剱岳 早月尾根
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 31m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
シュルンドに注意 |
その他周辺情報 | 温泉:アルプスの湯 食事:呉羽PA |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
調味料
飲料
水筒(保温性)
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
ハーネス
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ツェルト
テント
テントマット
ロープ
|
備考 | ワカンは結果、不要であった。寝袋はモンベルの#1だったが、厚手ダウン+ホッカイロをもって行ったため、#3でもよかったかもしれない。 |
感想
5月1日
20:30 上市町の24時間営業スーパーにて買い出しをし、馬場島へ。霧雨が降っている。軒下は他のパーティーのテントが複数張りあり、埋まっていたので、車中泊とする。夜通し、結構激しく雨が降っていた。
5月2日
6:00起床。7:00、雨は上がりつつあるので準備をして出発。早速「試練と憧れ」の石碑前で写真を撮っていたら、アラレ混じりの強い雨が降り出し、20分ほど雨宿りをしてから登山道に入る。松尾平から雪が出て来たが、しまっており、さほど沈まない。
たまに夏道も出ており、カタクリ、イワウチワ、イワカガミなどが咲いていた。早月小屋のご主人と遭対協の方も私たちとほぼ同時に登ってこられ、今年は雪が少ないとおっしゃっていた。
1時間に300mくらい標高を上げる。単調な急な登りに飽きるが、雨も上がり周囲の山々や北方稜線も見えて来たので景色を楽しみながらのんびり歩く。
標高2000を超え、早月小屋前の最後の登りに差し掛かると、樹氷が陽に煌めいて青空に揺れていた。14:00早月小屋着。先行パーティーのテントが2張り。小屋主さんより、トイレは小屋のトイレを使ってほしいといわれる。(テン場はそこら中に落としものアリ。。。)
山の酒 大雪渓900mlを消費したところで17:00、夕食。することもないので、日本海に沈む夕陽を見て19:00就寝。
夜半、風が強く吹き、フライが飛ばされるかと思った。
狭いテントに3人の真ん中で寝させてもらったせいか、厳冬期装備(モンベル#1シュラフ、シュラフカバーにナノエア+ダウン、ホッカイロ)では暑かった。
5月3日
3:00起床。富山の夜景がきれいだ。風はまだ残っているが、気温はさほど低くない。
朝食をとり、準備をして4:30出発。うっすらトレースが残る道をひたすら登る。ピッケルとストック1本を併用。5:22日の出。カニのハサミ前あたりから、急な雪壁や、トラバースが出始め、ロープまでは出さないが、慎重に進む。今回はピッケル1本でこなしたが、ダブルアックスのほうが安心ではある。
7:30、2800m地点を通過し、カニのハサミらしきところに到着。岩場を行く人、草付きを行く人、雪壁をクライムダウンする人、それぞれのルートで下降するその後、山頂直下の凍ったガリーを通過。懸垂してくるパーティーがおり、ちょっと緊張。
8:50山頂。別山尾根から登ってきた富山県警の方と少しお話する。剣沢はトイレも掘り起こされていて使えるそうだ。
30分ほど景色を楽しみ、下山開始。ガリーはクライムダウンしたが、その後、1度残置支点で懸垂。フィックスもあるが、ほぼ埋まっていた
県警の方に注意をして頂いた雪庇を観察しながら下山。行は気が付かなかったので、結構雪庇よりに歩いていた。夏道側を歩くように意識しなければいけない。12:00早月小屋着。ここまで、雪は緩んでおらず、快適なアイゼン歩行だった。時間もあるので、余っている食材で昼食を作って外で食べる。
13:25、下山開始。大人数のパーティーと何度もすれ違う。トータル30人くらいはいたか。雪が緩み、重い荷物で更にすべるので、アイゼンを付ける。1700mくらいの雪原でシュルンドが出はじめ、メンバーが足の付け根くらいまで踏み抜き、春山の洗礼に驚く。「前、このあたりで胸まで埋まった人がいた」と話すリーダーの後を忠実にたどっていた、その時、穴に落ちた。頭まですっぽり入る深さだった。雪の切れ目ができていれば気づきようもあるが、今回のような「穴」だと、どうしようもない。その後の下山はシュルンドに敏感になり、どっと疲れた。
1300mくらいからコバエのような虫が体にまとわりつくようになり、非常に不快だった。
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