五丈岩に登った!瑞牆山荘〜金峰山〜甲武信ヶ岳〜西沢渓谷
- GPS
- 28:10
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,272m
- 下り
- 2,682m
コースタイム
瑞牆山荘10:20-10:55富士見平小屋11:00-11:45大日小屋12:00-大日岩分岐12:25-12:35大日岩12:40-大日岩分岐12:45-14:30金峰山15:15-朝日岳16:00-朝日峠16:20-16:40大弛峠
(11月13日)
大弛峠5:05-前国師5:45-5:55北奥千丈岳6:20-6:30国師ヶ岳6:40-東梓8:25-9:05両門ノ頭9:25-富士見9:50-水師10:25-千曲川源流遊歩道分岐10:35-10:55甲武信ヶ岳11:20-11:30甲武信小屋11:40-木賊山11:55-12:55近丸・徳ちゃん新道分岐13:00-近丸新道登山口14:15-14:30西沢渓谷バス停
天候 | 11/12 晴れ時々曇り 11/13 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
韮崎駅8:50→10:03瑞牆山荘(2000円) 座席数25人ほどのマイクロバス 復路 西沢渓谷15:27→16:23?仲沢バス停(970円) スタンダードな路線バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は概ね明瞭ですが、国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳は思った以上にハードでした。 水場… 富士見平小屋、大日小屋、大弛小屋、甲武信小屋にあり。 トイレ… 瑞牆山荘、富士見平小屋、大日小屋、大弛小屋、甲武信小屋、ネトリ橋付近、西沢渓谷バス停付近にあり。 テン場… 大弛小屋…600円。30張りほど。 温泉… 塩山温泉「宏池荘」の共同浴場400円。仲沢バス停から徒歩5分、塩山駅まで徒歩10分と、なかなかの立地条件。なお石鹸は常備してありますが、シャンプー等はありません。 |
写真
感想
週の初めは雨予報だったが、半ばには晴れへと好転。しかも暖かいとなればテン泊しない手はない。
場所は鳳凰三山も頭によぎったが、結局先週断念していた金峰山〜甲武信ヶ岳を縦走することにした。
(11月12日)
韮崎駅8:50発のバスに乗るため、奮発して立川から特急を利用。車窓からは、ようやく頭を白くした富士山が綺麗に見えた。
瑞牆山荘までバスで行き、ここから歩き出す。予報通り暖かいので、すぐに汗をかいてきた。富士見平小屋に着く頃には汗だくになってしまい、堪らず半袖1枚になった。
富士見平小屋は今年から管理人さんが入って、中も綺麗になったと聞いていたので見てみたかったが、あいにく管理人さんは荷揚げのために下山していて閉まっていた。
富士見平からは殆ど展望の利かない樹林帯を登って行って大日小屋へ。なんだか早くも足が重くなってきたので、パンをかじってエネルギーを補給。
再び歩き出し、大日岩の基部を巻いて行くと分岐に到着。せっかくなので大日岩に登ってみることにしたが、最上部にはさほど苦もなく立てた。
ここからの眺めは抜群!瑞牆山、これから歩く金峰山への稜線、南ア、八ヶ岳などぐるり360度の大展望。
分岐に戻ってまた樹林帯の中を歩き続けると、急に視界が開けて砂払ノ頭に着いた。
ここで森林限界に出たので、あとは展望を楽しみながらの稜線歩きなのだが相変わらず足は重く、多少ながらアップダウンもあったので思いのほかキツかった。
金峰山は以前にも来ていて、その時は五丈岩に挑むも途中までしか登れなかった。
今回も当然チャレンジ!前回同様、上から一段下の岩棚(大日…とかの字が刻まれている箇所)の手前までは難なく登る。
つま先が掛けられるぐらいの足場があり、それを頼りに岩棚に上がろうと何度かチャレンジしてみるが上手くいかない。
眼下の山頂には7人ほど休んでいて「あいつ登れるんか?」的な視線も気になり、暫し様子見。
そのうち、皆さん山頂を後にしだしたので再チャレンジ。
1回目、やっぱり上手くいかない。2回目も失敗、ただ何となくコツがつかめた様な…。そして3回目、強引に体を引き上げると岩棚に右膝が乗った!そのまま右膝を支点に一気に体を引き上げた。やった!難所を突破!
岩棚を水平移動して最上部の直下に。ここには正面と右側の岩に足場が1箇所ずつ足場があり、これに足を掛けつつ正面と右側の岩の一番上に手を掛け、ここも強引に体を引き上げ、最後はまた膝を支点に岩上に乗り上げた。
やった〜!遂に五丈岩の上に立ったぞ〜♪ちょうど山頂に到着した山ガール達の「凄い!一番上に登ってるよ!」の言葉にチョット優越感(笑)
ただ少々遊び過ぎてしまい、大弛峠までコースタイム通りでは日が暮れてしまうので、最後は焦りながらの歩きとなってしまった。
大弛峠はこの前の台風の影響で林道が通行止めで、不気味なほど静か。
結局この日はテン泊は私の他に1人だけ。小屋泊の方も3名だけでした。
(11月13日)
昨夜は6時半に就寝し、今朝は3時に起床。テント内5℃。寒さも殆ど感じず、おまけにテントの凍結はおろか結露さえもなく、撤収も非常にラクだった。
奥秩父最高峰の北奥千丈岳で日の出を迎えたく、まだ暗い5時過ぎに歩き出す。
前国師までは木段が続くのでヘッデン歩きでも不安はなかった。
前国師の先の分岐から5分ほどで北奥千丈岳に。ただ富士山が見えなかったのは残念。
すぐ先の国師ヶ岳からはバッチリ見えたので、こっちで夜明けを迎えれば良かった…
国師ヶ岳からはぐっと下って行く。いかにも奥秩父らしい原生林の中を歩いていくが、木漏れ日が意外と明るく降り注いでいたので、陰鬱とした気分にはならなかった。
国師ノタルからは急な登りはあまりないがダラダラとした登りが続き、今朝も足が重いこともあって徐々にペースが落ちてくる。
両門ノ頭では展望の良いことにかこつけて大休止。それでも富士見に着いた頃にはかなりヘロヘロ。
ここから水師への登り返しもかなりの急登だったが、ここは意外と順調に通過し千曲川源流遊歩道との分岐に到着。実はここまで誰一人とも出会わず、この分岐で今日初めて人と会った。
最後の甲武信ヶ岳への登りもなかなかの急登だったが、どうにかここまで歩き通せた。暫く展望を楽しんだ後、バスの時間もあるので先へと向かう。
甲武信小屋を経て、木賊山への登りをこなせば後は下るだけ。
単調で急な道を黙々と下って途中の分岐へ。右へ行けば徳ちゃん新道だが以前登った時に単調でつまらなかった印象があるので、左の近丸新道を下ってみる。
のっけからかなりの急下り。途中で白い石の破片が点在している箇所がある。この辺りが地図に書いてある硅石採石場跡と思われ、とするとこの白い破片は硅石なのでしょうか。
なおもぐっと下って行くとやがて沢の出合いへと下り立つ。ここで沢を渡渉し、なだらかなトラバース道となる。
トラバース道にはかつての軌道が多く残されていて、なかなか情緒があった。
この近丸新道、採石の名残り、計3回の渡渉、軌道跡、崩壊地、更に終わりかけながら紅葉も楽しめ、予想以上に変化のあって飽きることなく下山できた。
これで奥秩父主脈縦走路の未踏区間は雁坂峠〜雲取山となった。
なかなか長い休みは取れないが、できれば瑞牆山荘から奥多摩駅まで一気に歩き通したいですね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いつか縦走したいな〜と温めている山域で、まだ登ったことがありません。
そこを一気に歩きとおすなんて、さすがは縦走ケンさんですね!(^^)!
五丈岩に登れて…気になる下りはどうでしたか?
林道がいまだ通行止めなので、登山者も少なくて静かな山旅を満喫できたのでは?早く復旧してほしいですね。
瑞牆山〜金峰山間はよく歩かれているようですが、国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳はマイナーイメージがあるようですね。。
>できれば瑞牆山荘から奥多摩駅まで一気に歩き通したいですね。
はい♪
そんな夢が叶う日が来てほしいな〜
私事ですが…しばらく忙しくてブログ更新が止まっています(><)
一応元気です(笑)思うように山に行けない精神的ストレスのせいで、元気無くしてますが…(^^;)
山はボチボチ行ってますが、やはり今年は予定と週末の天気が上手く噛み合わず、そこでもストレスが蓄積…。
今週末も天候不良ですね(><)うぎゃー
あれ〜?こまちさんは、まだこの辺りは未踏でしたか
いや〜、今回はなかなかハードな歩きでしたよ
翌日から2日間ぐらいは、腿やふくらはぎが張っちゃいましたから
>五丈岩に登れて…気になる下りはどうでしたか?
最上部から一段下の岩棚へは登りと逆の手順で意外とラクに下れましたが、岩棚からその下に下りるのはほんの少しハングしている感じでクライムダウンするのは怖そうだったし、高さ的には1mぐらいだったので飛び降りちゃいました
もし行かれることがあれば、改めて詳しく教えますよ♪
私もPC開く度にブログをチェックしてたんですが、なかなか更新されてないので、ず〜っと気になっていましたよ。
一応元気なのは良かったですが、こまちさん的には今年は明らかに山に行けてないですよね(><)
「うぎゃー」が出てくるのは、かなりヤバイ症状と思われます
最善の治療策は、とにかく山に行くことです
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