夜叉神トンネルを超えて、だんだんと日が昇ってくる。
林道から白峰の山並みが見えて、期待感はどんどん上がる。
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1/2 0:58
夜叉神トンネルを超えて、だんだんと日が昇ってくる。
林道から白峰の山並みが見えて、期待感はどんどん上がる。
準備運動的な感じで1時間ちょっと歩くと、鷲ノ住山への登山口。
登山口から入ると、いきなり切り立った岩とか、登りにくい道になっている。
荷物が重くて、結構怖い。
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準備運動的な感じで1時間ちょっと歩くと、鷲ノ住山への登山口。
登山口から入ると、いきなり切り立った岩とか、登りにくい道になっている。
荷物が重くて、結構怖い。
登山口から2,3箇所の急な所を過ぎれば山頂で、そこからはいっきに野呂川吊り橋まで下る。
踏み跡もしっかりしていて、赤テープも設置されていた。
・・・けれど、斜度がかなり急。
これは帰りは大変だな・・と思いつつ下っていく。
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12/28 7:46
登山口から2,3箇所の急な所を過ぎれば山頂で、そこからはいっきに野呂川吊り橋まで下る。
踏み跡もしっかりしていて、赤テープも設置されていた。
・・・けれど、斜度がかなり急。
これは帰りは大変だな・・と思いつつ下っていく。
吊橋まで来て一休み。
先は長いので、なるべく休憩をとる。
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1/2 0:59
吊橋まで来て一休み。
先は長いので、なるべく休憩をとる。
吊り橋から再度林道へ合流する。
林道の壁から出た湧水が、路面まで流れてきて、
路面の一部が凍っている。気をつけないと、転倒する。
トンネル内も、ドでかいつららがあって、さらにそれが落下して出来た
氷の破片や、溶けて出来た水たまりが再度凍って、つるつるの箇所を作る。
そんな恐怖のトンネルをいくつも越えて、吊尾根の登山口を目指す。
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12/28 9:07
吊り橋から再度林道へ合流する。
林道の壁から出た湧水が、路面まで流れてきて、
路面の一部が凍っている。気をつけないと、転倒する。
トンネル内も、ドでかいつららがあって、さらにそれが落下して出来た
氷の破片や、溶けて出来た水たまりが再度凍って、つるつるの箇所を作る。
そんな恐怖のトンネルをいくつも越えて、吊尾根の登山口を目指す。
出発から3時間30分以上が経過して、やっと、やっと、やっとアルキ沢登山口に到着。
日帰り山行がデフォルトの我々にとって、テン泊ツールを入れ込んだ荷物は
体力だけでなく、北岳へのモチベーションも容易に奪う。
もう今日はここまでで、良いじゃん、、、とかしばし議論をする。
いったん休憩して、心を整えて、時間もあるし、やはり計画通り小屋まで行こうとなる。
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12/28 9:12
出発から3時間30分以上が経過して、やっと、やっと、やっとアルキ沢登山口に到着。
日帰り山行がデフォルトの我々にとって、テン泊ツールを入れ込んだ荷物は
体力だけでなく、北岳へのモチベーションも容易に奪う。
もう今日はここまでで、良いじゃん、、、とかしばし議論をする。
いったん休憩して、心を整えて、時間もあるし、やはり計画通り小屋まで行こうとなる。
登山口からすぐに急登になって、いったんゆるやかになる。
ここが結構厄介で、赤テープ目印に行くと、途中1カ所わかりずらいところが出てくる。
出合った他の登山者の方々からも聞いたが、結構皆迷っているポイントらしい。
勿論我々も迷った。
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登山口からすぐに急登になって、いったんゆるやかになる。
ここが結構厄介で、赤テープ目印に行くと、途中1カ所わかりずらいところが出てくる。
出合った他の登山者の方々からも聞いたが、結構皆迷っているポイントらしい。
勿論我々も迷った。
何とか、登山道に復帰すると、今度は激しい急登。
北岳への道のりが果てしなく遠く感じる。
亀のごときスピードの我々の横を熟達者達は、一定のペースでさくさく登っていく。
すでにスタートから7パーティーくらいに抜かれている。
とにかくゆっくり、ケガだけはしないよう登る。
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1/2 15:00
何とか、登山道に復帰すると、今度は激しい急登。
北岳への道のりが果てしなく遠く感じる。
亀のごときスピードの我々の横を熟達者達は、一定のペースでさくさく登っていく。
すでにスタートから7パーティーくらいに抜かれている。
とにかくゆっくり、ケガだけはしないよう登る。
長かった急登がゆるくなり、
雪がだいぶ出始めたところで小屋についた。
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1/2 0:59
長かった急登がゆるくなり、
雪がだいぶ出始めたところで小屋についた。
小屋には先着の方4名。外はまだテントは1つもなし。
なので、好きなところに張れるが、疲れていたのですぐ手近な場所に設営。
テント設営後はまったりしているところで、ちょうどAUの電波が入った。
すかさず明日・明後日の天気をヤマテンで見る。どうやら、31日は絶好の登山日和との事、1日は午前中までは天気がもつらしい。
そのため明日砂払までの予定を、そのまま北岳のピークまで行くことにした。
そして1日はご来光を見て下山。
そうこう考えているうちに、16時ごろには就寝していた。
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12/28 13:53
小屋には先着の方4名。外はまだテントは1つもなし。
なので、好きなところに張れるが、疲れていたのですぐ手近な場所に設営。
テント設営後はまったりしているところで、ちょうどAUの電波が入った。
すかさず明日・明後日の天気をヤマテンで見る。どうやら、31日は絶好の登山日和との事、1日は午前中までは天気がもつらしい。
そのため明日砂払までの予定を、そのまま北岳のピークまで行くことにした。
そして1日はご来光を見て下山。
そうこう考えているうちに、16時ごろには就寝していた。
池山小屋を5:50に出発。
まだ暗く、足元に注意しながら登る。
しばらく登ると、空が赤く染まり始めて、
あたたかい日差しが木の間から差し込む。
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1/2 1:00
池山小屋を5:50に出発。
まだ暗く、足元に注意しながら登る。
しばらく登ると、空が赤く染まり始めて、
あたたかい日差しが木の間から差し込む。
昨日に引き続きの、長い長い急登。
まだか、まだかと思いつつ登る。
テントが張ってある。
ここ以降八本歯のコルまで、
テントが点々と張られていた。
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昨日に引き続きの、長い長い急登。
まだか、まだかと思いつつ登る。
テントが張ってある。
ここ以降八本歯のコルまで、
テントが点々と張られていた。
ようやく視界が開けて、城峰に到着。
いきなり富士山がすごい。
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1/2 1:02
ようやく視界が開けて、城峰に到着。
いきなり富士山がすごい。
景色もぐんと良くなり、登るのが楽しくなってきた。
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1/2 1:03
景色もぐんと良くなり、登るのが楽しくなってきた。
城峰から砂払の間の樹林帯にテントを張る。
すぐに支度をすませて、山頂へ向かう。
それにしても、この日は風が無風と言って差し支えないほど穏やか。日差しもあり、気温も暖かく感じる。
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12/29 10:54
城峰から砂払の間の樹林帯にテントを張る。
すぐに支度をすませて、山頂へ向かう。
それにしても、この日は風が無風と言って差し支えないほど穏やか。日差しもあり、気温も暖かく感じる。
ほどなくしてボーコン沢ノ頭に着く。
圧巻だったのは、いきなり眼前に目指す北岳が見えた時。
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1/2 15:02
ほどなくしてボーコン沢ノ頭に着く。
圧巻だったのは、いきなり眼前に目指す北岳が見えた時。
1日半、待ちに待った北岳とのご対面は、それまでの厳しさもあってかなり感動した。
景色をしばらく堪能して、八本歯に向かう。
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1/2 1:49
1日半、待ちに待った北岳とのご対面は、それまでの厳しさもあってかなり感動した。
景色をしばらく堪能して、八本歯に向かう。
八本歯ノ頭に着いて、一息つく。
アイゼンを締め直して、慎重に通過する。
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1/2 1:50
八本歯ノ頭に着いて、一息つく。
アイゼンを締め直して、慎重に通過する。
八本歯の為に30mロープを持参したが、
既に新しいロープが残置してあり、
それを利用させてもらった。
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1/2 1:51
八本歯の為に30mロープを持参したが、
既に新しいロープが残置してあり、
それを利用させてもらった。
ロープが無いと怖い。
ダブルアックスの人も多かった。
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12/29 13:26
ロープが無いと怖い。
ダブルアックスの人も多かった。
ハシゴもあったり。
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1/2 1:51
ハシゴもあったり。
降りて登ってと忙しい。
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1/2 1:52
降りて登ってと忙しい。
北岳がどんどん近くなっていく。
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北岳がどんどん近くなっていく。
山頂への分岐にやっと着く。
あと、ちょっとで。
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山頂への分岐にやっと着く。
あと、ちょっとで。
緊張するトラバースなんかをしながら、徐々に山頂へ近付く。
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緊張するトラバースなんかをしながら、徐々に山頂へ近付く。
山頂に到着。
辛かった分、登頂感は半端ではない。
15時を過ぎていたので、誰もいなかった。
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1/2 1:54
山頂に到着。
辛かった分、登頂感は半端ではない。
15時を過ぎていたので、誰もいなかった。
頂上を後にして、下りを慎重に戻る・・・。
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12/29 15:29
頂上を後にして、下りを慎重に戻る・・・。
下りでは八本歯のコル付近に、テントが張ってあった。
2人組でバットレスから登頂するらしい。
しばし歓談しつつ、ゆっくり下る。
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1/2 15:51
下りでは八本歯のコル付近に、テントが張ってあった。
2人組でバットレスから登頂するらしい。
しばし歓談しつつ、ゆっくり下る。
ゆっくりしていたら、八本歯ノ頭で日が落ちる。
急激に気温が下がってきたので、足早にテントへ戻り、
暖かいものを食べて、21時頃就寝。
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1/2 8:52
ゆっくりしていたら、八本歯ノ頭で日が落ちる。
急激に気温が下がってきたので、足早にテントへ戻り、
暖かいものを食べて、21時頃就寝。
1月1日はご来光を見た後、一気に下山しようと計画を変更した。
朝ボーコン沢ノ頭を目指して、6:00にテント場を出発。
ボーコン沢ノ頭に着いたのは日が昇る少し前。
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1/2 8:54
1月1日はご来光を見た後、一気に下山しようと計画を変更した。
朝ボーコン沢ノ頭を目指して、6:00にテント場を出発。
ボーコン沢ノ頭に着いたのは日が昇る少し前。
良い感じで、ご来光が期待できそう。
白峰の山なみもまだ暗い。
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1/2 8:56
良い感じで、ご来光が期待できそう。
白峰の山なみもまだ暗い。
しばらくすると太陽が昇って来た。
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1/2 15:09
しばらくすると太陽が昇って来た。
足が寒かったので、サバイバルシートを巻いてみる。
あまり効果はなかった模様。
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1/2 8:57
足が寒かったので、サバイバルシートを巻いてみる。
あまり効果はなかった模様。
太陽は昇ったあと、すぐに雲の裏側へ。
ただそれが良い感じに雲をオレンジ色に染める。
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1/2 15:10
太陽は昇ったあと、すぐに雲の裏側へ。
ただそれが良い感じに雲をオレンジ色に染める。
北岳も朝陽を浴びる。
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北岳も朝陽を浴びる。
ご来光を見届けて、テント場に戻って帰り支度。
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ご来光を見届けて、テント場に戻って帰り支度。
だらだらと後片付けをして、やっと9時過ぎに出発する。
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1/2 15:48
だらだらと後片付けをして、やっと9時過ぎに出発する。
池山小屋に着いて休憩。
ここまでは一気に下って来れた。
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1/2 22:22
池山小屋に着いて休憩。
ここまでは一気に下って来れた。
小屋からアルキ沢橋まではかなり急な下りで、疲れた体にこたえる。
休み休み下りながらやっとの思いで登山口へ。
まだこれから鷲ノ住山を登るという現実に打ちのめされる。
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小屋からアルキ沢橋まではかなり急な下りで、疲れた体にこたえる。
休み休み下りながらやっとの思いで登山口へ。
まだこれから鷲ノ住山を登るという現実に打ちのめされる。
十分な休憩を取って、いざ鷲ノ住山の登り。
登り始めて、今回の一番きつい部分は間違いなく、この最後の登りだと確信した。
2時間の地獄が終わって鷲ノ住山展望台へ到着すると、ようやく安堵する。
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1/2 22:25
十分な休憩を取って、いざ鷲ノ住山の登り。
登り始めて、今回の一番きつい部分は間違いなく、この最後の登りだと確信した。
2時間の地獄が終わって鷲ノ住山展望台へ到着すると、ようやく安堵する。
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