大台ヶ原・大峰山ー②(大普賢岳→八経ヶ岳)
- GPS
- 12:39
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,092m
- 下り
- 2,613m
コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 13:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大台ヶ原 → 和佐又山登山口 奈良交通バス、1010円、約1時間。今期は11月25日で運行終了 https://navi.narakotsu.co.jp/result_timetable/?stop1=1980&stop2=2903&date=2018-11-25 和佐又山登山口から和佐又山ヒュッテまでは、車道を上がる道と沢道を進む登山道がある。道迷いも嫌なので、車道をくねくねと約1時間かけて上がった。距離4.5キロ、標高約400mをひたすら登る 天川川合→下市口駅 奈良交通バス、1110円、約1時間。最終バスは18:12発 https://navi.narakotsu.co.jp/result_timetable/?stop1=2005&stop2=1854&date=2018-11-27 近鉄下市口駅 → 名古屋:4400円 下市口19:18発 → 橿原神宮前19:44着(近鉄吉野線特急):5駅 橿原神宮駅19:56発 → 大和八木19:59着(近鉄橿原線特急):1駅 大和八木20:05発 → 近鉄名古屋21:52着(近鉄大阪線特急):7駅 天川川合のバス停へは、登山道を下りて細い道路に出たら右に曲がり、すぐ先を左に曲がり民家の間を抜ける。その先にある吊橋を渡って車道に出たら右手に進み、道なりに左へ曲がって進むと左手にバス停がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
和佐又山ヒュッテから大普賢岳: ヒュッテ横の車道をほんの少し進むと、左手に登山道がある。ここを進むとオートキャンプ場の車道に出る(車道を進んでも同じところに出る)。車道を左手に進むと登山道になる。あとはひたすら登る。日本岳の手前で登山道が崩落しており、落石注意。梯子や鎖などよく整備されている 大普賢岳から行者還(ぎょうじゃがえり)避難小屋: 修験道で、鎖場や梯子など多数あり。ちょっと険しいトラバースなどもある。大普賢から弥山までの中で最も険しい部分。国見岳は山頂をトラバースする。七曜岳の直下は鎖のある岩場。行者還岳へは登山道をまっすぐ進む。パスして避難小屋方面へ行く場合は、左手にやや下るように進む。この区間は難所が多いので慎重に進まれたし 行者還避難小屋から弥山小屋: 一転して歩きやすい登山道になる。避難小屋から少し進むと、先般の相次いだ台風で倒れた木が登山道を塞ぎ、道がはっきりしない登りの斜面にでる。山頂目指して進めばよい。その後も倒木はあるが、くぐる、またぐ、迂回するなどして登山道を進む。一ノ垰までは総じて歩きやすい。その先で行者還トンネル西口登山口からの道と合流する。ここからは登山者が多く、道もよく整備され、倒木処理もしっかりしている。霜が解けて若干泥濘気味だが、総じて歩きやすい。弁天の森から徐々に登りになり、最後は弥山小屋への急登。木の階段が濡れているときはスリップに注意 弥山小屋から八経ヶ岳: 若干下って登り返す。途中で鹿によるオオヤマレンゲの食害保護のためフェンスがあるので、ロープを外して戸を開け閉めする 八経ヶ岳から明星ヶ岳経由で高崎横手出合: 明星ヶ岳の先で倒木がひどく、登山道が分からない。くぐる、またぐ、迂回するを繰り返す。迂回するケースが多いが、できるだけ速やかに登山道があるべき方向へ戻り、こまめに登山道に復帰しながら進む。一番の難所だった 高崎横手出合から栃尾辻避難小屋: 高崎横手出合で天川川合へ進むか、20分ほど弥山方面へ戻って狼平避難小屋で1泊するか判断した。判断する際、山と高原地図のCTで下りるのは厳しいので、1時間は余分に見ておくことをお薦めする。登山道は時々倒木があるものの、快調に下りられる。頂仙岳とその先のピーク(フトンド横手)は、左手方向にトラバースする。左側が切れ落ちている箇所、崩落している箇所があるのでバランスを崩さないように注意 栃尾辻避難小屋から天川川合登山口: 避難小屋は廃墟のようなあばら小屋である。山と高原地図では天川川合まで1時間50分、小屋の看板では2時間となっているが、ありえない。ぶっとばしてこのタイムがやっと。先に述べたように普通のCT的なペースで歩くなら1時間弱は余分に見ておいた方がよい。私のように最終バスを捕まえる人は特に要注意 |
その他周辺情報 | 和佐又山ヒュッテ、1泊2食7560円、要予約07468−3−0027 https://www.wasamata.com/ 和佐又山ヒュッテでは食べ物は調達できない。飲み物はペットボトルの水やビールはかろうじて調達可能(在庫少なし) ヒュッテはお風呂があるが、私が宿泊した日は山から引いている水が出なくなり、お風呂に入れなかった。大誤算となった 天川川合には旅館はあるが、日帰り温泉がOKか不明 下市駅周辺は、駅の改札口の反対側に大手コンビニが1軒ある 弁当や飲み物などは、途中の橿原神宮駅構内か大和八木駅構内の弁当屋かコンビニで購入できる |
写真
感想
今回の山行を計画するにあたっては、mondo20000さんのレコを大いに参考にさせて頂いた。この場を借りて御礼申し上げます
11月後半の3連休の1日目と2日目に大杉渓谷から大台ケ原まで歩いた。折角この山域に遠征してきたので、大峰山も一緒にできないか検討していたところ、公共交通機関を利用したドンピシャのレコがあった
大台ケ原から大和上市駅へ向かう奈良交通のバスで揺られること小一時間、和佐又山登山口で途中下車して和佐又山ヒュッテに前泊。翌日に大普賢岳、行者還岳、八経ケ岳と大峰奥駈道を歩き、天川川合のバス停に下りるコースだ
mondo20000さんは驚異的なスピードで1日で駆け抜けられたが、私には無理と判断し、狼平避難小屋で1泊すべく、避難小屋泊装備を担いで2日で縦走する計画とした
ただし、弥山まで頑張って歩いてみて、13−14時の間に通過できれば、一気に1日で駆け抜けることもオプションとしておいた。結果的には、1時15分に弥山に到着し、これならいけると確信して天川川合まで下りる選択をした。実際はぎりぎりセーフで18:12発の最終バスを捕まえることができたわけで、「確信」どころか単なる「過信」だった
それはさておき、いつかはやってみたいと思っている大峯奥駈道。ちょっと前のTVで田中陽希さんが全行程を歩いて熊野本宮大社にゴールしたのを見て、ますますその思いが強くなった。今度完全に仕事をリタイアしたら、5泊6日で歩くつもりだ。今回は下見がてらにその一部を歩いて、この三連休で大台ヶ原に続き、2つ目の百名山、八経ヶ岳を訪れる欲張りな計画とした
修験の道の奥駈道は鎖場あり、たおやかな稜線歩きあり、変化にとんだ魅力的なコースだった。今回は日帰り周回を優先し、行者還岳、国見岳、弥山、明星ケ岳のピークを踏まず本番に持ち越すこととし、大普賢岳と八経ヶ岳のピークだけになったが、大峯奥駈道の素晴らしさを実感することができた
本番を実行するなら、今回のように重いザックが必要になるので、汗を掻きづらい11月初旬から中旬に計画することになるだろう。それより遅いと雪のリスクがある。1−2年先になるだろうが、今から楽しみである
それにしても、今回の重たいザックは何だったのか。大杉渓谷登山口から3日間、延々と苦しめられたが、本来使用すべき狼平避難小屋での3泊目を省略したので、シュラフもマットもバーナー・コッフェルも一度も使用することなく、担いで歩いただけになってしまった。まぁ、これも結果論だが・・・
還暦爺いが重いザックを背負って、どこまでCTを縮められるか無謀な挑戦をしたような山行になってしまった。本番はじっくりと味わい楽しみながら歩くとしよう
去年の春先の四国遠征に比肩するような山旅かと思ってましたが下見だったんですね。
フォローしている和歌山の方がこの山域よく歩かれてるので所々の山は記憶にあります。
毎年奥駈に参加されてます。
ANAの機内放映プログラムで大台ヶ原・大峰山の山歩きの番組見たのですが、いい雰囲気でいつかは行ってみたいと思ってました。
初日の大杉渓谷登山口から桃ノ木小屋までの歩きで当てられてしまいそうです。
Pinball_1957さんくらいの齢になったら私はどんな山歩きしてるんでしょう?
百名山に血道あげるのはなんか嫌ですね。
なってみないとわかりませんね…好みの山も年々変わりますし。
年とってどんな山をやっているかって?
トムさんはきっとかわらずに赤線つなぎをやってますよ
南プスあたりは東京の路線図のような線ができあがっていると思いますよ(笑)
グレートトラバースを見てきましたが、今回の第3弾が一番面白いですね
第1弾、第2弾の100名山、200名山のピークハントからスタイルが変わり、300のピークだけでなく、回り道もしながら周囲の山も含めて山系を楽しむ歩き方をしています
私も少しだけこだわりながら、時間がかかってもいいのでゆっくりと百名山、百高山の完遂を楽しみたいと思っています。とはいっても、齢は確実にとりつづけているので、そろそろスピードアップしなくてはと焦りも感じつつあるこの頃です
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