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Yamareco

記録ID: 1849351
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

『アルプスOnedayハイク開幕戦』大天井岳

2019年05月11日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
18.9km
登り
1,844m
下り
1,825m

コースタイム

日帰り
山行
9:28
休憩
1:03
合計
10:31
5:10
12
5:22
32
5:54
51
王滝ベンチ
6:45
71
7:56
8:15
165
11:00
11:11
8
11:19
11:35
9
11:44
11:56
116
13:52
13:57
104
15:41
一ノ沢登山口
GPSログはヤマレコマップから転用
天候
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆一ノ沢登山口
数百メートル手前に駐車場
(登山口までにも数か所路駐スペースありますが...)
登山口に綺麗なトイレ&ポストあり
コース状況/
危険箇所等
◆登山口〜常念乗越
王滝ベンチあたりから雪の量が多くなり踏抜きも発生
笠原口あたりから雪渓歩き
乗越手前は急斜面になるが雪が緩く踏み跡多いので割と安心
私は登りでチェーンアイゼン使用し下山はノーアイゼン

◆常念乗越〜大天井岳
ほぼ夏道を歩く。残雪は少ないが雪のトラバース数か所あり。
往路ではワンポイントで数回チェーンアイゼン使用。復路ではノーアイゼン。
思ったよりも夜明け早かった。写真は前常念?その後ろが常念?
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思ったよりも夜明け早かった。写真は前常念?その後ろが常念?
珍しく予定時刻スタートだが、もっと早く出れたな
珍しく予定時刻スタートだが、もっと早く出れたな
『山の神』
残雪はそれなりに残ってる
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残雪はそれなりに残ってる
今日は”北アルプス天然水飲み放題コース”
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今日は”北アルプス天然水飲み放題コース”
『大滝』
快晴の青空に白い山肌が映えるねぇ
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快晴の青空に白い山肌が映えるねぇ
この辺から雪渓歩き
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この辺から雪渓歩き
ブッシュも出てきたが、neon氏に鍛えられてるのでこの程度は何でもない
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ブッシュも出てきたが、neon氏に鍛えられてるのでこの程度は何でもない
稜線目指してラストスパートするも、一気に足取りが重くなる
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稜線目指してラストスパートするも、一気に足取りが重くなる
なかなかの斜度。下の方で滑落したハイカーさんがいたようだ
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なかなかの斜度。下の方で滑落したハイカーさんがいたようだ
常念岳。今日はパスだけどね
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常念岳。今日はパスだけどね
乗越到着。いきなり穂高が眼前にドドドドーン!途中チラチラと小出しに見えないのが、このルートの醍醐味
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乗越到着。いきなり穂高が眼前にドドドドーン!途中チラチラと小出しに見えないのが、このルートの醍醐味
小屋の入口は穴
ここまで来て常念岳登らない人はいないだろう...私は登らんけど
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ここまで来て常念岳登らない人はいないだろう...私は登らんけど
常念岳はスルーして、こちらの北アパノラマ銀座コースへと向かう
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常念岳はスルーして、こちらの北アパノラマ銀座コースへと向かう
あれは大キレットだったかなぁ
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あれは大キレットだったかなぁ
尖ってるのはみんな大好き槍様
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尖ってるのはみんな大好き槍様
とりあえず横通岳目指して登る(ピークは巻きますけど)
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とりあえず横通岳目指して登る(ピークは巻きますけど)
涸沢カール。GWは激混みだったらしいがテント全然ない
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涸沢カール。GWは激混みだったらしいがテント全然ない
これは乗鞍だったけ?
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これは乗鞍だったけ?
穂高兄弟
常念岳への気が遠くなりそうな登り
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常念岳への気が遠くなりそうな登り
この天空稜線は、北アあるあるのごっついアップダウンがないので楽ちん
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この天空稜線は、北アあるあるのごっついアップダウンがないので楽ちん
まさに”雄大”という言葉がふさわしいのです
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まさに”雄大”という言葉がふさわしいのです
何度も振返ってしまう
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何度も振返ってしまう
東天井岳が見えてきた
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東天井岳が見えてきた
このカールっぽいのなかなか迫力あったねぇ
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このカールっぽいのなかなか迫力あったねぇ
ん?この先のルートが良く分からん
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ん?この先のルートが良く分からん
トレースを辿ってたら夏道外してハイマツ突入してしまった。「もしかして...」と振返ったら私の後を歩いてくるハイカーの姿あり(す、すまん)
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トレースを辿ってたら夏道外してハイマツ突入してしまった。「もしかして...」と振返ったら私の後を歩いてくるハイカーの姿あり(す、すまん)
雪のトラバースもあってちょっと緊張。
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雪のトラバースもあってちょっと緊張。
常念が結構遠くなってきた
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常念が結構遠くなってきた
そして槍様が近くなってきた
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そして槍様が近くなってきた
あれはまだ東天井岳なんだよね
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あれはまだ東天井岳なんだよね
燕岳へと続く稜線が見えてきた
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燕岳へと続く稜線が見えてきた
最終目的地 大天井岳ロックオン
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最終目的地 大天井岳ロックオン
「本当かぁ...」何度か疑わしい看板に心折られてきたので疑心暗鬼なヘタレ
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「本当かぁ...」何度か疑わしい看板に心折られてきたので疑心暗鬼なヘタレ
あ...本当に400mでした
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あ...本当に400mでした
小屋はまだオープン前
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小屋はまだオープン前
ザックデポしてピークハント
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ザックデポしてピークハント
大天井岳到着
西鎌尾根の先には槍
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西鎌尾根の先には槍
歩いてきた稜線
燕岳への稜線
双六岳方面
裏銀座方面
立山連邦、後立山連峰を眺めながら自撮りもしちゃう
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立山連邦、後立山連峰を眺めながら自撮りもしちゃう
さぁ長い道のりを帰りましょう
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さぁ長い道のりを帰りましょう
お!ライチョウさん
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お!ライチョウさん
雄と雌かなぁ
東大天井岳はなかなかの迫力
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東大天井岳はなかなかの迫力
穂高方面がさらに陽が射してきた
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穂高方面がさらに陽が射してきた
涸沢カールが美しい
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涸沢カールが美しい
私の格好も場違いだったのだが、完全夏使用のトレランさんは異質だった。こんな時間なのに「大天井へピストンする」と言い残し走っていった。
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私の格好も場違いだったのだが、完全夏使用のトレランさんは異質だった。こんな時間なのに「大天井へピストンする」と言い残し走っていった。
ず〜と穂高山脈が見えてる
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ず〜と穂高山脈が見えてる
今年こそは槍に登りたい
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今年こそは槍に登りたい
ただいま常念岳(登らんけど)
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ただいま常念岳(登らんけど)
常念小屋テン場はこんな感じ
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常念小屋テン場はこんな感じ
今日の見納め
下山では雪渓を駆け下りました
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下山では雪渓を駆け下りました
標高下げるとあちぃ
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標高下げるとあちぃ
途中の写真はすっとばして下山完了
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途中の写真はすっとばして下山完了
思ったよりも良いお天気で最高でした
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思ったよりも良いお天気で最高でした

感想

※1週間以上前の山行です(遅くてすんません)


GWは所用が重なり山に行かなかった。”ヤマレコユーザー”から”ヤマレコビューアー”へと格下げした感が否めないわけだが、色々とレコ拝見してると「やっぱり残雪の北アへ行っておきたいなぁ」という思いが沸々と沸いてくる。今年のスノーハイクではことごとく苦渋を舐めた私だが、ここはやっぱりワンチャン行くことにした。

色々と検証したところ、常念岳−大天井岳のコンディションが良さそうだ。ここは2年前にも歩いているが、私の少ない北ア歴の中でも最高のルート。まだ残雪残るこの時期に歩けるなんて素敵そうだ。常念乗越までの一ノ沢ルートは北ア天然水何ガロンでも飲み放題。それに急登も少なくて助かる。乗越から大天井岳までの稜線は、北アらしからぬなだらかさで、アップダウンが少なく、ピークはトラバースして巻いていく。左手にはずっと穂高山脈を眺めながら歩き、北アの大展望地:大天井岳からは360°のパノラマ絶景が待っているのだ。

前泊して予定通りの時間に出発。少しづつ標高を上げていく一ノ沢ルートはやはり足に優しい。融雪も進んではいるが、踏み固められてるので踏抜きはそれほど気にならなかった。笠原沢から雪渓歩きとなり、徐々に下山者の姿も現れ始めた。乗越手前では斜度が急になった。「雪山不慣れなので、この斜度は怖い」とおっしゃっていた老夫婦。よく見えなかったのだが、どうやら男性の方が滑落したようだった。近くにいた熟練ハイカーさんが「そのまま尻セードで下りた方がいいですよ」と声掛けしていたので、多分大したことはなさそうだ(ふぅ一安心)。

常念乗越に上がると、眼前に残雪の穂高連邦がドドドドドド―ン!初めて訪れて、これに感動しない人はいないだろう。まさに筆舌に尽くしがたいこの風景。まだまだ残雪残る白い峰々がとても美しかった。常念岳への殺人的登りは横目に、私は大天井岳への極上稜線歩きへと向かう。とりあえず横通岳へと登るのだが、ピークまでは行かずトラバースするので楽ちん。大天井岳まで2回ほど大きな登りがあるのだが、アップダウンはないので心折られることはない。

静かな稜線歩き。途中で出会ったハイカーは数名。一ヵ所だけ夏道が分かりづらい所があり、トレースを辿っていたら、ハイマツ漕ぎをすることとなってしまった。まぁneon氏とのヤブ漕ぎハイクで鍛えられているので、この程度は大したことはない。程なくルート復帰できたのだが、後方を振返れば、私の後を付いてきたハイカー二人の姿あり...先行して道間違えて申し訳ありません(涙)。

営業前の大天荘にザックをデポして、最終ピークへ登る。大天井岳は3回目。本日ずっと眺めてきた槍&穂高連邦、そして燕岳へと続く稜線、裏銀座の峰々、遠方には立山&後立山連峰も見えた。やはりここは北アの大展望地なのだ。誰もいない貸し切りの山頂で思い切り自撮り撮影に興じる。大天荘に戻り軽く食事をした後、帰路へと向かう。

槍穂高方面の雲が更に晴れてきて、輝く白銀が神々しい。今日は来て良かったなぁと悦に浸っていると、前方からトレランナーさんが迫ってくる。私のTシャツ&アームウォーマーという服装もなかなか異端だったのだが、そのトレランさんは半袖半ズボン...明らかに異様であった。少しお話したところ、「大天荘のカレーうどんが食べたかったけど、まだ営業前ですよねぇ」との事。お互いの日程について話すと、どうやら私と同じらしい。「じゃ、また後でお会いできますね」と颯爽と走り去っていった。「ん?今から大天井まで行って帰って私に追いつくですと...若造めが、我を舐めておるな」と私のプライドを触発したのだが、ぐんぐん離れていく彼を眺めていると、「う〜ん、追いつかれる自信しかない」と思い直すヘタレ中年ハイカーであった。

常念小屋からの下山。融雪の進んだ雪渓はとても歩きやすく、まるで大砂走りのように駆け下りた。途中尻セードのトレースがあったので試してみる。実は、チャンスがあれば尻セードしたくて、ワークマンで防水ズボンを購入してきたのだ。そんな感じであっという間に雪渓終了。その後も残雪を快調に飛ばしていたが、徐々に疲労も溜まり最後はトボトボ歩きだった。

予定していた時間よりは早く下山完了できて何よりだったが、2年前に比べるとタイムは随分遅いし疲労感も大きい(しかも、2年前は前日に鹿島槍ピストンするというコンディションだった)。サボリ気味の山行ペースで、やはり体力&筋力&精神力の低下は著しい(まぁ歳のせいもありますけど)。実は先回のコラボハイクにて、neonさんに色々とアルプスロングハイクをお誘いしたのだが...このままではちょっと拙いな。毎回反省しつつも、真夜中のおやつタイムが止められず「夕飯とお菓子は別腹」などというJK発言を繰り返す”心は乙女 体はオッサンハイカー”なのであった。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳(一ノ沢ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳ー常念岳 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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