爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳（扇沢から）・・雷鳥さんが羽ばたいた！

2019年04月18日(木) [日帰り]

• GPS: 15:07
• 距離: 18.4km
• 登り: 2,382m
• 下り: 2,380m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:40
• 休憩: 1:27
• 合計: 15:07

1:27 柏原新道登山口
2:52 2:54 駅見岬
5:33 5:48 爺ヶ岳南峰
6:02 6:05 爺ヶ岳中峰
7:33 7:33 冷乗越
7:48 7:52 冷池山荘
8:10 8:10 冷池山荘テント場
9:05 9:09 布引山
10:04 10:36 鹿島槍ヶ岳
11:06 11:10 布引山
11:47 11:47 冷池山荘テント場
11:54 12:06 冷池山荘
12:24 12:24 冷乗越
13:04 13:08 爺ヶ岳北峰
13:41 13:48 爺ヶ岳中峰
14:08 14:08 爺ヶ岳南峰
15:40 15:40 駅見岬
16:34 柏原新道登山口

天候

快晴微風♪

登山口4℃〜爺ヶ岳南峰−5℃〜鹿島槍ヶ岳南峰1℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢への冬期ゲートは4月16日に開放されたとのことです

柏原新道入口前の駐車場を利用・・本日3台でまだ余裕十分あり

橋の反対側の駐車場は全く除雪されてなくて使えない状態でした

コース状況／危険箇所等

柏原新道からスタートし、看板に従い冬道の南尾根へ（写真3）・・バリ道ながらテープマークは多く、トレースもバッチリあったので迷うところはありませんでした

登山口からほぼ全コースが雪道で、朝方は雪の締り具合はマズマズ・・午後からは特に下部で踏み抜き多発しましたが、狭い木の間を抜ける樹林帯だったので結局スノーシューは使いませんでした（鹿島槍へ行く際も冷池山荘前にデポ）

JP手前から下山まで12本爪＋Wストックを使用

爺ヶ岳南峰から、中峰・北峰の山頂をショートカットしようと谷筋をトラバースしましたが、弱層で足場がブロック状に崩れるコンディションで（一歩一歩固めながら進む感じになってしまったので）却って時間がかかりました（転倒・滑落の恐れがありここだけピッケル使用）・・素直に夏道のトレースを使うのが正解でした

夏道中心の通常のコースには危険箇所は特になく、ポストは目につかなかったので登山口にある登山相談所の入口に計画書を差し込んでおきました（写真1）

その他周辺情報

帰路上の上原（わっぱら）の湯（500円）・・ほぼ銭湯ながら熱めの湯で疲れが取れた感じでした
http://www.s-seiun.co.jp/shisetsu/wappara/

写真

4/18 1:29

登山口にある登山相談所

4/18 1:30

柏原新道入口からほぼ全コースが雪道

4/18 2:19

この看板から冬道の南尾根へ

4/18 4:22

南尾根が二筋に分かれるジャンクションピーク

4/18 4:33

大町方面の夜景

4/18 4:58

南峰の山頂が見えてからが長く、ご来光までには届かなそう

4/18 5:18

背後がウッスラとピンク空の剱岳

4/18 5:21

登ってきた南尾根と蓮華〜針ノ木

4/18 5:22

来ました！

4/18 5:23

雲の上にご来光

4/18 5:24

大天井岳〜槍ヶ岳に日が射します

4/18 5:24

常念岳はまだ

4/18 5:24

穂高〜槍

4/18 5:25

立山〜剱

4/18 5:28

針ノ木〜スバリ

4/18 5:34

爺ヶ岳南峰に到着

ここで初めて鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳北峰〜中峰

北アのスター軍団に日が射します

4/18 5:42

この後目指す鹿島槍

4/18 5:43

剱のヒダヒダが力強い

4/18 6:27

中峰・北峰のショートカットを試みましたが〜

4/18 6:51

弱層が形成されていて流氷が離岸するように足元がブロック状に崩れ落ち、却って時間がかかってしまいました

4/18 7:01

十字峡で下の廊下に繋がる棒小屋沢

4/18 7:18

直登気味に夏道に戻ると安定したトレースが現れました・・素直に行くのが正解ですね

4/18 7:23

雪庇のスケールもサスガにデカイ

4/18 7:51

冷池山荘から爺ヶ岳三兄弟

4/18 8:10

浄土山〜雄山〜別山の立山三山

4/18 9:05

好天なのに雷鳥さん現わる

4/18 9:05

時期的なものなのか、この日は20羽近くもウヨウヨ

4/18 9:09

布引山に到着・・鹿島槍東尾根のバリ道から来られた方が一部写ってしまいましたスミマセン

4/18 9:15

今度はオスの雷鳥さん

4/18 9:19

派手に割れてますが、夏道歩く分には関係ありません

4/18 9:33

雪庇も

4/18 9:56

これなどいつ崩れるかという感じ

4/18 10:12

鹿島槍ヶ岳最高地点の南峰に到着・・山頂標識は殆ど雪の下

ここまで来て初めて見える白馬岳への稜線

4/18 10:15

北峰へも東尾根から来られた方々のトレースがありましたが本日は自重

4/18 10:15

後立山連峰北部の眺めが素晴らしい

4/18 10:16

旭岳〜白馬岳〜小蓮華山

4/18 10:16

鹿島槍東尾根・・今の自分にはソロでは難しそう

4/18 10:16

カシミールで確認すると白馬三山が3つ重なっているよう

4/18 10:16

白馬〜小蓮華の手前は五竜岳

4/18 10:17

北峰の奥には頚城の山々

4/18 10:17

頚城三山

4/18 10:17

今年の目標の1つの焼山と火打山

4/18 10:17

乙妻山〜高妻山

4/18 10:17

雨飾山

4/18 10:17

何でしょう富山県警のヘリが接近して来ました・・要救者と間違えられるので手は振れません

4/18 10:19

爺ヶ岳から歩いてきた稜線

4/18 10:20

GWの積雪期に登ってみたい猫又山〜釜谷山〜毛勝山

4/18 10:20

飯縄山

4/18 10:20

根子岳〜四阿山

4/18 10:23

鹿島槍まで上がると薬師岳が存在感

4/18 10:19

薬師をズームで

4/18 10:24

しかし何と言ってもこのお山の存在感がNo.1

4/18 10:39

迫力ある後立の展望稜線を1日楽しめました

4/18 10:40

雄山〜大汝山〜富士ノ折立をズーム

4/18 10:41

剱岳山頂に連なる八ツ峰

4/18 10:46

夫婦かな？

4/18 10:46

珍しい飛び立つ雷鳥さん・・写真が少し切れて残念

4/18 11:16

爺ヶ岳への登り返しが大変そう

4/18 11:50

青空に飛行機雲

4/18 12:05

屋根まで雪が積もっている冷池山荘で一服して爺ヶ岳の登り返しへ

4/18 13:01

北峰のトラバース道

4/18 13:42

爺ヶ岳最高地点の中峰に到着

4/18 13:44

ここも胸のすく展望

今日はガスで真っ白だった2年前の展望リベンジが成りました

4/18 13:46

槍

4/18 13:50

常念

4/18 13:54

本日の主役・鹿島槍はそろそろ見納め

4/18 14:08

南尾根下降点の南峰に帰着

雲が出てきて味わいが↑

4/18 14:25

爺ヶ岳を振り返りつつ下山

4/18 14:27

樹林帯に入るまでは快適な下りラッセル

4/18 15:17

針ノ木峠に突き上げる大雪渓・・南尾根はこんなに好展望のコースだったのですね

4/18 16:35

踏み抜き地獄という程ではなかったものの最後部は踏み抜き多発で登山口に帰着

4/18 17:03

上原の湯でサッパリ・・居眠り運転防止とETC割GETのために、PAで車中後泊しての朝帰り山行となりました

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

サイバーショット DSC-WX500 SONY

AQUOS sense SH-01K docomo シャープ

感想

sht

この日は高山帯にも好天予報が出ていて、立山黒部アルペンルートが開通して扇沢まで入れるようになった大町方面に向うことにしました。

ターゲットは2年前にバリ道の東尾根から登った爺ヶ岳で、ガスで全く展望が無かったリベンジ狙いです。

それとせっかく大町まで遠出するので、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳まで足を延ばすことに。かなりのロングコースとなってご来光も見たいので、逆算しての早出は必須でした。（1時間も寝ずに突っ込むことになったのは反省点）

実際、爺ヶ岳南峰が近づいて空が白んでくると期待通りのピーカン模様で、立山〜剱の背後がウッスラとピンクに染まってご来光もバッチリ♪。その後も雪の北アルプス大展望てんこ盛りの稜線歩きをタップリと楽しめました。

時期的なものなのか雷鳥もウヨウヨいて、羽ばたく姿を初めて見てビックリ。白毛で警戒心のない雷鳥は本当に可愛いですね。

但し、雪山の累積標高差2千m超はやはりタフで、下山時の疲労度はMAX状態。そのため車中前後泊の朝帰り山行とはなりましたが、それ以上の満足感が得られた山行でした。