春山バリエーション 白馬岳主稜
- GPS
- 15:27
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,487m
- 下り
- 1,472m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 8:48
【5/4(土)】3:00起床幕営地5:00出→三峰→11:00白馬岳山頂・白馬山荘12:00→大雪渓→13:45白馬尻→14:45猿倉→15:30八方駐車場(幕営)
【5/5(日)】6:00起床・八方駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
<復路アクセス>【5/5(日)】八方駐車場7:00頃⇒帰神12:30頃「中央自動車道ルート使用」 |
写真
装備
個人装備 |
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ポール
テント
テントマット
ロープ
アッセンダー
アイスピケット
デッドマン
|
感想
【5/2(木祝)】春山のバリエーションで念願の「白馬岳主稜」に挑めるとなり、ワクワクする気持ちを内に秘めつつ、ゴールデンウィーク中の交通渋滞のなか9時間かけて、北陸自動車道の迂回ルートにて白馬村に到着。その日は八方駐車場に幕営して、翌日からのバリエーションルート挑戦に期待に胸を膨らまし就寝。
【5/3(金祝)】早朝5:00に出発し猿倉の駐車場まで車で移動、いよいよ登頂を開始した。白馬尻までは結構長く、更に白馬岳主稜の取り付きまでは午前中を費やした。
白馬岳は3000mに満たないが、その主稜はアップダウンや、かなりキレットの状態が厳しく、また春山特有の軟弱な雪やクラックで、私の体験した山行きでは上位の難易度であった。
道中、先行するパーティの滑落による、2台のヘリコプターがホバリングして救助する状況などを目の当たりにしたり、自らもスリップを体験したりして、大変貴重な登攀を経験できた。
八峰少し先の小さな稜に幕営地をつくって、夜中はテントが飛ばされそうな突風で、私は寝付けないまま朝を迎えた。
【5/4(土)】5:00に出発し、黙々と行動をしていたが、道中に昨日の滑落の残置ザックやザイルを2か所で見つけ、滑落者の無事を祈った。また、ピッケルを着地できないほどの狭い雪のキレット(足元は両側が切れ落ちている)を通り抜けるときなどは、最大限に慎重に歩を進めることもあった。
そのような山行も最終のクライマックス、白馬岳頂上をアタックする60°の雪壁をSLがダブルアックスで先行し、2人はアッセンダーでスムーズに登攀。大トリのCLがスルスルと軽快に登頂を収めると、自然に全員で祝福のハイタッチで健闘を称えあった。
その感動も冷めやらないまま、コーラで祝杯のあと、白馬大雪渓を下山した。長い白馬大雪渓を降り、猿倉に着いたときには大変充実した気持ちで幸福感すら覚えた。
本当に貴重な経験をさせてもらい、私の山の経験値が少し広がった気になった。適格なリーダーシップでパーティをリードしたCLをはじめ、参加メンバーに感謝。(YAE)
<コース状況>春山特有の軟雪でズブズブになり、部位を確保しにくいこともあったが、風が日中になく大変助かりました。風が強ければかなり強敵となります。
<ヒヤリハット>八峰辺りで一人がスリップ。雪の割れ目に2m程滑りこんだ。
令和初の例会は初級春山バリエーションで有名な”白馬主稜”。以前から登攀してみたかったルートなので念願が叶ったことになる。ここは最後の60度雪壁が有名だが、それまでに序章のように何度も登場する”ナイフリッジ”や”足下の悪い急登”の方が手強かった。特に、気温が上がり雪が腐ると確保がしにくくなる。途中、P8を過ぎたところでヘリコプターが2機ホバリングしていた?(後で山頂小屋の方から、滑落事故があったようだと知った)P6直下の稜線で幕営したが深夜強風が吹き眠れない。天気予報とは異なる山の様子、手強い稜線、事前情報とは異なる現場に対応できる能力が求められると感じた。
最後の壁は60mロープ、Wアックスで登り、稜線直下でアンカー1本で打つ。チームはアッセンダーを使いスピーディーに登れたと思う。
GWで多くの方だ登るルートだけに、お互いに譲り合い、気持ちよく登れるように準備したい。
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