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Yamareco

記録ID: 160007
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳縦走(硫黄・横岳・赤岳・阿弥陀)

2012年01月02日(月) 〜 2012年01月03日(火)
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
18.3km
登り
1,772m
下り
1,773m

コースタイム

1/2 12:00美濃戸口-14:40赤岳鉱泉
1/3 5:30赤岳鉱泉-7:15硫黄岳-7:40硫黄岳山荘(小休憩)-8:40横岳-9:30赤岳展望荘(昼飯)-10:00(再開)-10:30赤岳-12:00阿弥陀岳(休憩)-12:30再開-14:30御小屋山-15:40八ヶ岳山荘
天候 1/2 軽い風雪。
  気温-7℃くらい。(正午あたり:八ヶ岳山荘にて)
1/3 晴れ
 ・朝一の気温-4℃位(朝5時半ごろ:赤岳鉱泉にて)。
  小屋前の狭い空に星がきらめく。快晴。風ほぼなし。
 ・横岳から赤岳 稜線上の気温-15℃位(朝10:00頃)
  途中赤岳で硫黄岳辺りがガスってくるも、昼以降は持ち直し。
  概ね晴れ。
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘(バス停)にて駐車。¥500/日
雪道はほぼ問題なし(スタッドレス)
コース状況/
危険箇所等
1/2
■美濃戸口〜北沢経由〜赤岳鉱泉
 軽く風雪があるも、トレースはしっかりあり。問題箇所は全くなし。
 アイゼン・ストックなしで快調に歩く。
・雪質は軽く、踏み音も「キュキュキュッ」と、けっこう高くて気持ちよい。
 ザックカバーは着けてないがぜんぜん濡れない。

1/3
■赤岳鉱泉〜赤岩の頭
 大同心やジョウゴ沢へのバリエーションルートへの道には、
 迷わないようロープと注意書きがあり、心配なし。
・昨晩は幾分か雪が積もったであろうが10cmもないと思われる。
 すでに今朝ついたトレースあり。雪は締まっていて歩きやすく気持ちいい。
・樹林帯がぼちぼち終わりそうな所で、稜線へ出る前に防風装備を整えた。

■赤岩の頭〜硫黄岳
 稜線の風はそこそこ強いが、覚悟したほどではなかった。

■硫黄岳〜硫黄岳山荘
・夏は大小の岩が露出していて歩きにくいこの稜線も、
 雪が積もるとずいぶん歩きやすかった。
・写真を撮りながら進むと、手足の先がジンジンしてきて凍りそうに感じたので、
 硫黄岳山荘の風裏に入り、小休憩。
 行動食と暖かいミルクティーを飲んでホッと一息した。

■横岳
・奥ノ院のハシゴや、鉾岳の鎖もほぼ使えて問題なし。
・鉾岳トラバースはもっと緊張すると思ったが、
 トレースがある分足場も肩幅近くあり、意外と大丈夫だった。 
 ⇒やはり雪の量が少ないせいと思われる。

■赤岳からの文三郎分岐への下り
 ここももっと緊張するかと思ったが、一歩ずつ落ち着いて
 アイゼンを効かせて行けばそんなに緊張することはなかった。
 
■中岳を経て阿弥陀岳へ
・ここは風下側だからか雪が締まっていない。
 新雪のせいもあり、踏み固められていなかったので
 フラットフッティングでいくと、ゆっくり体重移動しても
 足場がずれ落ちていき、やがて疲れてきそうなので
 キックステップ気味に足場を固めながら上ると上りやすかった。
・ピッケルを効かせながら快調に登る。
 だが、露出した岩か深すぎる雪で、あまりピッケルを効かせられない
 ところも多かった。
・でも如何にも山登ってます!って感じで、ここはイイ。
 ここを下りに使う場合は多少高度感があって、そこそこ緊張するかもしれない。
 
■阿弥陀岳山頂から御小屋尾根
・鉾岳辺りから併走していた being さんが誘ってくださったので、
 共に御小屋尾根を行くことに決定。
・地形もはっきりしているので迷いようがなさそう。(トレースもあり)
 ※途中、中央稜への分岐と御小屋山分岐点には標識あり。
  2296のピークは南側に巻いていた。

・この稜線の雪もまだ降ったばかりで締まってなく歩きにくかったが、
 フカフカで ある意味楽しかった。
・緩やかなルンゼ状になっている尾根があるくらいで、
 そんなに怖いと感じる所はなかった。

・御小屋山の手前でアイゼンを外したが、御小屋山からの下り始めもそこそこの
 傾斜があったので、うかつにも途中 ツルンっとこけてしまった。(^^;
 ⇒なのでストックがあった方がよかったかも。
北八ヶ岳の峰々(硫黄岳から)
2012年01月03日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
1/3 7:17
北八ヶ岳の峰々(硫黄岳から)
浅間山(硫黄岳から)
2012年01月03日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1/3 7:17
浅間山(硫黄岳から)
北ア・常念岳。槍・穂高連峰は見えない。
手前は霧が峰(硫黄岳から)
2012年01月03日 07:18撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1/3 7:18
北ア・常念岳。槍・穂高連峰は見えない。
手前は霧が峰(硫黄岳から)
横岳から赤岳・阿弥陀岳
中央奥に南アルプス北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳が朝日に輝く
2012年01月03日 08:40撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 8:40
横岳から赤岳・阿弥陀岳
中央奥に南アルプス北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳が朝日に輝く
横岳主峰、奥の院から見る赤岳への稜線
2012年01月03日 08:40撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 8:40
横岳主峰、奥の院から見る赤岳への稜線
富士山遠望。
手前ピークは三叉峰(奥の院から)
2012年01月03日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 8:42
富士山遠望。
手前ピークは三叉峰(奥の院から)
赤岳。こっから見ると、意外にシュッとしてるなぁ〜。男前。(奥の院から)
2012年01月03日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 8:42
赤岳。こっから見ると、意外にシュッとしてるなぁ〜。男前。(奥の院から)
横岳から見る阿弥陀岳。北稜ラインがくっきり
2012年01月03日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1/3 8:42
横岳から見る阿弥陀岳。北稜ラインがくっきり
秀麗、富士山を眺めながら早めの昼食(赤岳展望荘から)
う〜ん、イイ〜日だ。。。
2012年01月03日 09:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 9:35
秀麗、富士山を眺めながら早めの昼食(赤岳展望荘から)
う〜ん、イイ〜日だ。。。
阿弥陀岳から振り返る赤岳。
急斜面を登ってきた後だけに「圧巻!」という印象。
2012年01月03日 12:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 12:09
阿弥陀岳から振り返る赤岳。
急斜面を登ってきた後だけに「圧巻!」という印象。
阿弥陀岳から横岳を振り返る。
2012年01月03日 12:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 12:09
阿弥陀岳から横岳を振り返る。
充実感。。。
赤岳をバックに撮って頂きました。(阿弥陀岳から)
2012年01月03日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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1/3 12:18
充実感。。。
赤岳をバックに撮って頂きました。(阿弥陀岳から)
撮影機器:

感想

■赤岳鉱泉
 小屋泊まり客は、5、60人程度らしい(例年より少ない)。
 ⇒おかげで布団は1枚/1人(狭い目)当たって快適。
・5時半夕食。栄養バランスもよく豪華だった。
やっぱ小屋泊まりは楽して快適。
 (ただ、飲み過ぎたおっさんが寝てる所を倒れ掛かってきた。
  この点はやはり共同生活の苦しさかな)
・冬の小屋泊まりは初めてだが、靴下2枚履きでも廊下や食堂の床が冷たかった。
 テント用スリッパを持参した方がよかった。

■赤岳展望荘で、富士山を眺めながら早めの昼食を取った。
 今回初めて買った「マルちゃん正麺」は、形が丸くて小さめのコッヘルにも ぴったりサイズ♪で何か気持ちよかった。
 豚骨味に付いてる生ニンニクが、なかなかGOO!で元気も倍増した。
 ザックに入れたペットボトルの水が飲み口辺りで凍りかけていた。
 ⇒今度からはザックに使い捨てカイロでも掘り込んでおいてやろうと思った。

■御小屋尾根
 当初、文三郎尾根経由で北沢か南沢を降りることを考えていたので、かなり時間も短縮できた。
 ルートも新鮮な印象だったし、誘ってくれた being さんに感謝!
 しかし、なかなか長い尾根だった。

■ヤマレコデビュー
 以前から閲覧は度々していたが、being さんに進められて、自分の山行記録のため今回初めて登録。
 でもやっぱ文章に残すとなると、いろいろと確認したり整理したりで時間がかかってしまった。
 (それが意味があるんだろうが)
 今回、自分的には初試しものも多かったせいもあるが、書きたい文章も多く、
 でも慣れて来ればやがてすんなり書けるかな?とも思う。
 次回からは、記録写真用の小型カメラを持っていくことも考慮すべし。

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コメント

こんにちは
こんにちは、ヤマレコデビューおめでとうございます。
御小屋尾根でお会いした者です。あの尾根は長かったですね〜。ではまたどこかで。
2012/1/4 23:42
Re:こんにちは
jun7さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

たぶん我々の後ろからダブルストックで颯爽と先に行かれた方ですよね。
いや〜、あの尾根は長かったですね(^^;

あと林道に出てからも結構あった。
実は凍った舗装路のわだちで、ツルンともう一回やってしまいました。
それが一番ショックでした
2012/1/5 21:27
プロフィール画像
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