記録ID: 1754086
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス
木曽駒ヶ岳
2019年03月09日(土) [日帰り]
Ssakana
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:06
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 531m
- 下り
- 541m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:06
12:22
12:22
3分
宝剣山荘
12:40
12:41
2分
伊那前岳九合目ピークより70mほど先の地点
12:43
12:43
10分
伊那前岳九合目ピーク
13:22
菅の台バスセンターには7時半ころ到着。自家用車を駐車場に停めて準備にかかる。駐車場のキャパシティーは350台とある。駐車料金の600円は出るときにゲートで精算する。
菅の台バスセンターからのバスの始発は8:15で，早くから登山者のみなさんが列をなして並んでいる状況。チケット売り場の窓口がいつの間にか開いたようなので，8:00ころにチケット売り場の列の後ろに付き，10分ほどでチケットを購入できた。そのあとバス乗り場の列に並び，始発から3台目となるバス（臨時バスとしては2台目）に乗ることができた。菅の台バスセンターからバスが発車したのは8:42。私が乗ったバスは補助席以外はほぼ埋まり，40人ほどの登山者が乗っていた。バスには50人ほど乗れるので，この時間までに150人近くが木曽駒ヶ岳登山に向かったことになる。この日は200人近くが木曽駒ヶ岳を目指したのではないかと思う。
バスは中御所発電所の横を通過した後，北御所登山口を通るが，ここで2人の男性が降りた。北御所登山口から木曽駒ヶ岳の山頂を目指すには距離と高低差がかなりありそう。
駒ヶ岳ロープウェイのしらび平には9:12着。しらび平は，シラビソの原生林があるなだらかなところの意味のようだ。
駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅の標高は1662m，千畳敷駅の標高は2612mとされ，日本最高所の駅だという。ロープウェイの定員は50人で，9:45発の臨時便（この日3便目であろう）に乗ることができた。千畳敷駅には9:52着。なお，しらび平駅の実際の標高は1690-1700m，千畳敷駅は2640-2650mのようだ。
千畳敷駅から外に出る前室のようなところで，みなさんアイゼンを履いたり，防寒対策をしたりしている。ここで登山届を出せる。私は登山届を出したり，アイゼンを履いたりしながら，まわりの人がどんな装備でいくのかしばらく様子を見させていただいた。かんじきやスノーシューは誰も持ってないようなので，かんじきはリュックに入れたままにした。見た限りでは簡易アイゼンではなく，全員が10本爪以上の長爪アイゼンを履いている。さらにほぼ全員がピッケルを手にしている。ヘルメットをかぶっているのは半数強というところ。ヘルメットはリュックに入れていこうかとも思ったが結局，最初からかぶってゆくことにした。ストックはリュックに差したままにし，ピッケルを手に持ってゆくことに。メガネを覆うようにデザインされたサングラスを新たに買ったので，今日はメガネにそのサングラスを使用。いざ千畳敷駅から外に出てみるとやはり寒い。
天気自体は快晴で，白い雪と青空，カールと宝剣岳の岩峰の景色が素晴らしい。千畳敷駅を出たところから、カールの急斜面を列をなして登っていく人たちが見える。
新たに雪が降り，誰も歩いていないところの雪はフカフカで，膝くらいまで足が埋まってしまう。カールの登りの急斜面は人が多くてやや渋滞状態。脇から抜くには雪が深くて疲れるので前の人についてゆく。遅い人は脇によけてくれるが，登りはしんどいので、渋滞しているのがちょうどよいくらい。カールの登りではスノーシューで登る人を1人だけ見かけた。スノーシューを履いていても新雪をラッセルするのは少し大変そう。
カールの登りは急だが，なんだかあっという間に頂上に着いた感じ。頂上は風が強いが眺めは最高。景色の写真を撮り続けていたらそれなりに冷えた。カメラによっては，低温のため数枚しか撮ってないのにバッテリーがすぐにダウンする。
帰路、カールに下りる前に乗越浄土から伊那前岳に向かって尾根を少し歩いてみた。だが風が強く、雪が飛ばされて足元が凍っているところもあり，頂上以上に寒くて退散してきた。
かっこいい形の宝剣岳はよく見えるが，宝剣岳に取り付いている人影は見かけなかった（宝剣岳のむこうの尾根を歩いている人影は見えた）。宝剣岳にも行ってみたいが，特に雪のある時期は滑落事故もよく起こっているようなので，今回は割愛。
下りのカールの壁もやや渋滞気味。ゆっくり下りているので余裕があり、無駄に多く風景写真を撮りながら下りる。そのうちに，隊列から外れても問題なく歩けることに気づき（勾配がゆるくなってきたからか），新しい雪の上をすいすいと下りる。ある程度の新雪が降り，かかと部分の爪が長いアイゼンを履いているので、急斜面の雪にかかとを突き刺すようすると歩きやすい。ピッケルを持っているので，カールの斜面を試しに滑り，ピッケルで止まる練習をしてみた。だいぶん勾配がゆるんだところで滑っているのでスピードもそんなに出ない。実際に滑落したときはうまく止まれる保証はなく，残念ながら大した訓練にはならない。
カールを下りてから，駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅へと少し登りがあるが，この最後の登りが意外としんどい。
登山者は女性率が多い。半数近くが女性なのではないかと思える。単独の女性も多く見かけた。
菅の台バスセンターからのバスの始発は8:15で，早くから登山者のみなさんが列をなして並んでいる状況。チケット売り場の窓口がいつの間にか開いたようなので，8:00ころにチケット売り場の列の後ろに付き，10分ほどでチケットを購入できた。そのあとバス乗り場の列に並び，始発から3台目となるバス（臨時バスとしては2台目）に乗ることができた。菅の台バスセンターからバスが発車したのは8:42。私が乗ったバスは補助席以外はほぼ埋まり，40人ほどの登山者が乗っていた。バスには50人ほど乗れるので，この時間までに150人近くが木曽駒ヶ岳登山に向かったことになる。この日は200人近くが木曽駒ヶ岳を目指したのではないかと思う。
バスは中御所発電所の横を通過した後，北御所登山口を通るが，ここで2人の男性が降りた。北御所登山口から木曽駒ヶ岳の山頂を目指すには距離と高低差がかなりありそう。
駒ヶ岳ロープウェイのしらび平には9:12着。しらび平は，シラビソの原生林があるなだらかなところの意味のようだ。
駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅の標高は1662m，千畳敷駅の標高は2612mとされ，日本最高所の駅だという。ロープウェイの定員は50人で，9:45発の臨時便（この日3便目であろう）に乗ることができた。千畳敷駅には9:52着。なお，しらび平駅の実際の標高は1690-1700m，千畳敷駅は2640-2650mのようだ。
千畳敷駅から外に出る前室のようなところで，みなさんアイゼンを履いたり，防寒対策をしたりしている。ここで登山届を出せる。私は登山届を出したり，アイゼンを履いたりしながら，まわりの人がどんな装備でいくのかしばらく様子を見させていただいた。かんじきやスノーシューは誰も持ってないようなので，かんじきはリュックに入れたままにした。見た限りでは簡易アイゼンではなく，全員が10本爪以上の長爪アイゼンを履いている。さらにほぼ全員がピッケルを手にしている。ヘルメットをかぶっているのは半数強というところ。ヘルメットはリュックに入れていこうかとも思ったが結局，最初からかぶってゆくことにした。ストックはリュックに差したままにし，ピッケルを手に持ってゆくことに。メガネを覆うようにデザインされたサングラスを新たに買ったので，今日はメガネにそのサングラスを使用。いざ千畳敷駅から外に出てみるとやはり寒い。
天気自体は快晴で，白い雪と青空，カールと宝剣岳の岩峰の景色が素晴らしい。千畳敷駅を出たところから、カールの急斜面を列をなして登っていく人たちが見える。
新たに雪が降り，誰も歩いていないところの雪はフカフカで，膝くらいまで足が埋まってしまう。カールの登りの急斜面は人が多くてやや渋滞状態。脇から抜くには雪が深くて疲れるので前の人についてゆく。遅い人は脇によけてくれるが，登りはしんどいので、渋滞しているのがちょうどよいくらい。カールの登りではスノーシューで登る人を1人だけ見かけた。スノーシューを履いていても新雪をラッセルするのは少し大変そう。
カールの登りは急だが，なんだかあっという間に頂上に着いた感じ。頂上は風が強いが眺めは最高。景色の写真を撮り続けていたらそれなりに冷えた。カメラによっては，低温のため数枚しか撮ってないのにバッテリーがすぐにダウンする。
帰路、カールに下りる前に乗越浄土から伊那前岳に向かって尾根を少し歩いてみた。だが風が強く、雪が飛ばされて足元が凍っているところもあり，頂上以上に寒くて退散してきた。
かっこいい形の宝剣岳はよく見えるが，宝剣岳に取り付いている人影は見かけなかった（宝剣岳のむこうの尾根を歩いている人影は見えた）。宝剣岳にも行ってみたいが，特に雪のある時期は滑落事故もよく起こっているようなので，今回は割愛。
下りのカールの壁もやや渋滞気味。ゆっくり下りているので余裕があり、無駄に多く風景写真を撮りながら下りる。そのうちに，隊列から外れても問題なく歩けることに気づき（勾配がゆるくなってきたからか），新しい雪の上をすいすいと下りる。ある程度の新雪が降り，かかと部分の爪が長いアイゼンを履いているので、急斜面の雪にかかとを突き刺すようすると歩きやすい。ピッケルを持っているので，カールの斜面を試しに滑り，ピッケルで止まる練習をしてみた。だいぶん勾配がゆるんだところで滑っているのでスピードもそんなに出ない。実際に滑落したときはうまく止まれる保証はなく，残念ながら大した訓練にはならない。
カールを下りてから，駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅へと少し登りがあるが，この最後の登りが意外としんどい。
登山者は女性率が多い。半数近くが女性なのではないかと思える。単独の女性も多く見かけた。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅にあり，登山届を提出することができる。 |
写真
拍手
辰野PAのデイリーヤマザキで購入したたまごふかし。130円。クリーム入り蒸しパン。行動食として山に携行したが，結局，翌日の山行の後に食べた。
3/9 6:51
辰野PAのデイリーヤマザキで購入したたまごふかし。130円。クリーム入り蒸しパン。行動食として山に携行したが，結局，翌日の山行の後に食べた。
辰野PAのデイリーヤマザキで購入したソースチキンカツ丼。407円。
菅の台バスセンターの駐車場に到着。バス・ロープウェイの切符売り場
菅の台バスセンターのバス・ロープウェイの切符売り場近くの「駒ヶ根高原てくてくMAP」の看板
菅の台バスセンターから駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅のバスと，しらび平駅から千畳敷駅までのロープウェイの往復券を購入。3900円。クレジット決済可能。
3/9 8:19
菅の台バスセンターから駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅のバスと，しらび平駅から千畳敷駅までのロープウェイの往復券を購入。3900円。クレジット決済可能。
バスとロープウェイの往復券の裏側。「こぶしの湯」の割引券を兼ねる。バス乗り場でチケットを買った後，ヘルメットを持っている人が多いのを見て，車にヘルメットを取りにいったん戻る。
バスとロープウェイの往復券の裏側。「こぶしの湯」の割引券を兼ねる。バス乗り場でチケットを買った後，ヘルメットを持っている人が多いのを見て，車にヘルメットを取りにいったん戻る。
バス乗り場のソースかつ丼の宣伝看板。駒ヶ根がソースかつ丼の本場であるらしい。
菅の台バスセンターからの乗客が多く，続けてバスが来て我々を乗せてゆく。私は3台目のバスに乗ることができた。バスは途中で大田切川の橋を渡る。車窓より山上をのぞむ。
3/9 8:45
菅の台バスセンターからの乗客が多く，続けてバスが来て我々を乗せてゆく。私は3台目のバスに乗ることができた。バスは途中で大田切川の橋を渡る。車窓より山上をのぞむ。
バスに揺られてしらび平に着く。駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅では雪だるまのお出迎え。
駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅の脇に「しらび平」の表示。「シラビソ」のなだらかな原生林を切り開いて造られたことから「しらび平」と呼ばれているようだ。
3/9 9:15
駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅の脇に「しらび平」の表示。「シラビソ」のなだらかな原生林を切り開いて造られたことから「しらび平」と呼ばれているようだ。
バスを降りてロープウェイ乗り場へ。ロープウェイのゴンドラの定員は50人なのでその場にいる登山者全員を一度に運べない。しらび平駅で次の臨時ロープウェイを待つことになった。
3/9 9:16
バスを降りてロープウェイ乗り場へ。ロープウェイのゴンドラの定員は50人なのでその場にいる登山者全員を一度に運べない。しらび平駅で次の臨時ロープウェイを待つことになった。
バスを降りるときはバス・ロープウェイ往復券からバスチケットを一枚切り離して運転手さんに渡す。
しらび平駅でロープウェイを待っている間，係員の人から，ピッケルとストックはリュックから外して乗り込むよう注意された。
9:30時点のしらび平の気温は0.8℃。帰りはこの温度・湿度計の数字を見ることなく前を通り過ぎてしまった（14:40頃）が，周りの人が，3℃だと話していたのが聞こえた。
3/9 9:31
9:30時点のしらび平の気温は0.8℃。帰りはこの温度・湿度計の数字を見ることなく前を通り過ぎてしまった（14:40頃）が，周りの人が，3℃だと話していたのが聞こえた。
駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅に到着し，外に出る前室のようなところでみなさん登山準備にかかる。私も長爪アイゼンとピッケルを取り出す。
3/9 10:02
駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅に到着し，外に出る前室のようなところでみなさん登山準備にかかる。私も長爪アイゼンとピッケルを取り出す。
長爪アイゼンを履く。前回の山行で靴がやや汚れている。雪で洗われて下山時にはきれいになった。
駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅から外に出て左を向くと，社がある。信州駒ヶ岳神社。
千畳敷駅から出たところより，千畳敷カール。カールを登っていく人の列が連なっている。
千畳敷カール駅の出口から，駅舎の外をぐるっと回ると展望台側に来る。
千畳敷カール駅から少し下ったところで，少し立ち止まってピッケルを取り出し（10:19‐10:22），手に取る。
千畳敷カール内の雪面の様子。新たに雪が降ったようで，表面はふかふか。
カールの底からカールの壁へと，はじめは緩やかな勾配ながら登り始める。
前の人が歩いたところを歩く。トレースを外れるとやや雪が深いので疲れる。
登るスピードは速い人もゆっくりの人もいる。前を歩く人が道を空けてくれるが，道をゆずってもらうとオーバーペースになりがち。
カールの底からカールの壁の上まで，このあたりが高低差にして中間くらい。
カールの壁を登るルートの左側の岩場。凍ったところが日の光で光って見える。
千畳敷カールの壁の上から登ってきたところを振り返る。カールの底から壁の上までは高低差にして250mほどのようだ。
宝剣山荘裏の霊神碑。左側の眞績霊神碑は宝剣山荘の前身の初代小屋番である後藤治郎平氏，右側の彦魂霊神碑は御所の峰小屋の管理人であった林彦三郎氏をそれぞれ祀った碑という。
3/9 11:07
宝剣山荘裏の霊神碑。左側の眞績霊神碑は宝剣山荘の前身の初代小屋番である後藤治郎平氏，右側の彦魂霊神碑は御所の峰小屋の管理人であった林彦三郎氏をそれぞれ祀った碑という。
宝剣山荘を過ぎたあたりより北東方向遠くに浅間山。浅間山の右手には八ヶ岳連峰。浅間山より左手には美ヶ原など。
古い木の柱にエビの尻尾。風下に着いた雪が長く伸びる。天狗荘付近。
中岳への登り途中より宝剣岳を振り返る。宝剣岳の右肩の向こうには空木岳，南駒ヶ岳，熊沢岳など。
中岳への登りから背後を振り返る。宝剣岳の右奥に空木岳，南駒ヶ岳，熊沢岳。その右の手前に大きく見えるのが三沢岳（さんのさわだけ）。
3/9 11:16
中岳への登りから背後を振り返る。宝剣岳の右奥に空木岳，南駒ヶ岳，熊沢岳。その右の手前に大きく見えるのが三沢岳（さんのさわだけ）。
中岳の頂上まで登ってきた。中岳の標高は2925m。左前方に御嶽山。
木曽駒ヶ岳への登りに入ったところから左後方を振り返る。中央アルプスの三沢岳が見える。
木曽駒ヶ岳への登り斜面より左後方を振り返る。中央アルプスの空木岳，南駒ヶ岳，三沢岳など。
木曽駒ヶ岳より南方に連なる中央アルプスの稜線。空木岳，南駒ヶ岳や三沢岳など。
頂上で少し水分補給。氷混じりで2口，3口だけだったが，ウマい。風も強く寒いので，何も食べずにそのまま下山することにした。
頂上付近を歩き回りながら写真を撮っていたら，アイゼンの爪をひっかけて左足のスパッツの裾を破ってしまった。
木曽駒ヶ岳より下山開始。背景に南アルプスの山々。左前方には伊那前岳や伊那前岳九合目ピークなどが見える。
右前方には宝剣岳，空木岳，南駒ヶ岳，三沢岳などの木曽駒ヶ岳から南方に連なる中央アルプスの山々。
あっという間に木曽駒ヶ岳と中岳の間の鞍部まで下りてきた。これから中岳への登り返し。
木曽駒ヶ岳と中岳の間の鞍部には頂上山荘がある。頂上山荘への道標。
中岳から下り始める。宝剣山荘から中岳の登り口にかけてのところは賽の河原と呼ばれているらしい。
一部セメントで固められているケルン。しっかり見て来なかったが遭難碑だろうか。
ケルンの近くの道標。何と書いてあるのかよく見えない。中岳を左から巻いて木曽駒ヶ岳へ行くルートへの分岐だろうか。
宝剣山荘裏の霊神碑。明治25年（1892）に建てられ，その後復元されたものとのこと。
宝剣山荘から乗越浄土へ。乗越浄土の向こうに伊那前岳九合目ピーク。
千畳敷カールをすぐには下りずに，東側の尾根を少し歩いてみることにした。まだ時間の余裕がありそうだし，東の尾根へと歩いゆく人の姿も見える。
3/9 12:26
千畳敷カールをすぐには下りずに，東側の尾根を少し歩いてみることにした。まだ時間の余裕がありそうだし，東の尾根へと歩いゆく人の姿も見える。
宝剣岳から左側に延びる尾根。尾根は南の方向に向かって延びる。手前の尾根の後ろには空木岳などが見える。
伊那前岳九合目ピークより80mほど手前より南アルプス北部の山々。甲斐駒ケ岳から塩見岳まで。
伊那前岳九合目ピークより80mほど手前より南アルプス。甲斐駒ケ岳から聖岳まで南アルプスの山々が一望できる。
伊那前岳九合目ピークから70mほど進み，引き返すことにした。私の前を何人かの登山者がさらに先へと歩いているところ。
伊那前岳九合目ピークの70mほど先より，伊那前岳九合目ピークをのぞむ。
伊那前岳九合目ピークの70mほど先より千畳敷カールの方向を見下ろす。ロープウェイ千畳敷駅の建物が見える。
木曽駒ヶ岳の右側に北アルプスの山々が垣間見える。伊那前岳九合目ピークの70mほど先の地点より。
伊那前岳九合目ピークの70mほど先よりさらに向こうの尾根。私はここで引き返す。
伊那前岳九合目ピークを過ぎ，乗越浄土への戻り。宝剣岳が近づいてくる。
乗越浄土より千畳敷カールへと下山開始。乗越浄土の標高は約2850m。
カールの壁の急斜面を下りる登山者の列。幸い新雪が積もっていて雪の表面はフカフカなので滑落する心配はしなくてよい。
標高2800付近の下り急斜面。雪の急斜面は人によって下りるスピードに差があるので渋滞になりがち。
標高2770m付近の下り。カールの壁を下り始めたあたりより，雪面の勾配がややゆるんできた。みなさんが歩くトレースを外れてもそんなに歩きづらくない状況。
3/9 13:04
標高2770m付近の下り。カールの壁を下り始めたあたりより，雪面の勾配がややゆるんできた。みなさんが歩くトレースを外れてもそんなに歩きづらくない状況。
標高2770m付近の下り。多くの人がなぞるトレースを外れて景色の写真を撮りながら自由に下りてゆく。
南アルプスの山々遠望。写真中央付近に富士山も見える（農鳥岳と塩見岳の間）。
標高2680m付近より下りてきたカールの壁を振り返る。このあたりがカール上部からカールの底までの標高差としては半分くらいまで下りてきたことになる。
3/9 13:09
標高2680m付近より下りてきたカールの壁を振り返る。このあたりがカール上部からカールの底までの標高差としては半分くらいまで下りてきたことになる。
標高2680m付近の下り。カールの壁の下りはじめよりはだいぶん勾配が緩やかになってきた。下りはあっという間に下って来るという感じ。
3/9 13:10
標高2680m付近の下り。カールの壁の下りはじめよりはだいぶん勾配が緩やかになってきた。下りはあっという間に下って来るという感じ。
千畳敷カール内。標高2650m付近。ロープウェイの千畳敷駅舎をのぞむ。
ほぼカールの底まで下りてきた。千畳敷カールの壁や宝剣岳を振り返る。カールの底の標高は約2610m。
カールの底部からロープウェイ千畳敷駅へと坂を登る人たちが見える。
千畳敷カールに下りた後，ロープウェイ千畳敷の駅舎に向かう最後の登りがある。意外とこの登りがきつい。周りの登山者の方々もこの登りでは疲れておられる。
3/9 13:18
千畳敷カールに下りた後，ロープウェイ千畳敷の駅舎に向かう最後の登りがある。意外とこの登りがきつい。周りの登山者の方々もこの登りでは疲れておられる。
千畳敷の駅舎に向かう登り坂より千畳敷カール，乗越浄土，宝剣岳などを振り返る。
千畳敷駅に到着し，駅舎の周りでアイゼンやストック，ピッケルなどを片づける。駅舎の周りの足元は凍っているところもあり，ロープウェイで登ってきてはしゃいでいる子供も転んでいる。
3/9 13:27
千畳敷駅に到着し，駅舎の周りでアイゼンやストック，ピッケルなどを片づける。駅舎の周りの足元は凍っているところもあり，ロープウェイで登ってきてはしゃいでいる子供も転んでいる。
駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅の東側展望台に設置された南アルプスの山座同定板
駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅より東側に南アルプスの山々が一望できる。甲斐駒ケ岳，仙丈ヶ岳，北岳，間ノ岳，農鳥岳，富士山，塩見岳，悪沢岳，荒川岳，赤石岳，聖岳など。
3/9 13:28
駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅より東側に南アルプスの山々が一望できる。甲斐駒ケ岳，仙丈ヶ岳，北岳，間ノ岳，農鳥岳，富士山，塩見岳，悪沢岳，荒川岳，赤石岳，聖岳など。
写真中央に仙丈ヶ岳。その左に甲斐駒ケ岳。その右に北岳。写真右端に間ノ岳。
写真中央，南アルプスの向こうに富士山が顔を出している。写真の左から間ノ岳，農鳥岳，富士山をはさんで塩見岳。
写真中央左寄りに荒川岳，そのすぐ左に悪沢岳，中央右寄りには赤石岳，右方に聖岳。
混み合った駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅からロープウェイのゴンドラに乗り込み，窓から北側を見上げる。伊那前岳九合目ピークなどが見えているのだと思う。
3/9 14:35
混み合った駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅からロープウェイのゴンドラに乗り込み，窓から北側を見上げる。伊那前岳九合目ピークなどが見えているのだと思う。
ロープウェイのゴンドラの窓から北側を見上げる。伊那前岳九合目ピークや伊那前岳から続く東側の稜線を見ているのだと思う。
菅の台バスセンターの駐車場までシャトルバスで戻ってきた。菅の台バスセンターの駐車場のトイレ。
長爪アイゼンで歩き慣れていないせいで，アイゼンの爪で靴の表面を破ってしまった。
中央自動車道駒ケ根IC付近より東側に見える雪を頂く山。仙丈ヶ岳のようだ。
飯田駅前の飯田ステーションホテルに後泊。翌日の恵那山登山に備える。JR東海飯田線の飯田駅。瀟洒な造りだ。
飯田駅から歩いて行けるところにある焼肉店の徳山。飯田は焼肉が名物で，徳山は名店の一つらしい。入りたかったが，混んでいるようだった。
3/9 18:45
飯田駅から歩いて行けるところにある焼肉店の徳山。飯田は焼肉が名物で，徳山は名店の一つらしい。入りたかったが，混んでいるようだった。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具
ゲイター
靴
ザック
輪カンジキ
長爪アイゼン
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
カメラ
温度計
ピッケル
|
|---|
感想
千畳敷カールまでは、ロープウェイを利用して登山者以外の人たちも来ることができる。朝早い便はほとんどが登山者だが、私が下山してきたころには一般の人もそれなりに多く見かけた。一般の人も防寒着と，少なくとも運動靴を履いている。東洋系（中国系か）の外国人の親子もいて，子供がはしゃいで氷の上で転んでいた。英語で話していたのでホンコンとかシンガポールから来たのかも。
時刻表だと，ロープウェイの下りは毎時55分，バスの帰りは毎時12分で、そのようにアナウンスもあった。千畳敷駅まで下りてきて，13:55までまだ時間があるな，と思い，山上では食べなかった行動食のパンをゆっくりかじることに。そのうちに後からどんどん人が来て，ロープウェイ乗り場に列をなしてきた。ゆっくりせずにはじめから並べば，はじめのロープウェイに乗れたかもしれないのに、50人の定員オーバーになってしまった。結局40分後の臨時ロープウェイ便に乗ることができた。待っていると、かなり冷えてきて、行動中に使わなかった防寒上着を出すことに。よく考えたら，千畳敷カールの標高は2600mを超えているので寒いのは当たり前か。
駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅に着くと，臨時ロープウェイに合わせてバスが待っていてくれたのでそのまま乗車。帰りに乗ったバスも40人ほどが乗っていた。
この日はピッケルを片手に登り下りしたが，幸いにも本格的に使う必要はなかった。登山者のみなさんがほぼ全員ピッケルを手にしていたのを見ると，やはり場合によっては必要なのだろう。実際に滑落を停めるためにピッケルを使うことになりたくないが，カールの急斜面が凍っていることもあるのだと思う。
千畳敷駅でロープウェイの改札に並んでいるときに，周りでヤマレコのアプリについて誰かが話しているのが耳に入った。ヤマレコMAPをスマホにインストールしているが，まだ使ったことがないので今度使ってみようと思う。
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木曽駒ヶ岳
2024年05月05日 (日帰り) [C]
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