【上高地】梅雨時の晴れ間の上高地散策


- GPS
- 28:05
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 165m
- 下り
- 156m
コースタイム
- 山行
- 2:48
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 3:58
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 5:35
- 合計
- 9:36
天候 | 二日間ともに晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
〇往路:6/16 6:42 大宮(かがやき501号)→ 7:38 長野 〇復路:6/17 19:55 長野(かがやき534号)→ 21:12 大宮 【アルピコ交通バス】 http://www.alpico.co.jp/access/express/nagano_kamikochi/ 〇往路:6/16 8:25 JR長野駅東口 (セセラギ号)〜10:55大正池BS 〇復路:6/17 15:30 上高地バスターミナル 〜 18:10 JR長野駅東口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇有名な観光地のため遊歩道等は整備が行き届いている。 但し、明神館から徳澤方面は未舗装の多少のアップダウン、 小さな支流の渡渉などがあるため、基本、登山靴は必須アイテム。 〇明神池から梓川の下流に向かって右岸コースは河童橋までは、 森林の中の木道コースとなるため、濡れると滑り易くなるので、 ストックなどの装備が望ましい。 |
その他周辺情報 | 【宿】徳澤 徳澤園 http://www.tokusawaen.com/index.html 〇上高地オフィシャルウェブサイト http://www.kamikochi.or.jp/ |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
笛
筆記具
保険証
ティッシュ
帽子
タオル(2)
携帯電話
iPhone
計画書
雨具
防寒着
ストック
時計
非常食
ファーストエイドキット
カメラ(1)
ペットボトル飲料500ml(1)
|
備考 | ストック不要かも、三脚があれば良かったかも |
感想
昨年に続き、6月の上高地散策です。
昨年6月初旬に初めて訪れた時の青空に白い雪の頂のコントラストと、
新緑の中を流れるサイダー色した梓川の透明度に魅せられて、
今年も再訪です。
昨年はソロのテント泊でしたが、今年は今春社会人になった次男坊の
初任給で両親への感謝の意を込めてと思わぬ嬉しいプレゼントがあり、
奥さんも同行して憧れの「徳澤園」泊です。
「登山天気」アプリによると現地は二日間とも晴れマーク、
しかしながら、長野からの直行バスに乗って向かう途中は、
分厚い雲に覆われて今にも雨が落ちてきそうな状態が続く。
雨模様の中をもくもくと徳澤まで向かう苦行も頭に浮かび、
不安は隠せなかったのだが、沢渡付近を過ぎるころから、
灰色の雲の重なりが薄いところが少し明るくなった。
それが、だんだんと水色に色付き始め、ちょこっとワクワク感。
10:55 大正池BSに到着時には陽射しが暑いくらいの晴天!
テンションも最高潮。
青空の中に聳え立つ目の前の焼岳、そして白雪の残る穂高連峰が
エメラルドグリーンの水面越しに映え、素晴らしい光景である。
これを目にしただけでも今回のお山歩も大満足!
田代池から梓川沿いに進み、田代橋へに出ると多くの観光客の賑わい。
昨年と同様に、人通りの少ない中の瀬園地の中を通り、
梓川が大きくカーブして広い河原のお気に入りのポイントから
穂高連峰を見上げ、無数にシャッターを押しまくる。
テーブルベンチにザックを下ろしコーヒーブレイク、
とても癒されるひと時、
普段高めの血圧も正常値になっていると自覚できる瞬間。
バスターミナルの食堂で温かい山菜蕎麦のランチタイム。
ちょいと濃い味の汁だが蕎麦は美味い。
河童橋付近はツアー団体も混じり、大変な賑わい。
橋の上から正面に穂高連峰、振り返れば焼岳と、
定番の景色はやはり必見である。
小梨平のコナシの花の時季は完全に過ぎていて、
葉の陰に小さな実をつけていた。
梓川沿いのキャンプ場のテントサイトからは、
拡大された大きく見える穂高連峰が正面に位置しており、
人気スポットである。
明神館を過ぎると登山コースになり、流石に人影も疎らになる。
同時に野生の猿がコース上に現れ始める。
この時期、赤ちゃん猿を大事そうに抱えている母猿が目立つ。
人と目を合わせても、動じたり威嚇したりする様子も無く、
極自然にアイコンタクトしてすれ違って行く。
樹林帯のコースから明るい河原に出ると、徳澤はもう近い、
明神館から小一時間ほどで徳澤に到着。
キャンプ場には山岳テントが数張り、
とても気持ち良い芝生の牧場跡地のキャンプ場である。
ニレの巨木が点在して、どことなくメルヘンチックな雰囲気。
昨年は6月の初旬に訪れたときには、
ニリンソウの花で一面が白く覆われていたが、
残念ながら今回は花を目にすることは無かった。
この時期、何となく咲いている草花の種類が少なく感じる、
道中、ミヤマカラマツソウの白とラショモンカズラの紫は
良く目にしたが、あとは終わりかけのレンゲツツジの朱色、
咲き始めのニッコウキスゲの黄色が点在、
それに所どころに今回覚えたての
ベニバナイチヤクソウの桃色くらいであった。
15:00ちょい過ぎに、憧れの徳澤園にチェックイン。
ユニークな造りの相部屋も考えたが、和個室を押さえた。
さっそく風呂で汗を流し、自販機で缶ビールを調達して、
部屋のベランダからキャンプ場のテントを眺め、
昨年のソロキャンプでまったりとした時の流れを想い出す。
憧れの徳澤園泊であるが、
何となくテン泊している人が優雅そうに見えてしまう。
18:00からの夕餉の時間、
食堂入口の黒板に本日のメニューが書き出されている、
個室客と相部屋客でメニューの品数が違っていた、
単に部屋のタイプが違うだけでなく、
ここで料金格差があることを知る。
料理はどれもとても美味しかった、
あまり厚い肉は得意なほうではないが、
信州牛のサーロインステーキは柔らかくとても上品であった。
食事しながらジョッキビールを2杯飲み干し、上機嫌。
早朝の出発、程よい疲れもあって食後直ぐ睡魔がやってきた、
隣室からも高いびきが聞こえてくる、20時前に爆睡。
夜中に一度トイレに起き、星が出ているのを確認するも、
じっくり鑑賞に至らずに再び布団に潜り込んだ。
4:00過ぎに辺りが明るく成り始め、目が覚める。
5:00頃に一人で散歩に出る、きょうも良い天気である。
新村橋まで行き、吊り橋を渡って対岸まで渡る。
渡って右手方面は、屏風のコルを経由して涸沢へ至る
パノラマコースだが、残雪のため通行止め。
下流となる左手方面は工事車両専用路で通行禁止、
其々の道標を確認したところで引き返すことにした。
宿に戻ると皆さん7:00からの朝食時間に合わせて、
身支度を済ませて行動体制、
テントの住人さん達も起きて朝食の準備中。
食堂の朝食は皆同じメニューであった。
朝食を済ませて荷造りを完了し、
8:00ちょい過ぎにチェックアウト。
キャンプ場内を回りながら明神岳を見上げ、
ゆっくりのんびと明神橋を目指して歩き始める。
昨年は中に入らなかった明神池を参拝。
神秘的な池の様相にしばしうっとりする。
ここから河童橋までは、川沿いの樹林の中の木道歩き、
木々の隙間から梓川の清らかな流れや、青い空、対岸の山々、
そして明るく浮き出た焼岳も見えて来る。
すると直ぐに岳沢湿原に出る、ここも好きな場所である。
清くまったりとした水の流れと周囲の木々の様相、美しい。
立派な一眼レフに三脚を装備したカメラマンもたくさん現れる。
河童橋に近付くと段々と賑やかに人の声が聞こえてくる。
土産物屋も並び、大勢の観光客で賑わっている。
対岸に渡り、河童食堂で少し早めのランチタイム。
二階のフロアのテーブルには団体さんを受け入れる準備済み、
景色の良い窓際のカウンター席で、味噌ラーメン。
奥さんは隣接の五千尺ホテル仕様の辛めのスパイシーカレー。
食後に一階の売店でソフトクリームを買い、ベンチに腰掛け、
青空を見上げると、お日様の周りに輪っかに雲のようなもの、
目玉焼きのようになった不思議な現象を目にする。
我々が上を見上げてカメラを向けていると
周りの人達も気が付き、騒ぎ始める。
未だ少し時間的に余裕があるので小梨平のビジターセンターに寄る。
館内は中々立派な展示物があり、案内の係りの人も親切。
ここオリジナルのモンベルのTシャツなども販売している。
再び河童橋を渡り、川沿いの遊歩道でウェストン碑を目指す。
川岸の土手にニッコウキスゲやクリンソウが咲いている。
ウェストン園地の木道沿いにもニッコウキスゲが沢山咲いている。
穂高橋と田代橋を渡り、前回は無視してしまった
帝国ホテル方面に向かって進む。
帝国ホテルのロビーでコーヒータイム、重厚な雰囲気。
アップルパイ付きのケーキセットを注文、
ケーキはあまり得意ではないが、リンゴが新鮮な感じで美味しかった。
コーヒーもおかわり自由なので、お得感はある。
そして、印象的だったのがグラスの冷たい水が最高に美味い、
これもおかわりをした。
帰りのバスの時間も近付き、名残惜しいが、
最後に中の瀬園地のお気に入りポイントを通って
バスターミナルへ向かう。
バスは定刻の15:30に出発して、渋滞予想はあったものの、
梓川SAでの休憩を挟んで長野駅には予定時刻よりも早めの
18:00に到着。
帰りの新幹線は次男坊が用意してくれたグリーン指定席、
「グリーン指定」など思い起こす限り人生初体験かも。
19:55発なので夕食時間は充分にある。
善光寺口に近い、蕎麦処の「油や」さんへ入り、
ビールと冷酒で打ち上げ、天麩羅と串焼き盛り合わせを注文、
とろろとおろしの山盛りの冷たい「飯綱おろし蕎麦」で〆る。
少し余裕をもって19:30ころに駅に戻ると、
新幹線の運行が乱れている。
日中にあった群馬県の地震と仙台付近の停電トラブルで
19:05発の便が45分遅れとのアナウンスがあり未だ来ていない。
改札に戻り、19:55発はどのくらい遅れるのかと尋ねると
やはり40分以上遅れるとのこと。
昼、河童橋付近で見たあの不思議なハロ現象は
不吉な前兆だったのかと頭をよぎった。
ホームに降りて後方のグリーン車付近まで行くと、
車掌さんがいたので、次の便の指定席を持っていることを告げると、
19:05便のグリーン席にも空きがあるので、
空いている席に座っても良いとことであった、ラッキー!
結局、遅れて19:50発になった前の便で帰れることになった。
大宮付近で徐行状態になったが、ほぼ元々の便の予定時間に大宮に到着。
降車後、最後尾の車両の親切な車掌さんにお礼を告げた。
最後にハプニングはあったものの、天気にも恵まれ、
すべて順調に良い小旅行であった。
ただ、少し食べ過ぎて体重が増えてしまったのが気になるところだ。
すごく羨ましいいいハイキングでしたね。あの青空がなければあの写真は 撮れなかったしね。
直前までどんより空で不安でしたが、
お天気は最高でした!
basemanさん、こんばんわ。
ご無沙汰しております。
いい息子さんですね。
天気も絶好の感じで。
写真を拝見していて、小生も久しぶりに上高地に行きたくなりました。
山に拘らず散策もいいですね。
keuth-kさん、コメントありがとうございます。
下から見上げているだけでもうっとりするくらいの
美しさに魅せられています。
昨年も想いましたが、もう少し体力がある頃に
この地を訪れていれば、上に行けたのかもと
ちょっぴり悔しい想いもしています。
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