雲を取らされた雲取山


- GPS
- 11:39
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 2,015m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:24
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:14
アップダウンを繰り返しながら前白岩山・白岩山のポイントで休憩。
霧藻ヶ峰過ぎるあたりまでは快晴であったが、予報通り南側から雲が広がり、前白岩山以降は曇り・ガス。紅葉は絶頂だったのは1500m弱まで降りてきており、それ以降は冬の様相。
二日目は雲取山荘からスタート。曇り・ガスにより視界は悪かった。雲取山頂も日が透けては見えるが、視界はなく、ブナ坂あたりまで高度を落とすと、雲の下に出て色づく下層がよく見えた。七つ石山まで再び上がると雲の中。樹林帯は湿っていて少し滑りやすかった。再び紅葉が燃える堂所で昼食休憩。その後は緩やかに鴨沢バス停まで長いものの、陽の光も出て気楽に進み、無事下山。
天候 | 晴れ→曇り→ガス→晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:鴨沢バス停から奥多摩駅、奥多摩駅からホリデー快速 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バスはさすが秋山シーズンとあり行き帰りともに激混み。 増発便が来ていたが両方とも満員電車 登山道自体は危険個所なし。芋ノ木ドッケの岩場は少しヒヤリとする。 七つ石山からの下りはガスで湿っており、後続の登山者が滑って転んでいた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
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感想
10月の登山の天気が素晴らしかっただけに、山頂でガスに包まれたときは残念であった。しかしよくよく思い出してみれば、長い縦走の醍醐味を堪能できた二日間といえた。
出だしから消耗した。さすがは秋山シーズンとあり、増発していたバスにも関わらず2台とも満員電車の状態で秩父駅から三峰神社までの90分をバスに揺さぶられる。三峰神社は紅葉は真っ盛り。赤に黄色に完ぺきな色づきに青空。素晴らしい出だしであった。樹林帯に入ってからは色づきは光が加わり錦の様相。楽しみながら進み、快適に霧藻ヶ峰まで。ここまでくると紅葉も終わり落葉の木々が目立つ。その分、下の色づきがよく見えた。白岩山以降になると南側から湧いてくる雲に包まれ淋しい気持ちに。そんな中で大ダワ付近で鹿の群れと遭遇する。女峰山の時もそうであったが、曇り気味・湿気のある時によく動物に遭遇する。
雲取山荘には15半過ぎと少し遅めに到着したが、後続もどんどん来る。チェックインに結構並んだが、部屋はグループで一部屋。コタツが冷え切った体を温める。夕焼けは雲で見えなかったが、夜から雲はなくなり素晴らしい星空と所沢方面の煌々とした夜景に目を奪われる。冬の星座も現れており、ここまで星を見たのは初めてかもしれない。深夜に再び起き、さらに星明りが際立つ時間帯を楽しんだ。
5時に起床すると、その澄んだ空は一変、ガスに満たされており、ご来光が見えない残念さとともに、夜の間だけでも晴れていたことに感謝。
雲取山までの道は近いものの寝不足・曇りから疲労感を感じる行程。しかし着いたときはどこかの「最高峰を踏む」という登山の原点的な喜びを改めて実感。10月がいろいろ良すぎただけにちょっと贅沢者になっていたかもしれない。
カラマツの紅葉、雲の下に降りたことから色づく低層の紅葉に再び元気が出てきて、つらい下りも、堂所からはゆるやかになり快適に下り。
冒頭でも書いたが、長い道のりでよかったこと、残念だったこと、たくさんの経験を得られた。冬山シーズンに突入するが、何を楽しむか、狙うか、心がけていきたい。
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