池ノ谷左俣〜三ノ窓から劔岳(残雪期バリエーション)

2019年05月18日(土) 〜 2019年05月19日(日)

• GPS: 24:10
• 距離: 18.2km
• 登り: 3,008m
• 下り: 2,964m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:18
• 休憩: 1:10
• 合計: 11:28

5:50 スタート地点
6:40 7:00 堰堤
8:00 8:20 渡渉
9:20 9:20 小窓尾根取付き
11:30 11:40 ピーク
12:40 12:40 池ノ谷
13:50 14:00 二俣
13:50 14:00
17:08 三ノ窓

2日目

• 山行: 12:11
• 休憩: 0:42
• 合計: 12:53

4:49 宿泊地
6:00 6:00
6:00 6:00 池ノ谷乗越
7:30 7:40 長次郎のコル
9:25 9:40 剱岳山頂
13:50 14:07 早月小屋
17:42 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島荘集合

コース状況／危険箇所等

小窓尾根に取りつく前の渡渉は、今回は膝まで水に入っての渡渉。流れも早く下手をすると流される。
池ノ谷の雪は多少シャーベットだが歩きにくくはなかった。
池ノ谷は雪崩跡だらけだが、まあまあ落ちた後といった感じ。
早月尾根の雪は（時間帯や天気もあるが）ぐずぐずでアイゼンがかまず、またアイゼン団子になり、下りはかなり危険だった。
全体を通してロープは携行すべき。

写真

5/18 6:40

馬場島荘から林道を通って堰堤へ

5/18 6:40

堰堤に「池の谷→」の赤ペンキ。この裏手の急斜面を登ります。堰堤上を歩くのではありません。

5/18 7:01

斜面にフィックスロープがあるのでそこを登ります。これをみつけるのがポイント

5/18 7:02

あとはロープやリボンが豊富なのでそれにしたがって進みます。

5/18 8:04

しばらく巻いたあと、川べりに降ります。

5/18 8:05

ここを渡渉

5/18 8:06

膝下くらいですが流は急。下手すると流されます。
ネオプレーンの沢用ソックスで慎重にわたります。

5/18 9:04

渡渉後、雪渓をのぼり、この岩の先を小窓尾根にとりつきます。
とりつく前にアイゼンを履きました。この先の尾根の登りが足場が悪いので、土の上でもアイゼンの歯とピッケルが有効でした。

5/18 9:27

小窓尾根のとりつきはわかりにくいのですが、リボン等があるので探します。ほどなく右手にロープがたれているので、そこに入ります。あとは足場の悪い急登で高巻きします。

5/18 10:40

ここがピークです。あとは池ノ谷へ向かって下ります。下る場所がわかりにくいのですが、前の急な崖を覗くと木にリボンがあるので、よく探してそこから降ります。

5/18 11:33

池の谷雪渓が見えます

5/18 12:02

ピークから笹の急斜面を下ります。左へトラバースしながら下ります。

5/18 12:46

池ノ谷へ降り立ちました。中央の尾根が剱尾根の末端、左の壁が小窓尾根、右の壁が早月尾根。
左奥に三ノ窓が見えます。

5/18 14:01

剱尾根末端、二俣です。ここを左俣にいくと三ノ窓へ至ります。

5/18 16:27

池ノ谷左俣から下を振り返ります。かなりの急登であることがわかります。

5/18 16:27

もうすぐ三ノ窓です。二俣から3時間

5/19 4:47

二日目の朝。三ノ窓の幕営地から出発です。

5/19 5:00

池ノ谷ガリーを登ります。雪が固くアイゼンの前爪は少ししか刺さりません。しっかり刺して登ります。
さすがに急ですが、無雪期のガレガレよりは歩きやすい。

5/19 6:01

池ノ谷乗越。八ツ峰。

5/19 6:43

換毛途中のライチョウ

5/19 6:49

池ノ谷乗越から剱岳へ北方稜線を歩きます。雪の状態により稜線上をあるいたり巻いたり。

5/19 6:56

長次郎谷、熊の岩を左手に見ながら

5/19 8:44

長次郎のコルからの登り。最後は急なのでロープを出しました。

5/19 9:26

剱岳山頂。

5/19 9:45

早月尾根に向かって下山します。ほぼ終わったつもりでしたが、ここからが長かった、、、

5/19 12:13

早月尾根は雪の状態がぐずぐずでかなり悪く、数回ロープをだして懸垂下降しました。

5/19 17:13

1800m付近で、雪から登山道が出てました。そのあたりからアイゼンを脱いで下りました。長い長い早月尾根、ようやくあと1Km

5/19 17:41

早月尾根はとても時間がかかりました。ようやく馬場島に下山。

5/19 17:42

「試練と憧れ」。。。
まさに試練でした。渡渉、急斜面の悪場、ぐずぐずの雪。危険なところが多かったです。
池ノ谷もきついですが、早月尾根もきつかった、、、

撮影機器：

COOLPIX AW110 ニコン

装備

個人装備

１２アイゼン ピッケル ハーネス ヘルメット ガチャ類 確保器 ビーコン

共同装備

３０ｍ補助ロープ２ テント一式