奥穂高岳〜雪崩と環水平アーク



- GPS
- 12:52
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,266m
- 下り
- 273m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:39
- 山行
- 2:23
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 2:44
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:31
天候 | 1日目 曇り/2日目 晴れ/3日目曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*またログがぶっ飛んでる。 〈上高地〜横尾〉 梓川左岸の林道歩き 所々凍結。 〈横尾〜本谷(橋)〉 横尾橋で梓川渡り本谷左岸沿の樹林帯、しばらく平坦な道から左岸斜面をトラバース気味な山道、雪は踏み固められアイゼン無しでも可。不安ならチェーンスパイクで。 〈本谷橋〜涸沢〉 橋はこの時期外してあります。谷は雪で埋没、少し下流で沢露見してるので、5月半ばには割れるでしょう。ここから斜度上がるが、トレースあり、我々はアイゼン無しで。 〈涸沢〜白出のコル・穂高岳山荘〉 ザイテングラードの北寄りを登った。カールなので、登るほど斜度上がる、トレースあり、アイゼン必要 〈白出のコル〜奥穂高岳〉 アイゼン必要。山荘南からハシゴ、鎖の岩雪ミックス。雪壁はアックスかバイル必須、下に滑落者捕獲ネット有り。壁の1/3くらいまで左の岩場も行けるが、落ちたらネット無し。稜線の西側を進み山頂手前にも一つ雪壁、ここも要注意。越えて150mくらいで山頂。復路は迷い尾根に行かないように。行きかけても山荘への標識で気付くけど、雪あると山荘の標識通りには降りられませんので、手前をトラバースして雪壁にとりつく。雪壁はダブルバイルまたはアックスでクライムダウン |
その他周辺情報 | 蕎麦は沢渡の 杣の家 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
平成の山行の締めに、積雪期の奥穂高へ。奥穂高は自身一番登ってるお山、涸沢は一番想い出の詰まった場所。初日涸沢までは雲空、14時過ぎに涸沢着いた時はすでにテント場はいっぱい。別で北穂に向かってた仲間にテント場確保してもらい助かった。テン場では強風で破損しないか心配に。またメンバーの1人が低体温症にかかり、隣のソロ天の方が率先して介抱指示頂き、メンバーで食事など介助しながらなんとか快方に。翌日はすっきりと晴れ、気温も高くなく、それでも岳沢で大規模な雪崩が発生するなど、雪崩が心配で、小豆沢は使わず、ザイテングラード寄りトレースを登ることに。途中1人が高度障害ではリタイア。
白出のコルからは、二度の雪壁を緊張感持って登るが、2度目ということ、会でバリエーションを経験してることから、落ち着いて通過出来た。また今回はこのルート初含む9人パーティーの為、先頭の私は後続を気にしながらの山頂アタック、特に下りはロープを出さずとも無事通過出来て良かった。途中から空に光彩が見え出し、環水平アークやハロという珍しい気象現象らしく、奥穂高がより神々しく見えて、素晴らしい山頂での想い出となった。間近にジャンダルム、槍ヶ岳の他、北、南、中ア、富士山、八ヶ岳と360度の大パノラマに特に初めて登頂したメンバーの喜びを見るに、改めて山の素晴らしさを感じた。ザイテンの下りは、先の登りの時、我々のルートの更に右手を2人がダブルアックスでクライムダウンしてた辺りにトレースがあり、クライムダウンからスタート、最後はシリセードで涸沢に。途中上空にヘリがホバリングしてたので気になったが、我々が白出コルに登り着く頃、我々の右手をクライムダウンして行く2人の後続に下った6人が下っている頃雪崩が発生したらしく、十数人が巻き込まれたとのこと。また小豆沢でも案の定雪崩発生、ビーコン、プローブは装備していたが、巻き込まれず無事下山出来たことが何より良かった。また自身の左耳凍傷も低音で多少痛みは感じるが、発症することなくて良かった。前回の積雪期奥穂高はソロ、今回は山岳会合宿で10人、その変化も感じつつ皆んなで登る楽しさ、充実感はまた一味違った。訓練からホワイトアウト、悪天候、テント連続破損などハプニングもあったチームだが、メンバー多いからこそ増えるリスクもある中で、安心感や連帯感で乗り切ることが出来、自然現象、体調変調など、記憶に留めて、その対処法など今後に行かせればと思う。そういった意味で、登頂以上に有意義な山行でした。
westfieldhi さん
こんにちは。
素晴らしい気象現象も重なって神々しい奥穂高です☆
同じ日、涸沢から北穂に登って絶景を眺めましたが、奥穂も行ってみたいなぁと思っていました。でも、やっぱり雪壁は難しそうですね。
チームワークの良さを感じるお仲間で、毎回のことですが、うらやましいです!
お疲れ様です!
雪崩情報で心配してましたが、皆さん無事に終えて安心しました。
写真では、環水平アークやハロという自然現象に素敵!と楽しく写真を拝見させてもらいましたら、感想を読んでビックリ!低体温症や高度障害など、大変でしたね(ノ゚Д゚)ノ
大事に至らなかったようですが、やはり冬はリスクが多くなりますね。
改めて、もしもの時の為の勉強をしておく必要を感じました。
maple19さん
こんにちは。
雪壁は腐ってくると、下りは脚がズルッといくのが怖い。
無理は禁物ですが、行くとまた違った景観が楽しめますよ。
北穂は槍、大キレットが間近に見れて、平成最後に素敵なピーク踏破お疲れ様でした。
aya21さん
こんにちは。
みなさんに心配いただいてました。
そんなこんなで、2名が登頂果たせなかったけど、無事全員下山出来ました。メンバーで訓練を重ねてきた合宿だからこその達成感ですね。
色々なことがあって、今後に活かすことが合宿の成果につながると思い、自分の中て経験を昇華させたいです。
連休、お仕事ご苦労様様、明けのレコ楽しみにしています。
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