乾徳山



- GPS
- 05:30
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
天候 | 晴れ・高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1/15時点で登山道に積雪殆どなし。頂上直下の岩場あたりから時折凍結する箇所もあるが、スパッツ、アイゼン等が必要になるほどではない。 銀晶水の水場も凍結しておらず、水の補給可能。 |
写真
感想
駐車場脇の徳和川は端が厚く凍っているところもあるが、歩き始めても思ったほど寒くはなかった。
登山道にも殆ど雪はなく所々凍っている程度だが、その氷とて土に覆われて足を滑らせる恐れもない。高曇りのもと、九十九折れの登山道を辿りる。出だしこそ杉林だったが、すぐに落葉松と落葉樹に植生が変わり、路は明るい。関東の冬特有の、パサついた感じの道のりであった。上空ではかなり風があるようで林が鳴っていたが、林間の登山道では額が汗ばむほどだった。1時間ほどで扇平、富士はいうまでもなく、南アルプスもよく見える。ともにあまり雪がついていないようだ。
ここから岩稜交じりの登路となるが、びっくりするようなものを見つけた。氷筍というのだろうか、岩小屋の地面に、ちょうど氷柱が突き刺さったようなものが、何本もたっている。鍾乳洞の石筍と同様に、下から少しずつ生え伸びたのだろうが、天井の岩から水が定常的に滴っているわけではないので、昼間暖められた空気中の水分が岩に触れて液化し、それが少しずつ滴って、このようなものを作ったのだろう。長いもので40-50cmはあったから、どれだけの時間を掛けて出来たのだろうかと考えてしまうが、かといって、当然、年単位であろうはずもなく、ますます驚きの度合いが増す。なんにせよ、初めて見た。そのうちのひとつなど、見ようによってはお地蔵さんのようにも見え、ありがたみさえ感じさせるものだった。
そこから暫くで山頂。吹きっさらしだったが、金峰から奥秩父の山並み、奥多摩の三頭山や御前山まで見通せ、眺望を楽しめた。ついでに岩陰で茶を沸かし、一息。止まると流石に寒いなと思ったら、ハイドレーションのホース内の水も凍りかけていた。これにも少々驚いた。
下りは扇平から道満山経由としたが、こちらも静かでよかった。
下山後は、同行者が薦めてくれた温泉「ほったらかしの湯」に寄る。口コミで有名らしいが、確かに一風変わっているとはいえ、眺めの素晴らしい露天風呂でたいへん気持ちよかった。
コメント
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奇跡的な写真ですね、私も初めて見せてもらったので、思わずコメントしてしまいました。
天井からポタポタ滴ってるのかと思いきや、それも無し。
おっしゃるとおりのシナリヲなんでしょうね、凄い写真をありがとうございました。
コメントありがとうございます。
見つけたときは、本当に吃驚しました。周りはカラカラに乾いているのに、そんな地面から、あんなのがニョキニョキ生えていたのです。
山は、まったく想像もつかないものを見せてくれますね。
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