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Yamareco

記録ID: 1805900
全員に公開
雪山ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

四阿山〜雲海迫る孤高の頂きに一人佇む

2019年04月23日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:47
距離
11.0km
登り
907m
下り
895m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
1:02
合計
6:47
8:23
8:23
80
9:43
9:43
15
9:58
10:01
39
10:40
11:38
12
11:50
11:50
12
12:02
12:03
42
12:45
12:45
62
ガス晴れ待ちで途中待機などしています。
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あずまや高原ホテル登山者専用駐車場。
コース状況/
危険箇所等
・全行程ノーアイゼン冬靴ノーマル。スノーシューを装備したが履かなかった。山頂周辺以外は必要性を感じなかった。
・登山口〜菅平牧場、別荘地内は雪解け水で泥濘。牧場は残雪、午後は踏み抜く。
・里宮分岐〜的岩分岐、トレースやピンクリボンは複数あるが、的岩分岐に到着する。樹林帯内は踏み抜く、岩稜帯は保護区もあるので通行注意。
・根子岳分岐〜山頂、残雪多く踏み抜く。山頂はややナイフリッジ。滑落注意。
私の愛車パジェロが総走行距離33万キロに到達。平成6年4月登録で25年、四半世紀かけてたどり着いた。今月11回目の車検を受検。これだけ乗っていると、もう修理費が余りかからない。消耗品のみ交換。ただ税金が一割増しで重量税が63000円と高い。今年で生産を終えるパジェロ。少し寂しい気がする。
2019年04月22日 03:38撮影 by  KYV41, KYOCERA
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4/22 3:38
私の愛車パジェロが総走行距離33万キロに到達。平成6年4月登録で25年、四半世紀かけてたどり着いた。今月11回目の車検を受検。これだけ乗っていると、もう修理費が余りかからない。消耗品のみ交換。ただ税金が一割増しで重量税が63000円と高い。今年で生産を終えるパジェロ。少し寂しい気がする。
朝焼けの鳥居峠。今朝は雲が多すぎて浅間山は見えず。
2019年04月22日 04:54撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 4:54
朝焼けの鳥居峠。今朝は雲が多すぎて浅間山は見えず。
5時30分に駐車場に到着、9時過ぎから晴れる予想、逆算して7時に出発するので1時間ほど仮眠する。閑散期平日の四阿山、ポツンと一台だけ。気温7℃暖かい。
2019年04月22日 06:59撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 6:59
5時30分に駐車場に到着、9時過ぎから晴れる予想、逆算して7時に出発するので1時間ほど仮眠する。閑散期平日の四阿山、ポツンと一台だけ。気温7℃暖かい。
登山道入り口に積雪はない。別荘地内にはまだ多く残るが、周りが溶けて泥濘。
2019年04月22日 07:01撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 7:01
登山道入り口に積雪はない。別荘地内にはまだ多く残るが、周りが溶けて泥濘。
ガスガスの菅平牧場。9時過ぎから晴れる予想を信じて歩んでいく。トレースがあっても踏み抜く箇所が多い。スノーシューを履くか迷ったが、そのまま歩く。踏み抜き上等!。結局履かずトレーニングの重りと化していた。
2019年04月22日 07:29撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 7:29
ガスガスの菅平牧場。9時過ぎから晴れる予想を信じて歩んでいく。トレースがあっても踏み抜く箇所が多い。スノーシューを履くか迷ったが、そのまま歩く。踏み抜き上等!。結局履かずトレーニングの重りと化していた。
予想通りガスが南東へ流れていく。ダケカンバに陽光が降り注ぐ。
2019年04月22日 08:06撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 8:06
予想通りガスが南東へ流れていく。ダケカンバに陽光が降り注ぐ。
一人静かな山行。シジュウカラのさえずりを聞く。
2019年04月22日 08:23撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 8:23
一人静かな山行。シジュウカラのさえずりを聞く。
里宮分岐。岩稜の中四阿が見える。予想通りの晴れ間と青空。
2019年04月22日 08:24撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 8:24
里宮分岐。岩稜の中四阿が見える。予想通りの晴れ間と青空。
眩いほどの朝日、ダケカンバの樹皮が微風にそよぐ。irohaさん、kijimunaさん、kazumさんの三人登山部は尾瀬の富士見峠にいるとの連絡。月曜日の男たち、離れていても通じ合うものがある。
2019年04月22日 08:51撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 8:51
眩いほどの朝日、ダケカンバの樹皮が微風にそよぐ。irohaさん、kijimunaさん、kazumさんの三人登山部は尾瀬の富士見峠にいるとの連絡。月曜日の男たち、離れていても通じ合うものがある。
岩稜帯から南方面。四阿山周辺は晴れたが、遠方の山々はガスガス。ほぼ無風で気温12℃、暑い。irohaさんから送られてきた画像はガスガスだが、11時過ぎには晴れると送信。群馬の最西端から応援する。
2019年04月22日 09:21撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 9:21
岩稜帯から南方面。四阿山周辺は晴れたが、遠方の山々はガスガス。ほぼ無風で気温12℃、暑い。irohaさんから送られてきた画像はガスガスだが、11時過ぎには晴れると送信。群馬の最西端から応援する。
根子岳と雲海漂う西方面。長野市千曲市は雲の下。
2019年04月22日 09:34撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 9:34
根子岳と雲海漂う西方面。長野市千曲市は雲の下。
今年1月にラッセルで苦労したシラビソの樹林帯。周辺は残雪多く股下まで踏み抜く。
2019年04月22日 09:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 9:49
今年1月にラッセルで苦労したシラビソの樹林帯。周辺は残雪多く股下まで踏み抜く。
四阿山山頂が見えてきた。周りには雲海が広がり、四阿山周辺だけ晴れている。
2019年04月22日 10:09撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:09
四阿山山頂が見えてきた。周りには雲海が広がり、四阿山周辺だけ晴れている。
稜線上のビクトリーロードを歩む。上州祠が見える。
2019年04月22日 10:22撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:22
稜線上のビクトリーロードを歩む。上州祠が見える。
四阿山山頂。青空と雲海を背後に一人佇む鬼軍曹。
2019年04月22日 10:37撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:37
四阿山山頂。青空と雲海を背後に一人佇む鬼軍曹。
山頂から西方面。根子岳、雲海。
2019年04月22日 10:27撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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山頂から西方面。根子岳、雲海。
北方面。果てしなく続く雲海。
2019年04月22日 10:27撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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北方面。果てしなく続く雲海。
北東方面。浦倉山、草津嬬恋。ナイフリッジ。尾瀬方面にパワーを送る。
2019年04月22日 10:28撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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北東方面。浦倉山、草津嬬恋。ナイフリッジ。尾瀬方面にパワーを送る。
南方面。浅間連峰。
2019年04月22日 10:28撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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南方面。浅間連峰。
南西方面。歩んできた稜線。北アルプスは見えず。
2019年04月22日 10:30撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:30
南西方面。歩んできた稜線。北アルプスは見えず。
浅間山。噴煙を上げる火口。今月8日に訪れた前掛山は右端。
2019年04月22日 10:31撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:31
浅間山。噴煙を上げる火口。今月8日に訪れた前掛山は右端。
根子岳、大隙間。果てしなく広がる雲海。
2019年04月22日 10:31撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:31
根子岳、大隙間。果てしなく広がる雲海。
山頂東側のナイフリッジ、冬靴ノーマルなので注意して途中まで行ってみた。谷川、草津方面も雲海の中。
2019年04月22日 10:33撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:33
山頂東側のナイフリッジ、冬靴ノーマルなので注意して途中まで行ってみた。谷川、草津方面も雲海の中。
稜線上には芸術的な雪庇。
2019年04月22日 10:44撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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稜線上には芸術的な雪庇。
周辺山稜の晴れ待ちで早目の昼食。今日はエビ、サツマイモ、カシワ天のソバ。ネギはたっぷり。気温14℃穏やかな山頂を貸し切りでゆっくり食す。
2019年04月22日 10:56撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 10:56
周辺山稜の晴れ待ちで早目の昼食。今日はエビ、サツマイモ、カシワ天のソバ。ネギはたっぷり。気温14℃穏やかな山頂を貸し切りでゆっくり食す。
北西の風が吹いてきて雲海が流れ始めた。
2019年04月22日 11:12撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:12
北西の風が吹いてきて雲海が流れ始めた。
あっという間に根子岳を覆い尽くそうとしている。
2019年04月22日 11:12撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:12
あっという間に根子岳を覆い尽くそうとしている。
迫りくる雲海。標高2354mだが、ここも飲み込まれそうだ。
2019年04月22日 11:13撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:13
迫りくる雲海。標高2354mだが、ここも飲み込まれそうだ。
浅間山だけは良く見えるが、その東側に雲が集積してきた。
2019年04月22日 11:15撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:15
浅間山だけは良く見えるが、その東側に雲が集積してきた。
11時40分まで待ったが、北アルプスなどは見えず下山する。次の機会に。
2019年04月22日 11:38撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:38
11時40分まで待ったが、北アルプスなどは見えず下山する。次の機会に。
白い稜線を下って行く。平野部の雲海も薄くなってきていた。
2019年04月22日 11:39撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:39
白い稜線を下って行く。平野部の雲海も薄くなってきていた。
午後はさらに踏み抜きグランプリ開催。私一人で多数の穴をあけていく。
2019年04月22日 11:59撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 11:59
午後はさらに踏み抜きグランプリ開催。私一人で多数の穴をあけていく。
これは豪快に踏み抜いて股下まで。足が地面に付かなかった。オジカ沢や二居俣のクラックに比べれば遊びみたいなもの。
2019年04月22日 12:10撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 12:10
これは豪快に踏み抜いて股下まで。足が地面に付かなかった。オジカ沢や二居俣のクラックに比べれば遊びみたいなもの。
霞む中に五竜岳が見えた。カメラとパソコンの性能をフルに発揮。
2019年04月22日 12:15撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 12:15
霞む中に五竜岳が見えた。カメラとパソコンの性能をフルに発揮。
鹿島槍ヶ岳。左奥には剱岳。最先端画像処理技術は凄い。
2019年04月22日 12:15撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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鹿島槍ヶ岳。左奥には剱岳。最先端画像処理技術は凄い。
青空とダケカンバ。
2019年04月22日 12:35撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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青空とダケカンバ。
美しい樹皮のダケカンバ。樹皮がこれから剥けるのだろう。
2019年04月22日 12:36撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 12:36
美しい樹皮のダケカンバ。樹皮がこれから剥けるのだろう。
菅平牧場を下って行く。右がシラカンバ、枝が黒みがかっている。左がダケカンバ、樹皮が剥けている。
2019年04月22日 12:55撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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菅平牧場を下って行く。右がシラカンバ、枝が黒みがかっている。左がダケカンバ、樹皮が剥けている。
美しい春の菅平牧場。晴れるアヤメ平で寛ぐ三人の画像が送られてきて安堵する。
2019年04月22日 13:00撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 13:00
美しい春の菅平牧場。晴れるアヤメ平で寛ぐ三人の画像が送られてきて安堵する。
今朝カモシカが有刺鉄線を潜り抜けていった跡。
2019年04月22日 13:07撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 13:07
今朝カモシカが有刺鉄線を潜り抜けていった跡。
浅間連峰。浅間山、篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳。
2019年04月22日 13:13撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 13:13
浅間連峰。浅間山、篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳。
振り返る四阿山。
2019年04月22日 13:13撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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振り返る四阿山。
浅間山、外輪山の鋸岳、バカ尾根。
2019年04月22日 13:19撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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浅間山、外輪山の鋸岳、バカ尾根。
さらば四阿山。ツツジ時期に再訪を。
2019年04月22日 13:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 13:26
さらば四阿山。ツツジ時期に再訪を。
ひっそりと別荘地の樹林帯内を歩く。
2019年04月22日 13:37撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 13:37
ひっそりと別荘地の樹林帯内を歩く。
帰りは浅間白根火山ルートでドライブ。鬼押し出し園。ここからの登山道も検討されている。
2019年04月22日 14:31撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 14:31
帰りは浅間白根火山ルートでドライブ。鬼押し出し園。ここからの登山道も検討されている。
平日の昼下がり、通る車もなくゆったりと車を流す。
2019年04月22日 14:32撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 14:32
平日の昼下がり、通る車もなくゆったりと車を流す。
浅間六里ヶ原休憩所から浅間山。
2019年04月22日 14:40撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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浅間六里ヶ原休憩所から浅間山。
東面、行者返し。
2019年04月22日 14:36撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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東面、行者返し。
今日登った四阿山、的岩山。
2019年04月22日 14:38撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 14:38
今日登った四阿山、的岩山。
草津白根山。
2019年04月22日 14:38撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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草津白根山。
岩菅山、野反湖、八間山、白砂山はガスの中。
2019年04月22日 14:39撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 14:39
岩菅山、野反湖、八間山、白砂山はガスの中。
帰宅した前橋市から。浅間山に感謝を込めて。薄明光線。天使の階段。
2019年04月22日 17:33撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/22 17:33
帰宅した前橋市から。浅間山に感謝を込めて。薄明光線。天使の階段。

感想

 谷川岳や赤城山からその山を眺める。雄大な浅間山と、大きく口を開ける湯釜の間にひっそりとある。女性の乳房を彷彿とさせる山容。山頂だけ尖って見えることが乳頭を想像させる。

 雄大に広がる裾野の南側は広大な牧草地とスキー場、北側から見るとその優しい山容が一変し、荒々しいルンゼと険しい岩稜帯が現れる。周りの2000m級の山の中では浅間山に次いで高いが、その連峰には属さず独立峰。麓には群馬再西の峠を従える孤高の山。

 前日の至仏山尾瀬ヶ原は天気が優れず、山行も消化不良で全く疲れもない。至仏山は歩行距離が短く、尾瀬ヶ原の単調な散策が影響しているのだ。登った気がしない。

 西上州の鹿岳四又へ本来は行く予定だったが、中層雲が取れるのが12時ころ。北西から天気は回復し、四阿山周辺は9時から快晴となる予想。先々週浅間山と同様にピンポイントでの快晴の登頂を目指す。風の強さによっては、北アルプスを見ることが出来れば幸運。

 前橋を3時に出発。途中、中之条町でパジェロの総走行距離が33万キロに。平成6年4月登録から25年での到達。四半世紀。今月11回目の車検を受検した。これだけ乗っていると、もう修理費が余りかからない。消耗品のみ交換。ただ税金が一割増しで重量税が63000円と高い。今年で生産を終えるパジェロ。少し寂しい気がする。

 5時前にあずまや高原ホテル前の道に到着。中層雲が垂れ込めるので、赤く燃え上がる朝焼けを期待したが、雲が多すぎて少しだけ染まっただけ。浅間山も見えなかった。

 5時30分に登山者専用駐車場の停める。閑散期の四阿山、ポツンと一台だけ。9時過ぎの晴れから逆算して、7時に出発するので1時間ほど仮眠する。起床し装備して出発。寝起きでもすぐにシャキッと行動出来る鬼軍曹。

 気温7℃暖かい朝。あずまや高原ホテルを過ぎ登山口へ。別荘地の途中から残雪。気温が高いので溶けだして泥濘の箇所もある。静かな樹林帯を歩いて牧場へ。

 開けた広大な草原。菅平牧場。未だ雲が垂れ込め、山は見えない。9時過ぎの晴れ間を信じて、ダケカンバ並木沿の残雪の道を歩んでいく。遠くにカモシカが渋沢川方面へ逃げていくのが見えた。黒い格好なのでクマに見えたか。

 牧場を抜けると里宮分岐。ガスが南東に流され青空が見えてきた。眩い日差しが降り注ぎ暑い。irohaさん、kijimunaさん、kazumさんの三人登山部は尾瀬の富士見峠にいるとの連絡。月曜日の男たち、離れていても通じ合うものがある。

 四阿山周辺は晴れてきたが、遠方の山々は未だガスの中。浅間山周辺しか見ることが出来ない。送られてきた画像はガスガスだが、11時過ぎには晴れると送信。群馬の最西端から応援する。

 中四阿、根子岳を左手に見ると、その奥には雲海が広がっている。平野部がすっぽりと雲の下。昨年、今年1月とラッセルで苦労したシラビソ帯を抜けていく。残雪が多く踏みぬく。根子岳分岐を過ぎると四阿山山頂が見える。その奥にも雲海。

 コルを抜け的岩分岐から登り上げるビクトリーロード。遮るものがない開放的な白い稜線を歩んでいく。歩を進めるごとに、北側は壮大な雲海が眼下に広がっていく。南には噴煙上げる浅間山。ただ北アルプスなど遠方の山稜はガスで見えない。

 上州祠が残雪から少し見えている山頂に到着。見える山は浅間連峰など周辺山稜のみ。あとは雲海が目の前に果てしなく広がっているだけ。まさに雲上人。このまま歩いて妙高や北アルプスまで行けそうだ。

 山頂から東側のナイフリッジを歩く。冬靴ノーマルなので注意して進む。北は樹木で引っかかるが、南は結構ヤヴァイ。見えるのは浦倉山と草津白根程度。あとは雲の下。平野部や行こうとしていた西上州はいまだ雲が多かった。

 山頂に戻って周辺山稜晴れ待ちで早めに昼食。今日はエビ、サツマイモ、カシワ天のソバ。ネギはたっぷり。気温14℃穏やかな山頂を貸し切りで、浅間山と雲海を見ながらゆっくり食す。

 11時40分まで待ったが、一向にガスが晴れる気配のない周辺山稜。次の機会にして下山する。来た白い稜線を下る。雲海も薄くなり市街地も所々見える。

 午後は気温も15℃と上昇し、踏み抜きグランプリ開催。私一人でトレース跡を穴だらけにしていく。下りでのスノーシュー装着はテールが引っかかり面倒。なるがままに踏み抜いていく。股下まで踏み抜き足がつかない所もあった。

 抜けるような青空に、白い雲がひとつ、またひとつと流れていく。浅間山火口からも白い噴煙が上がり、流れた雲と融合して大きな雲となり浮かんでいる。

 四阿山へと続くダケカンバ並木を振り返る。時が止まったかのような広大な草原。静寂の菅平牧場から去っていく。樹林帯内に入ると鳥のさえずり。静寂から賑やかな音が心地よく響く。

 駐車場に到着する。今朝来た時と同じ風景。ここも時が止まっているかのようだ。着替えて帰路へ。帰りは浅間白根火山ルートでドライブ。

 平日の昼下がり、通る車もなくゆったりと車を流す。鬼押し出し園を眺め、浅間六里ヶ原休憩所から浅間山を眺める。駐車場北側へ行き、登頂した四阿山、草津白根山などを眺める。来週は白砂山も行けるようになるが、今年は残雪が多そうだ。GWに行くか、シラネアオイ時期に延期しようか思案中。

 帰宅し部屋の窓から西の山並みを眺める。黄昏る空。薄明光線が差す浅間山が神々しい。四阿山は見えないが、目を閉じると今日の想い出が鮮明に見えていた。

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コメント

月曜男参上
growmonoさん こんばんは。
四阿山は、今年二回目かな、それとも三回目だったかな?
しろこさんを置いてひとり旅の月曜日、マイペースで自由奔放にふるまえますね、でもちょっと寂しいかな賑やかなお嬢さんがいないと、
登山口では雪は無いもののまだまだ雪山ですね、
アッいう間に冬が終わり春になり花と残雪の季節になりましたが、天候が今一ですね。
2019/4/24 22:43
平日の山行
 おはようござます、yasioさん。
西上州のアカヤシオと迷いましたが、青空に惹かれて西端の山です。今年は二回目ですね。
前回はラッセル祭りで景観も今一つでしたし、前日の尾瀬がフラストレーション溜まる山行でしたから、晴天に飢えてたのでしょうね。

 shilokoさんは月曜はなかなか忙しく、シフトの関係で休めないようです。私的には一人の方が気が楽で良いのですが、賑やかなお嬢さん!?と行くのはまた違う趣があって良いです。山中ではしゃべったり、歌ったりしてくれるので、黙って聞いているだけでも楽しいです。

 今年も連休は天候がいまいちで、曇りがちです。標高の高い山間部は降雪の恐れがあります。また今年も県内から出ることはないかもしれませんね。アカヤシオめぐりとなりそうです。
2019/4/25 7:56
惹かれる見出し
growmonoさんおはようございます。
真冬より雪が多いようですね。踏み抜き地獄は大変です。
天気予報の読みが良く北アルプスまで眺められてよかったですね。
パジェロは丁寧に乗っていますね。四半世紀33万キロとは。生産中止とは残念ですが。
私も以前三菱ジープに乗っていましたが生産中止になりました。壊れるところがなく長持ちしましたよ。
2019/4/25 9:40
孤独
 こんにちは、yamayuriさん。
西上州と悩んだ末の結果ですので、あまり後悔はしたくありませんでした。
もう少し北アルプスがきれいに見られると良かったです。執念ですね。

 パジェロは国内向けが販売中止となり、現行モデルの海外向けだけとなります。記録的な大雪時も普通に動きましたから信頼度が高いです。確かに壊れにくいですね。ディーゼル車でもありますので、経済性も良いです。

 yamayuriさんはジープに乗ってらっしゃったのですね。昔はスリーダイヤモンド、今はスリーポインテッドスターですね。さすがです、ダイムラークライスラーの誇り高き息吹を感じます。

 見出しは、山頂にしばらくいたので思いつきました。北半分の山は雲海の下でポツンと四阿山、山頂にも一人だけ。孤独になれる時間を雲の上で過ごせました。
2019/4/25 12:43
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積雪期ピークハント/縦走 志賀・草津・四阿山・浅間 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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