富士山（富士宮口〜須走口）〜K5クンといっしょにご来光〜

2018年08月17日(金) 〜 2018年08月18日(土)

• GPS: 16:49
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,476m
• 下り: 1,880m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:15
• 休憩: 6:45
• 合計: 16:00

21:00 富士宮口５合目
21:20 21:30 新６合（雲海荘）
22:05 22:15 2650ｍ地点（ツムラ68呑む）
22:25 22:30 2720ｍ地点（休憩）
22:35 22:45 新７合（2795m地点）
23:25 23:30 2925ｍ地点（休憩）
23:00 0:10 3030ｍ（元祖７合）
0:30 0:35 3100ｍ地点（休憩）
1:20 2:30 ８合目（3230ｍ地点：仮眠）
3:10 3:40 9合目（3405ｍ：万年雪山荘）
4:30 5:05 9合５勺（3580ｍ地点：御来光）
5:50 8:40 お鉢（3715ｍ：浅間神社奥宮）
9:15 9:25 剣が峰（3776ｍ）
10:15 10:25 須走口下山道(3715m)
11:00 11:20 本八号江戸屋（3260m)
13:00 13:15 砂払い５合目(2230m)
13:40 須走口五合目(1965m)

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■往路
小田原駅16:04++[新幹線]++16:34新富士駅17:04＝[登山バス]＝19:35富士宮口
・登山バスは富士山の4つの各登山口⇔各最寄りの駅を繋いでおり、往復を買えば好きな登山口に下山し、そこから最寄りの駅に乗車できる。
・往復費用は3100円／人
・新富士から乗った登山客は10人ほどだったが富士宮駅からたくさん乗車して立ち客が出るほど満員になった。

■復路
須走口13:45＝[登山バス]＝15:15新松田駅（「北の家族」打上げ）＝新宿ー西武新宿++東伏見
・須走口から出る新松田駅行きの最終は14:45
・最終の一本前の13:45に乗ってどこか途中の日帰り湯にと思ったが運転手さんに聞くと適当な日帰り湯はないとのこと。もともと富士宮口に下りる予定でよく調べて行かなかったのだけれど、これなら急ぐ必要はなかったと苦笑。

コース状況／危険箇所等

・問題ない。
・新富士駅はTシャツ一枚だったが、富士宮口5合目に着いたらかなり寒い。よって登り始めは完全防備。長袖のシャツにフリース・雨具上下に手袋といういでたちでちょうど良かった。
・お鉢に着くと北からの風が吹いていてさらに寒かった。陽がでて暖かくなったが、防寒はしっかり考える必要がある。
・須走口の下山路は、ブルドーザー道と砂走りの徒歩道とのミックスがほとんどだが、どこも歩くたびにもうもうと白い砂埃が舞う道。くるぶしより高い靴でないと砂が入る。またマスクがあると口の中に砂がはいらないのでいいと思う。

写真

8/17 20:14

富士宮口5合目。おいのK5クン。高校2年生にして富士山に初挑戦！小屋泊まりはイヤ、徹夜で登りたい！と本人の希望。ガッツあるなー（←これって死語?）

8/17 20:14

五合目のステルス戦闘機。名前はFー5（合）ってとこかい。

8/17 20:44

5合目から見た富士宮市街。あそこは暑さにむせているんだろうけれど、ここはさむ〜い。

8/17 20:51

空には眠たげなハーフムーンが引っかかっている。こちらまで眠くなりそう。

8/17 21:00

さー、出発です。ちょっと緊張の面持ちのK5クンかな。

8/17 21:02

ここは標高2400m。4つの登山口の中では一番高い。But,今日中に1400mちかく登るのか。いやこりゃ大変だ〜。

8/17 21:21

6合目の雲海山荘につきました。

8/17 21:22

それにしても夜中もOPENしているのは富士山の山小屋くらいかな。珍しい。

8/17 22:44

七合目の御来光山荘。まだ22時で御来光は7時間もあと。がんばるぞー！

8/17 23:57

元祖七合目の山口山荘。富士山の合目は「新」とか「本」とか「元祖」とか紛らわしい。インバウンドの登山者も多いけれど、New7stationとかoriginalとかCentralとか言うんだろうか。

8/18 3:22

午前3時22分。万年雪山荘。あと2時間で夜が明ける。ここからが正念場。

8/18 3:23

朝3時。富士宮市。眠らない街、ちがうか。

8/18 4:37

9合5勺の上でが夜が明けた。4時37分。頂上にはまだ30分はかかりそう。ここで御来光を迎えます。

8/18 4:41

4時41分。富士山の斜面の向こうから太陽が登る。斜面の右なら太陽が拝める。左なら隠れて見えない。どこからだろう？

8/18 4:41

まだ眠っている湘南の海岸。江ノ島も見える。「江ノ島が見え〜てきた〜」とサザンの唄が耳元で響いた・・わけない。

8/18 4:43

空が横じまの帯のように輝き始めた。4時43分。

8/18 4:44

4時44分。何と綺麗なんだろう！涙がでてくる。

8/18 4:46

4時46分。太陽が登るのはあのあたりか。

8/18 4:47

4時47分。刻々と色が変わっていく。

8/18 4:49

4時49分。万華鏡の世界。

8/18 4:51

4時51分。言葉がない。

8/18 4:54

4時54分。いよいよ神が降臨してくる。

8/18 4:57

4時57分不思議な縞模様。

8/18 4:58

4時58分。宇宙はまだ眠りについている。

8/18 4:59

Oh!　My　God!

8/18 4:59

もう少し。

8/18 4:59

ありがとう。これをK5クンに見せて上げたかったんだな。

8/18 5:03

SおじさんとK5くん。ご来光を浴びて凛々しい親子！

8/18 5:04

ちゃらいオジサンと真面目なK5クン。

8/18 5:05

影富士が見えた！

8/18 5:09

さ、さ、上の鳥居を目指して登り始めます。つらい登り。K5クンも高山病にかかってしまったようで苦しそう。一歩一歩登っていきます。

8/18 5:14

9合5勺から見る雲海。向こう側は伊豆半島、手前が愛鷹連峰。K5クンに富士三足のハナシをしました。「足柄山」「足和田山」「愛鷹山」の三つをいうのだよと。

8/18 5:31

富士山は成層火山なのでこのような層があるんだ、爆発のたんびにだんだんと火山灰が積もって肉厚になっていったんだと説明しました。

8/18 5:33

完全に高山病にやられて苦しそうなK5クン。足腰はしっかりしているのに気圧のせいで元気が出ないとのこと。そりゃオジサンも一緒で頭が痛い。

8/18 5:37

座りこんだK5クン。心配そうなSおとうさん。でもお鉢はもうすぐですよ。

8/18 5:49

5：50分。やっとお鉢につきました。9時に出て休憩や仮眠も入れて奮闘約9時間。よ〜く頑張りました！

8/18 6:08

徹夜で登り、高山病にもやられて暫く寝かせてとK5クン。ツエルトで巻いてあげました。1時間ほど寝ていたら元気になりましたね。

8/18 6:26

ここからオバあちゃんに2通手紙を出しました。

8/18 6:27

お鉢から見た剣が峰。ドームは下におろされて絵が変わってしまいました。

8/18 7:34

お鉢から愛鷹山と沼津湾、そして伊豆半島。雲海はすっかり消えてしまいました。

8/18 7:34

清水の街と三保の松原のあたり。石垣いちごを思い出しました。かつて住んでいた静岡には想い出があります。

8/18 7:34

箱根の外輪山とそれに抱かれた芦ノ湖。御殿場や裾野などよりも湖面の標高がずっと高いことがわかります。生きた地理の教科書ですね。箱根用水が当時の深良村に敷かれたのも理にかなっていると説明しました。

8/18 8:39

どアップで盗撮！　元箱根や湖尻などが良くわかりますね。

8/18 8:39

望遠で箱根大涌谷の水蒸気と神山、駒が岳。

8/18 8:40

望遠でみる三保。地理の教科書に良く出てくる砂嘴。実物で見るとよくわかります。

8/18 8:40

箱根の明神ヶ岳。

8/18 8:40

お鉢からみる須走口。続々と下から登山者が上がってきます。

8/18 8:46

それにしてもこの爆裂火口は凄い！　火口内壁には氷柱がいっぱいぶらさがっていて、温度が低いことがよく分かります。

8/18 8:59

剣が峰恒例の写真撮影の列。自分たちは20番目でした。時間帯によっては40人くらいになっていましたね。

8/18 9:00

剣が峰からみたお鉢と須走口。

8/18 9:02

すでにドームはありません。

8/18 9:17

順番を待って3人そろって頂上での”富士山”ポーズ。郵便局でK5クンに登頂証明書を買ってあげました。今日の日付入りです。

8/18 9:24

富士山にある二等三角点。なんか凛々しいな。

8/18 9:14

二等三角点のおなじみの説明板。

8/18 9:24

いまや三角点の機能は電子基準点に置き換えられています。前はこんなものは富士山にありませんでした。

8/18 9:17

電子基準点の説明板が奥にありました。

8/18 9:22

剣が峰からみる甲府盆地と八ヶ岳。

8/18 9:27

親子でゆったり富士山を楽しんでいます。

8/18 9:29

てくてく。

8/18 9:35

本栖湖と毛無山塊。その向こうの南アルプスの連嶺。

8/18 9:48

♪お鉢めぐりの〜バスは〜走る。（山本コータローより）

8/18 10:01

今度は山中湖の風景が眼下に。

8/18 10:10

富士山名物ブルドーザー。なんか運転している人がすごく威張っていた。お客様は神様ですよ。

8/18 10:13

岩からつららが。

8/18 10:23

10：15.下りにかかります。仲良く歩く親子。

8/18 10:25

ずんずんと下ります。

8/18 10:58

江戸屋分岐は要注意点。ここを須走口は右に曲がります。富士山で良く聞くのは、違う登山口に下ってしまうこと。タクシーで別の登山口まで戻ると2万円ほどかかります！

8/18 11:30

砂礫帯を下っていくと最初に現れる植生がこの植物。何と言う植物なんだろう？　寒冷な気候に強いんだろうな。

8/18 11:35

本七合目まで下ってきました。須走口、七号と本七号、六号と本六号のように本ものとニセモノ笑があります。紛らわしい。

8/18 11:40

親子鷹でそのまま雲海へダーイブ！！

8/18 11:45

砂埃に負けずがんばって下っています。一度転んで怖くなってしまいましたって言ってました。大丈夫大丈夫。

8/18 11:54

大陽館。むかしここに宿泊してオヤジさんと夜遅くまで話したことを思い出しました。太陽でも大洋でもなく大きなお日さまという文字も印象的。あの時は天気がとても悪かった・・・。

8/18 12:05

砂走を下ります。いやー歩きにくい！　Sおとうさんは、こんなのは登山道ではない！と憤懣やるかたない。

8/18 12:28

SおとうさんとK5くんを待ちながら見ると、ぱらぱらと登山者が過ぎていきますが例外なく足元は砂ボコリ！
持ち物すべては砂だらけで、帰宅してから全部洗濯しました。

8/18 12:47

お父さん、まだかな〜。（お父さんは膝痛に苦しみながら後ろを下山中）

8/18 12:58

K5は砂走りを砂埃をたてながら快走。高山病の頭痛もここまで下りてくるとなくなったとのことで良かった良かった！

8/18 13:10

砂払い五合目の小屋でジュースを飲んだあと、この鳥居をくぐって五合目へ。もう砂はありません笑。

8/18 13:29

Sおとうさんがもう膝が痛くて歩けない、と言ったら、じゃ僕が荷物を持つよと。背中とお腹に荷物をかついでいます。やさしい＆頼もしい！

8/18 13:39

膝が痛い痛いもう限界だ〜と顔をゆがませながら、Sおとうさんも良く頑張りました。5分前に到着です。

8/18 13:41

バスに乗る直前にボランティアの女性にお願いして「使用後」の写真を。SおじさんもK5も良く頑張りました！

8/18 13:41

須走口発新松田駅行のバスに、滑り込みセーフ！乗客は10人ほど。徹夜登山と疲れで新松田駅までバク睡でした！

撮影機器：

D5500 ニコン

iPad mini 3 Wi-Fiモデル 16GB Apple

装備

個人装備

防寒具

共同装備

夜中に登るのなら 仮眠するためにツエルトや銀シートなどが欲しい。かなり寒く 寝られないと思われる。銀マットを体に巻いて仮眠をとっていた人を結構みた。