日立会山岳部 2018秋の親睦山行 〜瑞牆山、国師ヶ岳〜
- GPS
- 08:59
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,040m
- 下り
- 2,024m
コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 6:35
天候 | 10/13 曇り時々晴れ、10/14 曇り(ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10/14 国師ヶ岳:大弛峠駐車場利用。トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
瑞牆山は最近崩落したと思われる個所が数か所あり。全て応急処置されており、通過することは問題なし。 国師ヶ岳は6割以上木道、階段で危険個所なし。 |
その他周辺情報 | 瑞牆山:下山後車で15分ほどで増冨温泉あり。瑞牆山荘の駐車場等に50円割引券あり。 国師ヶ岳:下界まで下りたあたりに公共入浴し施設あり。 |
写真
感想
日立会山岳部で毎年春と秋に実施している親睦登山。
今回はIさんの還暦を祝う『還暦登山』として、瑞垣山メインに金峰山も楽しもうと企画。
10/12の深夜、F君の車で我が家まで来てもらい、車を乗り換え出発準備。
今回Nさんの紹介で部外から参加のKさんが、隣の部署のGLの奥様だった!山と関係ないところでびっくり。
それはさておき、深夜に出発した車は、女性2人の終わることない会話をBGM?に、常磐道、首都高を抜け、中央道藤野PAまで走った。10年ほど前の瑞牆山荘の駐車場が、未明の冷え込みでつらかったことを思い出したため、藤野PAで2時間ほど仮眠した。4時前に起きて再度車を走らせ、5時半過ぎに瑞牆山荘近くの無料駐車場に到着。準備を済ませ、6時過ぎに出発!コースは事前に計画した周遊コースの台風の影響が確認できなかったため、ここからのピストンに変更していた。
最初はなだらかな道だが、すぐに急な登りが始まる。昔のようにガンガン上るには体重が増えすぎ、一歩一歩ゆっくりと登る。林道出会いを越えてもう一登りすると尾根に上がり、正面に瑞牆山の全景が見える。この時点ではガスもかかっておらず、なかなかの雄姿。しばらく堪能した後、富士見平小屋へと進んだ。
富士見平小屋の下には湧水がある。自宅から入れてきた水を湧水に入れ替えて、山頂の紅茶、ラーメンに使う。Nさんはピロリ菌が心配だから生水は飲めないとのことで、なんだか可哀そう。代わりに酒を飲むからいいのかな。
富士見平小屋で金峰山への道と分かれ、いよいよ瑞牆山への登山。しばらくなだらかなアップダウンだが、小川山への廃道?分岐から天鳥川に向かって一気に下る。高低差としてはたいしたことないが、降りるのがもったいないとの声が聞こえてきた。「登って、降りて」が登山ですから、これも変化の一つとして楽しみましょう!ちなみにこの辺りから見上げる瑞牆山山頂方面は、普通お目にかからない角度で見える。これから登る急登を予感させられる。
川を渡るとすぐに二つに割れた巨岩が目に入る。桃太郎岩とのこと。なるほど元は丸い岩が縦に二つに割れた姿は、桃太郎が入っていた桃を想像させるのか。この岩の脇を抜けると、真新しい感じの崩落の跡が目に入る。おそらく9月下旬以降の台風で崩れたのだろうか。応急処置はされており、通過する分には問題ないが、大雨の際には通りたくない。そんな時に山に入るほどの山屋じゃ無いけど。なにはともあれ、このあたりから傾斜がきつくなってくる。大きな岩をか細い小枝が支える姿をほほえましく眺めながら登っていくと、いつの間にか大やすり岩の下に到着。ここでしばし記念撮影しつつ、岩の大きさを実感。
再度上りだすも、このあたりからはNさんが登るのに苦労する岩場も出てき始める。とは言えベテラン。なんだかんだとしっかりクリアし着実に登って行った。山頂直下の不動滝方面から上がる道との合流部を過ぎると、山頂はすぐそこ。岩の山頂を思い出しつつ、気がはやる。山頂付近になっても風が強い感じはなく、豪快な眺望と快適な居心地が約束され始めた。
が、この日はあいにくの曇天。金峰山の雄姿や富士山の端麗な姿を拝むことはできなかった。それらの眺望があるのがベストではあるが、この日見えた大やすり岩を含む景色はなかなかのもの。瑞牆山が百名山であるところの一端を垣間見ることができたのではないだろうか。この後、富士見平小屋下の湧水で沸かしたお湯で紅茶を飲み、チキンラーメンにインスタントみそ汁の具とベーコンを加えて昼食。ゆっくり1時間ほど頂上を楽しみ下山開始した。
下山時は登ってくる人が多く、道の譲り合いでなかなか時間がかかった。さすがはお手軽かつ独特の特徴を持つ百名山。全てのぼりと同じ道を折り返し13時前に駐車場に戻った。下山後は車で15分ほどの増冨温泉へ。ラジウム温泉で様々な温度の風呂があった。ただし、事前に入浴方法を確認していなかったので適当に入ってしまい、効能があったかどうかはわからない。とは言え、下山後に汗を流せて気持ちよかった。
このあと、長距離移動で大弛峠近くの金峰山荘まで移動。当初は下界に降りて高速利用のはずだったが。。。ナビに騙され林道を走るも台風の影響か通行止め。無駄に林道を走った形となり、当初予定よりも1時間ほど遅れて金峰山荘に到着した。下調べしていない林道は走ってはいけません。。。
宿の金峰山荘は、同じ記載が長野県側にもあるが、今回は山梨県側のもの。大弛峠まで車で30分程度の位置にあり、金峰山や国師ヶ岳登山にはもってこいの場所。翌日登る予定の北側の山はガスがかかっており、何も見えない。となればやることはただ一つ。夕食前に宴会を開始。夕食はたっぷりのお肉が用意された焼肉。男3、女2に分かれて食べ始めたが、なぜか女性陣のほうがはるかに早く肉がなくなった。見た目は同量が皿に盛られていたはずだが?夕食後も部屋に戻り宴会を継続。I氏の還暦を祝いつつ様々な話題に花を咲かせた。
10/14の朝、朝食時間の6時直前に目を覚ますも外は雨。とりあえず朝食を食べ、食べ終わりころにこの日の行動について多数決。予定通り迷わず金峰山に登る希望者はゼロ。そのまま直帰が2名。様子を見つつ、大弛峠まで上がってみるが3名。ということで出発を8時とし、天気の回復を祈ることに。だらだらと時間を過ごすうちに雨が上がり、青空も見えるようになってきた。朝の残念な気分が一転、勇んで車に乗り込み大弛峠へ向かった。途中の林道からは稜線もきれいに見える。左手に見えたのは金峰の五丈石か?大弛峠につくとまたガスがかかってきたものの、天気は回復傾向との予報を信じ、遅い出発でも登れる国師ヶ岳に出発した。
国師ヶ岳は基本的に木道、階段が整備された快適な登山道。地図上の傾斜はそれなりのはずだが、ペースを守って登るとどんどん高度が上がる。40分弱でピークに上がり、その後は小さなアップダウンで山頂へ。山頂手前の北奥仙丈岳との分岐点にも国師ヶ岳との看板があり紛らわしい。山頂ではまた紅茶を飲んで一服。ガスに包まれ何も見えない。奥秩父最高峰の北奥仙丈岳にも立ち寄ったが、やはりガスの中。結局眺望は得られないまま下山開始。途中、登りでは立ち寄らなかった夢の庭園を回ってみた。最初は何が夢の庭園かわからなかったが、木々が途切れ視界が開けたたころでちょうどガスが晴れた。晴れた日には確かに夢の庭園だろうと納得しながら、駐車場へと下った。
下山後は、下界まで下りたところにあるはなかげの湯に入浴。地図で検索して立ち寄ったが、行ってみると以前来たことがあるところだった。こぶしの後に立ち寄ったか。入浴後は昼飯を車中にして道を急ぎ、小仏トンネルの渋滞に掛からないようにと頑張ったが、結局事故渋滞で捕まった。とは言え、事故なく水戸まで無事帰還。ここでF君に皆さんを送る役目を交代し、私の親睦登山は終了。
Iさんの還暦登山として、瑞牆山を推薦していただいたが、やはり良い山。天気はいまいちであったが、瑞牆山頂では遠い山は見えないものの南西側はある程度の眺望もあった。金峰はあきらめざるを得なかったが、おそい時間からでも登れる国師ヶ岳が同じ登山口からあったのも有難かった。林道迷いは大失策だが、全体的には良い山行であったと思う。
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