西穂丸山 〜夏山を味わうも遠かった独標〜
- GPS
- 05:07
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 511m
- 下り
- 504m
コースタイム
天候 | 晴れ 稜線も暑さが厳しい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・新穂高ロープウェイにて西穂高口まで移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ 全体的に整備されており危険個所無し ・西穂高口駅〜西穂山荘 樹林帯歩きとなる。西穂山荘手前が急登。 ・西穂山荘〜西穂丸山〜独標手前 ハイマツ帯の稜線歩きとなる。 西穂山荘からの登りが急で大きな岩を手も使って乗り越えていく箇所もある。 丸山を過ぎた斜面がガレ場の急登。ペンキマークを確認しながら浮石に注意して進みましょう。 ≪危険動物情報≫ ・クマ:遭遇せず。 ・ヘビ:遭遇せず。 ・ヤマビル:遭遇せず。 |
写真
感想
はじめて登山をする友人を案内することになり、夏のアルプスを手軽に堪能してもらえるかなと西穂独標を目指してきました。
行きの東海北陸道で高山方面に行くには清見インターで降りねばならないのに、間違えて富山方面へ。
白川郷インターから引き返して30分のロス。
これがあとあと重大な影響を及ぼすとはこの時点では知る由もなく…。
快晴の3連休とあって、新穂高ロープウェイも大賑わい。
鍋平の登山者用駐車場はすでに満車で有料の臨時駐車場へ案内されますが、こちらの方がしらかば平駅にはほど近くて便利でした。
新穂高ロープウェイの輸送力の大きさもあってスムーズに西穂口駅へ。
しかし出遅れと道間違いが響いて時刻は早11時半。
登山をするのに出発が遅いというのは致命的な失敗ですが、初めての登山となる友人もウォーキングで鍛えているとのことで何とか独標までは往復できるでしょうと遅い出発をしました。
西穂山荘まではコメツガの林の中を行く気持ちのいい区間。
展望はないものの、木陰を歩けて足元にはマイヅルソウやゴゼンタチバナも咲く楽しい区間でした。
ただ、下界では酷暑日となった今日はここ穂高山域でも気温は高く、体力は確実に奪われていきました。
西穂山荘手前の急登で登山初挑戦の友人もすっかり疲れはててしまいました。
おおむねコースターム通りに歩いて西穂山荘へ。
ここで展望が開けて、乗鞍、焼岳、眼下の上高地が一望できるようになりました。
お昼は名物のラーメンでも・・・と思って来たものの、こんなに混んでいる山小屋は見たことが無い!と思うほどの大混雑。
これではゆっくり休めないということで、少し登った丸山手前のピークで昼食としました。
晴れて暑さが厳しいものの、稜線を吹き渡る風はさわやかで、霞沢岳〜乗鞍〜笠ヶ岳〜裏銀座の峰々までのパノラマも素晴らしく、大自然の中で食べる食事の美味しさを味わってもらえました。
ただ、これほどの高度でも周りにはアリがたくさんいて、甘みを求めてコーヒーカップの中にまで入り込む始末。
アリの生命力に驚かされました。
一服して足も休められたので、独標を目指して発進!
と思ったものの、下り最終ロープウェイまでのタイムリミットが迫っていることを考えて行けるところまで進んで撤退ということになりました。
登山初挑戦の友人はすでに絶景を楽しんだこともあって最後の急登を登り切るモチベーションも下がってしまい、丸山から先はわたしともう一人で行って来て、と言ってくれます。
しかし、初めての山で友人を一人ぼっちにはできないので全員で下山することにしました。
独標まではもう一息でしたが、それはまたの機会に。
無理せず安全に帰って、楽しかったという思い出だけが残るようにするのは大切ですね。
独標から先、西穂高までの稜線は危険個所の連続のよう。
はじめてこの目で見ましたが、険しそうだなぁ、という印象でした。
岩稜歩きよりも高山植物のお花畑の中をゆるゆると登るのが好きな自分などは行く機会はあるかな・・・と思ってしまいます。
西穂山荘からもおおむねコースタイム通りに歩いて無事に西穂高口駅まで戻りました。
ロープウェイ駅展望台から笠ヶ岳や裏銀座の山、西穂高への稜線を眺めながら帰途につきました。
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