途中撤退、乗鞍岳剣ヶ峰のだいぶ手前(↑↓Mt乗鞍スキーリゾート)位ヶ原山荘泊
- GPS
- 24:00
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 722m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:38
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:45
天候 | 1日目晴れ、2日目曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
位ヶ原山荘のWEBに説明があった「第三駐車場(無料)」に駐車。トイレや更衣室があります。ゲレンデトップまではリフトで行けます。下山はリフトは使えません。 リフト券売り場で、ゲレンデトップまで行きたいといったら、三回分のチケットを販売してくれました。最初のリフトは、だいぶ下ってから乗車になりました。1本目は歩いて登ったほうが早かったかも。。。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ゲレンデトップ→位ヶ原山荘 位ヶ原山荘のWEBサイトに詳細なガイドがあります。 http://www.kuraigahara.jp/access1.html 山荘への分岐までは、スキー場のコースのように一本道です。この日は快晴で、雪も安定していたので、我々はズボ足+ダブルストックで山荘まで行きました。BCのボードや山スキーヤーが多く、登山者は少数派のように感じました。 案内看板がある分岐から、剣ヶ峰への直登斜面から分かれて、右上の樹林帯へ登ります。赤布がしっかりと整備されていました。途中から車道に出て、山荘が見えたからは道路上をトラバース気味に少し下ります。危険箇所は今回はありませんでしたが、人気山域と比べて入山人数が少ないようですので、荒天時はルーファイなどが必要になると思います。 ○位ヶ原山荘→肩の小屋口(大雪渓トイレ)) 位ヶ原山荘の談話室には、剣ヶ峰への案内があります。案内によると、山荘からすぐの斜面は、左の樹林帯の急登を登り、位ヶ原の雪原に出ます。山スキーの跡は、だいぶ右よりについていました。正面斜面は雪崩注意です。 位ヶ原の雪原を登ると、夏期には大雪渓のバス停があるトイレの建物がある肩の小屋口に着きます。トイレは冬期利用できません。風が強い場所ですので低体温等に注意が必要だと思います。ルート上にミッチェル等はありません。 ○大雪渓トイレ→ゲレンデトップ 位ヶ原は一面の雪原なので、特に視界不良時は道迷いに注意が必要でしょう。この日は、前日のトレースは風で完全に消えており、周辺には我々以外だれもいませんでした。 位ヶ原山荘へのルートを分けるツアーコース終点からは、道に迷う心配はありませんが、雪質がひどくて歩き難くなりました。 ○ゲレンデトップ→第三駐車場 空いているスキー場ではありますが、ゲレンデ脇を歩いて降りるのは妙な感じがします。特段指定されたルートはないようです。休暇村第二ペアリフトの降り場の右手の道路から下ったところ、樹林帯内がグズグズでスノーシュー必須でした。基本的にコース脇を下ったほうがよいかと思います。 |
その他周辺情報 | 下山後は、休暇村乗鞍高原の日帰り温泉を利用。大人600円、子ども400円。 https://www.qkamura.or.jp/norikura/oneday/ 早い時間帯のためか、ガラガラでした。 早めの夕食は、松本IC手前のレストラン十字路(WEBサイト無し) 食べログ https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20007657/ ボリューム感のある洋食屋です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
冬期3000m峰は、甘くなかったです。夏にはサンダル(ダメですが)でも登れる乗鞍岳剣ヶ峰、家族全員で6年前(次男は小1)の夏休みに登っていましたが、今回は冬期に挑戦するも、強風であえなく撤退しました。。。
冬期も営業している位ヶ原山荘。日帰りは行程的にツライし、山中での泊まりを是とすることもあり、金曜に問い合わせると空き有りとのこと。ラッキー! 初日は泊まりだけということで、ゆっくりと出発したら途中で事故渋滞もあってスキー場には12時過ぎに到着。第三駐車場(無料)に駐車して、リフトを3本乗り継いでゲレンデトップへ。最初の1本は歩いてもよかったようです。
ツアーコースと呼ばれるルートは、幅10m程度の広さが続きます。急斜面もありますが、途中はダラダラです。晴天の土曜なので踏み跡多数です。歩きやすい雪なので全部ズボ足で登りました。1時間半位あるくと、急斜面の手前で剣ヶ峰へのルートと、山荘へのルートが分岐します。息子はここでスマホを落とし、山スキーの方が気が付いてもらって助かりました。分岐から山荘へは赤布がきちんと整備されています。樹林帯を登りきると、道路に出て小屋が見えます。奥穂と前穂が綺麗です。
小屋に到着すると、すぐにご主人が出迎えてくれました。乾燥室もしっかりしています。利用者の半数以上は山スキー客です。息子はスマホを拾ってくれた山スキーの団体さんに暖かくイジられて照れていました。この日の山荘利用者は、20名位でした。部屋も広々、猪鍋のゴハンも大変おいしくいただきました。満足度マックスです。
翌朝は、朝食後に二度寝してしまい、出発は最後になりました。山スキーの方とはルートが異なります。我々はアイゼンにダブルストックを装備し、小屋にあった案内通りの斜面左側のルートで山頂方面へ。朝から風が出ていたのですが、位ヶ原に出ると強風です。遮る木々がないので、風が直接にあたります。気温はマイナス6度、体感はマイナス10度以下です。肩の小屋口のトイレまで登るとさらに風が強まり、剣ヶ峰山頂にはガスもかかってきました。天候悪化の予報もあったので、今回はここで引き返すことにしました。
アイゼンからチェーンスパイクにチェンジして、スタスタと降ります。なんとかヒップソリで滑れるところを探しながら降りますが、斜面が微妙でなかなか滑れません。あちこちにあるスキー跡をうらやましく見つめます。ツアーコース終点の手前の急斜面は快適なヒップソリ斜面でした。一気に30mほどを滑り降ります。
この跡、登山者ペア1組、山スキーグループ3組、ボード2組とスライドしながら下山します。気温が上がって暑いくらいでした。途中で大休止をして持って上がったスイーツを食べ尽くしました。ゲレンデトップ手前で調子に乗ってソリをしまくったために、ストックが1本無いことに気が付き、10分ほど急斜面を登り返して回収するも、腹が減ってヘロヘロです。
シャリバテ+ゲレンデ下山は、ハードでした。チェンスパの裏がお化けのようになり、大変歩きにくいです。ゲレンデを外れると踏み抜き地獄となり、途中からスノーシューを履きました。なんとか休暇村の駐車場までおり、さらに10分ほど歩いて第三駐車場でゴールとなりました。
2月の登頂率は50%位とのこと。また次回チャレンジできればと思っております。
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