やっぱりやめときゃ良かった日帰り、火打・妙高山
- GPS
- 13:29
- 距離
- 25.4km
- 上り
- 2,119m
- 下り
- 2,103m
コースタイム
- 山行
- 11:04
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 13:18
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
備考 | ヤマレコでたまに見る「日帰、火打・妙高」をやってみよう!と 前日8/3に金沢を出発、3時前に笹ヶ峰駐車場着、少しの仮眠の後4時前に出発 この時点では過酷な登山になることは全く想像できず・・・ |
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感想
ほんと、死ぬかと思った。
日帰りなんて、心からやめておけばよかったと・・・
無事下山できたので自戒の意味を込めて日記を書きます。
朝、まだ暗い中、駐車場側の登山口で登山届を書いて提出
さあ、今日は長丁場、頑張ろう
序盤はヘッドライトを点けて木道を進む
土道も良いが木道も楽でいい
黒沢橋まで順調に進む
そろそろ登りがきつくなってきた
12曲りを右に左と曲がりながら12/12に
そろそろ日の出の頃か
左手に開けた所で雨飾方面を見ながら少しづつ高度を上げる
途中途中で3/9、4/9の標識を励みに進む
そろそろ富士見平でありうか、ヤマレコの写真で見た岩っ原に着く
抜けると最初のポイント、富士見平に到着
右へ行くと妙高山、今回は左の火打から
行動食をとり小休止
今回の登山の注意点は水分補給と食事
ついつい水ばかり飲んでしまってシャリバテになる危険大
つとめて食べるようにしたが、終日胃の方が消化する力に欠けているようだった
振り返って考えると胃液と摂る水分量のバランスがまずかったみたいだ・・・
高谷池ヒュッテに到着
トイレを借りて、さあ頂上へ
天狗の庭等、池塘が素晴らしい池々を見ながら山頂を目指す
木道、木段ととても歩きやすい登山道
いきおい、スピードも上がる
既に何人かの下山者とも逢い、高まる気持ちと共に無事頂上へ
誰もいない広場でゆっくり朝ごはんを頂く
糸魚川でしょうか、眼下の街並みを眺め、さあ次なる山、妙高山に向かう
再び高谷池ヒュッテに戻って行動食と休憩を少し
さあ、妙高山だ、分岐を右に折れ、茶臼山に
後ろから2名の男性が抜いていく
ブルーの上着の方と黒のシャツの方、かなりのスピードだ
峠を過ぎ、稜線に出ると右下に黒沢池が見える、見事な一本の木道の先には特徴のある小屋、そう黒沢池ヒュッテが見える
ふと見ると先ほどの2人が着いていて休んでいる様子、早い
遅れて到着、どうやらこの人たちも朝、笹ヶ峰から始まり火打に登って妙高に登るようだ
先に出られるようで「私も後から向かいます」と言って残る
実はもう足がおかしくなっているんだな
ここまで来たんだからやっぱり登りたいよなぁ
意を決して立ち上がり進む
いきなり急な道が立ちはだかる
はぁはぁ言いながら大倉乗越に到着
先の2名が休憩していたのでこちらも休むことに
入れ替わって先に進んで行かれた
レコに書いてあったがこの先が激下り、本当にもったいないくらいの下り
帰りが辛いなぁ、仕方ないが降りる事に、
いよいよ太陽も上空に、木陰で涼をとりながら最下部の長助池への分岐まで
何と30分もかかった計算だ
ここから頂上までがしんどかった
標識には 1km、地図の等高線は4本、400メートルを1kmで!?
もう壁じゃないですか
全く足が進まない
痙攣が両足に出てきた、ぴくぴくと勝手に動いている
5歩進んで収まるまで待つ、動けない
その内、上の方から女性(かなり年輩)の声が
「登りですか、下ですか?」
「登りです、休憩中です、先どうぞ」と答える
「大丈夫でうか?」、「はい、足がつってうごけないので」と
「薬は持ってる_」、「はいツムラの68持ってます」
「水沢山飲んでね」と優しいお言葉
こちらから「後どれくらいですか?」と尋ねると
「まだまだや、30以上はかかるよ」とリーダーらしき方のバッサリの回答
これにはへこんだ orz
やっぱり日帰りなんかしたらだめだったんだなぁ
他の人が出来たんだから自分もできるって思うのがそもそもの間違いなんだ
ヤマレコには簡単に書いてあったから大丈夫だろうって
後悔先にたたずだ・・・
皆さんが去った後、座って68を出してOS1と一緒に内服
しばらく休んだら歩けるようになった
残りをがんばって進むとやっと空が開けた
先の2人が祠の前で涼をとっていた
頂上は上ですよ、と促され先に進むと
どーんと目の前が開けた、着いたか?
座っている人に聞くと、「ここは北峰、標高は南峰の方が高いぞ」と言われたのでそのまま南峰へ
日本岩!?、どこかで聞いたことがある名前
ん?振り返って、そうか本峰は北峰だったんだ、まあいい、ここまで来たんだ、南峰に行こう
無事南峰に到着、2454メートルか、ちょっと高いんだ
ここで大休憩&昼食
どうやらケーブルカーを使うと比較的楽に登れるようだ、頂上で一緒になった御仁から聞いた話
北峰に戻って記念写真を、今朝登った火打ちを遠くに望む、遠い過去の様だ
よくここまで来たものだと自分で感心
さあ、下山の時、この調子だったら日暮れまでに下りれるのか心配になってきた
今度はあの激登りを下るのか、気が滅入る・・・
何とか長助池への分岐まで降りる
この後はあの大倉までのトラバースを行くのか・・・
休み休み乗越までたどり着く、なんと1時間!
すると山頂直下出で声をかけていただいた女性5人組が休憩中
「よう登って来たね」と声をかけていただく
しばし歓談、どうやら長野方面からの方々のよう
9月に立山は大日に登るようだ、称名滝への下りが崩れているからどうしたものかと心配されている・・・
楽しい時間の後、「では、先に降りますね」と声をかけて別れる
黒沢池ヒュッテに到着
まずはコーラだ!
店で冷たい物は何がありますか?と尋ねると「ビールだけです」
コーラは?と聞くと「常温です、でも下の常温とは違いますよ」、と
確かに違う、コーラを買って一服
一人の女性が道を探しているようだ
「茶臼山は?」とのことなので今朝ほど通ってきた道、入口をお教えする
こちらも帰ることに
黒沢池を右手に見ながら木道を進む
風が気持ちいい、気温は25度、今日は過ごしやすいようだ
木道が終わり富士見平までの樹林帯を登る
分岐に到着、小休止&行動食
残り4Kmか、頑張ろう
樹林帯を下る、登りは楽だったが下りの木道はかなり疲れる、贅沢を言ってはいけない
もう両足、太もも、ふくらはぎ、かかと、下半身全部が痙攣している、かなり痛い
このままだったら壊れるんじゃないかとびくびくする
黒沢橋に到着、水浴びしたいが先に進む
残り2km地点で小川を超える、ここで顔を洗う、とても気持ちがいい、元気復活
見覚えのある木道とゲートが
見えた、ゴールだ
はぁ、疲れた〜
下山届けを書いてベンチにへたり込む
頑張って着替え、車に乗り込み、車中に置いてあったオレンジジュースを飲む
熱い!がのどを潤すのは何でもいい、生き返った
時刻はすでに5時、無事戻れた良かった
「人ができるんならを自分にもできると思ったら大間違い」と、身をもって納得できた登山でした。
今度は謙虚にテント泊にします。
アイスバーグさん❓ですか?
初コメです(^_^;)
四年前、全く同じコースを高谷池ヒュッテ泊で行きました。
初日は火打ピストンで高谷池ヒュッテ。
で、2日目の黒沢池ヒュッテからの登りと降りの最後の妙高への激岩登り⁉
きつかった( ̄▽ ̄)
然もですよ、ザックをデポしてサブザックの登りでしたが、、、。
62才には、サブザックでもきつかった。
アイスバーグさんの年齢は推し量れませんが
日帰りでとは、さぞかしでしたね(^_^;)
高谷池ヒュッテでは、満天の星空、居合わせた見知らぬご婦人と長談議。
楽しいひと時を過ごしました。楽しい思い出です(^。^)
お疲れ様でした(^。^)
teheさん、コメントありがとうございます。
返事が遅くなって申し訳ありません。
タイトルのとおり、ほんとうにやめときゃよかったと思っています。
帰宅してから翌日の日曜日いっぱい、体は全くもって役に立たず、
今日の夕方になってやっと山道具の洗浄、片付けが終わったところです。
日曜日は高校野球、地元の星稜高校の試合と松井さんの始球式でなんとか生気を保つことが出来た次第です。
プロフィールに何も書いていませんが石川県金沢在住の54歳です。
自分で思っているほど体は動かないと、鈍い脳と体が自覚したようなので今回の苦行に懲りて年齢相応の登山をしようと心に誓いました。
次回はどこになるか分かりませんがレコにUPしますので気づいたらまた読んで頂ければ幸いです。
teheさんの小屋泊でのご婦人との山談義、いいですね。
そういう登山を目指します。
丁寧な返信コメントありがとうございます。
7/15日は雨飾山だったんですね(^。^)
私達は7/16日でした。
私の街からは400km弱で遠いですね(^_^;)
前日は美ヶ原へ、7/15日の方が好天でした。
雨飾山も百名山に相応しいと実感しました。
火打、妙高からは僅かだった日本海が良く見えて。
山頂からはビーナスの横顔もくっきり見え良かったです。
金沢、独身時代に車で、一昨年は社内旅行で福井と併せて旅しました。
新幹線は速くて、信じられない時間に金沢。
観光バスのガイドさんから白山についての説明もききました。山頂に長く雪を被って白く見えるので白山と⁉
噴火前の御嶽山の剣ヶ峰お鉢巡りで見えてた白山、いつかは登ってみたいです(^。^)
その時は新幹線ですね(^_^;)
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