硫黄岳・天狗岳 ソロでテント泊デビュー

2018年07月15日(日) 〜 2018年07月16日(月)

• GPS: 11:45
• 距離: 21.5km
• 登り: 1,741m
• 下り: 1,742m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:19
• 休憩: 2:47
• 合計: 8:06

7:39 桜平駐車場（中）
7:54 7:54 桜平
8:28 8:41 夏沢鉱泉
9:44 11:20 オーレン小屋
11:47 11:47 夏沢峠
11:50 12:20 ヒュッテ夏沢
13:32 13:38 硫黄岳
14:08 14:26 硫黄岳山荘
14:50 14:53 硫黄岳
15:11 15:12 赤岩の頭
15:37 15:37 赤岩の頭と峰の松目分岐
15:45 オーレン小屋

2日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 2:42
• 合計: 7:06

4:35 オーレン小屋
4:56 5:04 山びこ荘
5:04 5:05 夏沢峠
5:37 5:38 箕冠山
5:44 5:44 根石山荘
5:51 6:08 根石岳
6:14 6:16 白砂新道入口
6:38 6:45 東天狗岳
7:00 7:17 天狗岳
7:29 7:42 東天狗岳
7:56 7:56 白砂新道入口
8:08 8:08 根石岳
8:14 8:14 根石山荘
8:20 8:20 箕冠山
8:54 10:27 オーレン小屋
11:05 11:08 夏沢鉱泉
11:27 11:27 桜平駐車場（上）
11:32 11:32 桜平
11:40 11:40 桜平駐車場（中）
11:41 ゴール地点

天候

晴れ(日差し強い）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜平(中)駐車場に今年からトイレが新設されたということで、深夜に桜平の林道を走って駐車場(中)で車中泊。
3時の時点で駐車場の空きはごくわずかでした。
上中下とある駐車場でトイレがあるのは中のみ。

コース状況／危険箇所等

登山ポストは夏沢鉱泉にあり。
特に危険なところ、迷うようなところはありません。

その他周辺情報

尖石温泉縄文の湯(600円）を利用

写真

7/15 7:40

夜中3時過ぎ真っ暗な中未舗装の林道を走って駐車場へ。しばし仮眠をとって7時40分いよいよ出発。夜中のうちに駐車場に着いたのにほぼ満車で空いてるスペースはごくわずかでした。

7/15 7:53

15分ほどで登山口のゲートに到着。

7/15 7:54

下界に比べると気温は低いのでしょうが、陽射しがキツくてとっても暑い。
暑いしザックは重いしテント場までたどり着けるのかと不安に駆られます・・・

7/15 7:58

でも沢沿いに出たら涼しくて気持ちいい！これなら頑張れそうな気がする♪

7/15 7:58

7/15 8:28

夏沢鉱泉下の橋まで来ました。鉱泉特有の匂いに気分が盛り上がります。

7/15 8:33

夏沢鉱泉に到着。ここでいったんザックを下ろして休憩。
登山届もここで提出します。

7/15 8:35

鉱泉前の広場からは北アルプスが見えます

7/15 8:55

シナノオトギリ

7/15 8:56

コバノイチヤクソウ

7/15 9:02

7/15 9:06

オサバグサ

7/15 9:15

シロバナノヘビイチゴ

7/15 9:18

ここを過ぎると登山道は本格的な登りになります

7/15 9:20

この辺りから年配のご夫婦と楽しくおしゃべりしながら歩きました。

7/15 9:44

予定通り2時間弱でオーレン小屋に到着。テントの受付に30分ほど並ぶ。

7/15 10:07

テント場はもうぎっしり隙間なくテントが・・・

7/15 11:00

どこに張ろうかウロウロしてたら「ここ空きますよ」とお兄さんに声をかけていただいて無事にテント設営できました。
しかもスノコの上！すごくラッキー！お兄さんありがとう♪

7/15 11:20

テントを設営して、サブザックに水・行動食・レインウエア・ファーストエイドキットなどを入れて身軽になってまずは夏沢峠を目指します。

7/15 11:22

この看板、大好き♪見るたびほっこりします。

7/15 11:29

一面のたくさんのシロバナノヘビイチゴ

7/15 11:29

7/15 11:48

空腹と暑さで30分近くかかって夏沢峠に到着。
やまびこ荘でお昼ご飯食べて行こう♪

7/15 12:01

やまびこ荘のラーメン。上にのってるキノコが超美味♡ほかにお客さんはいなくて貸し切り状態でした。

7/15 11:55

なんかガスが上がってきたねぇ。と小屋のオジサンとおしゃべりしながらこれから登る硫黄岳を見上げる。

7/15 12:17

やまびこ荘を後にして硫黄岳の登りへ。

7/15 12:35

樹林帯を抜けたところ。眼下にさっきいたやまびこ荘が見えます。日陰がなくて焼けつくような陽射しがツラい・・・

7/15 12:42

ミヤマキンバイ

7/15 12:42

これが八ヶ岳ブルーか・・と感激しながらも暑くて暑くて良すぎるお天気を恨めしくも思ったり(笑)
休み休みゆっくり登ります。

7/15 12:43

テントを張ったオーレン小屋が眼下に見えます。

7/15 12:45

登っても登ってもなかなか頂上に届かない・・・
すれ違う人に「暑すぎてへばってます・・・」と愚痴る始末・・・

7/15 12:48

峰の松目とミヤマキンバイ。
暑いのと写真撮りながらで止まってばかりでなかなか先に進まない(笑)

7/15 12:57

山頂が見えてきた！ケルンが見えてきた♪
ちょっと元気になった。

7/15 13:07

ここからは7つのケルンに導かれて進みます。

7/15 13:09

2つ目のケルンで後ろを振り返る。明日登る予定の天狗岳がきれいに見えてる。

7/15 13:12

爆裂火口の縁まで来ました。

7/15 13:12

東斜面からガスが上がってきます。

7/15 13:19

迫力満点の爆裂火口。火山好きにはたまらない♡

7/15 13:21

7/15 13:28

最後のケルンが見えてきた♪あと少し。

7/15 13:31

山頂について目の前には、南八ヶ岳オールスターズがどーん！
ここから見る横岳、赤岳、阿弥陀岳は最高です。

7/15 13:39

7/15 13:42

八ヶ岳の主峰、赤岳。
いつかもっと山力をつけてチャレンジしたい。

7/15 13:42

しばし座り込んで見とれてます。

7/15 13:43

さて本日の目的、コマクサを見に硫黄岳山荘まで往復です。

7/15 13:44

オンタデ

7/15 13:46

チシマギキョウ

7/15 13:52

これもチシマギキョウ

7/15 13:57

コマクサが群生してます

7/15 13:58

コマクサ

7/15 13:59

道の両脇にコマクサがいっぱい

7/15 14:00

7/15 14:01

キバナシャクナゲ

7/15 14:02

チシマギキョウと赤岩の頭

7/15 14:06

硫黄岳山荘まで見事なコマクサロードで楽しすぎ。あっという間に硫黄岳山荘に到着。

7/15 14:24

硫黄岳山荘。ここでおやつタイム。

7/15 14:24

横岳まで行きたかったが、出発が遅すぎたので断念。雲行きが怪しくなってきたのでここで引き返すことにします。

7/15 14:25

駒草神社

7/15 14:26

硫黄岳山頂への登り返し。遠くで雷鳴が・・・去年もそうだった。この辺りから雷鳴を聞きながらビビりながら戻ったっけ。

7/15 14:29

どれだけ見ても見飽きないコマクサ

7/15 14:31

ゴゼンタチバナ

7/15 14:32

コケモモ

7/15 14:43

7/15 14:46

7/15 14:51

硫黄岳山頂へ戻ってきた。もう一度爆裂火口をのぞき込む。

7/15 14:51

ゴロゴロ遠くで鳴ってる・・・でももうちょっと見ていたい。

7/15 14:52

明日は天狗岳に登るんだ〜♪

7/15 14:54

もう一度八ヶ岳オールスターズを眺めてテント場へ戻ることにします。

7/15 14:59

コバノコゴメグサ

7/15 15:01

オーレン小屋が見えます。あそこまで戻る。

7/15 15:01

7/15 15:09

赤岩の頭まで下りて来た。
雷鳴が近くなってきた。ヤバいかも・・・急いで下りよう。

7/15 15:09

7/15 15:10

ここから見る硫黄岳も大好き。
見る見るうちに曇ってきた。

7/15 15:16

キバナノコマノツメ

7/15 15:22

ミツバオウレン

7/15 15:23

オサバグサ

7/15 15:43

時々、ドカン！と雷が鳴ってそのたびに「うわー！うわー！」と叫びながら走って下りてきましたが、ここを渡ればもうテント場です。

7/15 16:53

雨が激しく振ってるのでテントの中で(暑いので入り口は開けてる)夕食の支度。アスパラベーコンをつまみにビールを飲みつつパスタをゆでて、茹で汁でスープも作って完成♪
おいしかった♪おなかいっぱい♡

7/15 17:32

雨が止んだ。まだ暗くならない時間。疲れててゴロゴロしながら見る空がきれい。

7/15 18:37

ようやく日が暮れます。もう眠すぎて限界。早すぎるおやすみなさい。

7/16 4:34

おはようございます。寝坊した・・・もうご来光には間に合わない。夏沢峠に向かって出発。

7/16 4:57

涼しいので(寒いともいう)サクサクと登れて15分ほどで夏沢峠に到着。ご来光には間に合わなかったけどとてもきれいな朝日が見られた。

7/16 4:58

7/16 4:58

7/16 5:02

とりあえず何も食べずに出発したので、ここで寒さに震えながら、朝日のキレイさに感動で震えながらパンをかじる。

7/16 5:05

でっかいキノコ見つけた♪

7/16 5:10

朝日を浴びながら、まずは箕冠山への登り。

7/16 5:16

7/16 5:23

右側はずっと雲海を眺めながら登る。なんて贅沢なんだろう。

7/16 5:27

振り返って硫黄岳

7/16 5:27

ハクサンシャクナゲ

7/16 5:32

7/16 5:37

コースタイムどおりに箕冠山到着。

7/16 5:38

箕冠山は眺望は全くない。

7/16 5:41

少し下ると根石岳山荘と根石岳が。根石岳山荘の前はコマクサの群生地。

7/16 5:41

7/16 5:43

根石岳山荘の向こう側に北アルプス。

7/16 5:52

根石岳山頂。ここ通過するだけの人が多いけど私はここが大好き。

7/16 5:53

7/16 5:54

根石岳山頂から見る天狗岳。

7/16 5:54

登ってきた道を振り返る

7/16 5:58

根石岳山頂ほんと好きなので、360度の景色を楽しみながらここでパンをもうひとかじりする(笑)

7/16 5:58

7/16 5:58

7/16 6:14

根石岳から白砂新道入り口へ下りて来た。

7/16 6:15

ここから見上げる天狗岳がお気に入り。

7/16 6:15

7/16 6:15

涼しいので登りがまったく辛くない。楽しい‼

7/16 6:25

タカネシオガマ

7/16 6:27

ムカゴトラノオ

7/16 6:27

イブキジャコウソウ

7/16 6:33

ここから山頂までがとっても楽しい。あの橋を渡ってクサリ場を通過したら東天狗岳山頂。

7/16 6:38

東天狗岳。まだ朝早いので山頂をほぼ独り占め♪

7/16 6:40

7/16 6:40

前回はいけなかった西天狗岳へ。

7/16 7:06

リンネソウ

7/16 7:07

西天狗岳山頂。ごつごつした東天狗岳とは違う穏やかな雰囲気。

7/16 7:07

箕冠山、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳

7/16 7:07

根石岳から東天狗、西天狗と歩いてきた稜線が一望できる。

7/16 7:08

7/16 7:12

今回の山行で一番気持ちのいい道。天空の散歩道って感じ。

7/16 7:13

7/16 7:22

東天狗へと登り返す。

7/16 7:32

登山者が増えてきた。

7/16 7:32

7/16 7:32

さっきは誰もいなかったのに今は混雑してる。

7/16 7:41

タカネニガナ

7/16 8:19

箕冠山まで戻ってきた。ここからは右側のルートでオーレン小屋まで戻る。

7/16 8:19

7/16 8:26

7/16 8:53

オーレン小屋到着。テントを撤収せねば。

7/16 8:59

あんなにたくさんあったテントがすっかりなくなってて上のテント場では私が撤収の一番最後っぽい(笑)

7/16 9:46

濡れたテントを乾かしながらちょっと早いお昼ご飯の支度。

7/16 9:52

アルファ米とクノールのスープご飯の素を炊いて簡単に。手間は簡単なのにとっても美味しかった。

昼食後、1時間かかって撤収完了。また重いザックを担いで2時間歩く。隣のテントのオジサマに「女ひとりで15キロ担いでしかもデビューなんてすごいよ！」とほめていただきました♡

7/16 10:42

7/16 10:45

7/16 10:45

7/16 10:49

7/16 10:51

7/16 10:56

ヤグルマソウ？葉っぱの形をよく見なかったので何のお花かわからない。
なぜ葉っぱの形を観察しなかったのかと言うと、
この時に背後に視線を感じて振り向いたら・・・

7/16 10:57

なんと！カモシカが私をじっと見つめてた！

7/16 10:57

私もびっくりしたが、彼(カモシカ)も相当びっくりした様子。後ろ足がブルブル震えてました。

7/16 10:58

何もしないよ、ちょっと写真撮るだけだからね。
ありがとう、先に行っていいよ。
と言ったら通じたのかwやっと動き出すカモシカさん。

7/16 10:58

斜面を登ってまたこっちを振り向いて見てます。もうめっちゃかわいい♡

7/16 11:06

夏沢鉱泉まで下りてきました。あともう少し。

7/16 11:30

重い荷物背負っての下りは足の負担が半端ないですね。やっと桜平のゲートです。

7/16 11:41

桜平(中)駐車場まで無事に戻りました。
お疲れさまでした、私。
がんばったよー！たのしかったよー！また来るよー！

撮影機器：

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ ポール テント テントマット シェラフ

感想

makenaiyukako

ひょんなことから知人からテント泊装備一式を長期間お借りすることになり、これはテント泊にチャレンジするしかない！とデビューの地をどこにするか考えてましたが、おいしい湧水が豊富で水を担いでいかなくてもいいオーレン小屋のテント場でデビューすることに。
昨年の秋、日帰りで天狗岳に登った時は寝不足と疲れで高山病のようになってしまい思うように歩けず悔しい思いをしました。今年、桜平(中)駐車場にトイレが新設されたと聞き、夜中のうちに駐車場で寝ておけばきっともっと楽に登れるはず！と夜中のうちに駐車場まで上がることにしました。3時過ぎに駐車場に着きましたがほぼ満車状態。停められるスペースは数台分しかありませんでしたがなんとか駐車でき、仕事の疲れと運転の疲れですぐに熟睡。
朝7時半今まで背負ったことない重いザックを背負ってスッキリ元気に出発。
しかし暑い。下界よりはずいぶん涼しいんだろうけどもとても暑い。
ちゃんと歩けるんだろうかと不安になりますが、それでもテント場に着いた後のことを考えると楽しみでワクワクします。
何とか2時間ほどでテント場へ。すでにテント場はいっぱいでどこに張ろうかウロウロしていると「ここ空きますよ」と撤収作業中のお兄さんが声をかけてくださいました。なんとスノコの場所でとてもラッキー。お兄さんの親切にとても感激しました。
午後の硫黄岳はもう地獄のような陽射しで苦しみました。横岳まで行ってみようと思ってたのがとてもとても行ける体力は残ってなくて、今年も硫黄岳山荘までの往復でした。それでもたくさんのお花に心をジャブジャブお洗濯されて素晴らしいお山歩きでした。
夕方からはげしい雷雨で、テントの中で調理しての夕食。ひとりで過ごすテントの夜は長いだろうと文庫本を持ってきましたが、読んだのはわずかに数ページ(笑)疲れてそのまま爆睡してしまってました。翌朝はまさかの寝坊。出発できたのはもうご来光には間に合わない4時30分。ご来光は見れなかったけども、十分すぎるほど美しい朝日を見ながら歩ける幸せ。朝のうちはとても涼しく前日の亀の歩みのような山歩きとは違って、サクサク前へ進める。とても楽しくて楽しくて夢のような時間でした。
テント撤収作業中も、隣のテントのオジサマとおしゃべりしながらの楽しい時間でした。楽しかった気持ちを胸に下山途中、背後に視線を感じて振り返ると、なんとカモシカが。最後の最後まで楽しくて素晴らしい山行でした。

コメント

yasuu-

はじめまして
テン泊デビューおめでとうございます
自分はいつになったらデビューする事やら…
行動あるのみですね！

makenaiyukako

Re: はじめまして
yasuu-さん、こんにちは、はじめまして。
コメントありがとうございます。
がんばってテント背負ってよかったです。
想像してたよりもはるかに楽しい２日間でした。
たまたま友人が期間限定で装備を貸してくれたので
手元にあるうちに・・・と思い切ってチャレンジできました。
そうでなかったら、いまだにいつ行こうかと悩んでたと思います。
yasuu-さんもぜひデビューしちゃいましょう！