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Yamareco

記録ID: 149628
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

五丈岩に登った!瑞牆山荘〜金峰山〜甲武信ヶ岳〜西沢渓谷

2011年11月12日(土) 〜 2011年11月13日(日)
 - 拍手
GPS
28:10
距離
26.5km
登り
2,272m
下り
2,682m

コースタイム

(11月12日)
瑞牆山荘10:20-10:55富士見平小屋11:00-11:45大日小屋12:00-大日岩分岐12:25-12:35大日岩12:40-大日岩分岐12:45-14:30金峰山15:15-朝日岳16:00-朝日峠16:20-16:40大弛峠

(11月13日)
大弛峠5:05-前国師5:45-5:55北奥千丈岳6:20-6:30国師ヶ岳6:40-東梓8:25-9:05両門ノ頭9:25-富士見9:50-水師10:25-千曲川源流遊歩道分岐10:35-10:55甲武信ヶ岳11:20-11:30甲武信小屋11:40-木賊山11:55-12:55近丸・徳ちゃん新道分岐13:00-近丸新道登山口14:15-14:30西沢渓谷バス停
天候 11/12 晴れ時々曇り
11/13 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路
韮崎駅8:50→10:03瑞牆山荘(2000円) 座席数25人ほどのマイクロバス

復路
西沢渓谷15:27→16:23?仲沢バス停(970円) スタンダードな路線バス
コース状況/
危険箇所等
登山道は概ね明瞭ですが、国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳は思った以上にハードでした。

水場…
富士見平小屋、大日小屋、大弛小屋、甲武信小屋にあり。

トイレ…
瑞牆山荘、富士見平小屋、大日小屋、大弛小屋、甲武信小屋、ネトリ橋付近、西沢渓谷バス停付近にあり。

テン場…
大弛小屋…600円。30張りほど。

温泉…
塩山温泉「宏池荘」の共同浴場400円。仲沢バス停から徒歩5分、塩山駅まで徒歩10分と、なかなかの立地条件。なお石鹸は常備してありますが、シャンプー等はありません。
瑞牆山荘からスタート
2011年11月14日 21:55撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:55
瑞牆山荘からスタート
富士見平小屋手前にある水場
2011年11月14日 21:55撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:55
富士見平小屋手前にある水場
富士見平小屋
2011年11月14日 21:56撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:56
富士見平小屋
小屋前のテン場
2011年11月14日 21:56撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:56
小屋前のテン場
青空に映えるカラマツの黄葉
2011年11月14日 21:57撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:57
青空に映えるカラマツの黄葉
富士見平からの登り
2011年11月14日 21:58撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:58
富士見平からの登り
大日小屋
登山道から一段下に建っています
2011年11月14日 21:59撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 21:59
大日小屋
登山道から一段下に建っています
日中でも薄暗い
2011年11月14日 22:00撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:00
日中でも薄暗い
小屋前の沢が水場
この日はチョロチョロでした
2011年11月14日 22:00撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
1
11/14 22:00
小屋前の沢が水場
この日はチョロチョロでした
大日小屋のテン場
2011年11月14日 22:01撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:01
大日小屋のテン場
大日岩分岐
ここから大日岩に登れます
2011年11月14日 22:02撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:02
大日岩分岐
ここから大日岩に登れます
大日岩に登ってみます
2011年11月14日 22:02撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:02
大日岩に登ってみます
途中までは赤丸のマークがあります
その後は適当にルートを見つけましょう
2011年11月19日 17:32撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/19 17:32
途中までは赤丸のマークがあります
その後は適当にルートを見つけましょう
絶妙なバランス
2011年11月14日 22:02撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
5
11/14 22:02
絶妙なバランス
大日岩から望む瑞牆山
要塞や古城のような雰囲気
2011年11月14日 22:04撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:04
大日岩から望む瑞牆山
要塞や古城のような雰囲気
これから歩く金峰山への稜線
谷筋の一番上の突起が五丈岩
2011年11月14日 22:05撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:05
これから歩く金峰山への稜線
谷筋の一番上の突起が五丈岩
鬱蒼とした樹林帯
2011年11月14日 22:06撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:06
鬱蒼とした樹林帯
砂払ノ頭
2011年11月14日 22:07撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:07
砂払ノ頭
瑞牆山と手前に大日岩
2011年11月14日 22:08撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:08
瑞牆山と手前に大日岩
千代ノ吹上
2011年11月14日 22:10撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:10
千代ノ吹上
山梨県側は深い谷です
2011年11月14日 22:10撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:10
山梨県側は深い谷です
金峰山小屋
2011年11月14日 22:11撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:11
金峰山小屋
五丈岩が見えた!
金峰山山頂はすぐそこ
2011年11月14日 22:11撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:11
五丈岩が見えた!
金峰山山頂はすぐそこ
五丈岩を裏から見てみる
2011年11月14日 22:12撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:12
五丈岩を裏から見てみる
突然ですが五丈岩の最上部です(笑)
2011年11月14日 22:17撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
1
11/14 22:17
突然ですが五丈岩の最上部です(笑)
最上部でたたずむ
2011年11月14日 22:15撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:15
最上部でたたずむ
金峰山山頂を望む
2011年11月14日 22:16撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:16
金峰山山頂を望む
真下を覗く
2011年11月14日 22:16撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:16
真下を覗く
下りてきて五丈岩を振り返る
2011年11月14日 22:17撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:17
下りてきて五丈岩を振り返る
朝日岳山頂
2011年11月14日 22:19撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:19
朝日岳山頂
朝日峠
2011年11月14日 22:19撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:19
朝日峠
大弛峠
林道通行止めでとても静かです
2011年11月14日 22:20撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:20
大弛峠
林道通行止めでとても静かです
大弛小屋
2011年11月14日 22:20撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:20
大弛小屋
前国師へはこのような木段が続く
2011年11月14日 22:21撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:21
前国師へはこのような木段が続く
北奥千丈岳山頂
奥秩父最高峰です
2011年11月14日 22:24撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:24
北奥千丈岳山頂
奥秩父最高峰です
金峰山と奥に八ヶ岳
2011年11月14日 22:25撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:25
金峰山と奥に八ヶ岳
東の空が明るくなってきて…
2011年11月14日 22:27撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
1
11/14 22:27
東の空が明るくなってきて…
陽が登りました〜♪
2011年11月14日 22:27撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:27
陽が登りました〜♪
朝日に染まる金峰山
2011年11月14日 22:29撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:29
朝日に染まる金峰山
国師ヶ岳山頂
2011年11月14日 22:29撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:29
国師ヶ岳山頂
国師ヶ岳より望む富士山
2011年11月14日 22:30撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
2
11/14 22:30
国師ヶ岳より望む富士山
これぞ奥秩父といった雰囲気
2011年11月14日 22:31撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:31
これぞ奥秩父といった雰囲気
倒木を乗り越えます
2011年11月14日 22:31撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:31
倒木を乗り越えます
三角点のようなものがあったので、ここが東梓かと思いましたが…
2011年11月14日 22:32撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:32
三角点のようなものがあったので、ここが東梓かと思いましたが…
もう少し先のこちらが東梓でした
2011年11月14日 22:33撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:33
もう少し先のこちらが東梓でした
このプレートがなければ分からないと思う
2011年11月14日 22:33撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:33
このプレートがなければ分からないと思う
両門ノ頭
展望良いです
2011年11月14日 22:35撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:35
両門ノ頭
展望良いです
右が金峰山、左は北奥千丈岳と国師ヶ岳なんですが、一体化しちゃって見えます
2011年11月14日 22:35撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:35
右が金峰山、左は北奥千丈岳と国師ヶ岳なんですが、一体化しちゃって見えます
右奥に甲武信ヶ岳と木賊山が見える
2011年11月14日 22:36撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:36
右奥に甲武信ヶ岳と木賊山が見える
両門ノ頭より望む富士山
暖かくて霞んでますね
2011年11月14日 22:37撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
1
11/14 22:37
両門ノ頭より望む富士山
暖かくて霞んでますね
富士見
2011年11月14日 22:39撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:39
富士見
ここもこのプレートがなければ分かり難い
2011年11月14日 22:39撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:39
ここもこのプレートがなければ分かり難い
水師への急な登り
破不山避難小屋から西破風山への登りに似ています
2011年11月14日 22:40撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:40
水師への急な登り
破不山避難小屋から西破風山への登りに似ています
水師
2011年11月14日 22:41撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:41
水師
辛うじてミズシと読める
2011年11月14日 22:41撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:41
辛うじてミズシと読める
千曲川源流遊歩道分岐
2011年11月14日 22:42撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:42
千曲川源流遊歩道分岐
分岐から先で登山道を一歩外れると、甲武信ヶ岳が眼前に望める
2011年11月14日 22:43撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:43
分岐から先で登山道を一歩外れると、甲武信ヶ岳が眼前に望める
甲武信ヶ岳山頂
2011年11月14日 22:44撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
1
11/14 22:44
甲武信ヶ岳山頂
辿ってきた稜線を振り返る
奥の真ん中が金峰山
2011年11月14日 22:44撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:44
辿ってきた稜線を振り返る
奥の真ん中が金峰山
彼方に八ヶ岳を望む
2011年11月14日 22:46撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:46
彼方に八ヶ岳を望む
相変わらず霞み気味の富士山
2011年11月14日 22:45撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:45
相変わらず霞み気味の富士山
甲武信小屋
2011年11月14日 22:47撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:47
甲武信小屋
木賊山直下より望む甲武信ヶ岳
2011年11月14日 22:48撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
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11/14 22:48
木賊山直下より望む甲武信ヶ岳
木賊山山頂
2011年11月14日 22:48撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:48
木賊山山頂
鶏冠尾根通行止と書かれた立派な道標
2011年11月14日 22:49撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:49
鶏冠尾根通行止と書かれた立派な道標
近丸・徳ちゃん新道分岐
左の近丸新道を下ります
2011年11月14日 22:49撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:49
近丸・徳ちゃん新道分岐
左の近丸新道を下ります
硅石採石場跡と思われる場所では、このような白い石のかけらが散在している
2011年11月14日 22:50撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:50
硅石採石場跡と思われる場所では、このような白い石のかけらが散在している
沢の渡渉は計3箇所
ここは最初の地点
2011年11月14日 22:51撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:51
沢の渡渉は計3箇所
ここは最初の地点
軌道だけでなく枕木もしっかりと残っていた
上から硅石を運び出していたのでしょうか
2011年11月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:52
軌道だけでなく枕木もしっかりと残っていた
上から硅石を運び出していたのでしょうか
ところどころ崩壊気味の箇所も通過します
2011年11月14日 22:53撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:53
ところどころ崩壊気味の箇所も通過します
ふと見上げると…
2011年11月14日 22:54撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:54
ふと見上げると…
近丸新道登山口
2011年11月14日 22:54撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:54
近丸新道登山口
塩山温泉「宏池荘」の共同浴場
手前が源泉槽、ただ鉱泉なので冷たい
奥が加温された浴槽
カランにも温泉の湯が使われ、ここのヌルヌル感が一番凄かった!
2011年11月14日 22:56撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/14 22:56
塩山温泉「宏池荘」の共同浴場
手前が源泉槽、ただ鉱泉なので冷たい
奥が加温された浴槽
カランにも温泉の湯が使われ、ここのヌルヌル感が一番凄かった!
撮影機器:

感想

週の初めは雨予報だったが、半ばには晴れへと好転。しかも暖かいとなればテン泊しない手はない。
場所は鳳凰三山も頭によぎったが、結局先週断念していた金峰山〜甲武信ヶ岳を縦走することにした。

(11月12日)
韮崎駅8:50発のバスに乗るため、奮発して立川から特急を利用。車窓からは、ようやく頭を白くした富士山が綺麗に見えた。
瑞牆山荘までバスで行き、ここから歩き出す。予報通り暖かいので、すぐに汗をかいてきた。富士見平小屋に着く頃には汗だくになってしまい、堪らず半袖1枚になった。
富士見平小屋は今年から管理人さんが入って、中も綺麗になったと聞いていたので見てみたかったが、あいにく管理人さんは荷揚げのために下山していて閉まっていた。

富士見平からは殆ど展望の利かない樹林帯を登って行って大日小屋へ。なんだか早くも足が重くなってきたので、パンをかじってエネルギーを補給。
再び歩き出し、大日岩の基部を巻いて行くと分岐に到着。せっかくなので大日岩に登ってみることにしたが、最上部にはさほど苦もなく立てた。
ここからの眺めは抜群!瑞牆山、これから歩く金峰山への稜線、南ア、八ヶ岳などぐるり360度の大展望。

分岐に戻ってまた樹林帯の中を歩き続けると、急に視界が開けて砂払ノ頭に着いた。
ここで森林限界に出たので、あとは展望を楽しみながらの稜線歩きなのだが相変わらず足は重く、多少ながらアップダウンもあったので思いのほかキツかった。

金峰山は以前にも来ていて、その時は五丈岩に挑むも途中までしか登れなかった。
今回も当然チャレンジ!前回同様、上から一段下の岩棚(大日…とかの字が刻まれている箇所)の手前までは難なく登る。
つま先が掛けられるぐらいの足場があり、それを頼りに岩棚に上がろうと何度かチャレンジしてみるが上手くいかない。
眼下の山頂には7人ほど休んでいて「あいつ登れるんか?」的な視線も気になり、暫し様子見。

そのうち、皆さん山頂を後にしだしたので再チャレンジ。
1回目、やっぱり上手くいかない。2回目も失敗、ただ何となくコツがつかめた様な…。そして3回目、強引に体を引き上げると岩棚に右膝が乗った!そのまま右膝を支点に一気に体を引き上げた。やった!難所を突破!
岩棚を水平移動して最上部の直下に。ここには正面と右側の岩に足場が1箇所ずつ足場があり、これに足を掛けつつ正面と右側の岩の一番上に手を掛け、ここも強引に体を引き上げ、最後はまた膝を支点に岩上に乗り上げた。
やった〜!遂に五丈岩の上に立ったぞ〜♪ちょうど山頂に到着した山ガール達の「凄い!一番上に登ってるよ!」の言葉にチョット優越感(笑)

ただ少々遊び過ぎてしまい、大弛峠までコースタイム通りでは日が暮れてしまうので、最後は焦りながらの歩きとなってしまった。
大弛峠はこの前の台風の影響で林道が通行止めで、不気味なほど静か。
結局この日はテン泊は私の他に1人だけ。小屋泊の方も3名だけでした。

(11月13日)
昨夜は6時半に就寝し、今朝は3時に起床。テント内5℃。寒さも殆ど感じず、おまけにテントの凍結はおろか結露さえもなく、撤収も非常にラクだった。

奥秩父最高峰の北奥千丈岳で日の出を迎えたく、まだ暗い5時過ぎに歩き出す。
前国師までは木段が続くのでヘッデン歩きでも不安はなかった。
前国師の先の分岐から5分ほどで北奥千丈岳に。ただ富士山が見えなかったのは残念。
すぐ先の国師ヶ岳からはバッチリ見えたので、こっちで夜明けを迎えれば良かった…

国師ヶ岳からはぐっと下って行く。いかにも奥秩父らしい原生林の中を歩いていくが、木漏れ日が意外と明るく降り注いでいたので、陰鬱とした気分にはならなかった。
国師ノタルからは急な登りはあまりないがダラダラとした登りが続き、今朝も足が重いこともあって徐々にペースが落ちてくる。
両門ノ頭では展望の良いことにかこつけて大休止。それでも富士見に着いた頃にはかなりヘロヘロ。
ここから水師への登り返しもかなりの急登だったが、ここは意外と順調に通過し千曲川源流遊歩道との分岐に到着。実はここまで誰一人とも出会わず、この分岐で今日初めて人と会った。

最後の甲武信ヶ岳への登りもなかなかの急登だったが、どうにかここまで歩き通せた。暫く展望を楽しんだ後、バスの時間もあるので先へと向かう。
甲武信小屋を経て、木賊山への登りをこなせば後は下るだけ。
単調で急な道を黙々と下って途中の分岐へ。右へ行けば徳ちゃん新道だが以前登った時に単調でつまらなかった印象があるので、左の近丸新道を下ってみる。

のっけからかなりの急下り。途中で白い石の破片が点在している箇所がある。この辺りが地図に書いてある硅石採石場跡と思われ、とするとこの白い破片は硅石なのでしょうか。
なおもぐっと下って行くとやがて沢の出合いへと下り立つ。ここで沢を渡渉し、なだらかなトラバース道となる。
トラバース道にはかつての軌道が多く残されていて、なかなか情緒があった。
この近丸新道、採石の名残り、計3回の渡渉、軌道跡、崩壊地、更に終わりかけながら紅葉も楽しめ、予想以上に変化のあって飽きることなく下山できた。

これで奥秩父主脈縦走路の未踏区間は雁坂峠〜雲取山となった。
なかなか長い休みは取れないが、できれば瑞牆山荘から奥多摩駅まで一気に歩き通したいですね。

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コメント

いいな〜縦走♪
いつか縦走したいな〜と温めている山域で、まだ登ったことがありません。
そこを一気に歩きとおすなんて、さすがは縦走ケンさんですね!(^^)!
五丈岩に登れて…気になる下りはどうでしたか?

林道がいまだ通行止めなので、登山者も少なくて静かな山旅を満喫できたのでは?早く復旧してほしいですね。

瑞牆山〜金峰山間はよく歩かれているようですが、国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳はマイナーイメージがあるようですね。。


>できれば瑞牆山荘から奥多摩駅まで一気に歩き通したいですね。

はい♪
そんな夢が叶う日が来てほしいな〜


私事ですが…しばらく忙しくてブログ更新が止まっています(><)
一応元気です(笑)思うように山に行けない精神的ストレスのせいで、元気無くしてますが…(^^;)
山はボチボチ行ってますが、やはり今年は予定と週末の天気が上手く噛み合わず、そこでもストレスが蓄積…。

今週末も天候不良ですね(><)うぎゃー
2011/11/17 14:46
komachiさ〜ん
あれ〜?こまちさんは、まだこの辺りは未踏でしたか

いや〜、今回はなかなかハードな歩きでしたよ
翌日から2日間ぐらいは、腿やふくらはぎが張っちゃいましたから

>五丈岩に登れて…気になる下りはどうでしたか?

最上部から一段下の岩棚へは登りと逆の手順で意外とラクに下れましたが、岩棚からその下に下りるのはほんの少しハングしている感じでクライムダウンするのは怖そうだったし、高さ的には1mぐらいだったので飛び降りちゃいました
もし行かれることがあれば、改めて詳しく教えますよ♪

私もPC開く度にブログをチェックしてたんですが、なかなか更新されてないので、ず〜っと気になっていましたよ。
一応元気なのは良かったですが、こまちさん的には今年は明らかに山に行けてないですよね(><)

「うぎゃー」が出てくるのは、かなりヤバイ症状と思われます
最善の治療策は、とにかく山に行くことです
2011/11/17 21:52
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