マイナールートで歩くブナ清水・鈴鹿の上高地・御在所岳
onetotani
体力度について
- GPS
- 31:04
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,369m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:34
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 6:34
| 天候 | 5/5 快晴 【気温】ブナ清水：8℃ 上水晶谷出合：16℃ 5/6 晴れ 後曇り 【気温】上水晶谷出合：10℃ 望湖台：20℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
利用一回に付き500円というシステムのようです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【池の尾】 �…�明から直接ブナ清水まで登りつめる尾根ですが、 タイムは伊勢谷経由より30分程長くなります。 �▲董璽廚眩造蕕如�薄い踏み跡も落ち葉に隠され時々消える マイナールートですが、季節の花を楽しみに歩きました。 【上水晶谷右岸尾根】 茸岩辺りから直接「鈴鹿の上高地」へ下るには便利な尾根ですが、 P995を過ぎた辺りから紛らわしい尾根が派生します。 テープ等も増えましたが、頼り切った歩き方は止めましょう。 【北西尾根】 以前は殆ど踏み跡もないバリエーションルートでしたが、 取付きから微かですが、踏み跡が途切れる事なく続いていました。 マイナールートの仲間入かなと言うのが印象でした。 |
写真
拍手「炭焼きの小路」
児玉山荘裏の散策路から池の尾へ向かう。
【北西尾根】
朝一番からP1066まで約300mの急登だ。
感想
onetotani
「風薫る五月」がぴったりするG/W後半はお気に入りの場所を
のんびりと静かに歩きたい。
日帰りでは少し厳しいが、一泊行程で余裕を持ってマイナーコースを
繋いで歩いてこよう。
【5/5 一日目】
流石にG/Wだ、7時前の朝明駐車場はすでに7割程が埋まっていた。
駐車さえできれば慌てる事はない、ゆっくりと支度を済ませて
渓谷の道を児玉山荘へ入る。
散策路「炭焼きの小路」から尾根に取付くが、散策路には不釣り合いな
山道が続く。やがて散策路を左に見送るときつい登りとなる。
基本尾根芯を忠実に辿ればコースを外す事は無いと思うが、
落ち葉が堆積した、樹林が濃い急な尾根だ。重荷を背負って
樹林を避けたり、落ち葉に足を取られたりと難儀な登りに
ペースに乗る前に息がきれてしまった。
ルート選択に悔やみながら、ペースを落として展望の無い尾根を
耐えると、僅かに緩んだ岩場から急な岩尾根に出る。
足場や手掛かりを慎重に選んで越えると初めて展望が開け、
釈迦ヶ岳から羽鳥峰へ続く稜線が眺められ、そしてお待ちかねの
シロヤシオ、石楠花が現れ始める。
石楠花の茂る窪地？で花と展望を楽しみ、再びの登りにかかると
コイワカガミの群れが加わり、苦しい登りも楽しみに変わってくる。
花に慰められながらのきつい登りも、樹林がブナの疎林に変わると
やっと緩んで浅い窪地が現れる。以前はここに池が有り、「池の尾」の
由来になった場所のようだが枯れてしまった今は、ブナ清水が近い
ただの目印地形だ。
窪地から浅い谷を僅かに上がると尾根のTOPに出て、
新緑のブナに囲まれた浅い谷を下ると苔生した大岩から水が湧き出す
ブナ清水に到着だ。伊勢谷の一滴が始まるブナの谷は癒しの空間だ。
長居したいが、他に数人のグループが休んでみえるので、
残念だが岩から流れ出る冷たい水を頂き、コブ尾根に向かう。
コブ尾根まで出るともう今日のコースに激しい登りも下りも無い。
茸岩で鈴鹿主脈の展望を楽しみ、少し先で合流した県境稜線を西に向い
上水晶谷の右岸尾根から直接愛知川の右岸台地「鈴鹿の上高地」に出ると
意外にもそこに人の気配は全く無かった。
無人の上高地を気の向くままに南端から北へと彷徨い、タケ沢出合辺りで
左岸へ移り今度は北から戻るように南へ歩く。
左岸の台地もなだらかで自由に歩けるが、西側の山腹から愛知川に
合流する小さな谷を何度も越えて歩く内に小峠出合となり、ここで
再び右岸へ戻る。
左に上水晶谷の流れを聞きながら、テントサイトを物色しながら
少し曖昧な台地を東へ向かうが結局見つからず、前から目を付けていた
北西尾根に正対する平坦地でザックを降ろす。
落ち葉と小枝を除けばもう整地は完了と言う一等地を確保して、
粗末な食卓を準備したらもうする事は無い、夕暮れまでまったりと
した時間を過ごす。
【5/6 二日目】
目覚めると今日も朝から良い天気だ。
パンとコーヒーで朝食を済ませ目の前の北西尾根に取り付き、
いきなりアキレス腱が伸びる様な急登で二日目が始まった。
まずはP1066までの標高差300mを頑張ろう。
両手両足の4輪駆動でひたすら高度を稼ぎ、やがて尾根筋が緩やかに
右カーブするが見えたらP1066mまではもう一頑張りだ。
ブナ林が美しいピークに出ると直進と左折方向に尾根が分れるので、
そのまま直進しないように注意を要するポイントだ。
左折方向へ一旦端下ったその先にはP1155の登りが控えているので、
周りに咲いたシロヤシオやミツバツツジを眺めながら
一息入れよう。
南下する尾根に乗ってしばらくして樹間から眺められる国見岳と
ほぼ肩を並べる位置まで上がってくると、やがて足元に笹が現れ
明るい雰囲気に変わるとP1155に到着する。
大きく開けた西側からは間近に雨乞岳、そしてU字形稜線の先には
御所平の稜線も眺められる。
望湖台に立つ人影や御嶽権現を目に捉えて、以前より随分後退した
笹藪を抜けるとモニュメントが建つ御在所岳山頂の一角に飛び出し、
静かな尾根から人が賑やかに行きかう観光地の雰囲気に一変する。
約二年ぶりに訪れた御在所岳の山頂を存分に楽しんだら、G/W山行も
残りはあと僅かだ、国見岳から根の平へ下る県境稜線をゆっくりと
味わいながら朝明まで戻ろう。
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さん
onetotaniさん、おはようございます。
まさに風薫ってますね
多くの花や新緑を時間をかけてタップリ楽しむ
自然と一体になる、とても良い山行をされましたね。
静かな新緑の山中で、朝を迎えるなんて最高です。
特に新緑の美しさに目を見はりました
咲き誇る花たちのように自分を主張していませんが、美しい木々たちは静かに見守ってくれているようです。
素敵な二日間で、心も体もリフレッシュできたのではないでしょうか。
こういう静かな山歩き、私もやってみたいといつも憧れています
totokさん 今晩は。
健脚の方なら日帰りで歩けるコースですが、テント泊装備なので
無理せず余裕をもって歩いてきました。
濃くなった緑や、この季節を飾るツツジ系の花や石楠花を愛でながら
歩けた贅沢な二日間で、
言われるように心も体もリフレッシュできました。
こんにちはonetotaniさん
レコを拝見し、いつもとザックが違うなあ、と思っていましたら･･･
そうか！恒例の神崎川満喫テント泊でしたか
上高地、池ノ尾、右岸尾根、北西尾根
それぞれバラバラに歩いた事はありますが、これらを全て繋げてしまうところが、さすがはonetotaniさんです。思わず唸ってしまいました
北西尾根の1155mピークに馴染みのあるデザインの標識が付いたんですね。ここが西峰とすれば、東峰が朝陽台、北峰が国見岳で、南峰が御嶽権現ピークでしょうか。
お疲れ様でした。
teppan2013さん 今晩は。
御在所岳は流石に賑わっていましたが、ブナ清水も上高地も国見岳も
G/Wとは思えない程静かな山でした。
おかげでテント泊装備で上がらないペースを、誰に気兼ねする事無く
鈍行山行に終始できました。
どの尾根を歩いても、ミツバツツジ・アカヤシオに加えてシロヤシオ・
石楠花と期待以上の景色を見せてくれました。
絶好の天候にも恵まれ、このコース取りで大正解だったと思える
二日間でした。
onetotaniさん、こんばんわ。
5/6の10:00ころ、私たちも山頂付近にいたので写真に写り込んでいないか…とジッと見つめましたが残念、写っていませんでした。
アゼリア最終日ということで、早めのランチをして下山しました。
こちらは静かでいいコースのようですね
ritaさん コメントありがとうございます。
レコを拝見しました、三角点辺りですれ違っていそうですね。
当日は「アゼリア最終日」を目的に登られた方も多かったようですね。
無くなる訳では無いですが、今の施設になつかしさと感謝の気持ちが
働くのでしょうね。
静かなルートから合流した山頂は、G/Wらしい賑わいの山頂でしたが、
他ではG/Wとは思えない程、静かな鈴鹿を楽しめました。
喧騒の御在所岳も、朝明から登って、お気に入りの場所での
まったりした時間、素敵な楽しみ方ですね。
新緑と花に彩られた登山道、胸のすくような
展望、こんな陽気に登山がしたいものです。
komakiさん 今晩は。
テント泊装備ではより苦しい登りが続く池の尾、北西尾根ですが
幸い出逢う人も無く、体調に合わせてゆっくりペースで歩けました。
シロヤシオと石楠花、コイワカガミ等が見頃だろうと出かけてきましたが、
今年はいいタイミングでした。
一泊行程で余裕を持てたので、じっくりコースの良さを味わえて、
贅沢な気持ちになりました。
komakiさんと登って以来の御在所岳でしたが、久しぶりに多くの方と
山頂のひと時を楽しみました。
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