梅雨明けまてずに北アルプスへ：蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→燕岳

2019年07月27日(土) 〜 2019年07月29日(月)

• GPS: 53:25
• 距離: 32.5km
• 登り: 3,614m
• 下り: 3,577m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:30

7:11 スタート地点
7:25 7:27 三股登山口
8:00 8:11 ゴジラみたいな木
9:16 9:27 まめうち平
12:38 12:38 蝶ヶ岳
12:41 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 9:27
• 休憩: 0:51
• 合計: 10:18

4:58 蝶ヶ岳ヒュッテ
5:03 5:04 蝶ヶ岳
5:08 5:14 蝶ヶ岳ヒュッテ
5:45 5:45 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
5:54 5:55 蝶ヶ岳三角点
5:58 6:03 蝶槍
10:14 10:23 常念岳
11:19 11:48 常念小屋
15:16 大天荘

3日目

• 山行: 5:28
• 休憩: 1:39
• 合計: 7:07

5:28 大天荘
5:47 5:54 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
5:56 5:56 小林喜作レリーフ
7:23 7:23 大下りの頭
7:45 7:45 蛙岩
8:30 9:09 燕山荘
9:15 9:15 ベンチ
9:33 9:38 合戦山(合戦沢ノ頭)
9:43 10:28 合戦小屋
10:51 10:51 富士見ベンチ
11:09 11:12 第３ベンチ
11:38 11:38 第２ベンチ
11:56 11:56 第１ベンチ
12:24 12:24 中房温泉登山口
12:35 有明荘

天候

1日目：曇りのち雨
2日目：曇り時々雨
3日目：曇り一時雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【往路】
■最寄りバス停　
｜
◎松本バスターミナル (翌 05:41 到着予定)
■松本 3番線発
｜ 　大糸線(信濃大町行) 16.2km
｜ 　05:58-06:23［25分］
｜ 　320円
■豊科
｜南安タクシー（0263）72-2855
｜　45分　6,000円
三股登山口

【復路】
■有明荘
｜バス　14:03
｜　60分　1,700円
■穂高
｜ 　あずさ26号(新宿行) 241.3km
｜ 　15:23-18:36［193分］
｜ 　4,750円（ 指定席 2,500円 ）
◇新宿

コース状況／危険箇所等

●三股登山口→蝶ヶ岳
樹林帯の中を歩く。途中、水場がある。沢の水を汲むので、天候に左右されるかもしれないので注意。
長塀尾根・横尾尾根と歩いたが、このルートは森が綺麗で楽しかった。ただし蝶沢を過ぎたあたりから急坂になり疲れも蓄積されてきているので、ハードだった。
●蝶ヶ岳→常念小屋
台風が消滅しても、風は強かった。遮るものがないので、夏でも防寒着は必須だと実感した。
天候さえ見方につければ、楽しいルートである。ただし常念岳の登りは…なかなかだった！

その他周辺情報

■有明荘〜下山後のお風呂におススメ。登山口から10分程離れている。
https://www.enzanso.co.jp/ariakeso

写真

7/27 7:11

【1日目】豊科駅から、前日予約したタクシーで三股登山口手前の駐車場へ。運賃は5,700円也。
たくさんのサルに出迎えられる…。

7/27 7:12

駐車場にはトイレあり。水場もあるが特に浄水されていないらしい。
登山口はここから15分程歩く。

7/27 7:22

花を見ながら・・・

7/27 7:24

のんびり歩いていくと

7/27 7:26

登山口到着。ここには登山指導者の方がいて、作ってきた登山計画書についてアドバイスをしてくれた。

7/27 7:38

いざ出発！
想像していたよりも、深い森の中を歩く。

7/27 7:43

登山口から20分程歩くと吊橋出現

7/27 7:44

涼しげ〜

7/27 7:53

吊橋から歩くこと約10分。
階段の途中に水場…力水がある。

7/27 7:54

ここで冷たい水を補充。

7/27 8:13

開けた場所に、大きな朽ちた木が

7/27 8:13

おおおーこれが噂の「ゴジラの木」！

7/27 8:13

うん、見えますな（笑）

7/27 8:14

その後は穏やかな樹林帯を歩く

7/27 8:35

見上げれば青空〜思ったよりも天気が良く、サクサク歩けた

7/27 8:43

歩みを進めると霧が・・・。

7/27 9:30

「まめうち平」到着
多くの登山者が休んでいた。

7/27 9:44

まめうち平を後にすると、ますます深い森の中へ。

7/27 9:47

平坦な道で気持ちが良かった。

7/27 9:52

7/27 9:53

ゴゼンタチバナ

7/27 10:07

ギンリョウソウ発見！

7/27 10:07

去年あまり見れなかったが…今回たくさん見ることができた＾＾

7/27 10:27

キヌガサソウがすごく綺麗で…しばし見惚れた。

7/27 10:28

この辺りから急坂ゾーンへ。
そして雨も強くなり始めたので、レインコートを着込む

7/27 10:38

階段はシンドイが、整備されているので心強い

7/27 11:38

7/27 11:50

7/27 11:53

この写真を最後に、1日目終了〜
最終ベンチ付近で撮影したのだが、雨が強くなりカメラをしまってしまった次第。

7/28 5:01

【2日目】5時に支度を終え、出発の為外に出る。
雨は止んでいた。

7/28 5:06

穂高方面は・・・こんな感じ( ;∀;)

7/28 5:09

風は強く少々心配ではあったが、常念岳方面が晴れているので向かうことにする。

7/28 5:31

レインコートの下に薄手ジャケットを羽織って、ちょうど良いくらいだった。さすが高山！

7/28 5:49

小雨が降ってきた…と思ったら、まさかの虹！

7/28 5:51

映画「天気の子」（観てないけど）に出てきそうじゃない！？と見入った景色

7/28 5:56

快晴はではなかったけれど、こういう景色もまぁ良いかなぁ〜と自分を慰めるw

7/28 6:01

蝶槍まであと少し！

7/28 6:08

山頂に到着〜
ここまでとりあえず無事に歩けてホッ。

7/28 6:08

歩いてきた道を振り返る…。誰も、いない。

7/28 6:08

ガスが濃くなってきたが、常念岳を目指すことに。

7/28 6:15

カメラ、ズーーーーム！
常念岳の岩肌。あそこを2時間半後くらいには登るのかぁ。
テント泊装備担いで、登れるのか？

7/28 6:22

ふと見上げると空が何とも言えない様相に。
樹林帯から出てきたら、穂高連峰が見えたら最高だろうなぁ〜と都合のいいことを考える（笑）

7/28 6:22

樹林帯へと突入！

7/28 6:28

昨晩の雨でしっとり濡れた森の中。
雨露にあたるので、レインコートは脱げなかった。

7/28 6:38

しかし花、咲き乱れていた( *´艸｀)

7/28 6:55

7/28 6:59

7/28 7:00

カメラ、ズーーーム！
人が何名か立っているのが見えた。
ちなみに小屋を出てから、誰とも会っていなかった。

7/28 7:00

振り返ると、蝶槍の山頂がちょこんと姿を現す。

7/28 7:01

7/28 7:02

樹林帯に入って30分くらいだろうか。この辺りはニッコウキスゲが咲き乱れていて、すごく綺麗だった。

7/28 7:22

ニッコウキスゲって…尾瀬で見るもんだと思ってたw

7/28 7:04

7/28 7:24

雨に濡れて瑞々しかった

7/28 7:25

2592ピークに到着！
時間はほぼ予定通りでニンマリ。

7/28 7:29

ちなみに「2592ピーク」の後、向かう先が一瞬分からなくなり探してしまった。よく見ればきちんとマーカーがある。

7/28 8:07

そしてようやく・・・常念岳が眼前にドーン。

7/28 8:11

去年夏はこの道を下ったが。その時「登りじゃなくてよかったー」何て話したものである(苦笑)

7/28 8:37

振り返るとガスの中から蝶槍の頭が！

7/28 8:41

うーん、見飽きぬ景色。

7/28 9:18

山頂はまだ遠い〜( T∀T)

7/28 9:41

そしてガスガス攻撃！

7/28 10:11

ようやく山頂！
かなりコースタイムを上回ってしまった。

7/28 10:49

常念小屋目指して下山。
ここのコースも急だったなぁー

7/28 12:07

常念小屋で美味しいうどんを食す。
そしいて時間が予定より押しているが、大天井岳を目指すことに。

7/28 12:14

常念小屋を後にしてすぐ直登・林道歩きは、なかなかにしんどかった。

7/28 12:25

花を見て気を紛らわせるw

7/28 12:25

7/28 12:40

常念岳と常念小屋を見下ろしながら、ずんずん進む

7/28 12:40

一見、殺伐とした景色に見えたが…色鮮やかな花と遭遇。

7/28 12:43

何といってもコマクサ！
こんな場所にも咲くなんて・・・。

7/28 12:56

7/28 13:10

こういうちょっと赤っぽい土の道には、コマクサが満開だった。いやはやコマクサロードを改名してもおかしくないほど！？

7/28 13:17

シャクナゲも綺麗だった〜

7/28 13:33

東天井だけを目指すのだが、このゾーンはガスが濃かった

7/28 14:03

東天井岳まで後少し！のところで、進行方向右側斜面がお花畑だった♪

7/28 14:04

シナノキンバイ？ミヤマキンポウゲ？ミヤマダイコンソウ…区別はつかなかったが、黄色い花が目を引いた。雪渓が近くにあったからだろうか。種類が多かった。

7/28 14:04

ハクサンイチゲ

7/28 14:04

アオノツガザクラ？

7/28 14:05

チングルマ

7/28 14:34

大天井岳まで後約1時間！

7/28 14:54

どんより天気を裏付けるように、ライチョウの親子が出現。

7/28 14:54

ヒナは小さくてかわいい！

7/28 14:55

是非とも大人になって欲しい。

7/28 15:12

歩いてきた道を振り返る。

7/28 15:13

ようやく見えた！

7/28 18:34

大天井岳に到着し、テント泊！

7/28 18:30

テント場にて

7/28 18:58

夕食後に撮影

7/28 19:03

こんなガスガスで…明日晴れるのかなぁ。

7/28 19:56

大天荘の「ランプの喫茶室」を利用する

7/28 19:16

雰囲気が良く、楽しい時間を過ごせた

7/29 4:41

【3日目】晴れると思ったのに…

7/29 4:41

ガスガスやんけーーー(;´Д｀)

7/29 5:00

この重い感じの朝日…。天気は思ったよりも回復しなかった。

7/29 5:28

最低目標としていた5時半ギリギリに撤収作業終了し、大天井岳のテント場を後にする。
赤い札はテントにかけていた「手形」

7/29 5:34

大天井岳を下る。朝一にこの急坂は堪える…

7/29 5:48

しかしこの稜線見たら…元気出るでしょう！

7/29 5:48

小林喜作レリーフの梯子を目指していくぞ！

7/29 5:54

登山道のコマクサに見惚れる・・・

7/29 5:56

稜線・・・良い！

7/29 6:00

昨夏見落とした「小林喜作レリーフ」

7/29 6:00

注意して梯子を上る

7/29 6:02

7/29 6:03

7/29 6:11

7/29 6:12

7/29 6:12

7/29 6:14

7/29 6:45

7/29 6:51

7/29 6:59

7/29 7:00

7/29 7:09

7/29 7:25

7/29 7:31

7/29 7:46

7/29 7:46

7/29 7:59

遠くに燕山荘が見える！
本当に素敵な山小屋だ＾＾

7/29 8:01

後ちょっと・・・これが案外曲者。

7/29 8:19

7/29 8:23

この後、燕山荘前のベンチに着いたと同時に、ポツポツと雨。
山小屋でトイレ借りてお土産を見ていたら…ものすごい音がし始め、大雨に。稜線上で雨に降られる本当に良かった！

7/29 9:59

合戦小屋に到着〜
ここでレインコートなどを脱いで、腹ごしらえ＾＾
スイカは去年より300円安い500円！美味しかった。

7/29 11:38

後はもう黙々と下山。月曜日だというのにたくさんの人が、正午近くまで登ってきた。擦れ違いによる時間ロスを計算にいれておかなければならないと思った。

7/29 12:27

無事に中房の登山口に到着！
うーん、すごい達成感♪

7/29 13:55

有明荘で汗を流して帰路に着いた。

撮影機器：

EOS 70D CANON

感想

よしゑ

台風が来ていたがもう我慢できない！と、向かってしまった蝶ヶ岳。去年夏休みに歩いた燕岳→常念岳→蝶ヶ岳の逆ルートをテント担いで歩いた。
とはいえ初日は強風の為、テント泊は難しいと判断。蝶ヶ岳ヒュッテ宿泊に変更。

2日目は朝の風が心配だったが、常念岳を越えて大天井岳まで行くことに。折角持ってきたテントを、大天井岳のテン場で使いたい！その一心で向かったのだが…
やはりテント泊装備は重い。常念岳の登りでは、ジワジワと体力を消耗。が、どうにか歩き通すことができた。少しばかりの自信になったような、ならないような…。

3日目は天気の回復を期待していたが、思ったほどには晴れず。でも美しき稜線を見れて大天井岳→燕岳の道は最高に気持ちが良かった。
ただ、燕山荘に到着した途端に小雨→大雨になったのにはビックリ。燕岳にはいかず、そのまま下山となった。

穂高が見れなった、レインコートを何度か着る羽目になった…と、残念ポイントは幾つかあったが、それを上回る喜びは…1年ぶりに見た北アルプスの美しき稜線！これはやっぱり格別。
そして初夏の花々。こんなに花が咲き乱れているのは今回初めてで…雨を押してでも歩いて良かったと思わずにはいられなかった。
短い初夏を味わうことができ、満足の山行だった。