甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 北沢峠テン泊連続登山 山頂ライチョウも

2018年08月11日(土) 〜 2018年08月12日(日)

• GPS: 29:54
• 距離: 18.5km
• 登り: 2,409m
• 下り: 2,417m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 3:08
• 合計: 9:17

6:05 北沢峠
6:15 7:29 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
8:04 8:09 仙水小屋
8:31 8:40 仙水峠
9:45 9:45 駒津峰
10:20 10:22 六方石
11:09 12:26 甲斐駒ヶ岳
12:43 12:46 摩利支天分岐
12:55 12:57 摩利支天
13:05 13:11 摩利支天分岐
13:26 13:26 六方石
13:38 13:46 駒津峰
14:15 14:15 双児山
15:11 15:13 北沢峠 こもれび山荘
15:17 15:17 仙丈ヶ岳二合目登山口
15:22 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）

2日目

• 山行: 4:55
• 休憩: 1:19
• 合計: 6:14

5:45 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
5:50 5:50 仙丈ヶ岳二合目登山口
5:58 5:59 分岐点
6:14 6:18 二合目(分岐点）
7:06 7:11 薮沢大滝ノ頭
8:00 8:06 小仙丈ヶ岳
8:49 8:55 仙丈ヶ岳
9:34 9:37 小仙丈ヶ岳
10:03 10:07 薮沢大滝ノ頭
10:39 10:39 二合目(分岐点）
10:50 10:50 分岐点
10:56 10:57 仙丈ヶ岳二合目登山口
11:01 11:50 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
11:54 11:54 仙丈ヶ岳二合目登山口
11:59 北沢峠

昭文社コースタイム
1日目：7時間50分　　2日目：7時間10分

天候

1日目：晴れのち曇り時折ポツポツ雨　　2日目：曇り一瞬小雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

中央自動車道伊那ICから国道361号線で高遠城址へ向かい、そこからは国道152号線を南下して、小黒川沿いを東へ走ります。

バスの始発は朝5時半ですがたいてい少し早めに出始めます。荷物代込みで片道1340円です。
定期便の数（＝出発時刻）は少ないですが、1台につき28名ほど揃ったら随時臨時バスが出ます。その回送目的で運行する際は少ない人数でも乗せてもらえる可能性もあります。

コース状況／危険箇所等

北沢峠〜仙水峠
小屋まではなだらかな登り坂が多く、小屋を過ぎて峠が近付くと、大きな岩のガレ場になります。

仙水峠〜駒津峰
岩の段差が多く、とにかくきつい急登の連続です。ルートは明瞭で危険もありません。

駒津峰〜甲斐駒ヶ岳
六方岩までは安定した登山道です。その後は半分岩をよじ登るような直登ルートと、白砂をトラバースして進む巻き道ルートに分かれます。
巻き道ルートは砂の歩きにくさは少しありますが、特に危険はありません。

分岐点〜摩利支天
砂地を軽く下り、その後はガレた岩を登りますが特に危険はありません。

駒津峰〜北沢峠
駒津峰から最初は急めな岩の道を一気に下ります。その後だらっとしながら双児山まで下り、その後は土のよく整備された道を何度もジグザグ気味に下っていきます。

長衛荘テン場〜二合目ルート合流点
テン場からの最短ルートです。おそらく後から無理に付けた道でしょうから、根っこで歩きにくい箇所などがあります。

二合目ルート合流点〜大滝頭
樹林の中を進みます。一般的な土の登山道で歩きやすいです。

大滝頭〜小仙丈ヶ岳
稜線に出ますので一気に眺望がよくなります。通常の石の登山道で安全です。
小仙丈ヶ岳の先は少し狭い岩場になっています。

小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳
カールを一気に登ります。特に危険はない岩の登山道です。

その他周辺情報

仙流荘で立ち寄り湯ができますが、宿で入浴出来るためそのまま蓼科へ移動しました。

写真

8/11 6:00

登りなのにやたら速く、わずか40分ほどで北沢峠に到着しました。

8/11 6:10

テン場へ向かいます。

8/12 11:00

2日間の我が家の設営が終わりました。左から2番目の3人用です。
翌日の撤収直前の写真ですが。．．

8/11 7:48

仙水小屋へ向けて沢の横を登ります。

8/11 7:53

仙水小屋への途中、一箇所だけ鎖場があります。

8/11 8:04

仙水小屋に着きました。水がたっぷり出ている小屋です。

8/11 8:13

仙水峠へのと週きれいなコケが映えていました。

8/11 8:14

ゴロゴロした岩がいっぱいの仙水とうげ直前です。

8/11 8:23

仙水峠は、駒津峰と栗沢山、とても急な2つの峰の鞍部です。

8/11 8:31

天気予報大外れの見事な甲斐駒ヶ岳です。

8/11 8:52

去年登ったとても急な栗沢山の登山道がよく見えています。

8/11 9:13

明日登る仙丈ヶ岳です。

8/11 9:13

塩見岳と仙塩尾根の稜線です。

8/11 9:40

険しい坂道を登り、駒津峰までもう一息です。

8/11 9:45

駒津峰に着きました。たくさんの登山者です。

8/11 9:46

山頂で記念撮影です。

8/11 9:47

駒津峰の北側です。

8/11 9:55

六万石へ向けて出発です。

8/11 10:12

甲斐駒ヶ岳の山頂が近付いて来ます。

8/11 10:20

岩の直登ルートと白砂の巻きルートの分岐点です。

8/11 10:46

摩利支天を背景に、白砂と岩の山体です。

8/11 10:57

甲斐駒の最終部を登るときは完全にガスガスで、もう晴れ間は来ないと思っていました。

8/11 11:09

山頂に着きました。なんと再度晴れました。

8/11 11:12

山頂の三角点です。

8/11 11:24

昼食です。7分茹でるだけの乾燥パスタです。

8/11 11:28

ピリ辛で美味しかったです。

8/11 12:10

8年前と同じく、山頂で雷鳥が現れました。
今回は母鳥と3羽のヒナです。

8/11 12:05

かわいいヒナです。カメラ目線ですな。

8/11 12:06

のんびりした母鳥。

8/11 12:07

ヒナはたくさん歩き回ります。よくはぐれないものだ。

8/11 12:10

何か狙っているのかな？

8/11 12:11

ヒナ3羽全員集合で砂浴び。

8/11 12:14

母だけ別の場所に。

8/11 12:13

ホシガラスも岩の上に。

8/11 12:16

下のみどりを見下ろすホシガラス。

8/11 12:22

諏訪方面の街を見下ろします。

8/11 12:24

鉾の立つ甲斐駒ヶ岳神社。

8/11 12:26

山頂で記念撮影して下山開始します。

8/11 12:29

分岐点から摩利支天に向かいます。

8/11 12:53

途中、甲斐駒の岩肌がそそり立っているのがよく見えます。

8/11 12:55

摩利支天の頂上に到着しました。

8/11 12:56

こちらも鉾が立っています。

8/11 13:04

分岐点へもう少しです。

8/11 13:06

去年歩いた、栗沢山・アサヨ峰・早川尾根の稜線です。

8/11 13:08

左に栗沢山。・右に駒津峰・真ん中の仙水峠はエグイ角度の鞍部です。

8/11 13:17

駒津峰に戻る途中の岩場です。

8/11 13:26

六万石に着きました。

8/11 13:46

駒津峰に戻ってきました。

8/11 14:15

双児山に着きました。この頃はごくごく軽くポツポツと降っていました。

8/11 15:11

北沢峠に下りてきました。

8/11 15:11

下ってきた登山道です。

8/11 16:36

サバ缶のアヒージョ。

8/11 16:36

冷凍してきたローストビーフ。
スーパーの半額処分品です。

8/11 16:53

凍らせてきたヱビスビールとビフテキ。
椎茸ともやしとにんにくでディナーです。

8/11 16:52

人里離れた山奥のテント場で血の滴るステーキは極上の贅沢でした。4枚も持ってきて食べきれないので、残りはアルファ米のピラフに混ぜてステーキライスになりました。

8/12 5:45

たっぷり食事と睡眠を楽しんだ後の朝のテン場です。
今日は仙丈ヶ岳へ出発します。

8/12 5:50

橋を渡り、二合目登山道へ向けて、テン場からの直登道を登っていきます。

8/12 5:59

二合目登山道に合流します。

8/12 5:59

分岐点には案内板が付けられています。

8/12 6:14

二合目に着きました。

8/12 7:06

五合目の大滝頭に着きました。

8/12 7:11

出発します。

8/12 7:29

本当にギザギザの鋸岳の稜線です。

8/12 7:29

甲斐駒ヶ岳と栗沢山です。

8/12 7:29

テン場のカラフルなテントが見えていました。

8/12 8:00

小仙丈ヶ岳に着きました。前回と違ってガスガスで残念ですが記念撮影です。

8/12 8:18

八合目を過ぎます。

8/12 8:49

8年ぶりの山頂で記念撮影です。

8/12 9:06

仙丈小屋への分岐点です。カールを周回出来ます。

8/12 9:34

小仙丈ヶ岳に戻ってきました。

8/12 9:49

六合目です。この先で一瞬だけパラパラと来ました。

8/12 10:14

四合目です。

8/12 10:39

二合目に着きました。二合目登山道を下っていきます。

8/12 10:56

橋を渡り、林道を渡ります。

8/12 11:00

テン場に帰ってきました。撤収してバスを待ちます。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

エスプリ

7月はいろいろあってあまり山に登れなかったため、お盆はまずはテントをベースキャンプにして2座登れる甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳を登頂し、1日挟んで白山へ移動してさらに1座登頂する予定でした。

まずそのスタートをテント泊で迎えるつもりでしたが天気予報は2日ともくもりか小雨から午後には雨になっていくかなり良くない予報。。
それでもお盆の時期を無駄にすることはできず、テンションだだ下がりの中予定通り仙流荘に向かい、厳しいバス待ちをして北沢峠に到着しました。

テン場で1泊2日の我が家を設営していると、空がどんどん青くなってきて、仙水峠へ登り始めると、甲斐駒ヶ岳の見事な山体や向かいの仙丈ヶ岳の優雅な山体、さらには北岳の稜線や塩見岳まできれいに見ることができ、予想をいい方に大きく裏切って山頂のライチョウも含めていい1日目になりました。

2日目の仙丈ヶ岳は登りの中腹辺りでは多少周囲の景観はありましたが、概ねガスの中の登山となりましたが、それでも大きく崩れることは無く安全に登頂・下山出来てよかったです。


1日目も下山途中やテントの夕食前にごくごく軽くポツポツ降ることはありましたが、2日目も下山途中にほんの一時小雨が降っただけで、テントも乾いた状態で撤収出来て、ギリギリの綱渡りの中ではありますが、予報からするととても天候に恵まれた方だと思います。

ただ、2日目の仙丈ヶ岳からの下山時、軽く降り始めた雨と対決するかのように、テント撤収のために下山を急いだ影響で最終日の山行に大きな変更が生じることになりました。でもそちらも個人的にはとても恵まれた結果になったと思っています。