9月3回目の内蔵助雪渓滑降・美女平から立山駅まで徒歩下山つき #83
- GPS
- 08:27
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 3,062m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:25
天候 | 晴れのち時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りの高原バスを乗るのに45分待ちでした。ケーブルカーが75分待ちだったので諦めて徒歩で下山しました。このルートのCTは下山90分、歩きにくいルートなのでオススメはできません。 |
写真
感想
このところ北陸の天気がよくなかったので地元でキノコ山行を繰り返していましたが、そうすると山スキーの禁断症状が出てきました。といっても2週間しか空いてないのですが(笑)
というわけで三連休で混雑するとは分かっていながら立山に向かいます。チケットは争奪戦の様相、まずは8:20のを確保し、その後6:20を確保しましたがあまり朝早いと雪が硬いので8:20で行くことにしました。
駐車場の混み具合が心配でしたが、心配ご無用最高に混んでます。ラスト少しのところでかなり奥の方の路肩の駐車スペースが1台空いてたので駐車。駅からだいぶ遠いですがまずはやれやれです。このあと満車となり臨時駐車場に案内されてシャトルバス送迎となったようです。
さて満員のケーブルカーと高原バスに揺られて、スキー持った変な人がまた室堂にやってきました。入り口での登山届けを提出するとき、ようやく顔を覚えていただけたようで、担当の方に満面の笑顔で何も聞かれず受理していただけました。これが顔パスというものです(笑)
今日も雷鳥沢から大走りを経由して真砂岳、内蔵助山荘、そして内蔵助雪渓を目指します。天気がいいので写真撮影が増えたので前回の雨山行よりはちょっと遅めですが、真砂岳まで2時間なのでほぼ同じです。
それと今日は何かと声をかけられることが多かったです。内蔵助山荘で休憩していると、黒部ダムから登ってきたトレランの方が「面白いもの見つけた〜」感満載でガッツリお話ししました。写真も撮ってインスタ投稿されるとか〜まさに見世物です。
さて内蔵助雪渓まで下りると人がいました。お話しすると何でも氷河が割れているらしく、あそこに落ちたら這い上がれませんよと。そうそう、クラックに落ちたら上に登るのは不可能で、斜度があれば横に行くという方法もありますが、それもないので・・・まさに氷河スキーの世界です。
雪は全体的に雨で汚れが流されてきれいになっており、表面も溶けていて滑りやすそうです。しかし落石もたくさん散らばっており、板がボロボロになることは覚悟しないといけません。前回同様斜度が上がればスキーを履いてカニ歩きで雪渓を登っていきます。斜度はだいたい40°くらい、スリップすれば途中で止まるのはかなり厳しいでしょう。雪は汚れてますからそうなるとウェアはドロドロになって、そんな姿で観光客に混じるのはただでさえ目立つのに悲壮感までプラスされて晒し者状態になりそうです。
少しずつカニ歩きで登り、限界はもちろん雪渓最上部。そこまで行くかどうか?滑ってもターン3回くらい、追い込み甘いですが最上部の少し下くらいでお茶を濁します。行ったら行ったで満足感は高まりますが調子にも乗ってしまうので少し手前くらいのほうがいいのかも知れません。
スキーを履いているので登ったらそのまま滑降開始です。急斜面で凹凸だらけですが表面の雪は少し融けているので随分滑りやすい方だと思います。あくまでも秋の雪渓という前提で・・・。
一番南側の部分を滑ったら今度は落石地獄、どう避けようにも石を踏んでしまいます。雪渓が切れかかったところをカニ足で歩いて横断して後半も滑りますが、後半は斜度も緩めで消化試合という感じです。
この一本自体は距離も短く雪もとても滑るようなものではありませんが、それでも一本滑ると「今日も滑れた」という満足感があります。これをもう一度登り返して滑ろうという気は起こりません。
帰りは雄山経由かピストンにするか悩みましたが、大汝方面に向かう登山者の列がすごいことになっており、これは前が詰まっててかなり時間がかかりそうなのでピストンで大走りを下って帰りました。その大走りでも結構な人が下っていて、何度も追い抜かさせてもらうことになります。下りは少し腰を落として、膝を伸び切らさないように下るのがコツですが、これを意識して何度も繰り返しトレーニングすると身につきます。そうやって必要な筋肉と体幹を鍛えるわけです。
さて無事に室堂について屋内に入ろうとすると、なんと高原バスに乗るための列が1階からずっとつながって階段をぐるぐる回って3階の出入り口のところまで来てました。ここまで待ったのは初めてですが、並ぶしかありません。45分並んでようやくバスに乗車できました。
そして予想していたことですが、ケーブルカーは整理券24をもらって、表示されていたのが9番。自販機でコーラを飲んでいる間に10,11番に進みますが、計算すると1番あたり5分待ちなので75分待ちということになります。そういや以前最終バスに乗り遅れた時に歩く方法があるということを調べていたので(笑)、ここも歩くルートがあってCTが1時間半・・・GPSを見ると登山道があり、直線で1.2kmくらいと1時間もかからないでしょう。であれば歩くことにしました。一度袋に入れたスキーをまた出して横シートラにし、バス乗り場の左にある登山道へ進みます。
道はどのような状態が歩いたことがなかったのですが、やはり少々荒れ気味で、しかも急斜面です。なかなか歩くのには難易度が高いですが前述の方法で汗だくになりながらどんどん下ります。途中にキノコがあって写真撮りたいのを我慢して(笑)、すると前方にケーブルカー立山駅が見えてきて、歩いているとケーブルカーが入ってきました。ちょうどCTの半分、美女平から45分くらいで到着です。予定よりは35分くらい早く着いたと思いますが、汗だくというオマケつきでした。
大混雑のアルペンルートで山スキー、そして紅葉、オマケでキノコという濃い一日でした。帰宅も随分遅くなり翌日はまったりキノコ観察でお茶を濁すことにしました。
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