ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1614741
全員に公開
ハイキング
白山

彩り酔いしれる白山中宮道【フェーン現象が襲う晴天確率40%の賭け】

2018年10月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:03
距離
26.3km
登り
2,637m
下り
2,057m

コースタイム

日帰り
山行
12:28
休憩
1:36
合計
14:04
2:28
157
5:05
5:20
173
8:13
8:45
55
9:40
9:40
69
10:49
10:49
19
11:08
11:10
51
12:01
12:04
71
13:18
13:19
23
13:42
14:23
9
14:37
14:37
20
14:57
14:57
13
15:10
15:10
18
15:28
15:28
31
15:59
16:00
31
16:31
16:32
0
16:32
ゴール地点
天候 フェーン現象による壮絶な嵐
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白山中宮温泉の駐車場に停めさせていただきますた。
尚こちらには登山ポストもございます。
下山口は別当出合にいたしましてハニーちゃんのマシーンのお出迎えといたしました。
別当出合から中宮温泉まで車の回収で試合終了よ。
コース状況/
危険箇所等
まず初めに
白山中宮道は白山自慢の大自然が満喫できる壮大なロングコースとなっています。
室堂までの距離は18kmと長く、挑まれるお方は余裕のあるプランを練って楽しんで下さいませ。
尚、中宮道はアップダウンの多いロングコースに加え難易度も白山屈指と言えますのでとてもファミリー向けとは言えません。
またくれぐれも初心者の単独または初心者同士での山行も慎む事。
初心者のお方は中宮道を熟知されたベテランハイカー様と共に挑まれる事をオススメいたします。
中宮道の起点から暗闇の中での登山口探しは中々難しいです。
初めて中宮道をTRYされる場合は事前に現地で確認されるか、もしくは明るくなってから挑まれる事をオススメいたします。

中宮道登山口〜シナノキ平避難小屋
序盤の九十九折れでは道幅が片歩幅分しかないトラバース道となっており朝露に濡れる草が大変滑りやすくなっているので要注意よん。
またこの時期によく繁殖するヌスビトハギの節果が衣類に付着してくるのとアザミの葉のチクチク攻撃防止のために尾根に乗りあがるまではカッパズボン装着が望ましい。
尾根道上からはほぼ水平道となっておりとても快適に歩きやすいがトラバース道や沢筋なのでは道幅も狭く切れ落ちた箇所もありますので慎重に進め滑落には充分に注意すること。

シナノキ平〜ゴマ平避難小屋
アップダウンは多いが白山自慢の壮大な美しい森が展開しているのでそれを励みに歩けばそれほど辛さは感じられない。
尚、ゴマまでの登りに入ってくる辺りからは下草が腰あたりまで延びたものが多くなってきますので朝露&雨露対策にカッパズボンを装着するべし。

ゴマ平避難小屋〜大汝峰コル
晴れていれば白山随一の夢の稜線散歩が楽しめられる超ゴージャスなコース。
雲海が広がる北アルプスの峰々を眺めながらの浪漫遊戯はたまらない。
日本庭園風の北弥陀ヶ原や白山屈指のお花畑が広がるお花松原は正にこのコースのボーナスステージとも言える。
だが…。
だが、悪天候時ではまともに風雨にさらされるので辛くて長い地獄の道に豹変する。
この区間もとても長大であり、室堂まで避難小屋がないので稜線の天気次第で挑むか撤退するかの判断をゴマ平避難小屋で決める事。

室堂〜別当出合
白山屈指の整備が行き届いた難易度の優しい短ルート。
このコースで唯一危険度の高い場所が高度感満載の十二曲がりの区間である。
濡れた石畳の階段はとても滑りやすい上に、この日は暴雨風が吹き荒れてていたので別当谷への滑落に恐怖を覚えました。
試合開始

只今深夜の2:30をちょいと過ぎたところであります。
私は今、中宮温泉の駐車場にいるんですけども辺りには浴衣姿でウロウロしている温泉宿泊客などは一人もいません。
(フツーはこの時間だったら寝てるやろ)
ま、とにかくここは寂しい場所であり、一人でいると只々怪しいだけの人物と疑われてしまう懸念すらあります。
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試合開始

只今深夜の2:30をちょいと過ぎたところであります。
私は今、中宮温泉の駐車場にいるんですけども辺りには浴衣姿でウロウロしている温泉宿泊客などは一人もいません。
(フツーはこの時間だったら寝てるやろ)
ま、とにかくここは寂しい場所であり、一人でいると只々怪しいだけの人物と疑われてしまう懸念すらあります。
シナノキ平避難小屋

ここまでは時期的に紅葉もまだ始まっていないので写真撮影は封印しひたすら黙々と歩いてきましたわよ。
ここに来てようやく辺りが白々としてきたかしら。
今日は時間がたっぷりとあるのでここでのんびりと朝食とさせていただきますわよ。
シナノキ平避難小屋

ここまでは時期的に紅葉もまだ始まっていないので写真撮影は封印しひたすら黙々と歩いてきましたわよ。
ここに来てようやく辺りが白々としてきたかしら。
今日は時間がたっぷりとあるのでここでのんびりと朝食とさせていただきますわよ。
中宮道の主

「あ〜らお久しぶりじゃな〜い」。
そうよ、中宮道の主と言えばコチラのシナノキの巨木ですことよ。
まぁ存在感は他を圧倒しているので直ぐに目につくと思うわ。
ヤツを見つけ次第ギュッとハグハグしちゃうとみるみるガッパが出てきよんねん。
(ガッパとは石川弁で一生懸命っちゅう意味よん)
4
中宮道の主

「あ〜らお久しぶりじゃな〜い」。
そうよ、中宮道の主と言えばコチラのシナノキの巨木ですことよ。
まぁ存在感は他を圧倒しているので直ぐに目につくと思うわ。
ヤツを見つけ次第ギュッとハグハグしちゃうとみるみるガッパが出てきよんねん。
(ガッパとは石川弁で一生懸命っちゅう意味よん)
白山秋の森のエントランス

今年の白山の紅葉の森はこちらを紹介しちゃうわね。
今は時期的に紅葉の見頃を迎えつつある中盤の森と稜線上のナナカマドが両方一度に楽しめるってのがこの中宮道のウリなのよ。
今日は良いお天気になるって言うからめっちゃワクワクしてんねん。
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白山秋の森のエントランス

今年の白山の紅葉の森はこちらを紹介しちゃうわね。
今は時期的に紅葉の見頃を迎えつつある中盤の森と稜線上のナナカマドが両方一度に楽しめるってのがこの中宮道のウリなのよ。
今日は良いお天気になるって言うからめっちゃワクワクしてんねん。
燃える紅と煌めく金

ふふん、思ったとおりにシナノキ平辺りから艶やかなグラデーションロードとなっていたわよ。
OH!グラッチェですです。
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燃える紅と煌めく金

ふふん、思ったとおりにシナノキ平辺りから艶やかなグラデーションロードとなっていたわよ。
OH!グラッチェですです。
黄葉ARCH

気分いいね!
まだまだ先は長いんだけどこんなの見せつけられたらこの森でどっぷりとしちゃおうかしらって気になってきたわ。
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黄葉ARCH

気分いいね!
まだまだ先は長いんだけどこんなの見せつけられたらこの森でどっぷりとしちゃおうかしらって気になってきたわ。
アフロの巨人登場

ここでヘアースタイルが金髪アフロのでっけぇアンドレダケカンバが現れよった。
もう見上げたら威圧感満載ですわ。
そんなでっかい巨人とコラボを見せる艶やかな紅のナナカマド女史も存在感では負けていなかったわ。
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アフロの巨人登場

ここでヘアースタイルが金髪アフロのでっけぇアンドレダケカンバが現れよった。
もう見上げたら威圧感満載ですわ。
そんなでっかい巨人とコラボを見せる艶やかな紅のナナカマド女史も存在感では負けていなかったわ。
siki彩

ダケカンバでしょ。
トチにミネカエデ。
ブナにナナカマドにナラ。
更には幾種ものツツジにマンサクやオオカメノキ。
全て標準バッチリよん[[scissors]]
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siki彩

ダケカンバでしょ。
トチにミネカエデ。
ブナにナナカマドにナラ。
更には幾種ものツツジにマンサクやオオカメノキ。
全て標準バッチリよん[[scissors]]
フワリ

ポッと赤く照れちゃうカエデちゃん。
私も若い頃は好きな女の子の前ではこうだった。
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フワリ

ポッと赤く照れちゃうカエデちゃん。
私も若い頃は好きな女の子の前ではこうだった。
サラサの魔術

私の思うツツジ的イメージでは紅葉は赤く染まるのかな?と思っていたけど黄色く色付くケースもあるみたいねんな。
黄色のフワリ系も可愛い。
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サラサの魔術

私の思うツツジ的イメージでは紅葉は赤く染まるのかな?と思っていたけど黄色く色付くケースもあるみたいねんな。
黄色のフワリ系も可愛い。
朝陽を浴びて…

人がほとんど歩かない北部白山はPREMIUM度満載。
そんな中でもコチラの中宮道は際立ってタフでありながら高貴な自然美を誇る。
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朝陽を浴びて…

人がほとんど歩かない北部白山はPREMIUM度満載。
そんな中でもコチラの中宮道は際立ってタフでありながら高貴な自然美を誇る。
風情豊かな日本の秋

こんな美しい樹々に囲まれますと「日本人バンザイだよねー」とつくづく実感しちゃうねん。
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風情豊かな日本の秋

こんな美しい樹々に囲まれますと「日本人バンザイだよねー」とつくづく実感しちゃうねん。
静かな朝の森

中宮道は長大なのでターニングポイント的な場所で休憩を挟むと決めると水分を補え損ねたりするケースもありますねん。
「あら〜!、ここ雰囲気いいわね!」的な場所を見つけたらここはためらわずに休憩しちゃうようにいたしましょうね。
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静かな朝の森

中宮道は長大なのでターニングポイント的な場所で休憩を挟むと決めると水分を補え損ねたりするケースもありますねん。
「あら〜!、ここ雰囲気いいわね!」的な場所を見つけたらここはためらわずに休憩しちゃうようにいたしましょうね。
コーヒーブレイク[[cup]]

秋はね、あったかいもんが飲みたいよね。
こんなの見ながらホッと温まりましょ。
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コーヒーブレイク[[cup]]

秋はね、あったかいもんが飲みたいよね。
こんなの見ながらホッと温まりましょ。
陽を浴びる岩間道稜線

そうだな〜。
あの岩間の稜線も今では白山の遠い遠い場所であり最近登山を始められたハイカーさんにとっては知らない存在かもしれないな〜。
そういう私も唯一歩いた事のないコースですのでいつか必ずと思いを馳せていますねん。
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陽を浴びる岩間道稜線

そうだな〜。
あの岩間の稜線も今では白山の遠い遠い場所であり最近登山を始められたハイカーさんにとっては知らない存在かもしれないな〜。
そういう私も唯一歩いた事のないコースですのでいつか必ずと思いを馳せていますねん。
レインボーマウンテン

山肌に虹が掛かる。
「お〜!素敵じゃないか!」と優美に浸るも、「えっ!、っちゅうことはアソコは雨が降ってんの?」って事だよね。
おいおい、今日は晴れるんじゃなかったのかい?
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レインボーマウンテン

山肌に虹が掛かる。
「お〜!素敵じゃないか!」と優美に浸るも、「えっ!、っちゅうことはアソコは雨が降ってんの?」って事だよね。
おいおい、今日は晴れるんじゃなかったのかい?
黄金色の貢ぎ物

高度が上がれば上がるほど紅葉の出来栄えはグレースなものとなってきた。
特に滝ケ岳近辺の白山を望められるトラバース道では「今年はどうかな?」と気に掛かる素敵な斜面がありますねん。
どうです?今年も中々でしょ。
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黄金色の貢ぎ物

高度が上がれば上がるほど紅葉の出来栄えはグレースなものとなってきた。
特に滝ケ岳近辺の白山を望められるトラバース道では「今年はどうかな?」と気に掛かる素敵な斜面がありますねん。
どうです?今年も中々でしょ。
もしや雨?

朝の眩い光は受けるもののプチプチと顔にミスト状の水滴が天から降りかかるようになってきた。
「あの〜、何度も確認いたしますけども…。今日の北陸痴呆はカラッと晴れた暑いフェーン現象に見舞われるんでしたよね?」。
何だかおかしくね?
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もしや雨?

朝の眩い光は受けるもののプチプチと顔にミスト状の水滴が天から降りかかるようになってきた。
「あの〜、何度も確認いたしますけども…。今日の北陸痴呆はカラッと晴れた暑いフェーン現象に見舞われるんでしたよね?」。
何だかおかしくね?
すっかり雨

高度をグイグイと上げきたら辺りの森の彩は最高潮の出来栄えとなってきた。
んが、肝心のお天気が実に怪しいではないか。
風がゴーゴーと吹き荒れる雨模様となっちまったやん。
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すっかり雨

高度をグイグイと上げきたら辺りの森の彩は最高潮の出来栄えとなってきた。
んが、肝心のお天気が実に怪しいではないか。
風がゴーゴーと吹き荒れる雨模様となっちまったやん。
ゴマ平避難小屋

ゴマ平近辺の森の紅葉が一番GOODとなっていたわ。
これは私の読み通りだったんだけど雨と汗で身体はビショ濡れになるっつうのは想定外だったわ…。
今日の麓の街では予想最高気温が30℃以上の猛暑となるハズなのに今の私はめっちゃ寒いねん…。
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ゴマ平避難小屋

ゴマ平近辺の森の紅葉が一番GOODとなっていたわ。
これは私の読み通りだったんだけど雨と汗で身体はビショ濡れになるっつうのは想定外だったわ…。
今日の麓の街では予想最高気温が30℃以上の猛暑となるハズなのに今の私はめっちゃ寒いねん…。
三俣峠の倒木現場

ゴマ平避難小屋での休憩中でこの先に待ち構える稜線を見るとドス黒い雲に覆い尽くされてビュービューゴーゴーを展開していた。
「この後きっと晴れてくるハズ」と思い期待を寄せて登ってはみたが…。
待っていたのは風速20mは優に越えるであろう試練の暴風雨地獄であった。
2
三俣峠の倒木現場

ゴマ平避難小屋での休憩中でこの先に待ち構える稜線を見るとドス黒い雲に覆い尽くされてビュービューゴーゴーを展開していた。
「この後きっと晴れてくるハズ」と思い期待を寄せて登ってはみたが…。
待っていたのは風速20mは優に越えるであろう試練の暴風雨地獄であった。
間名古の頭巻道

フェーン現象の温かく湿った南風が白山斜面に襲いかかる。
だが中宮道のほとんどの区間では稜線上を辿る道にはなっておらず尾根の北側斜面をトラバースするように付けられているため歩いていても風を遮ってくれるケースが多々あってとても助かりましたわ。
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間名古の頭巻道

フェーン現象の温かく湿った南風が白山斜面に襲いかかる。
だが中宮道のほとんどの区間では稜線上を辿る道にはなっておらず尾根の北側斜面をトラバースするように付けられているため歩いていても風を遮ってくれるケースが多々あってとても助かりましたわ。
稜線PARADISE

カメラを出せるのはタイミングを見計らった時のみ。
今の状況下では無事に歩き通す事のみに集中しているわ。
でもねめっちゃ素敵なシーンを目の当たりにされられちゃうと森オタクの血が騒ぎシカトして素通りできなくなっちまうねん。
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稜線PARADISE

カメラを出せるのはタイミングを見計らった時のみ。
今の状況下では無事に歩き通す事のみに集中しているわ。
でもねめっちゃ素敵なシーンを目の当たりにされられちゃうと森オタクの血が騒ぎシカトして素通りできなくなっちまうねん。
うぐいす平

中宮道の稜線上にありますナナカマドの中でもこちらに存在するマンモスサイズの巨大ナナカマド鑑賞が今日の山行の目玉でもありますた。
んが、今年は既に閉店セールを終えて寒々しい結果となっており、この暴雨風に耐えて頑張ってきた私に更なるボディーブローを浴びせるかたちとなった。
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うぐいす平

中宮道の稜線上にありますナナカマドの中でもこちらに存在するマンモスサイズの巨大ナナカマド鑑賞が今日の山行の目玉でもありますた。
んが、今年は既に閉店セールを終えて寒々しい結果となっており、この暴雨風に耐えて頑張ってきた私に更なるボディーブローを浴びせるかたちとなった。
とてもアルキヤスイ

今が稜線紅葉真っ只中ともあって足元の下草は綺麗に刈り払われていました。
乾さん及び関係者様の皆様方のご尽力にはとても頭が下がります。
いつもいつも誠にありがとうございます。
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とてもアルキヤスイ

今が稜線紅葉真っ只中ともあって足元の下草は綺麗に刈り払われていました。
乾さん及び関係者様の皆様方のご尽力にはとても頭が下がります。
いつもいつも誠にありがとうございます。
ナナカマド満開じゃないか

今年のナナカマドは不作と聞いていたが葉の状態を見ると中々どうして、私的には結構イケていると感じたわよ。
だけどこのシーンを晴れている状態で見るシナリオでいたのに…、それが唯一悔やまれる。
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ナナカマド満開じゃないか

今年のナナカマドは不作と聞いていたが葉の状態を見ると中々どうして、私的には結構イケていると感じたわよ。
だけどこのシーンを晴れている状態で見るシナリオでいたのに…、それが唯一悔やまれる。
北弥陀ヶ原

「いよいよボーナスステージ突入!」。
中宮道のHIGHLIGHTと言えばここからお花松原を経て大汝峰鞍部にかけてがそれに該当する。
ハッキリ言ってこの区間を歩いて感動しない人は誰もいない。
んが、今回に限って言えばこの区間は暴風雨を遮るものが殆どないので生命の危険すら感じる辛く厳しい道のりであった。
「冥途の土産」的な感覚に陥って美しき景観に感動する最後の私。
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北弥陀ヶ原

「いよいよボーナスステージ突入!」。
中宮道のHIGHLIGHTと言えばここからお花松原を経て大汝峰鞍部にかけてがそれに該当する。
ハッキリ言ってこの区間を歩いて感動しない人は誰もいない。
んが、今回に限って言えばこの区間は暴風雨を遮るものが殆どないので生命の危険すら感じる辛く厳しい道のりであった。
「冥途の土産」的な感覚に陥って美しき景観に感動する最後の私。
日本庭園風情満載

結局今日も雨歩き。
そこまで降らんでもええやないかいってなレベルまで達した。
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日本庭園風情満載

結局今日も雨歩き。
そこまで降らんでもええやないかいってなレベルまで達した。
お花松原

ここのナナカマドも近年には無い出来栄えじゃないかしら。
でもねカメラのレンズキャップも紛失してしまいまともに綺麗な画像を収める環境下じゃないのでサッと撮っておしまいとさせていただくわ。
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お花松原

ここのナナカマドも近年には無い出来栄えじゃないかしら。
でもねカメラのレンズキャップも紛失してしまいまともに綺麗な画像を収める環境下じゃないのでサッと撮っておしまいとさせていただくわ。
有終の舞

チングルマさんの葉の紅葉も今が見せどころ。
最後の最後に私を待っていてくれてとても嬉しかったし、そしてとても励まされたわ。
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有終の舞

チングルマさんの葉の紅葉も今が見せどころ。
最後の最後に私を待っていてくれてとても嬉しかったし、そしてとても励まされたわ。
白山東面台地

明日は台風が通り過ぎていくのでこの斜面も今日が見納めとなるのであろう。
ここで起死回生の奇跡の晴天が起きてくれるのを期待したがそれを待っていたら私はここで死んでしまうわ。
今は生きている内に少しでも先へ進もう。
これより写真は封印、室堂までなんとか足を運び着ているものを乾かしたいのと温かいカップヌードルを食べたい一心で歩を進めた。
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白山東面台地

明日は台風が通り過ぎていくのでこの斜面も今日が見納めとなるのであろう。
ここで起死回生の奇跡の晴天が起きてくれるのを期待したがそれを待っていたら私はここで死んでしまうわ。
今は生きている内に少しでも先へ進もう。
これより写真は封印、室堂までなんとか足を運び着ているものを乾かしたいのと温かいカップヌードルを食べたい一心で歩を進めた。
ー参考2013 秋ー

「北弥陀ヶ原からご来光」
ほんとはこんなシーンを見たかった。
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ー参考2013 秋ー

「北弥陀ヶ原からご来光」
ほんとはこんなシーンを見たかった。
ー参考2013 秋ー

「ヒルバオ雪渓&紅葉斜面」
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ー参考2013 秋ー

「ヒルバオ雪渓&紅葉斜面」
ー参考2013 秋ー

「白山剣ヶ峰と共に」
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ー参考2013 秋ー

「白山剣ヶ峰と共に」
ー参考2013 秋ー

「白山東面PANORAMA」
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ー参考2013 秋ー

「白山東面PANORAMA」
不動滝

この時間になってようやく陽が降り注ぎだしてきたわ。
すると山肌のコントラストがクッキリと現れてきたわよ。
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不動滝

この時間になってようやく陽が降り注ぎだしてきたわ。
すると山肌のコントラストがクッキリと現れてきたわよ。
別当森

辺りのサワグルミやダケカンバの樹々は黄色く色付いていたわよ。
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別当森

辺りのサワグルミやダケカンバの樹々は黄色く色付いていたわよ。
天使の微笑み

何とか生きて帰って来れますた。
「あっ、あれは…」。
雨の中、別当出合で待っていてくれたのはハニーちゃんだった。
私が全身びしょ濡れだろうと読んで着替えまで持ってきてくれたの。
ハニーちゃん、いつもいつもありがとうございます。
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天使の微笑み

何とか生きて帰って来れますた。
「あっ、あれは…」。
雨の中、別当出合で待っていてくれたのはハニーちゃんだった。
私が全身びしょ濡れだろうと読んで着替えまで持ってきてくれたの。
ハニーちゃん、いつもいつもありがとうございます。
試合終了

今日は久々にあらゆる意味で経験値の上がるタフな一日だった。
最初に飴をふんだんに御馳走され、中盤以降からはビシバシとムチを打たれ、最後には「監督、ありがとうございますた!」ってな感動的なドラマの幕切れで終演を迎えた。
今夜は二人で仲良く美酒を交わしたいと思いますわ。
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試合終了

今日は久々にあらゆる意味で経験値の上がるタフな一日だった。
最初に飴をふんだんに御馳走され、中盤以降からはビシバシとムチを打たれ、最後には「監督、ありがとうございますた!」ってな感動的なドラマの幕切れで終演を迎えた。
今夜は二人で仲良く美酒を交わしたいと思いますわ。

感想

皆さまこんにちは。
ご機嫌いかがかしら?

秋もジョジョに深まり出してきて皆様方の山行も紅葉をメインとした計画となっておれるようでありますわね。
したがいますて紅葉のメジャーどころのお山はどこもかしこも人、ひと、ヒトでごった返していますわね。
う〜ん、美しいもの見たさの感情としましては分からない気はいたしませぬが、どうせならやっぱり風情豊かに静かに佇みたいものでありますわね。
私も今回はやっぱり紅葉狙いでやっちゃおうかと思っているんだけど人でウジャウジャしちゃうところはスパッと除外しちゃうわ。
先週の連休には静かな秋の朝日岳を狙っていたんだけど台風接近で計画はオジャン。
く〜、ザンネンでありますた。
で、今回は地元の白山へお邪魔させていただこうかと考えているの。
白山も紅葉時期となると全国からこれでもかと人が押し寄せてくるんですけども、場所を厳選すれば静かな秋の森がいくつかあるのよ。
そんな中でもやっぱり北部白山は別格よ。
白山の森と言えば昨年歩いた釈迦の森や別山チブリの森なども素敵な原生林が広がり毎年是非見ておきたいスポットと言えるのですけども、今年は自然災害等で通行不可を余儀なくされているもんね。
(釈迦新道の開通は未定)
でもねそんな二大スポットに引けを取らない森を抱えているのが北部白山には存在するわ。
それは白山中宮道の長大な森よ。
樹々のダイナミック度で言えば二大スポットには敵わないけどもビューティーネイチャー度で言えばほぼ互角と言ってもいいんじゃないかしら。
それにこの中宮道は上部には白山屈指の癒し稜線ZONEも備えているので見どころに尽きることは全くないわよ。
今回はそんな魅力満載の白山中宮道を歩いてみるわね。

さてさて行き場所は決定したのですが気になるお天気はどうなんでSHOWか?
今日の北陸痴呆の予報では温かく湿った風が山にぶつかり水分を失った乾いた暑い風が麓の街を襲う。
ほほう、フェーン現象が起こるのね。
予想最高気温も金沢市が32度ですって!
10月としては異例中の異例よね。
こりゃ稜線に出ても夏山同然の厳しい暑さを食らうんじゃね。
(この判断が後の山行に大いに厳しい局面を強いられることとなる)
前夜にとっとと就寝につき深夜0時に目を覚ませ白山中宮温泉へ向かう。
ふと中宮展示場の前を差し掛かった時に不審な黒い車両が目に留まったが…。
「まさか赤いジェイソンが…」。
深夜2:30チョイ、中宮温泉駐車場に到着。
人は全くいないし停まっている中古車も軽トラの一台のみ。
ふっふっふ。
今が紅葉真っ盛りの全国区白山においてこの静けさはPREMIUM級だわね。
流石は北部白山だわ。
今回は長大なコースに挑む訳だから出発前には念入りに身体をほぐしていくわよ。
足は肩幅分くらい開き、両手は真横に広げ脱力感MAXになるくらい力を抜きその場でピョンピョンと垂直ジャンプを繰り返す。
題して「ゾンビジャンプ」。
これがめっちゃキモチイイねん。
だいたい500回くらいジャンプしたら身体は十分にほぐれるわよ。
あとはいろんなストレッチを盛り込めばパーペキね。
さぁ身体がほてってきたところでいよいよ出発に掛かるわよ。
非売品の花王レアヘルをかぶりヘッデン煌々と灯していざ出陣じゃ。
はっきり言ってゾンビジャンプをする私と今の姿は究極の怪しい人と理解している。
いいんだいいんだ、これが私のいいところなんだから。
さて真っ暗な登山口までやってきたが直前に人が通った形跡は感じられなかったわ。
「やっぱりいるハズないよね…」。
秋の深夜だっつうのに早くも南風が吹き込んでいるのか全く寒さを覚えない。
だが足元の草は露で既に濡れており広い尾根道に登り上げるまではカッパズボン装備で挑む事とした。
私はガンガン突き進むロングエキサイティングハイカーではなくのらり歩行を主体とする森オタクであるますので紅葉メインの森は絶対に外すわけにはいきませぬ。
森に朝陽が射し込むであろう時間に標準を定めゆっくりゆっくりと突き進んでいくとする。
狙いはバッチリと当たった。
シナノキ平を過ぎた辺りから明るくなり出し、紅葉もシナノキ平を過ぎた辺りから色付くようになっていた。
ふふん、めっちゃビンゴじゃん
朝陽が森に降り注ぎ爽やかな森の演出が存分になされていたわ。
森の紅葉はゴマ平辺りが最高潮となっていたが何故か雨が降り出してきた。
そすて向かいたい稜線では風もゴーゴーと鳴り響く。
「ん?、今日の金沢は降水確率が40%となってが暑い晴天をもたらすフェーン現象になるんぢゃなかったですけ?」。
「きっと雨は今のうちだけで私が稜線上に出たら止むに違いないわ」と楽観視していた。
取り敢えずは今現在雨が降っているので上下カッパを身にまといゴマ平の小屋をあとにした。
雨は止まない。
そすて稜線に出た途端に身体ごと吹き飛ばされるかのごとく暴風雨が吹き荒れていた。
本来ならここからがこのコースのボーナスステージである。
雄大な北アルプスPANORAMAを眺めながら心躍る稜線遊戯が楽しめられる白山屈指の癒しラインなのだ。
それが今はどうだ。
風を遮るものが殆ど無いめっちゃ危険なラインと豹変しているではないか。
根拠のない「きっと歩いているうちに風雨は収まってくれる」を励みに私はひたすら黙々と進んだ。
北弥陀ヶ原にたどり着いたころには「こりゃヤバいかも…」と恐怖すら覚えた。
当初の計画では楽々新道を降りる予定でいたが稜線歩きがひたすら続くその計画ではきっとどこかでヤラレてしまう。
「これは何としてでも室堂まで辿り着かねば」と生命を最優先とし計画を変更することに決めた。
中宮道自慢の稜線上のナナカマドも最高潮を迎えていたが森オタクと言えども今回ばかりは呑気に散策を出来る余裕なんぞこれっぽっちもなかった。
大汝峰コルまで登り上げた時に路面に真新しくストックで突いた跡が見られた。
「ん?、やっぱり直前に誰かここを歩いたみたいだ」。
「私以外にこんなおバカな事をする人なんて…。はは〜ん、やっぱりヤツだな」。
「でも彼はこんな嵐の中をいったいどこへ向かったのだろうか?」。
私は大汝峰コルから室堂に辿り着くまでも命懸けだった。
なんせ南へ向かうように進むこととなるので地獄の向かい風を食らうかたちとなったからだ。
視界もほとんどなく目もほとんどといっていいほど開けていられないから、どこをどう進めばよいのやらといった時間が永遠と続いた。
こんな状況下で人は全く歩いていない。
って言うか今日白山に人がいるのかしら?と思ったほどであった。
時間はどれだけ経ったであろうか?なんとか無事に室堂まで辿り着くことができた。
ここに来れば水はあるし、暖もあるし、食料もある。
これで生きていられると確信した。
濡れた衣服をストーブで乾かしメシを食って英気を養った。
暴風雨の稜線上では休憩できるシチュエーションではないので只々長く辛い地獄の道のりであった。
ここからハニーちゃんに別当出合まで迎えに来てとお願いし閑散とした室堂をあとにした。
中半場を過ぎた辺りから今日はそんな大荒れでしたっけと思えるくらいに穏やかとなり陽射しも降り注ぐようになった。
何とか別当出合まで辿り着くと傘を差して待つ女性が立っていた。
それは笑顔で迎えてくれたハニーちゃんであった。
何とか無事に生きて帰ることが出来ますた。
ハニーちゃん、君の御蔭でございます。
ありがとうございますた。

ガッパ白山中宮道。
今回はいろんな要素が凝縮されためっちゃ中身の濃い山行を経験させていただきますた。
だけどやっぱ中宮道は白山で一番大好きだなぁ。

おしまい。

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コメント

なるほど、こういうことでしたか
あなた「も」というのはこういうことでしたか。
まさかこの日に北部白山を歩く人が他にいたとは・・・まあミラーさんなら納得です。
そうなんですよ、朝一は晴れていたしそこそこ風はあってもここまで地獄になるとは思っていませんでしたね。
僕は加賀禅でご褒美もらえましたがミラーさんも前半戦で森を楽しめたようなのでせめてもの慰めとなったのでは?
2013年のあのパーフェクトな紅葉、いつかまた見られればいいですね。
ヒルバオ雪渓に雪が残っているところを見ると、やっぱり前年に雪が多くて雪融けも遅いって感じの方がいいんですかねぇ・・・

次回は四塚の地獄1丁目も是非
2018/10/16 5:55
あなた「も」、わたし「も」
Sanchanさん、こんばんは。
ありがとうございます。

いやぁ狙いどころの違いはあれども、まさか、まさかだったわよね〜。
ここだけの話だけどね、実は言うと私、用心の為に吉光の剣やジャギのショットガンなんども持っていたから、もしもアナタと森で遭遇していたら「貴様はすでに死んでいる」状態とされていたわよ

狙い目としてはこの日はこの日で正解だったと思うのよ。
台風が直撃&通り過ぎていった場合ともなればフィールドの環境は更に悪化する懸念すらもあった。
翌日まわしにしていたら登山道を塞ぐ倒木は更に増えていたであろうし、期待していた肝心の紅葉は寒々しい結果ともなっていましたでしょう。
ちゃんと見るものを見て秋の終演させないと森オタクはフラストレーションがたまっちゃうわ。

ん?次回は四塚山の地獄?
も、もしやアレをやっちゃう…って〜のかい?
2018/10/16 21:53
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