御嶽【剣ヶ峰 摩利支天山 継子岳】

2019年07月30日(火) [日帰り]

• GPS: 11:02
• 距離: 19.2km
• 登り: 1,798m
• 下り: 1,792m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:05
• 休憩: 3:59
• 合計: 11:04

4:56 黒沢口六合目・中の湯
5:12 5:18 日野小屋跡
5:28 5:31 飯森小屋(八海山支店)
5:37 5:43 黒沢口七合目・行場山荘
6:25 6:36 黒沢口八合目・女人堂
7:22 7:31 石室山荘
7:33 7:41 覚明堂休泊所
7:44 7:45 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
7:47 7:48 黒沢十字路
8:00 8:05 御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)
8:08 8:45 御嶽山
8:46 8:46 御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)
8:53 8:57 黒沢十字路
9:03 9:04 二ノ池山荘
9:16 9:16 賽ノ河原
9:24 9:26 白竜教会避難小屋
9:28 9:28 三ノ池乗越分岐
9:35 9:38 摩利支天乗越
9:39 9:42 摩利支天乗越展望台
9:56 10:10 摩利支天山
10:23 10:24 摩利支天乗越
10:28 10:29 巻道の三ノ池分岐
10:35 11:21 五の池小屋
11:22 11:23 飛騨頂上
11:46 11:48 継子岳
12:02 12:09 継子岳２峰
12:24 12:24 四ノ池渡渉点
12:36 12:51 三・四・五ノ池分岐
12:58 13:11 三ノ池（鳥居と祠）
13:19 13:24 巻道の三ノ池分岐
13:35 13:37 三ノ池乗越分岐
13:38 13:38 白竜教会避難小屋
13:43 13:43 賽ノ河原
13:54 13:54 二の池ヒュッテ
13:59 13:59 二ノ池山荘
14:06 14:10 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
14:11 14:12 覚明堂休泊所
14:16 14:27 石室山荘
14:54 15:02 黒沢口八合目・女人堂
15:29 15:31 黒沢口七合目・行場山荘
15:37 15:38 飯森小屋(八海山支店)
15:45 15:50 日野小屋跡
16:00 16:00 黒沢口六合目・中の湯
16:00 ゴール地点

天候

晴れのち曇り 時々小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

黒沢口六合目・中の湯駐車場 無料
深夜に到着し仮眠をとりました。街灯も何もないので星空が綺麗でした。
あと、駐車場までの車道にも石碑などが多数あります。夜中はちょっと不気味かもですが、私は少し気になってしまう偏屈者。

コース状況／危険箇所等

北側のルートは時計回りに周回しました。
山頂エリアは通行禁止のルートがあります。どこでも自由に歩けるわけではありません。

八合目過ぎたあたりから、硫黄臭が立ち込めてきます。
北側の尾根はガレ場多めです。

その他周辺情報

山小屋多数あります。

写真

7/30 4:56

黒沢口六合目・中の湯駐車場スタート
トイレやバス停があります。

7/30 4:57

登山口

7/30 4:58

神社１
早速神社がありました。

7/30 5:09

神社２

7/30 5:29

七合目 八海山支店
ここにも社と梵鐘がありました。

7/30 5:36

ロープウェイのりば分岐
ロープウェイ利用すると、一合区間ショートカットできるのですね。

7/30 5:37

七合目・行場山荘

7/30 5:38

覚明行場跡 覚明社
黒沢登山道を拓いた近世の中興開山である覚明行者が祀られています。

7/30 5:40

すぐ先には沢と修行場的ところがありました。

7/30 5:41

七合目標柱

7/30 6:23

頂上、二二００米
ようやく山頂が見えてきました。予想外の晴天でテンションが上がります。

7/30 6:24

八合目・女人堂

7/30 6:35

八合目 西国開基

7/30 6:35

女人堂 杖洗いの石 ハムスター
八合目より上は神域であり、かつては女人禁制だったそうです。下界の穢れを祓うためにここで杖の土を洗うとのことです。

7/30 6:36

このコースはおびただしい数の石碑があります。

7/30 6:36

御嶽神社 八合目
女性のために、かつてここに登拝所がありこれはその名残なのだろうと考察してみました。

7/30 6:37

八合目以降は森林限界です。

7/30 6:40

振り返ると雲海です。
木曽駒ケ岳が孤島のように見えました。

7/30 6:40

継子岳方面と八合目女人堂

7/30 6:41

金剛童子
昔はここが女性の頂上だったそうです。

7/30 6:50

ヘリ
頂上で改修工事のための荷揚げが行われているとのことでした。

7/30 7:11

パン皮状火山弾
マフィンのようですね。浅間山で学習しました。この辺りにたくさんありました。

7/30 7:13

少し雲が出できてしまいました。

7/30 7:19

栃木県 瑞鳳霊神
頂上、一000米
御嶽信仰の裾野の拡がりが伺えます。

7/30 7:26

九合目・石室山荘
ちょっとした休憩所があります。巻道もありました。

7/30 7:27

石室山荘
山荘の内部が道になっていました。

7/30 7:37

九合目標柱

7/30 7:40

九合目過ぎには覚明堂があります。

7/30 7:41

覚明堂
黒沢登山道を拓いた覚明行者が埋葬された霊場だそうです。

7/30 7:50

九合目を過ぎるとすっかりガスに飲み込まれてしまいました。
コース外には石仏や鳥居が見えました。

7/30 8:02

御嶽頂上避難シェルター

7/30 8:03

御嶽山噴火災害慰霊碑
ご冥福をお祈りしました。

7/30 8:03

この石段を上がれば頂上です。

7/30 8:13

御嶽山頂上 標柱
ガスガスで何も見えませんでした。
あと一時間早く登ってこれたら良かったようです。

7/30 8:14

御嶽山 山頂１
割れたり、穴があいていたりと噴火の痕跡がいくつか見られました。

7/30 8:24

御嶽山 山頂２
こちらは復興中でした。

7/30 8:25

御嶽山 山頂３
硫黄臭、低酸素、寝不足、疲労などでめまいがしてきたので少し休みながら様子をみました。

7/30 8:45

剣ヶ峰 三角点
一向に晴れないので、先へ進みました。

7/30 9:00

二ノ池のほとりを歩いています。

7/30 9:14

賽ノ河原もガスでほとんど見えないです。

7/30 9:35

摩利支天山に向かう途中にライチョウに出会いました。

7/30 9:37

摩利支天乗越
ガスなのでお花がたくさん目につきました。

7/30 9:45

摩利支天山 展望台
何も見えない

7/30 10:05

摩利支天山 山頂
摩利支天山の尾根にはいくつかの石碑がありました。

7/30 10:06

摩利支天山 三角点

7/30 10:31

三ノ池あたりで少しガスが晴れてきました。

7/30 10:33

五ノ池

7/30 10:34

五ノ池小屋
この前カンブリア宮殿でやっていましたね。

7/30 10:36

五ノ池小屋テラス
ここで昼食をとりました。
愛知県から来ていた方と交流することができました。

7/30 11:23

飛騨頂上
五ノ池小屋の裏にあります。

7/30 11:42

継子岳のガレ場
板状の石がいくつも立てられており、石塔を立てる信仰の源流風景のようです。

7/30 11:42

殺伐とした風景を歩きます。

7/30 11:46

継子岳 山頂

7/30 11:52

この辺りにはライチョウの親子がいました。

7/30 11:53

石組みの神社

7/30 11:56

コマクサの群生地

7/30 11:57

コマクサがたくさん咲いていました。

7/30 12:24

四ノ池の沢を渡河します。

7/30 12:35

三ノ池１
信じられませんがここで、高校時代に地理の授業を担当してくださっていたS先生と奇跡の再会を果たしました。
なんと先生は御嶽山で百名山完登を果たされるとのことです。おめでとうございます👏

7/30 12:35

四ノ池
池というより湿原のようなところでした。

7/30 12:53

剣ヶ峰も晴れてきました。

7/30 12:59

三ノ池避難小屋
ここから八合目への巻道は閉鎖されています。
ご注意下さい。

7/30 13:01

三ノ池のほとりに鳥居が見えたので立ち寄ってみました。

7/30 13:02

三之池青帝龍王大権現
池の淵で何かしている人がいました。

7/30 13:07

m「ここで何してるんですか？」
o「水を汲んでいるんだよ、美味しいから飲んでみてごらん。」
m「ゴクリ、ん？確かに美味しいですね。」
o「ここの水は霊水だから、御嶽信仰している人にあげるととても喜ばれるんだよ、俺は頂上へは行かないで水をとりにきたんだよ。そこに柄杓があるでしょ。」
m「あ、ほんとだ、それはいいことを聞きました、僕も汲んでお土産にします。」
o「バスの時間があるからもう行かなくちゃ！」
この山行一番の宗教体験でした。

7/30 13:14

三ノ池２
霊水の事で頭がいっぱい。
これまで何度か山で天然水を汲んできましたが、おそらく過去最高の水です。

7/30 13:19

分岐
ここからの登り返しが最後の試練でした。

7/30 13:34

雪渓のすぐそばを通ります。

7/30 13:34

登り切ると不動明王が鎮座しております。

7/30 13:37

往路はガスでよく見えなかった白竜教会避難小屋

7/30 13:38

靖国神社

7/30 13:44

賽ノ河原 摩利支天山

7/30 13:54

二の池ヒュッテ

7/30 13:58

ニノ池白龍教会

7/30 13:59

ニノ池

7/30 13:59

ニノ池小屋

7/30 14:51

下山を始めるとまた曇りだしてきました。

7/30 15:53

山行の余韻に浸りながら、濡れていて注意な木段を下っていきます。
駐車場についてゴールです。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

モンブラン

思い立ったが吉日ということで、御嶽山に出かけました。梅雨明けしたので天候も安定し、七月の鬱憤を晴らすべく。
御嶽山の噴火の時はまだ山登りをしていなかったので、まさか自分が御嶽山に登ることになるとは思いもよらず不思議な感覚です。

肝心の山頂付近ではガスに飲み込まれてしまいましたが、全体を通して気候的には穏やかで、自然を感じることができました。
また霊山という点では、御嶽山の深淵な歴史であったり、信仰であったりそれらの一端に触れることもでき、探検を楽しむことができました。

地元のハイカーさんとの交流や、まさかの恩師との再会も嬉しかったです。

このコースは地元の山でいうと、赤城山外輪山縦走とほぼ同じ標高差と距離があるようです。最近はショートコースばかりで身体がなまっていたので、後半は体力的に苦しい場面もありましたが、とても思い出深い山行になりました。

コメント

風波

今晩は、モンブランさん
御嶽山が噴火した、まさにその日、その時は
家族で、三重県の御在所岳へ登ってました。
娘から、御在所山頂公園の見晴台で、何とか「ごく（獄）」（娘は御嶽を読むことができませんでした）の山が噴火したとネット出ているといわれました。
私も、その時はふ〜〜だったのですが。

帰宅して、御嶽山噴火しり、犠牲なられた皆様に、合掌いたしました。

もし、この時、家族で御在所に登る予定がなければ、以前から登る気満々、紅葉が盛りの御嶽山へ登っていたかもしれません。

御在所山頂公園からは、視界が良ければ御嶽山が綺麗に見えます。
御在所岳へ登るたびに思い出すことです。

日本百名山　御嶽山はまだ、未踏破なのでもちろん
私の足跡を付けに行く気は、満々です。

御嶽山　夏、冬　の登攀どらにしようかな？
両方ですね。

モンブラン

Re: 今晩は、モンブランさん
こんばんは、風波さん。コメントありがとうございます。

御嶽山、当時私は報道等で見た黒煙が上がる映像に、言い知れぬ恐怖感を味わいましたが、どこか遠い世界のことのように考えていました。

そして今思うことは、登山届の提出、ヘルメットの着用、決められたルートを歩く、その他できうる限りの安全対策を怠らないことかなと思います。色々な思いや言葉があると思いますが、縁もゆかりもない私ができることは、安全対策をキチンとした上で登ること、これに尽きるのかなと思います。そしてそれは、被災された方への一つの供養の形なのかなとも考えています。

これからも安全登山を楽しみたいですね。

追伸:フォローありがとうございます。風波さんは古道歩きをされているということですが、うちのすぐそばには中山道が通っています。もし歩くことがございましたらお声掛け下さい。今後ともよろしくお願いします。

godohan

夏の御嶽もいいですね！
montblanc55さん　こんばんは。

さすが本家本元にも登られていたんですね。そろそろ小川の御嶽山を訪ねてみようかなと思ってmontblanc55さんのレコ集を拝見していたら、このレコに辿り着きました。
夏山の風景や冷水体験、雷鳥や恩師との奇跡の再会など素晴らしい山行でしたね。
私も先日登ったばかりですが、すぐにでもまた行きたくなりました。

そろそろ石仏や石造物巡りには適期になるので、montblanc55さんのレコを参考させて頂き、あちこち訪ねてみたいと思います。それでは。　　　　　　　godohan

モンブラン

Re: 夏の御嶽もいいですね！
godohanさん、こんばんは。古いレコをご覧下さりありがとうございます。

この頃はまだ木曽御嶽信仰については、よくわかっておらずお恥ずかしい内容ですが、恩師との再会や霊水体験など、思い出深い山行です。そうそう、この時はコース外を歩くのを躊躇しており、・2897の阿留摩耶天というピークを踏めていないのが心残りです。

その他にも王滝口を始め、未踏のルートがまだいくつもあるので再訪したいですが、いかんせん易々と行ける距離感ではないで、悩ましいところですね。

小川町の御嶽山はgodohanさんが先日登られた、大真名子山、鶏頂山に比べると地味な低山ですが、個人的にはオススメです。色々なコースがあるのでぜひ訪ねてみて下さい。ありがとうございました！