一足お先？にオオヤマレンゲ 六甲高山植物園（油コブシ↑、アイスロード↓）

2019年06月13日(木) [日帰り]

• GPS: 05:55
• 距離: 15.3km
• 登り: 800m
• 下り: 986m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:31
• 休憩: 1:11
• 合計: 5:42

距離 15.3km 登り 800m 下り 988m

9:19 六甲ケーブル下駅
10:12 10:13 油コブシ
10:17 寒天山道出合
10:37 六甲ケーブル山上駅
10:48 10:49 天狗橋
11:42 12:33 六甲高山植物園
12:59 13:00 瓢箪池
13:08 13:13 記念碑台
13:24 13:25 六ヶ辻
13:44 前ヶ辻第二堰堤
13:52 13:55 前ヶ辻堰堤
13:58 13:59 真水谷第二堰堤
14:01 14:02 真水谷第四堰堤
14:11 14:16 アイスロード登山口
14:27 弁天滝
14:34 14:35 大土神社
15:01 阪急六甲駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

阪急六甲駅から市バス(210円)でケーブル下駅
下山は、バスを使わずに阪急六甲駅まで歩いた

コース状況／危険箇所等

当初、ケーブル下からは、油コブシではなく天望尾根を登る計画でしたが、表六甲自動車道脇の登山口へ行ってみたら斜面が崩落したのか法面がフェンスで覆われていて道も確認できず、登ることができなかったため、ケーブルを挟んで東側の油コブシの尾根を登りました。
六甲ケーブル下駅からの油コブシルート、アイスロードともにメインの登山道ではありませんが、標識も整備され、良く踏まれたルートですので問題ありません

写真

6/13 9:09

本日の六甲山は、バスで六甲ケーブル下駅へ。ケーブルカーでは登らないけど．．．

6/13 9:14

予定していた天望尾根は、一寸怖い表六甲自動車道の側道を少し歩いてこのフェンスの隙間を入る。。

6/13 9:16

あれ！この巡視路の矢印の所が登山口だったはずだけど、この金網フェンスは何？

6/13 9:16

斜面が崩落したようです。どう考えても登れないよなあ。

6/13 9:29

ということでケーブル下駅へ戻って東側の油コブシの尾根を登ることにしました

6/13 9:42

本日は晴天なり。。少し登ったら神戸市街が良く見えた。

6/13 9:48

渦森台への高羽道の分岐です。山上には左上に上がります

6/13 10:10

油コブシまで来ました。広場になってて展望が良いです

6/13 10:14

三角点がありました

6/13 10:18

陽射しが強いのでひなたに出ると暑かったけど新緑の林の中は風が通って涼しかった

6/13 10:18

渦森台からの寒天山道との合流点です

6/13 10:30

ハナニガナかな。黄色い花が一杯咲いてました

6/13 10:36

ケーブル山上駅近くの山上道路まで上がってきました

6/13 10:43

コアジサイ

6/13 10:50

ヒメウツギも一杯咲いてます

6/13 10:51

天狗橋近くの西山谷からの登攀終了点だけどいつもかかってた草鞋が無くなってるような。。。ボロボロだったからなあ

6/13 10:58

6/13 10:58

白とピンクが混じったウツギはハコネウツギと言うらしい。花の色が白からピンク、そして赤へと変わっていくらしい

6/13 10:59

この赤い色はすっかり赤に変わってしまったものだろうか

6/13 11:01

登山道の脇にもコアジサイが咲き乱れています

6/13 11:01

可愛いです

6/13 11:02

6/13 11:06

渓流でもないのにヒメレンゲ

6/13 11:10

みよし観音の近くにもハコネウツギ

6/13 11:14

六甲高山植物園に到着。久しぶりに入園します

6/13 11:16

この時期、ヒマラヤの青いケシがトピックスのようです

6/13 11:17

入場口近くで美しいキバナノヤマオダマキが迎えてくれました

6/13 11:18

イブキトラノオとシモツケソウ(ピンク)

6/13 11:19

ここでオオヤマレンゲにお目に掛かれるとは

6/13 11:20

八経ヶ岳でももう咲いただろうか

6/13 11:21

オオナルコユリ。確かに大きい

6/13 11:26

クリンソウ

6/13 11:27

赤いクリンソウも

6/13 11:27

オレンジやら白っぽいのも色々な色が群落に

6/13 11:33

シャクナゲルートに回ったらここにもオオヤマレンゲが美しく咲いてました

6/13 11:34

ヤマボウシの大きな木

6/13 11:34

さすがにシャクナゲの花はすっかり枯れてました

6/13 11:37

渓流沿いにトキソウです

6/13 11:37

初めて見ましたが、可憐な花ですね。ランの一種なんですね

6/13 11:38

食虫植物エリアにも綺麗な花が。。キレイな花には毒が有るってか

6/13 11:41

葉の上に花を咲かせたり実をつけるのでハナイカダという名だそうです

6/13 11:44

池には蓮の花が咲いていました。向かいの斜面はロックガーデンと呼ばれ、沢山の高山植物が植生されています

6/13 11:48

池のほとりにあるのはコバイケイソウですね

6/13 11:49

西口近くのエリアがニッコウキスゲの群落地になっていました

6/13 11:50

6/13 11:51

6/13 11:55

ロックガーデンのマツムシソウ

6/13 11:56

ミヤマオダマキ

6/13 12:00

チングルマは早くも穂になっちゃって

6/13 12:00

池の睡蓮

6/13 12:02

ハクサンフウロに似てるけど色が濃いかな

6/13 12:04

これもヤマルリソウに似ているけど少し背が高いような

6/13 12:06

グンナイフウロ

6/13 12:04

エーデルワイスとありました。本場のアルプスのものでしょうか

6/13 12:07

こちらは東北早池峰山のハヤチノウスユキソウです。初めまして

6/13 12:08

他にもホソバノウスユキソウ（これ）とか北海道のオオヒラウスユキソウなんかも有りました

6/13 12:09

ロックガーデンの一角にヒマラヤの青いケシ（メコノプシス・ベトニキフォリア）の群落が有りました

6/13 12:09

いわゆるブルーポピーというものだそうです。清楚な中にも華やかさを持っていて綺麗でした

6/13 12:11

タカネヒナゲシの群落

6/13 12:12

黄色いキリンソウの群落

6/13 12:13

イブキトラノオ

6/13 12:17

ブルーポピーと言いながら白いのも有るんですね

6/13 12:18

お待たせしました。前にも見たけど高山植物の女王・コマクサです

6/13 12:19

一寸小さいけど立派に咲いてくれています

6/13 12:25

帰る前に、もう一度オオヤマレンゲを観賞しました

6/13 12:36

駐車場に咲いているのはアヤメでしょうか

6/13 12:40

どこから下山しようかと考えながら歩いていたら隣のオルゴールミュージアムへ来ました。ここも楽しそうです

6/13 12:40

入口の脇にある記念碑台へ向かうハイキング道へ入ってみることに

6/13 12:52

ミュージアムの脇にある新池。黄色い花菖蒲が咲いて池にも睡蓮の花が

6/13 12:58

記念碑台へ向かう途中、左手は100年以上歴史のある日本最古のゴルフ場、神戸ゴルフ倶楽部。全山縦走路もコースの中を通り抜けている

6/13 12:59

右手のうっそうとした場所にヴォーリス六甲山荘の入り口が有った。土日は公開されているそうだ

6/13 13:01

瓢箪池：ピンクの睡蓮が沢山

6/13 13:11

記念碑台

6/13 13:21

旧六甲ホテルはまだ工事中みたいです。いつオープンされるのでしょう

6/13 13:24

天気が良いので湾を挟んだ大阪の高層ビル群も良く見えていました

6/13 13:25

前ヶ辻からアイスロードで下山することにしました

6/13 13:28

6/13 13:30

6/13 13:31

ユキノシタ

6/13 13:31

こんなにたくさん

6/13 13:33

野イチゴ。。結構大きいので一つ食べてみたけど余りみずみずしくなかった

6/13 13:35

ヒメジオン

6/13 13:46

ガクアジサイ

6/13 13:55

ドクダミ

6/13 14:11

表六甲自動車道の下をトンネルで潜ります

6/13 14:15

道路へ出る直前。左手の林の中に戦前に廃止されたロープウェイの駅舎跡が廃墟として残っています

6/13 14:20

6/13 14:22

山上ではまだ咲いていない紫陽花もここでは綺麗に

6/13 14:28

道路脇にある弁天滝。。見えにくいけどきちんと見たら結構立派な気がする

6/13 14:32

ケーブル下駅まで戻ってきました

6/13 15:02

下りだったので結局阪急六甲駅まで更に2km(30分)歩いてしまいました

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

装備

MYアイテム

ちゃむ

重量：-kg

感想

ちゃむ

梅雨入り前の晴天、先週末歩きに行けなかったことも有ってふらりと六甲山へ出かけてみた。新聞で六甲の高山植物園でニッコウキスゲが見ごろになっているとの記事を見たせいもあった。
どこから登ろうかと思案して久しぶりに天望尾根を歩いてみるかと思った。バスで六甲ケーブル下駅まで行き、3年前と同じように表六甲自動車道の側道を歩く。この道、結構怖いんです。自動車専用道なのか歩道もなく、大型トラックが結構通るので。。。300mほど進んだフェンスの隙間から山側へ入って直ぐにどっか違うということに気付く。山の斜面が崩落したのか金網が斜面一杯に張られていて、目印になる巡視路への矢印の前にも登山道はなかった。間違ったかなと思って以前のGPSログと見比べても位置に間違いは無かった。恐らく近年の大雨などで斜面が崩れて登山道が消失したものと思われた。
さすがに金網を登る無茶をする気になれないので下駅まで戻って東側の油コブシの尾根を登ることにした。
こちらは去年の夏に上から降りてきたルートだったので記憶も新しく、特に問題は無かった。
お目当ての六甲高山植物園には昨年も訪れていたが、一月ほど早かったことも有り、思いがけない出会いがあった。それは毎年大峰の八経ヶ岳にわざわざ見に行くオオヤマレンゲの美しい姿だった。大峰ではこれまで見ることのなかった晴天の下で開いた花は「天女の花」と呼ばれるにふさわしい美しい顔立ちだった。知らなかったが、こんな所でオオヤマレンゲに出会えるとはと正直思った。
小一時間ほど園内を散策したが、オオヤマレンゲ以外にもクリンソウやニッコウキスゲの群落、ヒマラヤの青いケシ（ブルーポピー）を始め、これからアルプスへ出かければ見られそうな様々な高山植物と一足お先にという感じで出会えた楽しい時間を過ごすことができた。
植物園を出た後、どこから下山するかなと考えながらぶらぶらと摩耶山方面に歩いて行き、結局前ヶ辻からアイスロードをケーブル下駅に向かって下ることにしたが、このルートも前回から9年ぶりだった。このアイスロード、昔電気冷蔵庫など無い時代、冬の時期に六甲山上の池で凍らせて作った氷を氷室に保管して夏の時期に神戸へ運んで利用するときに使われた道だったのがその由来とか。そう言えば、六甲には魚を有馬温泉に運んだ「魚屋道」、御影石を切り出して建設資材として運んだ「石切道」など、仕事で使われた道が今でも数多くハイキングコースとして使われているのが歴史を感じさせてくれる。
暑い日ではあったが、さわやかな初夏の風に吹かれて歩いた楽しい一日でもあった。

【2019年の山行22回目】
　今回の歩行距離：15.6km　2019年の累積距離:315.7km
　今回の累積標高：　980m　2019年の累積標高:27,223m