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Yamareco

記録ID: 174897
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

美濃戸口から!赤岳山頂へ

2012年03月15日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.0km
登り
1,454m
下り
1,457m

コースタイム

1:00千葉市内出発-4:00小淵沢IC-4:45美濃戸口

6:00美濃戸口-6:57赤岳山荘-9:25行者小屋-10:08文三郎尾根途中でストックからピッケルに-11:11中岳分岐-11:56赤岳山頂-12:40山頂より下山開始-13:55行者小屋-15:31赤岳山荘-16:15美濃戸口
天候 午前中は雪や吹雪、中岳分岐から上部は猛烈な風
14時頃からは快晴
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小淵沢から美濃戸口へのアクセスは夜間路面凍結あり。
3/15現在 連続しての凍結区間はないので、ノーマルタイヤでも走れるかも
知れません。スタッドレス車なら問題なし。

美濃戸口に駐車場あり。一日500円。
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口から赤岳山荘への林道は、車高の高い四輪駆動車以外は走行不可かと
思います。軽自動車(ホンダバモス)にスタッドレスのみではとても走破出来る
レベルではありませんでした。

赤岳山荘から行者小屋へはトレースばっちり。迷う事はありません。

行者小屋から文三郎尾根へは、小屋前のトレースを進みます。
途中阿弥陀方面への分岐がありますが、そこは左へ道を進みます。
尾根への取り付きから急勾配になるので、ピッケルとアイゼンが必要だと思います。

中岳分岐から山頂へはガスが出ているとちょっと分かりづらい。
直登せずに南側にまわりこむように進めば大丈夫です。

※山頂直下は落ちたら止まらないので細心の注意が必要。


美濃戸口に到着です。
2012年03月15日 04:26撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 4:26
美濃戸口に到着です。
会社の軽で千葉から小淵沢ICへ。
娘の友達が「青空ドライブ号」と命名(笑)
2012年03月15日 05:52撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 5:52
会社の軽で千葉から小淵沢ICへ。
娘の友達が「青空ドライブ号」と命名(笑)
出発します。
2012年03月15日 06:01撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 6:01
出発します。
朝方チャレンジしてみるも、とても走破出来ないため途中でUターンしました。
2012年03月15日 06:08撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 6:08
朝方チャレンジしてみるも、とても走破出来ないため途中でUターンしました。
赤岳山荘です。数台の車に抜かれました。
2012年03月15日 06:57撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 6:57
赤岳山荘です。数台の車に抜かれました。
行者小屋へ向かう途中であまりにも滑るためアイゼンを装着しました。
2012年03月15日 07:33撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 7:33
行者小屋へ向かう途中であまりにも滑るためアイゼンを装着しました。
こちらはワンタッチ式です。
2012年03月15日 07:33撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 7:33
こちらはワンタッチ式です。
トレースはバッチリ付いています。
2012年03月15日 09:15撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 9:15
トレースはバッチリ付いています。
行者小屋へ到着。小休止しました。
2012年03月15日 09:26撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 9:26
行者小屋へ到着。小休止しました。
文三郎尾根の急登でピッケルに交換。
2012年03月15日 10:08撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 10:08
文三郎尾根の急登でピッケルに交換。
斜度がありますが、慎重に進めば問題ありません。
2012年03月15日 10:22撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 10:22
斜度がありますが、慎重に進めば問題ありません。
行者小屋が見えます。
2012年03月15日 10:22撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 10:22
行者小屋が見えます。
大分高度を上げました。
2012年03月15日 10:27撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 10:27
大分高度を上げました。
この辺りから強風が吹き荒れ
2012年03月15日 10:39撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 10:39
この辺りから強風が吹き荒れ
かなり辛かった…。
2012年03月15日 10:39撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 10:39
かなり辛かった…。
同僚は訓練?のためか重いザックを背負っています。
2012年03月15日 10:48撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 10:48
同僚は訓練?のためか重いザックを背負っています。
阿弥陀方面もこの通りの視界。
2012年03月15日 11:10撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 11:10
阿弥陀方面もこの通りの視界。
稜線へ出ました。風は相変わらず凄まじいまま。
2012年03月15日 11:11撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 11:11
稜線へ出ました。風は相変わらず凄まじいまま。
一瞬だけ雲がちょっと切れました。
2012年03月15日 11:37撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 11:37
一瞬だけ雲がちょっと切れました。
温度を計測すれば良かったのですが、余裕がありませんでした。
2012年03月15日 12:11撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 12:11
温度を計測すれば良かったのですが、余裕がありませんでした。
権現岳方面からの縦走路が合流。
2012年03月15日 12:16撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 12:16
権現岳方面からの縦走路が合流。
迫力ありますね〜。
2012年03月15日 13:09撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 13:09
迫力ありますね〜。
キレット小屋方面を眺めていますが、相変わらず強風とガスの中です。
2012年03月15日 12:16撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 12:16
キレット小屋方面を眺めていますが、相変わらず強風とガスの中です。
山頂から赤岳頂上山荘までもこの様な視界。
2012年03月15日 11:56撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 11:56
山頂から赤岳頂上山荘までもこの様な視界。
県界尾根と真教寺尾根を上部から。写真がヘタなので御覧の通りですが、高度感はタップリです。
2012年03月15日 12:11撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 12:11
県界尾根と真教寺尾根を上部から。写真がヘタなので御覧の通りですが、高度感はタップリです。
三重から来ていた単独行の方に撮影して貰いました。この方は赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳と日帰り縦走!
2012年03月15日 12:36撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 12:36
三重から来ていた単独行の方に撮影して貰いました。この方は赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳と日帰り縦走!
急斜面を下ります。
2012年03月15日 12:59撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 12:59
急斜面を下ります。
大同心が見えて来た頃にはガスが吹き飛び
2012年03月15日 13:27撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 13:27
大同心が見えて来た頃にはガスが吹き飛び
あっという間に晴れ間に。
2012年03月15日 13:40撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 13:40
あっという間に晴れ間に。
まだ雲がちょっとありますが。
2012年03月15日 13:40撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
3/15 13:40
まだ雲がちょっとありますが。
行者小屋まで降りました。雲が近く感じます。
2012年03月15日 13:55撮影 by  FinePix F31fd , FUJIFILM
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3/15 13:55
行者小屋まで降りました。雲が近く感じます。

感想

念願だった雪の赤岳へ挑戦しました。

当初は
登り→文三郎尾根
下り→地蔵尾根から赤岳鉱泉
と考えていましたが、山頂まで予想以上に時間がかかってしまったため
文三郎尾根のピストンにしました。

歩き始めの林道がかなり凍結していて、少ない雪面を探して歩きましたが
結構滑りました。
赤岳山荘からはトレースを辿りますが、傾斜がきつくなるとやはり滑るように
なります。私達はここでアイゼンを付けたのですが、結果的に滑らなくなった
ものの時間を労費することになってしまいました。

やはりこの辺が冬山素人なのかな〜と実感。

行者小屋からもトレースがあるので忠実に辿ります。

尾根筋に入ると、ストックでは危険だったので、ピッケルに替えました。

その後も急登は続きます。

森林限界を越えた辺りからは猛烈な風が吹き荒れ、耐風姿勢を取らないと
吹き飛ばされてしまう(大げさかな)ほどでした。
更に気温も下がり、寒いというよりも痛いという感触。
しまいにガスも出てきて、ルートが分かりづらかったです。

キレット小屋からのコースが合流した辺りからは、岩と雪のミックスになり
踏み外すと遥か彼方まで逝ってしまいそうな斜面。
慎重に一歩一歩足を進め、ようやく山頂へ到着。

しばらくガスが晴れるのを待っていましたが、結局ダメ。

あきらめて下山を始め、尾根に出た辺りで急に雲がなくなり
赤岳 阿弥陀岳 横岳が一望。
もうちょっと待っていれば!と後悔。

その後天候は崩れることはありませんでした。


帰路は往路を辿ります。

行者小屋に着いた時点でアイゼンを着脱。
これでスピードを稼げると思いきや、赤岳山荘まではかなりの回数滑りました。
山頂直下よりも、かえってコッチの方が疲れたかも?



今回の山行を振り返ると、昨年12月に受講した”雪上訓練講習”が大変参考に
なりました。多分この講習を受けていなかったら、凍てつく雪面に恐怖を感じ
途中で撤収していたかも知れません。




平成12年の秋
権現岳からキレットを経由し赤岳山頂。
そこから真教寺尾根を下山しました。
その時にいつか実力をつけて、冬の赤岳へ!と思い、12年後の平成24年。
ようやく夢がかないました。

これに尽きることなく、これからも自分の出来る範囲でいろいろと挑戦
して行きたいと思います。

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コメント

登頂おめでとうございます!
nyorotan15さん、silent15さん、こんにちは。
赤岳登頂、おめでとうございます

12年来の目標をついに達成されたのですか
胸が熱くなります。
これからの新たな挑戦が楽しみですね
2012/3/16 11:20
やりましたねshine
おはようございます、nyoroさん、silentさん

厳冬期は過ぎたようですが、どうやらそれ以上に厳しい
条件の中、見事登頂成功。おめでとうございますflair

千葉県の平地でも結構風が強かったので八ヶ岳は相当大変
なのではないか、と心配していましたが、やはり凄まじい
強風だったようですね。

困難な条件の中を登頂して、無事下山されたことが何よりです。
展望はもう一つだったようなので、再訪の理由が出来ちゃいましたね

お疲れ様でしたhappy01
2012/3/16 11:25
12年とは言っても…。
エビ隊長 こんばんは
コメントありがとうございます

平成12年の頃は頑張って登っていたのですが、途中だらけて
しまい、ここまで来るのに12年も費やしてしまいました

ただ、赤岳を登れた事で自分なりに自信がつきましたよ

とはいえ、これに媚びる事なく、安全に登らないと
いけませんね


また宴会 登山企画を立てましょう
2012/3/16 19:20
赤岳!再訪しますか!
muscat料理長 こんばんは〜
コメントありがとうございます!

赤岳山頂直下は凄まじい風でした
覚悟はしていましたが寒いのなんのpenguin
思わずくろがね小屋の坦々鍋を思い出してしまいました

個人的な見解ですが、文三郎尾根は、夏道より
雪があった方が歩きやすい気もします

再訪するなら雪snowのある時期かな


お付き合いしますよ〜
2012/3/16 20:03
おめでとうございます
ニョロタンさん、念願の登頂おめでとうございます。
凄いの一言につきますね。
自分は出張で金沢に行ってまして、雪化粧の立山連峰にため息ついてます。
頑張って下さいね〜
2012/3/16 22:27
金沢ですか〜良い所に行っていますね♪
3poさん ご無沙汰ですshine

天候に恵まれなかったのは残念でしたが、充実した
山行になりましたよ

雪化粧の立山連峰を眺めて一杯
最高じゃないですか

いろいろと美味しい食べ物が沢山ありそうだなぁ
あ、出張なんでしたよねcoldsweats01
失礼しました


雪山には来シーズンご一緒しましょう
2012/3/17 5:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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