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Yamareco

記録ID: 1838423
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無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

世界遺産熊野古道奥駈道 その一端を感じた大峰山

2019年04月29日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.9km
登り
1,110m
下り
1,091m

コースタイム

日帰り
山行
5:56
休憩
0:47
合計
6:43
8:20
8:20
21
8:41
8:41
25
9:06
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54
10:00
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5
10:05
10:05
5
10:10
10:10
31
10:41
10:48
32
11:20
12:00
76
13:16
13:16
49
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口までのアクセスは国道309だが、これが所謂「酷道」である。離合不能な1車線ギリギリの道幅、先が見通せない急カーブ、道路上に散らばる頻繁な落石の跡…などなど。登山口にたどり着くまでにそうとう神経をすり減らす感じ(笑
行者還トンネルの入り口付近に登山口が有り、その周辺が駐車場になっている。1000円取られる。崖の上に張り付くように整備された駐車場。それなりに維持費がかかるのかもしれないが1000円は高いなぁ…。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特にないが、登山道から奥駈出会いまでが急登に次ぐ急登で浮き石も多いため、下りではとくに注意を要する。
その他周辺情報 登山バッチは弥山小屋にて。形は3種類ほどある。
麓の天川村に温泉施設がある。小さい施設なので混雑すると順番待ちになったりするようだ。
行者還トンネル「西口」登山口〜。
行者還トンネル「西口」登山口〜。
登山届を出して出発!
登山届を出して出発!
最初は石ガレの瓦道をゆるゆると〜
最初は石ガレの瓦道をゆるゆると〜
枝沢を珍しい木製トラス橋で渡る。これはキングポストトラスに分類していいのだろうか? ワデルトラス?
 
枝沢を珍しい木製トラス橋で渡る。これはキングポストトラスに分類していいのだろうか? ワデルトラス?
 
アカヤシオ…かな? ムラサキヤシオ???
アカヤシオ…かな? ムラサキヤシオ???
木の根、浮石、土が絶妙にミックスされた急登。
木の根、浮石、土が絶妙にミックスされた急登。
50分ほどかけて稜線に登り詰める。
50分ほどかけて稜線に登り詰める。
合流した道が「奥駈道」だ。
世界遺産だ!…と気分は盛り上がるが、見た目そこらの登山道と変わりはない(笑
合流した道が「奥駈道」だ。
世界遺産だ!…と気分は盛り上がるが、見た目そこらの登山道と変わりはない(笑
にわか修験者になって先へ進む。
にわか修験者になって先へ進む。
荒々しいなぁ。
弁天の森、といういわくありげな地名の小ピーク。
弁天の森、といういわくありげな地名の小ピーク。
向こうに見えているのが「弥山」だろうか。
まだまだ登らなければならない。
向こうに見えているのが「弥山」だろうか。
まだまだ登らなければならない。
一旦鞍部へ下って「聖宝ノ宿跡」
これまたいわくありげな場所である。
一旦鞍部へ下って「聖宝ノ宿跡」
これまたいわくありげな場所である。
聖宝ノ宿跡からは再び登りとなる。さっきより斜度が増した。
聖宝ノ宿跡からは再び登りとなる。さっきより斜度が増した。
振り返ると奥駆道の北の端、山上ヶ岳が見えている。…いや、たぶん山上ヶ岳。適当なこと言ってたらごめんなさい(笑
振り返ると奥駆道の北の端、山上ヶ岳が見えている。…いや、たぶん山上ヶ岳。適当なこと言ってたらごめんなさい(笑
弥山小屋手前は階段の嵐。
弥山小屋手前は階段の嵐。
登山者が急増して荒れたので階段が整備されたらしいが、この階段、どうも歩幅が合わずツラい…。
登山者が急増して荒れたので階段が整備されたらしいが、この階段、どうも歩幅が合わずツラい…。
ヒーコラ言いながら登っていくと目の前に山小屋出現。
弥山小屋ですな。
ヒーコラ言いながら登っていくと目の前に山小屋出現。
弥山小屋ですな。
大峰山最高峰の八経ヶ岳も見えてますが…
大峰山最高峰の八経ヶ岳も見えてますが…
まずは弥山へ。
弥山山頂の神社の前には護摩壇が設けてある。たしか扉開きとかいうのが近いはず。その時に使うのだろうか。
弥山山頂の神社の前には護摩壇が設けてある。たしか扉開きとかいうのが近いはず。その時に使うのだろうか。
弥山を拝んだ後、八経ヶ岳へ向かう。
一旦下る。
弥山を拝んだ後、八経ヶ岳へ向かう。
一旦下る。
すぐ近くに見えていたような気がするが、鞍部まで下るとそれなりに距離がある。ちょっとシャリバテになってきた。
すぐ近くに見えていたような気がするが、鞍部まで下るとそれなりに距離がある。ちょっとシャリバテになってきた。
八経ヶ岳の山腹にはオオヤマレンゲというとてもキレイな花の群生地がある。ここも鹿の食害が深刻なようでネットが張ってあった。
八経ヶ岳の山腹にはオオヤマレンゲというとてもキレイな花の群生地がある。ここも鹿の食害が深刻なようでネットが張ってあった。
ちょっとした岩場があったりするが、概ね歩きやすい登山道だ。
ちょっとした岩場があったりするが、概ね歩きやすい登山道だ。
遥か熊野まで続く奥駈道。
全部は無理でも一部だけでも歩いてみたいものだ。
遥か熊野まで続く奥駈道。
全部は無理でも一部だけでも歩いてみたいものだ。
山頂に到着。一気に視界が開ける。
天気は今一つだが高曇りなので眺望は得られる。
山頂に到着。一気に視界が開ける。
天気は今一つだが高曇りなので眺望は得られる。
記念写真は「山」のポーズ♪
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記念写真は「山」のポーズ♪
山頂には行者が持つ錫杖のイミテーションが設置されている。
これを持って行者の気分に浸ろう(笑
山頂には行者が持つ錫杖のイミテーションが設置されている。
これを持って行者の気分に浸ろう(笑
拙者、修行中の身ですゆえ。
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拙者、修行中の身ですゆえ。
山頂付近は枯死した木々が目立つが、これも伊勢湾台風の影響なのだろうか?
山頂付近は枯死した木々が目立つが、これも伊勢湾台風の影響なのだろうか?
満足したので帰路に就く。
再び弥山を目指して進む。
満足したので帰路に就く。
再び弥山を目指して進む。
弥山の山頂直下も枯れ木の森。
弥山の山頂直下も枯れ木の森。
小屋の前で休憩をした後、下山にかかる。
小屋の前で休憩をした後、下山にかかる。
弥山の急坂を駆け下り…
弥山の急坂を駆け下り…
弁天の森を駆け抜け…
弁天の森を駆け抜け…
さらに奥駈道は続くが、我々はここまで。
さらに奥駈道は続くが、我々はここまで。
奥駈道から外れ外界へと戻る。
奥駈道から外れ外界へと戻る。
登山口へ向かって急坂を降りる。登ったとき以上に急な坂に感じた。浮き石が多いのでスリップ・落石に注意。
登山口へ向かって急坂を降りる。登ったとき以上に急な坂に感じた。浮き石が多いのでスリップ・落石に注意。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

GW遠征3座目は大峰山に登ってきた。
コースは、おそらく最もポピュラーであろう行者還トンネル西口登山口から八経ヶ岳へのピストンだ。本当は釈迦ヶ岳や川合集落まで縦走すればいいのだろうが、勝手がわからず止めてしまった。

登山口へのアプローチは前日の大台ケ原以上に酷い道だった。噂には聞いていたが和歌山県内陸部の道路事情は思った以上に悪いようだ。ナビに導かれるままに進んでいったが、本当に道が正しいのか不安になるレベル。

登山口から奥駈道出合までは急登に次ぐ急登だった。尾根に沿って作られた奥駈道に真横からアプローチするのだからそういう道にもなるか。登る分には少々キツイだけだったが帰りの下りでは思った以上に浮き石が多く難儀させられた。いずれ、このコースの核心部はこの区間だろう。

奥駆道出合から先はしばらくゆったりとした尾根道となり、古道の情緒や周囲の景色を楽しむ余裕も生まれた。修行の道の面影を伺わせる地名や旧跡があり、行者気分に浸れる…かもしれない。

弥山への登りは急勾配だがよく整備されているので一歩ずつ確実に進んでいけば、いずれ山小屋・山頂に着く。しかし木の階段が延々と続くのは少々苦痛ではある。登山道保全のためにわりと最近になって整備されたらしいが、昔を知っている人には不評のようだ。たしかに階段って一見楽そうだけど、歩幅が合わなかったりすると厳しい。

弥山山頂直前に味仙小屋の前に出る。弥山小屋は営業小屋なので予約すれば宿泊が可能なようだ。その他、軽食やバッチなども取り扱っている。我々もここで登山バッチを購入した。東北民からすると営業小屋は珍しいのでわくわくするし心強い。

小屋から少し離れたところに弥山の山頂がある。
山頂には神社があり、(たしか)弁財天が祀られていた。弁財天といえば芸術・芸能の神様だが、ううむ芸事には縁がない。関係ないかもしれないがkalafinaの復活でも祈っておこうかな?
お社の前には護摩壇が作られていた。5月3日に扉開けというのがあり、そこから修行のシーズンが始まるようなので、その準備だろうか。なかなか見ない光景だ。実際護摩を焚くところも見てみたいものだ。

続いて八経ヶ岳へ。大峰山脈最高峰であるか、ここはぜひ踏んでおかねばなるまい。弥山からはいったん下り、笹原を横切り再び頂を目指して登る。所要時間は30分程度。とくに険しい箇所はない。

八経ヶ岳の山頂からは南へと遥かに続く大峰山脈、すなわち奥駆道の行先を見ることができる。比較的近くに見える釈迦ヶ岳ですら歩くとなれば一日を要するのだから、その先は果てしない。いつか歩いてみたいという気持ちはあるが、なかなか難しいだろう。

山頂でいろいろ記念写真などを撮って満足したので戻る。
復路は往路をそのままたどった。

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