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記録ID: 1831772
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

春山バリエーション 白馬岳主稜

2019年05月02日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
15:27
距離
7.4km
登り
1,487m
下り
1,472m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:34
休憩
0:00
合計
6:34
9:27
3
9:30
9:30
391
16:01
宿泊地
日帰り
山行
6:39
休憩
2:09
合計
8:48
4:59
217
宿泊地
8:36
10:36
14
10:50
10:50
74
12:04
12:05
12
12:17
12:18
81
13:39
13:46
1
13:47
ゴール地点
【5/3(金祝)】5:00起床6:50出→7:30猿倉8:20→9:20白馬尻→12:00主稜取り付き→14:00八峰→15:00八峰〜五峰の間のポイント(幕営)
【5/4(土)】3:00起床幕営地5:00出→三峰→11:00白馬岳山頂・白馬山荘12:00→大雪渓→13:45白馬尻→14:45猿倉→15:30八方駐車場(幕営)
【5/5(日)】6:00起床・八方駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<往路アクセス>【5/2(木祝)】13:00魚崎⇒白馬村八方駐車場22:00着(幕営)「渋滞のため、北陸自動車道に迂回」
<復路アクセス>【5/5(日)】八方駐車場7:00頃⇒帰神12:30頃「中央自動車道ルート使用」
稜線への急登
稜線を行く
牛すじカレー+いろいろ
牛すじカレー+いろいろ
深夜強風が襲う
今日もナイフリッジが続く
1
今日もナイフリッジが続く
最後の雪壁
大雪渓の下り
頂上山荘でコーラ 400円以上の味がした
頂上山荘でコーラ 400円以上の味がした

装備

個人装備
ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング セルフビレイランヤード
共同装備
調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ポール テント テントマット ロープ アッセンダー アイスピケット デッドマン

感想

【5/2(木祝)】春山のバリエーションで念願の「白馬岳主稜」に挑めるとなり、ワクワクする気持ちを内に秘めつつ、ゴールデンウィーク中の交通渋滞のなか9時間かけて、北陸自動車道の迂回ルートにて白馬村に到着。その日は八方駐車場に幕営して、翌日からのバリエーションルート挑戦に期待に胸を膨らまし就寝。
【5/3(金祝)】早朝5:00に出発し猿倉の駐車場まで車で移動、いよいよ登頂を開始した。白馬尻までは結構長く、更に白馬岳主稜の取り付きまでは午前中を費やした。
白馬岳は3000mに満たないが、その主稜はアップダウンや、かなりキレットの状態が厳しく、また春山特有の軟弱な雪やクラックで、私の体験した山行きでは上位の難易度であった。
道中、先行するパーティの滑落による、2台のヘリコプターがホバリングして救助する状況などを目の当たりにしたり、自らもスリップを体験したりして、大変貴重な登攀を経験できた。
八峰少し先の小さな稜に幕営地をつくって、夜中はテントが飛ばされそうな突風で、私は寝付けないまま朝を迎えた。
【5/4(土)】5:00に出発し、黙々と行動をしていたが、道中に昨日の滑落の残置ザックやザイルを2か所で見つけ、滑落者の無事を祈った。また、ピッケルを着地できないほどの狭い雪のキレット(足元は両側が切れ落ちている)を通り抜けるときなどは、最大限に慎重に歩を進めることもあった。
そのような山行も最終のクライマックス、白馬岳頂上をアタックする60°の雪壁をSLがダブルアックスで先行し、2人はアッセンダーでスムーズに登攀。大トリのCLがスルスルと軽快に登頂を収めると、自然に全員で祝福のハイタッチで健闘を称えあった。
その感動も冷めやらないまま、コーラで祝杯のあと、白馬大雪渓を下山した。長い白馬大雪渓を降り、猿倉に着いたときには大変充実した気持ちで幸福感すら覚えた。
本当に貴重な経験をさせてもらい、私の山の経験値が少し広がった気になった。適格なリーダーシップでパーティをリードしたCLをはじめ、参加メンバーに感謝。(YAE)
<コース状況>春山特有の軟雪でズブズブになり、部位を確保しにくいこともあったが、風が日中になく大変助かりました。風が強ければかなり強敵となります。
<ヒヤリハット>八峰辺りで一人がスリップ。雪の割れ目に2m程滑りこんだ。

令和初の例会は初級春山バリエーションで有名な”白馬主稜”。以前から登攀してみたかったルートなので念願が叶ったことになる。ここは最後の60度雪壁が有名だが、それまでに序章のように何度も登場する”ナイフリッジ”や”足下の悪い急登”の方が手強かった。特に、気温が上がり雪が腐ると確保がしにくくなる。途中、P8を過ぎたところでヘリコプターが2機ホバリングしていた?(後で山頂小屋の方から、滑落事故があったようだと知った)P6直下の稜線で幕営したが深夜強風が吹き眠れない。天気予報とは異なる山の様子、手強い稜線、事前情報とは異なる現場に対応できる能力が求められると感じた。
最後の壁は60mロープ、Wアックスで登り、稜線直下でアンカー1本で打つ。チームはアッセンダーを使いスピーディーに登れたと思う。
GWで多くの方だ登るルートだけに、お互いに譲り合い、気持ちよく登れるように準備したい。

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