初冠雪の赤石岳【椹島から避難小屋泊】

2018年10月20日(土) 〜 2018年10月21日(日)

• GPS: 32:50
• 距離: 45.5km
• 登り: 2,680m
• 下り: 2,676m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:46

5:02 畑薙ダムゲート前
5:28 5:29 青薙山登山口
6:28 6:28 聖沢登山口
6:44 6:48 椹島ロッジ
8:33 8:35 カンバ段
10:16 10:55 赤石小屋
11:25 11:25 富士見平
12:19 12:20 北沢源頭
13:13 13:21 赤石岳・小赤石岳間分岐
13:43 13:43 赤石岳
13:48 赤石岳避難小屋

2日目

• 山行: 5:48
• 休憩: 0:51
• 合計: 6:39

6:51 赤石岳避難小屋
6:57 7:00 赤石岳
7:09 7:09 赤石岳・小赤石岳間分岐
7:21 7:24 小赤石岳
7:33 7:33 赤石岳・小赤石岳間分岐
8:01 8:04 北沢源頭
11:20 12:01 椹島ロッジ
12:13 12:13 牛首峠
12:21 12:21 聖沢登山口
13:00 13:00 青薙山登山口
13:25 13:26 畑薙ダムゲート前
13:30 ゴール地点

天候

10月20日（土）晴れ/小雪
10月21日（日）快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

駐車場：沼平ゲート前 20台ほど停められて余裕ありました。
※東海フォレストのバス利用の場合は畑薙第一ダムになりますが満車でした。
※バスに乗るためには椹島か二軒小屋で前泊または後泊が必要になります。

コース状況／危険箇所等

道の状況：
稜線の積雪量は20cmくらいで、ふわふわの新雪なのでアイゼンは不要でした。
今後、根雪となり北沢の源頭部がアイスバーンだと本格的な装備が必要です。
■沼平〜椹島
未舗装路で荒れた路面の林道なのでMTBを使いました。
距離17.5km、獲得標高750mの登り基調で2時間弱掛かりました。
■椹島〜赤石小屋
大倉尾根と呼ばれる急登が続き、樹林帯で展望が全くないコースです。
赤石小屋には冬期小屋と冬期トイレがあり、水場も出ていました。
■赤石小屋〜富士見平〜椹島下降点
歩きやすい道が続き、富士見平は最高の展望地で森林限界になります。
北沢の源頭部まではトラバース道が続き、源頭からは岩場の登りになります。
■椹島下降点〜山頂〜避難小屋
稜線からは山頂はひと登りで、避難小屋は聖岳方向へ1分と近いです。
赤石岳避難小屋は二階が入り口になり、外に冬期トイレがあります。

その他周辺情報

温泉：赤石温泉「白樺荘」610円
※ヌルヌルの源泉掛け流しの良泉です。

写真

10/20 4:58

お馴染みの沼平ゲート前。
椹島までは自転車は通行許可されています。

10/20 5:18

注意！！
畑薙大吊橋のある茶臼岳登山口です。
先月の台風により、通行できません。

10/20 6:14

赤石ダムの向こうに朝日に輝く山が見えました。
左が200名山の上河内岳、右が聖岳かな。

10/20 6:24

凄い所に林道が付いています。
落ちたら完全にアウトです。

10/20 6:39

赤石沢から赤石岳山頂が望めます。
ここからは意外にも三角錐の綺麗な山容です。

10/20 6:48

登山基地の椹島に到着です。
シュラフやテントなど40リットルザック一杯です。

10/20 7:07

静岡県の先っぽ全部が東海フォレストの社有林。
大倉財閥の凄さを感じます。

10/20 6:41

赤石岳登山口です。

10/20 7:25

樹林帯が続きます。

10/20 7:32

なかなかの急登です。

10/20 7:40

目安になります。

10/20 8:13

旧林道が横切るので平らです。

10/20 8:35

樺段で中間地点。

10/20 8:48

台風の影響で倒木が多い。
整備に入ってくれて問題はありませんでした。

10/20 9:39

歩荷返しです。

10/21 9:33

小屋が近づくと赤色チャートの岩が目立ちます。
赤石岳の山名の由来の岩です。

10/20 10:14

赤石小屋の冬期小屋に到着。
建てられたばかりで綺麗です。

10/20 10:16

内部の様子。
屋根裏なので、ちょっと狭いです。

10/20 10:14

水場へ寄ります。
五分くらい下ります。

10/20 10:33

やや細いですが出ていました。

10/20 10:19

小屋からは聖岳と兎岳が望めます。

10/20 10:19

聖岳を拡大。
金曜日に降った雪が白いです。

10/20 10:19

赤石岳には怪しげなガスが掛かっています。

10/20 11:20

歩きやすい樹林の道です。

10/20 11:32

富士見平ですがガッスガスで何も見えません。

10/20 11:39

桟道が多いです。

10/20 12:09

岩場のトラバースが続きます。

10/20 12:13

源頭部の水場も出ています。

10/20 13:12

椹島下降点です。

10/20 13:17

一瞬だけ青空が見えました。

10/20 13:16

赤石岳に向かいます。
小雪が舞って寒いです。

10/20 13:39

積雪は踝くらいです。

10/20 13:41

三一二〇米
赤石岳に到着です。

10/20 13:43

そそくさと避難小屋へ向かいます。

10/20 13:45

二階が冬期小屋になっています。

10/20 13:51

内部はとても広いです。
30人くらいは泊まれます。

10/20 13:56

ちゃぶ台や毛布などもあり快適です。

10/20 14:10

賞味期限切れになってしまう物資が置いてあります。
どん兵衛、カップヌードル、佐藤のご飯にレトルトカレー。
ミネラルウォーター、ポカリスエット、ノンアル、ビール等。

10/20 13:47

冬期トイレをチェック。
夜間は電気が付いて感激しました。

10/20 15:15

小屋から外を眺めます。
夕方6時くらいまで降り続いていました。

10/21 5:30

翌朝です。
霊峰・富士のシルエット。

10/21 5:30

天気予報通りの快晴になりました。

10/21 5:30

着込むだけ着込んで山頂へ向かいます。

10/21 5:55

山頂標識と富士山。

10/21 5:55

避難小屋の向こうには伊豆半島。
手前は駿河湾ですね。

10/21 5:59

悪沢岳（右のピーク）も染まってきました。

10/21 5:59

遠く中央アルプス方面に影富士が見えました。

10/21 5:59

とっても幻想的で初めての経験です。

10/21 6:02

もうすぐ明けそうです。

10/21 6:02

ご来光です。
もう少しでダイヤモンド富士になりそう。

10/21 6:02

避難小屋に泊まった甲斐があります。

10/21 6:02

聖岳方面。

10/21 6:04

荒川岳と奥秩父の山々。

10/21 6:07

左端は仙丈ヶ岳で、真ん中の大きい山は間ノ岳。

10/21 6:07

小屋で御一緒だった男女の方です。
バスの時間があるので早めに下山するようです。

10/21 6:52

周回は諦めて小屋をあとにします。

10/21 6:53

再び山頂へ。

10/21 6:56

一等三角点があります。
南アルプスでは甲斐駒とここだけ。

10/21 6:56

左が恵那山で右が中央アルプス。

10/21 6:56

中央アルプスを拡大。
御嶽山も真っ白です。

10/21 6:57

聖岳と兎岳。

10/21 6:57

聖岳を拡大します。

10/21 6:57

百間平の向こうに中盛丸山と大沢岳。

10/21 6:58

下山を開始します。

10/21 7:07

時間があるので小赤石岳に立ち寄ることにします。

10/21 7:10

300名山の奥茶臼山も白いです。

10/21 7:18

新雪を踏み踏み。

10/21 7:20

三〇八一米
小赤石岳に到着です。

10/21 7:22

赤石岳です。

10/21 7:21

避難小屋も確認できます。

10/21 7:21

荒川三山。

10/21 7:22

ハイランドしらびそを確認しました。

10/21 7:34

シュカブラ

10/21 7:34

名残惜しいですが椹島へ下山します。

10/21 7:36

小赤石岳と険しい冬期ルートの、らくだの背。

10/21 7:43

雪がつくとペンキが消えて難易度が上がります。

10/21 7:41

トラバース道が凍結していなくて助かりました。

10/21 8:04

北沢源頭。
しっかり水が流れています。

10/21 8:18

スリップしないように慎重に下ります。

10/21 8:36

富士見平に到着です。
360度の大展望です。

10/21 8:46

パノラマで撮ってみました。

10/21 8:34

赤石岳です。（左のピーク）

10/21 8:34

悪沢岳です。（右のピーク）

10/21 8:38

聖岳と上河内岳です。
奥には200名山の大無間山も見えます。

10/21 8:40

富士山は逆光気味です。

10/21 8:49

200名山の笊ヶ岳と布引山です。
駿河湾が輝いています。

10/21 8:58

雲ひとつない快晴。

10/21 8:53

最高の天気で下るのがもったいない。

10/21 9:19

赤石小屋まで下ってきました。

10/21 9:19

正面に聖岳。

10/21 9:19

昨日は見えなかった赤石岳。

10/21 10:30

一気に下ります。

10/21 10:48

ちょっぴり紅葉が残っていました。

10/21 11:11

登山口です。

10/21 11:13

椹島ロッヂへショートカット。

10/21 11:18

奥深いところなのに1100メートルしかありません。

10/21 11:16

大倉翁の事が書かれています。
死ぬまでにワシの土地で一番高い所に行きたい。
籠に乗せられ、頂上で風呂に入ったそうです。

10/21 11:16

白旗史朗さんの写真館。

10/21 11:24

椹島のテント場には荷揚げのヘリ。
リニア工事の影響で変わっていきそうです。

10/21 11:27

レストハウス椹島。

10/21 11:29

赤石岳避難小屋の管理人、榎田さんのバッジ。
こんなのあるのは知らなかった。

10/21 11:31

山バッジも揃ってます。

10/21 11:36

下山後はコーラが無性に飲みたくなります。

10/21 12:01

MTBで下山します。

10/21 12:13

ライブカメラ前から赤石岳。
すっかり雪が溶けている。

10/21 12:26

チンダルブルーの湖面です。

10/21 12:26

寸又峡の夢の吊り橋に負けていない綺麗さ。

10/21 13:26

沼平に到着で白樺荘へ向かう。
お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kitainotori

初日は荒川小屋まで歩いて、悪沢岳も周回しようと思っていました。
しかし、早々に天気が崩れて雪が舞ってきて赤石岳避難小屋までとなりました。
雪は夕方まで降り続き、風も出てきて不安な夜になりましたが、深夜にトイレにいくと満点の星空が広がっていました。
遠く清水港の明かりが見え、静岡県内の各都市が明るく光っていました。
翌日は快晴でしたが、悪沢岳と千枚岳の岩場の下りが不安だったので大倉尾根をそのまま降りることにしました。
早めに下山して白樺荘のヌルヌルの温泉で、まったりして満足な山行になりました。