大朝日岳 想いの叶った至福の二日間

2019年06月26日(水) 〜 2019年06月27日(木)

• GPS: 13:36
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,933m
• 下り: 1,932m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:01
• 休憩: 2:31
• 合計: 9:32

5:15 古寺鉱泉下駐車場
5:19 5:24 古寺鉱泉
6:32 6:42 一服清水
6:46 6:46 ハナヌキ峰分岐
7:19 7:20 三沢清水
7:43 7:54 古寺山
8:37 8:37 小朝日岳
10:03 10:11 銀玉水
11:00 11:12 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
11:23 11:37 大朝日岳
12:00 12:39 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
13:05 13:06 金玉水
13:17 14:07 中岳
14:20 14:20 金玉水
14:47 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）

2日目

• 山行: 4:02
• 休憩: 0:37
• 合計: 4:39

5:49 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
6:33 6:44 銀玉水
7:50 7:54 小朝日岳
8:26 8:27 古寺山
8:40 8:40 三沢清水
9:01 9:01 ハナヌキ峰分岐
9:04 9:12 一服清水
10:08 10:10 古寺鉱泉
10:16 10:27 古寺鉱泉下駐車場
10:28 ゴール地点

天候

初日：最初、雲があったが次第に晴。風も穏やかで絶好の天気。
二日目：朝からガスの中。風はそれほどでもない。銀玉水から下はガスが切れたが、曇天。次第に雲が下りてきたが、辛うじて下まで降られずにすんだ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

古寺鉱泉手前の駐車場は大幅に拡大され、相当数の車が止められます。施設の工事は10月まで。仮設のトイレがあります。
古寺鉱泉までのアクセス道は、電力工事のための交通規制の情報がありましたが、休工中となっていました。

コース状況／危険箇所等

小朝日までほぼ残雪もなくなり、特に問題なし。小朝日の巻き道は、まだ危険個所があるようで、下山者から通らないように話しされました。
銀玉水上の雪渓はまだかなりあります。早朝や天気の悪い時は雪面が堅く、注意が必要です。軽アイゼンとストックで何とか歩きました。
一服清水・銀玉水とも水は豊富に出ています。三沢清水は撤去されています。

その他周辺情報

日帰り温泉
西川道の駅となり水沢温泉館　大人300円　ロッカー・シャンプー等あり
朝日町宮宿　リンゴ温泉　大人300円　ロッカー・シャンプー等あり　眺めがよくてとてもいい湯でした

写真

6/26 5:15

古寺鉱泉手前の駐車場は大変広くなりました。朝日連峰案内センターの工事は10月までの予定だそうです。

6/26 5:20

古寺鉱泉朝陽館。登山届はこちらに。

6/26 5:51

ヒメコマツとブナの混じる尾根を登っていくと、合体の樹

6/26 5:58

もうしばらくブナ樹林を登ります

6/26 6:46

一服清水の手前で風景が広がり、古寺山がきれいに見えます

6/26 7:35

残雪の向こうに遠く奥羽山脈の連なりが

6/26 7:36

天狗角力取山や障子ヶ岳、赤見堂岳など

6/26 7:37

月山はまだ雲の中

6/26 7:46

大朝日が見えました！　ちょっと雲が多いな

6/26 7:46

ゼブラ模様は美しい主稜線。でも西朝日は雲がかかってる。

6/26 7:54

最初のヒメサユリを小朝日バックで

6/26 8:08

ハクサンチドリがわさわさ

6/26 8:20

シラネアオイも

6/26 8:28

小朝日の登り。ちょっとだけ残雪ありますが、右に夏道が出てます。

6/26 8:39

小朝日山頂。雲よ、取れてくれ。

6/26 8:39

鳥原山方面。こちらを下るのも良い。

6/26 8:40

古寺山を見下ろす。月山の雲は取れてきたよ。

6/26 8:43

姫と残雪の山々

6/26 8:45

やはり素晴らしい大朝日

6/26 9:00

巻き道への分岐。この前に降りてきた方に聞くと、まだ巻き道は危険だから通らないほうが良いとのこと。

6/26 9:48

少しずつ雲が取れてきたので、この眺めを前にして一休み

6/26 9:51

Yの字

6/26 9:55

ヒメサユリ全開です

6/26 9:56

アカモノもわんさか

6/26 10:08

銀玉水はじゃんじゃん出てます

6/26 10:23

本日の核心部

6/26 10:38

何とか登り切ってやれやれ

6/26 10:45

朝日嶽神社奥宮の標柱

6/26 10:47

中岳から以東にかけて。少しずつ雲が上がってます。

6/26 10:48

ヒナウスユキソウ登場

6/26 10:50

もう少しで荷物下せる

6/26 11:09

この日の小屋番さんは大江山岳会の会長さん。管理協力金は1500円です。

6/26 11:10

主稜線縦走路

6/26 11:17

イワカガミ大量

6/26 11:24

ようやく山頂に立ちました

6/26 11:24

なんとも言えません。太陽が降り注ぎ、風も爽やかです。

6/26 11:26

平岩山から祝瓶山へ

6/26 11:27

中ツル尾根の先に朝日鉱泉の建物が見えます

6/26 11:28

小朝日から続く登ってきた尾根

6/26 11:42

月山も雲が取れました

6/26 11:54

ヒナウスユキソウが盛りです

6/26 12:58

中岳までちょっとお散歩

6/26 13:20

端正な三角形の大朝日岳

6/26 13:38

ため息が出るほど美しい主稜線

6/26 13:34

西朝日岳

6/26 13:39

竜門から寒江山、そしてどっしり構える以東岳

6/26 13:40

西朝日岳を眺めながらゆっくり一休み

6/26 13:41

山襞の残雪の白と緑に変わった稜の織り成す風景

6/26 13:44

日暮れ沢へつながる尾根、障子ヶ岳、そして月山

6/26 14:10

西日を受けて緑輝く

6/26 18:38

夕陽を眺めにもう一度山頂へ。

6/26 18:43

日本海が赤々と輝きます

6/26 18:44

西朝日の向こう側へと沈んでいきます

6/26 18:51

一段と海の輝きが増して

6/26 18:53

太陽がカッと最後の強い光を放つ

6/26 18:54

一閃の夕陽を受けて稜線も輝く

6/26 18:54

影朝日が現れました

6/26 18:57

夕暮れに沈む朝日連峰

6/26 19:09

夕闇に消える鳥海山と月山

6/26 19:15

夕空、雲赤々と

6/26 19:18

すべてが闇に沈んでいく

6/26 19:33

今宵はほかに地元の若者4人組だけ。私の友はこちら。

6/26 19:50

街の明かりが恋しい？

6/27 5:48

夜中、風の音に起こされて、朝になると

6/27 6:00

今日は早めに下りましょ

6/27 6:01

ツガザクラも咲いてますね

6/27 6:04

本日も核心部

6/27 6:45

緊張しながらゆっくりと下りました

6/27 6:51

ここまで下ると時折陽射しが見えます

6/27 6:59

ヒメサユリロード

6/27 7:09

次第に雲が下りてきます

6/27 7:18

小朝日への登り返しも待ってます

6/27 7:57

小朝日まで来ましたが、雲に追いつかれそうです。鳥原山周りを考えていましたが、素直に古寺山へ。

6/27 8:14

ノウゴウイチゴの大集団

6/27 8:27

ちょっとポツポツ来ました

6/27 9:01

何とかブナ樹林へ逃げ込んで雨を避けます

6/27 9:16

一服清水で休憩

6/27 10:09

ブナの子供たち。どれくらいが育つのだろうか。

6/27 10:10

帰ってきました。山バッチ、ゲットしました。

ここからは朝日のお花たちです。ヤマシャクヤク→ヤマオダマキ（と書いたつもりでした😂）は朝陽館の前に。

リュウキンカ。一服清水に。

ズダヤクシュ

ミヤキン

マイズルソウ

ハイマツのこれは雄花らしい。赤色が鮮やかです。

ミツバオウレン。光の反射の加減で花弁に虹色の模様が浮いています。

コシジオウレン

開いたばっかり。雄蕊が丸く集まっているのが何とも可愛い。

ショウジョウバカマ。雪が消えたばかりの斜面はまだ春ですな。

ノウゴウイチゴ

タテヤマリンドウ

アオノツガザクラ

ツガザクラ

マルバシモツケ

ウラジロヨウラク。真っ赤ですね。

ヒメサユリ。虫が雌しべにキッス。

綺麗な花には虫が寄る

霧の日は虫もいないし色も鮮やか

ヒナウスユキソウ。稜線のそこら中に。

モッフモッフの毛の塊みたい

サンカヨウ。小朝日の登りで。

ムシトリスミレ

ハクサンイチゲはほぼ終わり

コケモモ

イワナシ。そちこちに咲いていましたが、ちょっと色白。

シラネアオイ

こちらは白花

ミヤマツボスミレ。紫の模様が鮮やか。

オオバキスミレ

チングルマもほぼ終盤

ヒメイワカガミかな？

一般的な奴

タニウツギ

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

LUMIX DC-G9 ボディ パナソニック

感想

yonejiy

重たい荷物に息を切らせながら、一歩一歩登った。ようやくここまで来た。ずいぶん長くかかったものだ。
40年ぐらい前、初めて山に連れて行ってくれた先輩から、朝日の奥深さやきつさ、山のすばらしさをいろいろと聞かされた時から、いつかはという想いと自分にできるかという恐れとがずっとあったような気がする。
山へ戻ってあちらこちらを歩いても、やはり少し離れて見ていたような気もする。
でもようやくその宿題を果たすことができた。それも素晴らしい季節に絶好の天気に恵まれて。頂の上でいつまでも風に吹かれて、眺めていたかった。


追加情報
古寺鉱泉朝陽館はどうやらこの秋で閉館するらしいです。秋に完成する案内センターの業務委託をするらしく、宿は閉館とのことでした。残念です。

コメント

meiken

素晴らしい景色！
yoneさん、40年の想いを携えての朝日花紀行
素晴らしいです☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆
梅雨の晴れ間の静かな山時間、羨ましいです！
朝日への第一歩ですね
これをきっかけにどんどん深山幽谷の旅へ進みましょう
ヒメサユリに会いたいなぁ
稜線のヒナウスユキソウに会いたいなぁ
想いは募るのに今週も雨で行きたい山に近づけません

yonejiy

Re: 素晴らしい景色！
meikenさん、ありがとうございます。
天気予報を見てここしかないと出かけてきました
最初は日暮沢から周回など考えていましたが、2日目の天気が悪くなりそうで、欲を出さずに行ったのが正解でしたね
まっ体力的にもこんなものです
暇な年寄りのレコでmeikenさんの欲望を刺激してしまって、すみませんね

ゲスト

本当に凄い！
初めまして、昨日大朝日岳に登ったptwと申します。
雨の中何にも見えなかったのですが、こんなに素敵な景色とお花が♫に、
お花の名前もすべて知っていて本当に凄いです😄

大朝日岳は本当に素晴らしい山でしたね。
幸せでした。

yonejiy

Re: 本当に凄い！
ptwさん、コメントありがとうございます。
雨中の厳しい登山となったようで大変でしたね
それでも朝日の素晴らしさの一端でも感じられたのなら幸いです。
次回はぜひ、好天の中での素晴らしい山を楽しんでください

モンキィ

遠い朝日
梅雨の晴れ間は最高の朝日日和ですね。
今シーズンは残雪が多いので、貴重な情報を投稿いただきありがとうございました。
次は深いイイでーでしょうか

yonejiy

Re: 遠い朝日
monkieさん、こんにちは。
まさしく梅雨時の晴れ間、最高ですね
せっかくなのでゆっくりのんびり味わえて、本当に良かったです
今のところイイでーまで考える余裕はありませんよ

harehareyama

絶景、大朝日岳！
yonejiyさん、初めましてこんにちは。
ゼブラ模様の大朝日岳、西朝日岳の向こうに沈む太陽、ヒメサユリやウスユキソウ、素晴らしいですね。
私も、ちょうど一年前に大朝日岳に登り、同じようにゼブラ、夕日を眺め、花々を愛でました。まるで、フラッシュバックしたような気分になり、楽しませて頂きました。

yonejiy

Re: 絶景、大朝日岳！
harehareyamaさん、コメントありがとうございます。
ちょうど一年前に登られたようですね。あの辺りは暑かったですね
私はちょうど同じ時に障子ヶ岳へ登って、天狗小屋で一泊して、大朝日岳を見ていたのですが、何か縁を感じますね。
奥様と沢山の山に登っていらっしゃるようで、これから東北の山はいい季節ですから、また遊びに来てください