記録ID: 1487082
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
濃青の空と雪残る至高の峰「御嶽山（摩利支天山）」［黒沢口・中ノ湯から］
2018年06月03日(日) [日帰り]
Joker
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 06:09
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,328m
- 下り
- 1,327m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 5:59
12:51
黒沢口六合目・中の湯
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・大きな駐車場が2箇所あり、50台以上は駐車可能 ・駐車料金無料 ・奇麗なトイレ有り ・登山ポスト有り |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★登山道整備度：4（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 ：3.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 ：2（難5・4・3・2・1易）鎖場等の頻度や時間等 ★登山道の眺望：3〜4（良5・4・3・2・1悪） ★山頂の眺望 ：4.5（良5・4・3・2・1悪） 【すれ違った登山者の数：10〜15人】 ◆登山道の状況 ・夏道の大半は、木製の階段等が設置されており、上りは非常に歩きやすい。しかし、下りは、長く続く階段のようで足に負担となりそう。 ・登山口から石室山荘までは、全体的に登山道の整備もよく鎖場等もないので、危険性のある箇所は無い。 ・二ノ池や賽ノ河原周辺は、火山灰の堆積で泥濘になっている箇所があった。 ◆登山道の残雪状況 ・標高2,300m以上を超えると残雪が多くなり、夏道と雪道を交互に歩く。 ・全区間、ツボ足でも支障ないと思うが、気温や雪面の状態によっては、スリップする可能性があるので、簡易アイゼン程度は持参したほうが良い。（滑落するような危険性のある箇所は無い。） ・私は、石室山荘直下から覚明堂までの南側の雪渓を直登したので（別に夏道有り）、その区間だけチェーンスパイクを装着した。 ・摩利支天乗越から摩利支天山までの夏道は、岩稜の南側直下を歩くが、雪渓のトラバースが2箇所あった。今回は、トレースが付いていたので、アイゼンを使用するほどでなかったが、斜面勾配が30〜35度程度の雪面をトラバースするので、ノートレースの場合は注意が必要。（事前に分かっていたので、念のため、本格アイゼンやピッケルを持参したが、全く使用しなかった。） |
写真
拍手
標高1818mの中ノ湯登山口（6合目）から出発。
登山口には奇麗なトイレが設置されている。
登山口には奇麗なトイレが設置されている。
登山道の整備は良く、木製の階段が続くので、上りは歩きやすい（下りは足にきますが）。
御岳ロープウェイ山頂駅からの登山道と合流し、標高2130mの行場山荘（7合目）に到着。
8合目まであと1�劼�〜。
花も眺望も無いので、長く感じる登山道だ。
花も眺望も無いので、長く感じる登山道だ。
標高2300mを超えると登山道に残雪が多くなってきた。
傾斜が緩いのでツボ足で進む。
傾斜が緩いのでツボ足で進む。
雪渓のトラバース。
ここも斜度が緩くトレースがあるのでツボ足で進む。
ここも斜度が緩くトレースがあるのでツボ足で進む。
いや〜、青空も気持ちよくテンションが上がる。
では、一気に登っていこう！
では、一気に登っていこう！
覚明堂の直下まで雪渓を直登した。
（やや急登なので、雪歩きが苦手な人は、石室山荘側の夏道を進んだ方が良い）
（やや急登なので、雪歩きが苦手な人は、石室山荘側の夏道を進んだ方が良い）
二ノ池・頂上・黒沢口分岐に到着。
剣ヶ峰方向は立入禁止だが、踏み跡が付いていた。
災害対策基本法の立入禁止だから拙いよね〜
剣ヶ峰方向は立入禁止だが、踏み跡が付いていた。
災害対策基本法の立入禁止だから拙いよね〜
標高2910mの二ノ池に到着。
火山灰が多く、雪面も濃い灰色になっている。
火山灰が多く、雪面も濃い灰色になっている。
剣ヶ峰方向を振り返る。
いや〜、残雪と青空広がる御嶽山は良いね〜
いや〜、残雪と青空広がる御嶽山は良いね〜
摩利支天乗越の直下に三ノ池も見える。
湖面の半分はまだ雪覆われているようだ。
湖面の半分はまだ雪覆われているようだ。
摩利支天乗越から東側を眺める。
視程が悪いが、中央アルプスの奥に南アルプスが薄っすら見えた。
視程が悪いが、中央アルプスの奥に南アルプスが薄っすら見えた。
一部区間で雪渓のトラバースがあるので、本日は念のためピッケルも持参していたが、踏み跡もありツボ足で普通に通過できた。
摩利支天山の山頂に到着。
名古屋から来られたおば様と暫し話す。
チョコレートご馳走さまでした！
名古屋から来られたおば様と暫し話す。
チョコレートご馳走さまでした！
摩利支天山から剣ヶ峰を眺める。
噴火から4年目となり、現在は落ちついているが、多くの方が亡くなられた場所で感慨深い。
噴火から4年目となり、現在は落ちついているが、多くの方が亡くなられた場所で感慨深い。
チェーンスパイクは、雪面区間しか歩いてないが、火山灰が付着してしまったので、7合目の沢で灰を落とす。
撮影機器：
感想
今回は、日本百名山の1つで、戦後最悪の火山災害となった御嶽山に登ることにしました。
最高峰の剣ヶ峰は、平成26年の噴火以降、災害対策基本法により現在も立入が制限されています。
完全に法令で禁止されている山域であるため、自己責任で行ってみるというレベルではなく、止む無く規制解除まで登山を保留していました。
しかし、一向に解除される見込みが立たないので、今回は、現時点で到達できる最高地点の摩利支天山（2,959m）を目標に歩いてみることにしました。
本日は、御嶽ブルーと言わんばかりの濃青の空が広がり、火山特有の荒々しい山体に残雪の「白」がアクセントとなり、なんとも雄大で美しく、どこを切り取っても絵になる風景が広がっていました。
とは言え、4年前に大勢の登山者の方々がお亡くなりになった山ということで、今を楽しんでいいのかなぁと絶景を眺めながら感慨深く感じたのが正直なところです。
遅ればせながら、謹んで亡くなられた登山者の皆さまのご冥福をお祈りします。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：3209人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
御嶽山の最新記録
御嶽山 摩利支天山&継子岳…クラストした雪にちょっと緊張(^_^;)
2024年04月10日 (日帰り) [A]
御嶽山 濁河→飛騨頂上
2024年02月25日 (日帰り) [C]
御嶽山 継子岳…快晴・爆風・ブリザード(>_<)
2024年02月13日 (日帰り) [A]
御嶽山 継子岳…貧雪だけど大展望を楽しんできました♪
2023年12月14日 (日帰り) [A]
御嶽山 濁河→飛騨頂上
2023年12月03日 (日帰り) [C]
摩利支天山の最新記録
【御嶽山】冬毛の雷鳥と摩利支天山
2024年04月14日 (日帰り) [B]
継子・摩利支天
2024年04月13日 [B]
御嶽山 摩利支天山&継子岳…クラストした雪にちょっと緊張(^_^;)
2024年04月10日 (日帰り) [A]
摩利支天山
2024年04月07日 (日帰り) [B]
御嶽山（摩利支天山〜継子岳）
2024年03月27日 (日帰り) [B]
アルマヤ天の最新記録
御嶽山
2023年11月11日 (日帰り) [C]
御嶽山・摩利支天山 周遊
2023年11月05日 (日帰り) [C]
中ノ湯から飛騨頂上・継子岳周回
2023年11月02日 (日帰り) [A]
御嶽山(剣ヶ峰・摩利支天山) 規制緩和最終日に田の原から
2023年10月11日 (日帰り) [A]
やっと行けた御嶽山
2023年10月11日 (日帰り) [B]
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する