薬師岳


- GPS
- 10:38
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,822m
- 下り
- 1,813m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:30
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
折立駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1750mあたりから残雪がある 1869m三角点を過ぎ、1934mピークを過ぎたコルからシールハイクするが、100mほど標高を上げると雪が切れる。五光岩ベンチ手前の2170m付近で雪がつながり、夏道を谷側に外れてシールハイク。太郎平小屋手前で雪が切れるので一旦スキーは外す。 太郎平小屋からは雪がつながっている。 薬師平から直登で尾根に行こうとするとハイマツのヤブコギがあるので夏道どおり迂回して東面の雪のつながった稜線をハイクアップ。避難小屋まで雪はつながっている。 避難小屋から雪はないのでスキーはデポして山頂までの稜線を歩く。金作谷カール、中央カールには雪は豊富にあるので滑走できる。 |
その他周辺情報 | 白樺ハイツ610円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具
バラクラバ
日よけ帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ウイペット
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感想
6月ともなるとさすがにヤマスキーエリアが少なくなっている。その中でも私のレベルでまだ楽しめるところを考えていたけど、思いつかない。そこで6月1日の有峰林道開通に合わせて(混んではいるだろうが)、薬師岳に行くことにした。
朝の林道ゲート前では大勢の車が並んでおり、ちょっとブルーマウンテンだが、折立に入ると青空も出始めて、モチベーションもあがる。シートラでスタートするが、なかなか重くて、ペースはあがらない。途中トレランシューズをデポして、スキーハイクを開始したが、すぐに雪がなくなり、またシートラになった。兼用靴で石がいっぱいある登山道を歩くのはなかなかしんどいけど、この三人で歩くと話題に事欠かないので、重さや暑さも忘れて登ることができた。
太郎平小屋が遠くに見えてきたら、雪もつながり、スキーで快適な登行となる。小屋についたら若旦那にご挨拶した。いつもありがとうございます。雪の状態を聞き、小屋から雪をつなげてシールハイクでテント場に進む。
急登をこなしたら、薬師岳や黒部五郎、さらに遠くに水晶や槍ヶ岳も見えて、快適にハイクする。ちょっと暑いくらいだが、途中稜線あたりでは風も気持ちよく吹いていた。
途中から581さんとシンモンさんがペースアップして、なかなか追いつけない。「もう〜、体力抜群の二人にはかなわないなあ・・・」なんて思いながら自分のペースでなんとか避難小屋跡まで進む。ここからは雪がつながっていないので、スキーをデポして、山頂までラストピッチだ。
山頂は数名の登山者がいた。今日は360度の視界を堪能することができ、最高の北アルプス展望日和だ。祠の北側に行くと剣岳の雄姿も見えた。だんだん寒くなってきたので、のんびりせずに避難小屋跡まで戻った。
さて、ここからはお楽しみのスキー滑走だ。前日降った新雪もうっすらとあり、雪崩れの心配もない安定したザラメ雪を奥黒部の展望を楽しみながら滑走した。これぞ春スキーだ。マンダムの一言。交互に写真を撮りながら、標高を落としていった。テント場手前の急斜面では藪になり、二人は颯爽と降りていくが、私は慎重に滑り、なんとか藪を抜けた。
ここからはシンモンさんのウロコ板の独壇場で、すたすた進んでいかれるが、私と581さんは板を脱いで、登る。太郎平小屋までは多少手漕ぎで進み、なんとか小屋に到着。ここではノンスキーの仲間達とも再会し、しばし写真タイムと休憩をした。
皆とお別れして、しばらく滑走するが、また雪が切れてシートラとなる。体力も消耗してきたので、慎重に下山して、無事に折立に戻ることができた。私としてはロングのシートラでなかなか疲れたが、満足のいく一日だった。これで心おきなくシーズン終了だ。
半年に及ぶヤマスキーシーズン、ケガもなく無事に終えることができた。この間、同行して頂いた皆様、ありがとうございました。基本チキンなので、皆様とご一緒させて頂いて、とても助かっております。ノンスキーシーズンもよろしくお願いします。さてと、次は・・・
「山スキーも終盤」と言うようになって数週経つ。これが最後かと思いつつも好天と仲間とのタイミングが合って、本日は薬師岳への山行となった。でもホントにこれが板納め。
宿泊装備+シートラに慣れたこともあってか、補給計画の変更(軽量高カロリー→重量気にせず食べたいもの)がうまくいっているのか、昨年の同じような山行ほどのきつさはなかった。
いや、そんなことよりも気心の知れたメンバーと時々アホなことを言いながら進むのがとにかく楽しいから、っていうのが何より疲れを忘れさせてくれるのだろう。
3週前に来たときよりも大きく雪は減ったいた。
五光岩ベンチ上でトレランシューズからブーツに履き替えデポししばしシール登行するが、ほどなくして一旦雪切れ。少し担いで歩いてサイド登山道西側をシール登行。小屋まで歩けた。
太郎平小屋から避難小屋までスキーで登ることができた。
昨夜下界では雨だったが、薬師岳山荘より上では新雪だったらしい。
数cmの真新しい雪が乗っていた。
避難小屋から先は、東側に雪が途切れ途切れにあるくらいで滑走にはならない。避難小屋前に板をデポした。
兼用靴での岩稜帯は歩きにくいが何とかこなし、ピークへ。
ツボ足でもさほどスピードが変わらないコンディションなので、すでに先客数名あり。
少し雲が上がってきているものの360度の展望は素晴らしい。いつ来てもいい山だと思う。
避難小屋まで戻り滑走する頃には新雪は緩み一部ストップスノーにはなっていたが、概ね良好なザラメ雪。薬師平まで写真・動画を撮りつつ楽しく滑った。
峠上の樹林帯は縦溝地獄ではあったが、適当に隙間を滑って着地。
太郎平小屋までクロカンモードにして鱗板で登り返したり滑ったりと移動した。小屋以後の下山も雪のあるところは同じように滑って登り返したが、楽ちんだった。
雪切れ後はシートラ修行だが、これも山スキー。
ツボ足の方に抜かれる。なんだか悲しい。でもスキーで得られる付加価値を考えるとそれでもいい。これで悲しくなくなるようならモモちゃんの境地に至るのかもしれない。
そんなことを考えながらの下山だった。
これでホントに今シーズンは板納め。
同行者と雪に感謝しかない。ありがとうございました。
6月の有峰林道が開通したら薬師岳山スキーに行きたいと思っていたところ、チカさん、シンモンさんも同行していただけることとなった。開通初日なので早めに並ぼうとゲートに向かったが、すでに行列が出来ていた。車を降りて並んでいる方とお話しすると、釣り、山菜取り、工事関係者、登山者と色んな目的の方がいるらしい。
ゲートが開き、林道をドライブすると駐車場に到着。やわやわと支度を開始し登山開始。薬師岳は3年ぶりで今まで2回はガスで展望がなかった。天気は思いのほか晴れているので少し期待しながら登っていく。
先行者の方がシールハイクに変更されていたのでそれに倣ったが、しばらくするとまた夏道になる。しばらくの間だろうと高をくくっていると、思いのほか長いので、まだしばらく登山靴でよかったねなど、皆さんと話しながら歩いた。五光岩ベンチ前でやっと雪はつながりシールハイクする。太郎平小屋でしばらく休憩し、積雪状況をお聞きし一旦薬師峠に降りる。
薬師峠からしばらくは暑く、半袖、ズボンはまくり上げてハイクアップした。薬師岳山荘付近の雪原にコーラを仕込んで帰りまで冷やすことにする。夏だと遠く感じるが、雪がつながっていると直接進めるので避難小屋まで意外と近くに感じた。稜線に出ると風は強くなり、上着を羽織る。山頂まで雪はないのでスキーはデポしていくことにする。泊りや、前泊で時間があれば金作谷カールを滑ったり、中央カールを滑って登り返すのも面白いが、日帰りでゲートの時間制限があるので今回はピストンということになった。次回のお楽しみだ。
山頂では3度目の正直で360度展望が楽しめた。やはりこの界隈は雄大で何日もかけて色んな所を歩いてみたいという気持ちになった。今年の夏は訪れてみたいものだ。時間をかけて登った斜面もスキーではあっという間、雄大な景色を楽しみながら滑りを楽しんだ。
太郎平小屋ではしばらく休憩し、色んな出会いや、つながりに驚いた。そこからはボチボチと下山し、無事帰還出来た。温泉で疲れを癒し帰路についた。チカさん、シンモンさんは今回でスキー終了だということでだんだん寂しくなってきたが、僕は天気のタイミングが合えばもう少しだけ楽しみたい。みなさん、今シーズンいろんなところに同行させていただいてありがとうございます。夏、秋も色んな所に行きましょう!
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