笹山〜伝付峠＆別当代東尾根 / 白峰南嶺完結 (^_^)v
山梨県
静岡県
tomhig
体力度について
- GPS
- 36:15
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,878m
- 下り
- 2,881m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 11:42
| 天候 | 概ね晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【笹山ダイレクト尾根】 急登ですが緩急あって歩きやすいルート、私は撃沈しました。 【笹山〜白剥山】 ハイマツの海原は南アルプス標準レベル。 ゴーロ筋がエスケープしてるように見えますが基本尾根筋。 岩下降して縦走路つながります。 樹林帯入れば倒木、枝、石楠花鬱陶しい。 【広場〜伝付峠】 二ヶ所大きな林道崩落、北のは高巻き可能だそう。 ガレ直進だと10m程スリルあり。 ヘアピン先の南の崩落地は、完全アウト、カーブミラーまで上り返し、熊笹の斜面下って林道復帰。 【2077〜橋】 上り利用なら道迷いの心配はまず無いと思います。 下りで通過しましたが伐採地先の進路、支尾根へ進まないよう注意。 1/25000地図、GPSのログ取りは必須です。 ★水場 ・笹山ダイレクト尾根の水場:未確認 ・広場東斜面崩落地扇の要の水場:私は行けず、バリ歩き慣れてる人なら汲めます ◎伝付下:安定でした ・六万平:未確認 |
写真
静かな奈良田へようこそ
余裕の第一駐車場でした
急登だってことのぞけば歩きやすい部類の登山道です
急登キツいのなんの
松竹梅で並んでます、ええ、難易度です。
私のランクは松ですが…。
黒戸より短い距離で2000上げるんだからやってられんわ
塩見軍団のお出まし、巨大な山塊です
藪は基本尾根通し、ゴーロ下っちゃいけません。藪自体は思ったより良心的です。
先端で岩場下れば桶。
左白峰南嶺、下に大井川、右手前蝙蝠尾根の末端部、奥に荒川三山。
6
藪自体は思ったより良心的です。
先端で岩場下れば桶。
左白峰南嶺、下に大井川、右手前蝙蝠尾根の末端部、奥に荒川三山。
下に水場のガレの上で幕営。暗くなりそうなのとガレ淵80下るのに腰が引けてしまい、水調達は諦めました。
1Lの水で晩朝の調理と伝付まで歩かにゃいけません。
喰う気満々でいろいろ担いだんですがフリーズドライ戻して食べただけでした…。
6
暗くなりそうなのとガレ淵80下るのに腰が引けてしまい、水調達は諦めました。
1Lの水で晩朝の調理と伝付まで歩かにゃいけません。
喰う気満々でいろいろ担いだんですがフリーズドライ戻して食べただけでした…。
尾西のチキン炒飯をお湯で戻し、乾燥野菜とセブンイレブンのレモンチキンほぐして油で揚げました。やはりタマネギや生の野菜の方が断然美味いです。
7
やはりタマネギや生の野菜の方が断然美味いです。
と思いきや悪沢の兄貴が粋な計らいGWに恐れおののいて通過した千枚の刃がはっきりわかります。
それにしても白峰南嶺から見る塩見、悪沢はどっしり堂々たる山容です。
13
GWに恐れおののいて通過した千枚の刃がはっきりわかります。
それにしても白峰南嶺から見る塩見、悪沢はどっしり堂々たる山容です。
拓けたとこで崩落地を見下ろす、ああなるほど、確かに北端の樹林帯沿いに降りれば扇の要で水汲めるわな、端っから腰が引けてました。
3
笑いが止まりません。
実は崩落地の足場しっかりしたとこで撮ってます。10mばかり悪いところがありましたがスタスタと通過しました。
ガレ淵上端に迂回路あるみたいです、未確認です悪しからず。
3
10mばかり悪いところがありましたがスタスタと通過しました。
ガレ淵上端に迂回路あるみたいです、未確認です悪しからず。
大門沢下降点から畑薙まで赤線がつながりました。去年の七月に尾白川から畑薙の赤線がつながっていましたので南アルプスの南北の赤線が複線化されました。
＼(^o^)／
11
去年の七月に尾白川から畑薙の赤線がつながっていましたので南アルプスの南北の赤線が複線化されました。
＼(^o^)／
奥多摩の三角点撮ってあげてもわかりゃしないって(笑)
C= (-。- )
最後の200の下げ、もー勘弁してください状態です。
奈良田まで5�匱紊諒淨司發�、東俣林道と比べりゃ屁です…でもやはり滅入ります。ここに吸い寄せられそうになりました。
いつかは泊まりたい、ギネス認定世界最古の宿。
7
ここに吸い寄せられそうになりました。
いつかは泊まりたい、ギネス認定世界最古の宿。
感想
tomhig
去年10月に伝付〜布引、笊〜畑薙、今年7月に大門沢下降点〜笹山を歩き、残る未踏区間の笹山〜伝付をつないできました。
お陰さまで大門沢下降点から畑薙までの赤線が全てつながりました。
なんといっても稜線にのっかるまでが大変、田代から伝付は幻の登山道と化してますし、大門沢、笹山はテン泊装備で標高差2000。
一番楽なアクセスがセレブな椹島からの笊(笑)
ルートの状況はまさに山と高原の地図通り、さすが痒いところに手が届くような編集です。
笹山から伝付はこの山域歩こうかって登山者なら問題ないレベル、藪こぎも早川尾根のアサヨから早川の頭に毛が生えた程度、閉口したのが樹林帯潜ってからの石楠花や枝の攻勢でした。
広場近くのガレ下の水場上の林道に幕営したのはいいものの、予定より遅くなってしまい、水調達は薄暗い中、ガレ下るのは困難だと思い断念。
今回の幕営地にPM2にたどり着くか、薄暗くなる頃に伝付までたどり着くべきでした。
水の確保はやはり難しいですね。
面喰らったのが別当代山からの下山。
山と高原の地図にはルートの記載すらありません。
事前の計画ではより奈良田に近い場所に降り立つ胴島尾根を使用するつもりでしたが、別当代山の展望が良さげなので今回の下山に相成りました。
永野さんの「南アルプス深南部」で読んだ曖昧な記憶で突っ込みましたが大変でした。
一般道なら地形図読まなくてもなんとかなりますが1/25000の地図見てルートの想像出来るイマジネーションが必要だと痛感、100mで50の標高差は壁です。
急な箇所の斜度は赤石の大倉尾根や老平からの笊とそんなに変わりませんがあっちが整備された舗道ならこっちはバリルート。
2077地点からの下降、枝が鬱陶しく、支尾根へルートロス、おっかしい、道見つかんねぇーなと思ってログ確認したところ、100m程逸れてました。
右往左往した挙げ句、樹を掴んで急斜面引き返し、4〜50分でリカバリー。
復帰した先に見えたのはなんと歩きやすい道か…。
最後の200程の下りもへたってしまい、何度腰下ろしたことか。
明るいうちに下山でき、ホッとしました。
バリエーションルートはやはり鉄則通り上りですね。
なにはともあれ、去年の7月に南アルプスの表街道、畑薙、尾白川の赤線がつながり、そして今回、畑薙、大門沢下降点、北岳、夜叉神の赤線がつながりました。
南アルプスの南北の赤線複線化達成です。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
別当代山の最新記録
笹山 南峰の最新記録
笹山北峰の最新記録
南プス南北の赤線複線化達成おめでとうございます
この計画、今年は流れてしまうのかなと思いましたが、きっちりやり遂げるあたりはさすがトムさんです
それにしても、まだ雪がなくてよかったですね。凍ったり雪があったりしたら、最後の下り（１００ｍで５０ｍの標高差）は下りられませんもんね
いかにも南プスらしい山並みを静かに一人歩くトムさんの姿は絵になりそうです
クマに会わなくて本当によかったです！
Pinball_1957さん、ついに夜叉神から池山吊尾根、間ノ岳起点に畑薙まで白峰南嶺踏破しました。
赤石山脈の主脈はごまんと歩いてる登山者いますが、白峰南嶺踏破は自分にとって勲章です。
雪は全く無し、悪沢のカールにちょこっと付いてるくらい、来週、池山吊尾根、年始の下見で歩く予定ですが少しは雪化粧して欲しいものです。
鹿はうじゃうじゃいましたが熊に遭わないよう随処随処でデカい声出しながら歩いてました。
白峰南嶺だからこそできる話ですが。
トムさんこんにちは！南嶺コンプおめでとうございまーす！
誰かが山歩いてるだけなのにヒャッヒャッヒャ！！って笑えてしまう、ってこれは正しい南嶺歩きの記録の見方なんでしょうね。いちいちおかしくなっちゃいます。
ログの精度が良くて幸いでしたよねぇ。尾根筋でも下げてくると多少精度落ちますもんね。奥多摩のタワケ尾根（笑）修行が少しは寄与したものでしょうか。同じ標高差下ろすならば距離が長くなる分胴島尾根の方がユルんだかな？行ってないのでわかりませんけども。
でも、東側急斜面でアエいで稜線乗せて、両日共に絶好天、どうせ人少ないのだから肌寒いくらいの気候で思いっきり悪態つきながら楽しんでこそ、南嶺の正しい遊び方！な気がします。テント泊装備でテナガザル下山、悪態つきまくれて楽しそう！これがセレブルートの笊だったらそうはいかない。不完全燃焼だったでしょうね。
バカ食いシーンで終わらないあたり、完全燃焼を物語っております。おつかれさまでした！！
河童師匠、ブランク明けの越駒からやっつけ普請で二週山歩きし、挑んできました白峰南嶺。
装備重いわ、笹山キツけりゃ、下りの別当代尾根もキツい、挙げ句水の調達で心細い思いして。
林道からの赤石山脈の巨人達のカッコ良さはバイアス掛かって最高でした。
笹山登ってる時に見えた胴島尾根の崖っぷりに驚いて日和った次第です。
タワ尾根はいい経験でした。
特に拓けた場所に出た際の対処。
二日目はフリーズドライの飯一つで朝昼賄った自分に驚いてます。
食料はたんまり担いでたんですが。
いやあ、いいものを見せていただきました。
以前蝙蝠岳に行った時に白峰南嶺の稜線を見て、歩きたいと思いましたが、とてもとても・・・
見た目はなだらかな気持ち良さそうな稜線ですが、歩くと・・・
でも！見た事のない角度からの南アルプスの勇姿たち！
素晴らしいですね！！
地図を見ながら写真を眺めました。
こんな稜線にずっと林道があるというのも驚きです。
よくまあこんな林道を作りましたね。
それにしても最後の下りはきつそうですね！！
ここは最後にあの温泉に泊まりたかったですね！！
mayutsuboさん、仙塩の北荒川辺りから眺めた白峰南嶺が秀逸だったのを覚えてます、天空の回廊みたいな。
実際歩いてみると地味なルートですが今までと違った顔の山々が拝め新鮮でした。
それにしても崩落してばかりの山域によくこんな林道作ったものです。
あの旅館は機会があれば泊まりたいです。
tomhigさん
こんばんは。
白峰南陵、達成おめでとうございます。
自分の時に苦しかったを思い出しました。
笹山から白剥山はルード取りが良かったんですね。私の時も酷いハイマツ漕ぎにはなりませんでしたがガスガ出たらヤバそうな気がしました。
私が泊まったのは奈良田越から南に200mくらい行った所でした。
奈良田越から伝付峠は大きく崩壊してなくて良かったですね。
最後の別当代山〜早川は大変なのがよく分かりました。道迷いをした標高1900m付近から滑河内に向かう所は急な下りと尾根ではないので難しそうでです。
お疲れ様でした。
Zenjinさんのように一回の山行で行ける脚無いので四分割で歩き終えました。
その分、大門沢、笹山ダイレクト尾根、田代からの伝付、椹島からの笊、老平といろんなルート歩けたのはいい経験です。
ゴーロ帯や広場は道見失いがちですね、去年の布引から所ノ沢越で嫌って程味わいましたから突っ込まずに慎重に進みました。
別当代山からの下降ではやらかしましたが。
林道はどこでも幕営出来そうで歩いていて気が楽でした。
崩落個所、心情としてやはり高巻きはしんどいので通過できる程度でラッキーでした。
別当代山先、伐採された広場→ズドン→広場の繰り返し、数字で見ればならされてしまい大したこと無さそうですが、ズドンが大変でした。
地形図見て、今回の経験活かせそうです。
いい経験でした。
こんなルート淡々と歩くone-hunterさんはやはりタダ者じゃないですね。
尊敬します。
うひゃ〜〜〜
そんな道があったんですね（いや道ないですやん・・・ん？でも三角点はあり？）
南嶺、美味しいとこ取りしかしてないワタシには想定外の世界です
笹山ダイレクトも二回下ったけど登りはナシ。
あれ、テントと水背負って登りたくないなあ。
水切れとの闘いお疲れ様でした。
涼しい（寒い）時期で良かったですね。
これぞ南、「ざ・南プス」レコ楽しませていただきました。
やっぱこれがトムさんですね〜〜〜〜〜
tekutekugoさん、台風で田代〜伝付がダメになったので伝付からの下山ルート模索してました。
今回の別当代尾根と胴島尾根が湯島温泉辺りに降りられ、最終的に決めたのは初日、笹山歩いてる時に見えた胴島尾根の鬼っぷりに腰が引け、今回のルートに決めました。
河童師匠と歩いた奥多摩のタワ尾根が肥やしになりました。
南嶺、私の推し4つは
･広河内、笹山の稜線歩き
･奈良田越、伝付からの南部の巨人達の展望
･笊からの小笊、富士山
･赤崩ノ頭から見下ろす蛇行する大井川
南嶺、私は大門沢から畑薙の赤線つなぎにこだわりましたが、二軒小屋ロッヂに泊まればちょい上がれば上二番目は簡単です。
伝付の水場脇で幕営すれば鍋でもどんとこいです。
水汲み放題です。
＼(^o^)／
ロッヂのことはペンギンふーふさんに聞いてください。
テクさんもきゅんとくると思います笑
こんばんは！
大門沢下降店〜畑薙までの赤線繋ぎ、おめでとうございます！！
伝付より上の林道って景色抜群に良いですね！アングルが最高です！
なんのために作られた林道なのでしょう🤔
お疲れ様でした！
seiraくん、上河内の山頂と伝付から広場の拓けた場所からの展望は最高だね。
南嶺は全部歩いたんだっけ？
林道は伐採した木材の運搬や植林のためじゃないかな。
千枚小屋近くまでクルマで行けるのも凄いよね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する