出張ついでに鍋焼きうどん。大倉テント泊〜塔ノ岳-丹沢山-鍋割山


- GPS
- 21:18
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,284m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
- 山行
- 0:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:45
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:52
天候 | [1日目]曇りのち雨 [2日目]雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バス代;渋沢〜大倉210円。 30分に一本くらいのペースで運行しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●大倉バス停〜大倉高原山の家; アスファルトの後、緩い普通の登山道です。 ●大倉高原山の家テント場; 平場の土壌です。かなり広く、ペグも刺さりやすいです。 ●大倉高原山の家〜見晴らし茶屋; 緩くて広い歩きやすい登山道です。 ●見晴らし茶屋〜花立山荘付近; 樹林帯の中を進む力の要る急登です。主に木の階段。 ●花立山荘〜塔ノ岳山頂; 開けた尾根に出ます。風があると寒い。力の要る急登。階段が主です。 ●塔ノ岳山頂〜丹沢山; まずは下ってから150mほどの細かいアップダウンあります。 植林保護のため、主に木道を進みます。 ●塔ノ岳〜大丸〜小丸〜鍋割山; 150mほどの細かいアップダウンあります。よく整備された登山道です。 ●鍋割山〜二俣; 水が置いてある地点までは、少々険しい急斜面。 大倉尾根や、塔ノ岳〜鍋割山の稜線と比較すると険しいです。 しっかり気を付けていけば問題ないです。 水地点から二俣までは林道。堀山の家へ折れる際、標識がないので道を見落とししそうです。 ●二俣〜堀山の家; 途中、滝があったりしながら、かなりの急斜面になります。人も少ないです。 踏み跡はしっかりしていますが、見逃すと迷いやすいかと思います。 ●イオンモバイル(docomo電波)状況; 大倉バス停〜塔ノ岳は比較的つながりますが、ときどき圏外になる場面もあり。 塔ノ岳〜丹沢山でも繋がりますが、電波は弱いです。 鍋割山およびその登山道でも弱めながらも繋がります。 |
その他周辺情報 | 渋沢駅にはスーパーあり、コインロッカーあり。 ただし、コインロッカーは改札の中に10個ほどしかなく、うち大きい荷物用は3個ほどしかないです。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS(1)
ストーブ・ライター(1)
寝袋(1)
レインスーツ(1)
携帯電話(1)
ツエルト
エマージェンシーシート(1)
救急セット(1)
防寒着
着替え(1)
デジカメ(1)
カイロ(3)
携行食(1)
地図
コンパス(1)
テント(1)
ドリンク(2)
|
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備考 | 出張ついでだったこともあり、薄着しかもっておらず、レインは持っていくべきだった。 |
感想
金曜に東京出張があり、せっかくなので山行をプラス。
最近、こういうスタイルやってなかったので、久々に。
帰りに寄れるところといえば丹沢だろう。
6年ぶりとなるが、蛭ヶ岳は前回行ったので、今回は鍋割山で鍋焼きうどんを食べたい。。
仕事が早めに終わって、小田急線で新宿から渋沢へ。
通常はハイカーがたくさん利用されるらしいが、この時間は流石にゼロ。
駅のスーパーで必要なものを買い出しして、ついでに夕食を食べ、バスで大倉へ。
天気が微妙なのと、一人ぼっちの寂しさからDNSしようかと悩んだが、、
暗闇の中でもいざスタートするとテンション上がります。やはり来てよかった。。
試しにヘッドランプを消してみると真っ暗闇。大倉山の家を目指しテクテクと。
GPSを何回も見ながら、時折不安になりながらも目的地へ。意外と遠く感じました。
現在は廃屋となったようだが、テン場は使用できるのでテントを張ります。
とは言っても、テン場の場所と状況が真っ暗だとよくわからない・・
適当に、テン場と書いてある場所に張ります。設営自体は暗闇でもスムーズ。
まだ早いので、ティータイムしたり、映画を観たり。やはりこういう時間が好きです。
短いながらも満喫。23時には就寝。
木の下に陣取ったこともあり、雨音が大きく何回か目が覚めたが、基本的には熟睡でした。
二日目。テント内を照らす眩しい光で目覚め。
天気が良ければ早朝から行動するつもりだったが、相変わらずの雨音とガスガス空気。
特に急ぐ必要もないのでまったり。ようやく7:00頃に山行GOします。
ガスの中のスタートだが、時折太陽が出てガスが晴れ、今日一日の好天を予感させます。
いつもは居る息子くんの姿を想像しながら。早足で喘ぎながら、塔ノ岳頂上での富士山に期待。
・・が、、その夢はもろくも崩れ去り・・
予報では9時に晴れるとのことだったが、10時になっても11時になってもガスガスのまま・・
どうやら、前線が静岡と神奈川あたりに居座っているよう・・
結局、丹沢山についてもガスは晴れず。富士山見たかったなー・・
いや、もしやしたら、鍋割山へ向かう途中に晴れるかも・・
とかいう願いも、むしろ逆方向へ。予期していながった大きめの粒の雨が降り出します。
レインジャケを持ってきてないので急ぎ足に。
時折、小鳥の声が聞こえると景色を振り返るが、ガスは晴れずまま。鍋割山へ。
「温かいうどんを食べるんだ・・」その気持ちで足を動かし鍋割山へ。
念願の『鍋焼きうどん』の幟旗が目に飛び込んできます。
事前情報ではGWは値段1,500円に。しかも午前中で売り切れる可能性あるとのこと。
しかし、正午なのに山荘内もガラ空き。値段も1,200円のまま。早速注文。
10分ほどで呼ばれ、うどんを見てビックリ。メチャクチャ本格的で美味そうじゃないですか。。
これなら下界でも1,500円出しても惜しくないですよ。。
この天気じゃなかったら大混雑で食べれなかったかもしれないのでポジティブ思考でじっくり味わいます。
ついでに晴れないかなー、、なんて・・
しかし、この辺りで予報が急変。雨予報、しかもどんどん強くなるとか・・
本格的な雨具は持ってきてないし、着込む服も少なめ・・大丈夫かしら・・
鍋割山を出るとハッキリわかる粒の雨になってきた・・
進まないことには何も解決しないので、早歩き気味に。
大倉尾根と違って、山道らしい険しい斜度やルートに気をつけながら。
下りは多少の急斜度でも疲れないが、二俣から堀山の家へのカットコースがヤバかった・・
大倉よりもこっちの方がバカ尾根です・・
もうあまり登る気分じゃなかったのでペースダウン・・
雨で体が冷える中、何回もGPSを確認しながら。
「あとどんくらい?」「あとちょっと」とかいつも息子くんが話す言葉をブツブツつぶやきながらなんとか。
堀山の家に着く頃にはもう半土砂降り。ルートも川のよう。
やっとこさテン場について、すぐに撤収するつもりだったが、体がヤバそうなので中で少し休憩。
普段ならもう一泊したい状態だが、明日は早朝から予定が・・
ストーブで体を暖め、中でも出来る片付けをしながら。
いよいよテントの片付けですが、今まで経験したことのない手と体の震え・・
振幅で1cmくらいは震えてるんじゃないでしょうか。
以前、槍ヶ岳で低体温症になりかけた時を思い出しながら。
「ちくしょー、落ち着けー落ち着けー」グッと手を握って深呼吸。
震える手でも続けないわけには行かないので強引にペグを抜き取りテントを撤収。もう畳んで袋へ入れる余裕なんて皆無。
広げたまま、土が付いたままザックに押し込み、何とか下山再開。
ヤバかったが、背負ってしまえばこっちのもの。
あとは、20分間何も考えずに黙々と下山。体も温まってきた。
大倉が近づく頃には雨も止み、他のハイカーもいたりしたので多少元気に。
まったく余裕ないので、その泥んこの格好のままバスに飛び乗り。
小田原駅のトイレで着替えるとようやく体が温まり、復活。
最初から強行しようかやめようか・・なんて考え続け、結局強行したわけですが、
きっとやめてたら、「行かなくて良かった〜」だろうが、
今思うのは、「行って良かった。楽しかったな」ということ。
結局、どんな山行になろうと、いつも思うのは「行って良かった」ということ。
いつにない雨天行を薄着で体験できたり、空いてる室内で鍋焼きうどんを食べられたり。あまり歩かれてない周回ルートを歩けたり。
やはりこの瞬間だからできたことが多くあり、行かなければ良かったとは微塵も思わないのです。
ホント、山って不思議です。
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