。
また、どこかでお会いしそうな気がしますね。お互いに安全登山で楽しみましょう!
白馬岳お疲れ様でした!
大雪渓も美しいですね!
娘さんと登山いいですね(^-^)
流石の体力ですね!
私も久しぶりの泊まり山行で楽しかったです!
今日は仕事だったのですが、今松本に向かっており、6日までまた松本に居ます(^^)
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