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Yamareco

記録ID: 1863139
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳(白出沢〜直登ルンゼ滑走)

2019年05月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:07
距離
24.0km
登り
2,692m
下り
2,686m

コースタイム

日帰り
山行
9:36
休憩
1:32
合計
11:08
2:26
2:26
4
2:30
2:30
14
2:44
2:44
32
3:16
3:16
35
3:51
3:55
73
5:08
5:10
9
5:19
5:35
150
8:05
8:37
37
9:14
9:24
38
10:02
10:15
45
11:00
11:09
3
11:12
11:12
46
11:58
12:03
32
12:35
12:36
30
13:06
13:06
12
13:18
13:18
4
13:22
13:22
5
13:27
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自家用車で新穂高温泉の深山荘まで。
金曜日の夜はガラガラ、土曜日の下山後もかなり空きがあった。
コース状況/
危険箇所等
◆新穂高温泉〜穂高岳山荘
・1,800mくらいまでは完全夏道。
・重太郎橋のところはデブリで埋まっているので普通に歩ける。
・白出大滝の高巻きも夏道。
・あとはひたすら穂高岳山荘まで雪道を登って行く。
・たまに落石が落ちてくるので注意すること。

◆穂高岳山荘〜奥穂高岳
・取付きは岩場とハシゴ。
・急な雪壁を登る必要があるのでアイゼンとピッケルは必須。
・夏道も半分以上出ているがアイゼンで歩く必要がある。

◆奥穂・直登ルンゼ(滑走)
・この日の雪はグサグサ、重いスラフが自分の後から追いかけてきた。
・大きい縦溝もあるので楽しい滑走という感じではない。
・転んだら岩場に激突することになるので前提となるスキー技術は必要。

◆小豆沢
・こちらもグサグサだが雪は多いのでまだしばらくは滑れる。

◆白出沢(滑走)
・落石もあるが滝の高巻きまでは普通に滑走可能。楽しいかどうかは別として。
今日は5年ぶりに奥穂直登ルンゼを滑りに行く。
いつも通り深夜の散歩。穂高平小屋にて。
2019年05月25日 03:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 3:15
今日は5年ぶりに奥穂直登ルンゼを滑りに行く。
いつも通り深夜の散歩。穂高平小屋にて。
白出沢出合。
先行者は槍の方へ行ったが自分は当然右へ。
2019年05月25日 03:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 3:55
白出沢出合。
先行者は槍の方へ行ったが自分は当然右へ。
下部はすっかり夏道。
明るくなってきた。
2019年05月25日 04:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 4:25
下部はすっかり夏道。
明るくなってきた。
約1,800m、しらびその倒木のところで登山靴からスキーブーツに換装。
2019年05月25日 04:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 4:34
約1,800m、しらびその倒木のところで登山靴からスキーブーツに換装。
重太郎橋近辺の様子。
すっかりデブリで埋まっていてどこでも歩ける。
2019年05月25日 05:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 5:02
重太郎橋近辺の様子。
すっかりデブリで埋まっていてどこでも歩ける。
振り返れば笠ヶ岳に朝日が当たっていた。
先週滑った四ノ沢も良く見える。
2019年05月25日 05:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 5:02
振り返れば笠ヶ岳に朝日が当たっていた。
先週滑った四ノ沢も良く見える。
こちらは抜戸岳。
杓子平滑りたい…
2019年05月25日 05:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 5:02
こちらは抜戸岳。
杓子平滑りたい…
重太郎橋セットかな。
あれ見るといつも「ガンダム大地に立つ」を思い出す。
2019年05月25日 05:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/25 5:06
重太郎橋セットかな。
あれ見るといつも「ガンダム大地に立つ」を思い出す。
夏道と雪渓の合流点。
自分は早々雪渓に降りたけど。
2019年05月25日 05:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 5:07
夏道と雪渓の合流点。
自分は早々雪渓に降りたけど。
これは対岸の夏道合流点。
いつもの鎖場ですね。
2019年05月25日 05:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 5:08
これは対岸の夏道合流点。
いつもの鎖場ですね。
バカでかい落石。
こんなのが落ちてきたらひとたまりもない。
2019年05月25日 05:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 5:16
バカでかい落石。
こんなのが落ちてきたらひとたまりもない。
白出大滝の高巻きは完全夏道。
ただし踏み抜きが面倒だった。
2019年05月25日 05:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 5:38
白出大滝の高巻きは完全夏道。
ただし踏み抜きが面倒だった。
高巻きが終わってようやく雪が繋がった。
2019年05月25日 05:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 5:58
高巻きが終わってようやく雪が繋がった。
ここからしばらくスキーハイク。
2019年05月25日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 6:03
ここからしばらくスキーハイク。
おお、我らが白山。
2019年05月25日 06:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 6:06
おお、我らが白山。
落石もあるけど、まあこれくらいなら避けて滑れるレベル。
2019年05月25日 07:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 7:08
落石もあるけど、まあこれくらいなら避けて滑れるレベル。
マンダムな朝が来た
2019年05月25日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 7:38
マンダムな朝が来た
だが日が当たると暑い!(笑)
2019年05月25日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 7:38
だが日が当たると暑い!(笑)
何度も見ちゃう笠ヶ岳
2019年05月25日 07:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
5/25 7:49
何度も見ちゃう笠ヶ岳
最後は雪が切れるのでアイゼンも外して担いで行く
2019年05月25日 08:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 8:06
最後は雪が切れるのでアイゼンも外して担いで行く
そういえば「アビナイヨ」ってどの辺だったか…もっと下かな
2019年05月25日 08:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 8:06
そういえば「アビナイヨ」ってどの辺だったか…もっと下かな
横を見ればジャンダルム!
2019年05月25日 08:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:09
横を見ればジャンダルム!
穂高岳山荘到着。
2019年05月25日 08:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:11
穂高岳山荘到着。
まずは涸沢カールの様子を眺める。
綺麗な斜面にも見えるが実はグサグサ
2019年05月25日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:12
まずは涸沢カールの様子を眺める。
綺麗な斜面にも見えるが実はグサグサ
涸沢ヒュッテ。
テントは少ないね。
2019年05月25日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:12
涸沢ヒュッテ。
テントは少ないね。
常念岳。
こっち向き斜面にはもう雪がない。
2019年05月25日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:12
常念岳。
こっち向き斜面にはもう雪がない。
山荘前を貸切…こんなに静かでいいのか。
2019年05月25日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 8:15
山荘前を貸切…こんなに静かでいいのか。
さあとりあえず山頂行こうか。
2019年05月25日 08:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 8:29
さあとりあえず山頂行こうか。
残雪期限定直登ルートで
2019年05月25日 08:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:38
残雪期限定直登ルートで
振り返れば涸沢岳と槍ヶ岳
2019年05月25日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 8:45
振り返れば涸沢岳と槍ヶ岳
黒部五郎と双六かな
2019年05月25日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 8:45
黒部五郎と双六かな
夏道MIXなのでアイゼンが悲鳴を上げる
2019年05月25日 08:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 8:54
夏道MIXなのでアイゼンが悲鳴を上げる
もうちょっと雪があればな・・・
2019年05月25日 08:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 8:55
もうちょっと雪があればな・・・
ジャンダルムには人はいないようだった
2019年05月25日 09:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/25 9:09
ジャンダルムには人はいないようだった
奥穂登頂!何回目だったか忘れたけど。
2019年05月25日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 9:12
奥穂登頂!何回目だったか忘れたけど。
槍と、左奥には立山も見える。
2019年05月25日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:12
槍と、左奥には立山も見える。
南アルプス。実はうっすら富士山も…見えるかな
2019年05月25日 09:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:13
南アルプス。実はうっすら富士山も…見えるかな
御嶽、乗鞍
2019年05月25日 09:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:13
御嶽、乗鞍
さーて、メインイベントの直登ルンゼ行きますか。
2019年05月25日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:14
さーて、メインイベントの直登ルンゼ行きますか。
レッツゴー!
緩んでてくれて嬉しいけど、緩みすぎ!
2019年05月25日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:14
レッツゴー!
緩んでてくれて嬉しいけど、緩みすぎ!
上部はまあターンしながら落ちていくが…
2019年05月25日 09:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 9:23
上部はまあターンしながら落ちていくが…
段々縦溝がひどくなってきた
2019年05月25日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 9:24
段々縦溝がひどくなってきた
けど先週の四ノ沢に比べれば全然マシだ。
2019年05月25日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 9:24
けど先週の四ノ沢に比べれば全然マシだ。
こんな縦溝でも全然マシだ(笑)
2019年05月25日 09:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:25
こんな縦溝でも全然マシだ(笑)
小豆沢に合流。
大学のワンゲル?の団体が元気に登っていた。
2019年05月25日 09:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:37
小豆沢に合流。
大学のワンゲル?の団体が元気に登っていた。
ステップはしっかりついているので担いでいく
2019年05月25日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 9:52
ステップはしっかりついているので担いでいく
さあもう登らなくていい
2019年05月25日 10:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 10:06
さあもう登らなくていい
とりあえず雪が出るところまで下ろう
2019年05月25日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 10:13
とりあえず雪が出るところまで下ろう
ここらで準備。
ちゃんとココヘリ持ってきてます。
2019年05月25日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 10:23
ここらで準備。
ちゃんとココヘリ持ってきてます。
こんな感じの斜面にドロップ
2019年05月25日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 10:23
こんな感じの斜面にドロップ
ガタガタだけど贅沢を言ってはいけない
2019年05月25日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/25 10:31
ガタガタだけど贅沢を言ってはいけない
なかなか良い斜面でした。
少なくとも小豆沢とか直登ルンゼよりは。
2019年05月25日 10:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/25 10:36
なかなか良い斜面でした。
少なくとも小豆沢とか直登ルンゼよりは。
滝の高巻きまで滑って終了。
ここからシートラで。
2019年05月25日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 10:45
滝の高巻きまで滑って終了。
ここからシートラで。
高巻き終了。
ここからは落石地獄なので靴スキーでいく。
2019年05月25日 11:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 11:02
高巻き終了。
ここからは落石地獄なので靴スキーでいく。
今日も最高のザラメ雪コーラ!
2019年05月25日 11:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 11:05
今日も最高のザラメ雪コーラ!
靴スキーの方が安定して滑れたり。(笑)
今の板痛めたら終わりだからね。
2019年05月25日 11:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/25 11:10
靴スキーの方が安定して滑れたり。(笑)
今の板痛めたら終わりだからね。
再び重太郎橋の様子。
しばらくはデブリで行けるかと。
2019年05月25日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 11:16
再び重太郎橋の様子。
しばらくはデブリで行けるかと。
白出大滝をアップで。
2019年05月25日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 11:17
白出大滝をアップで。
振り返ってさらば穂高岳
2019年05月25日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 11:17
振り返ってさらば穂高岳
靴デポ地点に到着。
ここで履き替え。
2019年05月25日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/25 11:25
靴デポ地点に到着。
ここで履き替え。
のんびり夏道ハイキング
2019年05月25日 11:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 11:40
のんびり夏道ハイキング
穂高平山荘。
2019年05月25日 12:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 12:35
穂高平山荘。
新緑の小路を歩いてゴール!
お疲れさまでした。
2019年05月25日 13:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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5/25 13:27
新緑の小路を歩いてゴール!
お疲れさまでした。
撮影機器:

感想

今日は約5年ぶりに奥穂の直登ルンゼを滑ることにした。

先週の笠ヶ岳・四ノ沢でルンゼ滑走にちょびっと火が着いたというのもあるが、そもそもこの時期になるとルンゼと高山の東面くらいしか雪が残っていない。

前日仕事を終えて一旦自宅に帰ったら速攻で新穂高まで車を飛ばす。
気温がめちゃ上がる予報なので早めに出発したいところだが、早出すればするほど睡眠時間が短くなる。
結局睡眠時間は3時間、まあ十分でしょ。寝てる場合ではない。

もう一人のスキーヤーが先行して出発していったが会わなかった、もしかしたら笠ヶ岳でも行ったのかな。

それにしても相変わらず林道が長い。
厳冬期は帰りにスキーが使えるので良いが、この時期はひたすら歩くしかない。

前に登山者が見えてきた。
自分が近づくとペースが上がったので着いていくことに。
今日はスキーもブーツも背負っているので正直飛ばしたくないし寝ながら歩きたい。

白出沢出合で先行者と別れてようやく一人旅となった。

重太郎橋までは夏道なのでそのまま登山靴で登っていく。
この時期は木の枝がスキーに引っかかって歩き辛い、まあ覚悟の上だけど。

重太郎橋の手前でスキーブーツに換装、登山靴はデポしていこう。
重太郎橋周辺はデブリで覆いつくされていて渡渉要らず、自由にどこでも歩くことができた。
夏道は崖のへつりなので結構いやらしいんだよね・・・

実は残雪期の白出沢は今回が初。
数年前にS先生がここでお亡くなりになったこともあり何となく足が向かなかった。

夏道は何度か歩いたことがあるので景色の違いを楽しむことができた。
重太郎橋からしばらくデブリの上を歩き白出大滝の高巻きは再び夏道歩きとなる。
中途半端に残った雪の踏み抜きが辛い。
再び白出沢に合流したらここでスキーを降ろしてシールハイク開始。
遥か遠くに見える穂高岳山荘の石垣を目指して淡々と登って行くしかない。

それでも夏道と比べると自由にどこでも歩けるし足場も気にしなくていいのでかなり楽だ。
途中から斜度がきつくなってきたのでアイゼンに換装して担ぐことにした。
気温が上がる予報だが白出沢は西面なので日当たりが悪く、おかげで涼しい登りとなった。
ラスト150mは雪がなくなっているのでアイゼンも外してツボ足で山荘まで登り詰めた。

穂高岳山荘に到着するとスキーヤーが一人山頂目指して出発しようとしていた。
他にはスタッフを含め誰もいない。
ゴールデンウィークの喧騒とは大違いだ。
自分も再びアイゼンを履いて山頂を目指そう。

ハシゴをクリアすると雪壁が立ちはだかる。
一部凍っているが今日はちゃんとスチールアイゼンなのでダブルウィペットとのコンボでガシガシ登る。
途中で先行スキーヤーをパスさせてもらって山頂ゴール!
一瞬貸切だったが前穂の方から2名ほど登山者が登ってきた。

ジャンダルムあたりの写真だけ撮ったら本日メインの直登ルンゼへドロップイン!

前回スキーで来た5年前はゴールデンウィークでカチカチビビンバだったが今回は180度反対でグサグサ雪。
先週の笠ヶ岳・四ノ沢を彷彿させるようなデカい縦溝も入っている。
まあでも四ノ沢に比べれば全く問題ない、サクッとこなして小豆沢に降り立った。

次は穂高岳山荘まで約200mの登り返しとなる。
すぐ後ろに大学生?と思われる団体が大声で気合を入れながら登って来る。
こっちも負けていられないので灼熱地獄だが頑張って登ろう。
涸沢カールの雪が良かったらヒュッテ辺りまで滑って登り返そうかとも考えていたが、このグサグサ雪でその選択肢は瞬殺された。
風もないし気温も高いし雪はグサグサだし大変だったが、まだトレースがあっただけマシだった。
そして最後の登りをこなして山荘ゴール。また無人だ(笑)

白出沢へ向かい、雪が出てくるところまで高度を下げたら再びドロップイン!
さすが西面、まだ雪が生きている。
快適ザラメとはいえずスプーンカットも入っていたがまあターンを描く分には問題なかった。

途中で登って来る登山者を見つけて少しだけ談笑。
日帰りだと言うと驚いていた。まあ出発してる時間が早いですからね。
落石に気を付けてと声をかけて再スタート。
滝の高巻きまで滑ってスキーは終了とした。

重太郎橋近辺は石だらけなのでスキーは履かずに靴スキーでガンガン下る。
落石地帯はこっちの方が速いし安全だ。もちろんチューンナップ不要なのでお財布にも優しい。

最後は夏道と長い林道を歩いてゴール!

ロープウェイのお客さんが不思議そうな顔でこちらを眺めていた。

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コメント

奥穂直登ルンゼ滑走でコメントを書きたくなりました
今回は2回目との事。5年前の1回目はカチカチ、今回はザクザクで残念でしたね。
私が滑った7年前の5/19は前々日に降雪があり雪崩の危険性は多少ありましたが最高のコンデションでした。
その日の雪質は楽しみを左右しますが、技術のある人はどんな雪でもこなせるからいいですね。
翌年の6/2の北穂沢は降雨の後の縦筋であまり面白くなかったです。
やはり奥穂直登ルンゼ滑走は最高の思い出の一つです。
貴殿は精力的に滑られているので何処も素晴らしい記憶になっていることでしょう。
更なるご活躍を楽しみにしております。
2019/5/27 13:33
Re: 奥穂直登ルンゼ滑走でコメントを書きたくなりました
コメントありがとうございます。
スキー場では雪質が良くないと満足できませんが、山スキーの場合雪が良くても悪くても何らかの形で想い出に残るのでいいですね。
もちろん最高の雪で気持ちよく滑れるのに越したことはありませんが、たとえ雪が悪くて困難な経験だったとしてもしっかり想い出として刻まれます。
むしろ後者の方が記憶に残りやすいかもしれません。
いずれにしても自然相手のスポーツなのでお互い気を付けて安全に楽しみたいですね。
2019/5/27 21:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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