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Yamareco

記録ID: 1956219
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

栗沢山・アサヨ峰(北沢峠よりピストン)

2019年08月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:44
距離
8.0km
登り
970m
下り
971m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
1:14
合計
7:34
7:50
4
10:06
10:56
71
12:07
12:22
65
13:27
13:29
92
15:24
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
北沢峠はマイカー規制で自家用車では行けませんので、戸台口駐車場より南アルプス林道バスに乗って移動します(手回り品代含め片道1,430円/人)。

0時30分、静岡県浜松市の自宅を出発。
下道4時間弱で戸台口駐車場へ着く計画でしたが、Googleマップまかせで運転してしまったため通行止め区間に何回もハマってしまい、到着したのは始発5時30分のバスが行ってしまった後の5時45分。
次の8時5分のバスを待つことを覚悟しましたが、始発バスに乗り切らなかった方を乗せるために帰ってきた6時50分のバスに乗ることができました。
帰りも北沢峠に下山したのは15時24分でしたが、15時30分の臨時バスに乗せてもらえました(通常は15時の次は最終の16時)。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは北沢峠にありました(今回はコンパスへ事前提出済)。
栗沢山山頂手前の森林限界からは両手を使う岩稜帯が中心になるので、ストックはしまったほうがいいでしょう。栗沢山からアサヨ峰の間の岩場はリボンやマーキングが見つけにくい箇所が多かったと思いました。滑落の危険があるような崖ギリギリのルートはありませんので、安全に歩行できそうな場所を探せば見つかるはずです。
アサヨ峰頂上の少し手前に、鎖やロープのない4〜5mほどの垂直な壁がありますが、ステップや手がかりはわかりやすい部類になると思いますので、慎重に三点保持で移動すればあっけなく通過できます。
今回はヘルメットを持参しませんでしたが、浮石も結構ありましたし、上部の登山者が落石を起こす危険性もゼロではないので、持参したほうが良かったと反省しました。
その他周辺情報 戸台口のトイレはウォシュレット完備でした。素晴らしい。
下山後の入浴は戸台口駐車場の仙流荘の日帰り風呂(温泉ではない)500円/人を利用しました。想像していたほど登山客で混み合っている様子もなく、サウナや冷房の効いた休憩室もあり、ばっちり疲れを癒すことができました。
夕食は分杭峠手前で見つけた「平家の里」で、ゼロ磁場丼(牛モツ丼)とチンギスカン定食(自分で焼くラム肉の焼肉とキムチや韓国海苔等のセット)を頂きました。店内の雰囲気や店主はかなり個性的でしたが、味は良かったです。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
国道152号の通行止めにハマってしまい、予定よりも1時間以上遅く戸台口駐車場に到着。5時30分の始発バスは行ってしまいました。次のバスは8時5分…。
2019年08月04日 06:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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国道152号の通行止めにハマってしまい、予定よりも1時間以上遅く戸台口駐車場に到着。5時30分の始発バスは行ってしまいました。次のバスは8時5分…。
ところが始発バスに乗れなかった人のために最初のバスが折り返し運転してくれることに。6時50分出発で北沢峠へGo!
2019年08月04日 06:50撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 6:50
ところが始発バスに乗れなかった人のために最初のバスが折り返し運転してくれることに。6時50分出発で北沢峠へGo!
7時40分、北沢峠に到着。
2019年08月04日 07:43撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7時40分、北沢峠に到着。
計画より50分遅れですが、栗沢山・アサヨ峰登山へレッツゴー!
2019年08月04日 07:49撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 7:49
計画より50分遅れですが、栗沢山・アサヨ峰登山へレッツゴー!
まずは林道を下って長衛小屋へ向かいます。
2019年08月04日 07:53撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 7:53
まずは林道を下って長衛小屋へ向かいます。
長衛小屋のテン場にはカラフルなテントがたくさん!
2019年08月04日 07:57撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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長衛小屋のテン場にはカラフルなテントがたくさん!
長衛小屋。2013年に建て替えられた建物がカッコいい。
2019年08月04日 07:58撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 7:58
長衛小屋。2013年に建て替えられた建物がカッコいい。
橋を渡ればいよいよ登山道へ!
2019年08月04日 07:58撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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橋を渡ればいよいよ登山道へ!
沢沿いへ進めば仙水小屋経由で仙水峠へ。宇多田ヒカルさんのCMはそちら経由で撮られたみたいです。
2019年08月04日 07:58撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 7:58
沢沿いへ進めば仙水小屋経由で仙水峠へ。宇多田ヒカルさんのCMはそちら経由で撮られたみたいです。
今回はこちらから最短ルートで登ります!
2019年08月04日 07:59撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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今回はこちらから最短ルートで登ります!
シラビソと苔に囲まれた静かな樹林歩き。バスの時刻がずれたおかげで誰もいません。静かにマイペース登山ができました。
2019年08月04日 08:12撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 8:12
シラビソと苔に囲まれた静かな樹林歩き。バスの時刻がずれたおかげで誰もいません。静かにマイペース登山ができました。
こういう雰囲気好きです。
2019年08月04日 08:19撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 8:19
こういう雰囲気好きです。
木々の合間から見えるのは日本で2番目に高い北岳!
2019年08月04日 09:19撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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木々の合間から見えるのは日本で2番目に高い北岳!
登りはじめて1時間40分。樹林帯を抜けました。目の前には花崗岩で白く輝く甲斐駒ヶ岳!
2019年08月04日 09:42撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 9:42
登りはじめて1時間40分。樹林帯を抜けました。目の前には花崗岩で白く輝く甲斐駒ヶ岳!
北西には中央アルプスの峰々も見えました。
2019年08月04日 09:43撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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北西には中央アルプスの峰々も見えました。
絶景でテンションが上がるタイミングなんですが、妻がすごくバテて調子が悪そう。すでに軽い高山病を発症していたんですが、この時点では「朝しっかり食べてないからシャリバテかな?自分もお腹空いたし」としか思ってませんでした。
2019年08月04日 09:53撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 9:53
絶景でテンションが上がるタイミングなんですが、妻がすごくバテて調子が悪そう。すでに軽い高山病を発症していたんですが、この時点では「朝しっかり食べてないからシャリバテかな?自分もお腹空いたし」としか思ってませんでした。
西には「南アルプスの女王」仙丈ヶ岳!
2019年08月04日 09:53撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 9:53
西には「南アルプスの女王」仙丈ヶ岳!
そして南には北岳、間ノ岳、塩見岳!
2019年08月04日 10:00撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 10:00
そして南には北岳、間ノ岳、塩見岳!
栗沢山の頂上はすぐそこに見えてますが、岩場がハードになってきたので、ここでストックをザックにしまいました。
2019年08月04日 10:00撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 10:00
栗沢山の頂上はすぐそこに見えてますが、岩場がハードになってきたので、ここでストックをザックにしまいました。
あ、甲斐駒に雲が…(でもこういうのもカッコいいな)。
2019年08月04日 10:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 10:03
あ、甲斐駒に雲が…(でもこういうのもカッコいいな)。
10時5分、栗沢山頂上に到着!
2019年08月04日 10:05撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 10:05
10時5分、栗沢山頂上に到着!
次はアサヨ峰を目指します。奥に見えるのは北岳、間ノ岳。
2019年08月04日 10:09撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
1
8/4 10:09
次はアサヨ峰を目指します。奥に見えるのは北岳、間ノ岳。
栗沢山の山頂からちょっと進んだところで食事にします。ずっと雲がかかっていたアサヨ峰の山頂がようやく見えました。
2019年08月04日 10:16撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 10:16
栗沢山の山頂からちょっと進んだところで食事にします。ずっと雲がかかっていたアサヨ峰の山頂がようやく見えました。
メニューは棒ラーメンです。ゆで卵を持ってくるつもりが、卵ケースが見当たらず(下山後入浴バッグ内で発見)残念ながら素ラーメン。でも美味しかったし元気でました。
2019年08月04日 10:41撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 10:41
メニューは棒ラーメンです。ゆで卵を持ってくるつもりが、卵ケースが見当たらず(下山後入浴バッグ内で発見)残念ながら素ラーメン。でも美味しかったし元気でました。
麓には北沢峠と広河原を繋ぐ道路が見えます。
2019年08月04日 10:57撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 10:57
麓には北沢峠と広河原を繋ぐ道路が見えます。
栗沢山とアサヨ峰の間の岩稜はちょっとルートが分かりにくかった。
2019年08月04日 11:01撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 11:01
栗沢山とアサヨ峰の間の岩稜はちょっとルートが分かりにくかった。
背後にぽっこり栗沢山。標高2714mもあるのに、日本百高山にも山梨百名山にも選ばれてないちょっと可哀想な山です。でも宇多田ヒカルさんのCMで有名になったから、今や下手な○○名山よりも知名度は高いかも。
2019年08月04日 11:14撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 11:14
背後にぽっこり栗沢山。標高2714mもあるのに、日本百高山にも山梨百名山にも選ばれてないちょっと可哀想な山です。でも宇多田ヒカルさんのCMで有名になったから、今や下手な○○名山よりも知名度は高いかも。
タカネニガナ。
2019年08月04日 11:27撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 11:27
タカネニガナ。
ハイマツの道。岩場の連続は緊張するので、ここはちょっとだけホッとします。
2019年08月04日 11:29撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 11:29
ハイマツの道。岩場の連続は緊張するので、ここはちょっとだけホッとします。
すぐに岩登りになるんですけどね…。距離の割に時間がかかります。
2019年08月04日 11:48撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 11:48
すぐに岩登りになるんですけどね…。距離の割に時間がかかります。
目の前にそびえ立つ壁…。ちゃんとリボンに従って進めばそんなに危険ではないんですが、やっぱり緊張感はありますね。
2019年08月04日 11:50撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 11:50
目の前にそびえ立つ壁…。ちゃんとリボンに従って進めばそんなに危険ではないんですが、やっぱり緊張感はありますね。
アサヨ峰山頂がすぐそこに!でも見た目ほどすぐに到着できないのが岩稜帯。
2019年08月04日 11:57撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 11:57
アサヨ峰山頂がすぐそこに!でも見た目ほどすぐに到着できないのが岩稜帯。
ピンクリボンを探しながらよじ登っていきます。
2019年08月04日 12:00撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 12:00
ピンクリボンを探しながらよじ登っていきます。
12時7分、アサヨ峰頂上に到着!奥は小太郎山と北岳。
2019年08月04日 12:07撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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12時7分、アサヨ峰頂上に到着!奥は小太郎山と北岳。
ずっとガスってた東の鳳凰山がチラッと見えました!富士山はかすんで全く見えません。
2019年08月04日 12:08撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 12:08
ずっとガスってた東の鳳凰山がチラッと見えました!富士山はかすんで全く見えません。
北岳を背景に記念撮影。
2019年08月04日 12:09撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 12:09
北岳を背景に記念撮影。
自分は仙丈ヶ岳をバックに撮ってもらいました。
2019年08月04日 12:10撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 12:10
自分は仙丈ヶ岳をバックに撮ってもらいました。
早川尾根の雲は結局晴れず。
2019年08月04日 12:16撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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早川尾根の雲は結局晴れず。
妻が辛そうなのは軽い高山病かもしれない…。というわけで、そそくさと下山開始。
2019年08月04日 12:16撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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妻が辛そうなのは軽い高山病かもしれない…。というわけで、そそくさと下山開始。
今回一番多く見かけたのはハクサンシャクナゲでした。
2019年08月04日 12:20撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 12:20
今回一番多く見かけたのはハクサンシャクナゲでした。
ゆっくり岩場を下っていきます。
2019年08月04日 12:37撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 12:37
ゆっくり岩場を下っていきます。
ここが今回のルートの核心部、鎖もロープもない4〜5mの垂直の壁。しっかり岩を掴んで三点保持で下ります。
2019年08月04日 12:39撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 12:39
ここが今回のルートの核心部、鎖もロープもない4〜5mの垂直の壁。しっかり岩を掴んで三点保持で下ります。
慎重に行けば、なんてことはないんですけど…。やっぱりドキドキしますね。
2019年08月04日 12:41撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 12:41
慎重に行けば、なんてことはないんですけど…。やっぱりドキドキしますね。
ゴゼンタチバナ。
2019年08月04日 12:43撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 12:43
ゴゼンタチバナ。
鞍部まで下ってきました。
2019年08月04日 12:59撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 12:59
鞍部まで下ってきました。
これを登れば栗沢山の頂上…かな?
2019年08月04日 13:08撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 13:08
これを登れば栗沢山の頂上…かな?
13時21分、栗沢山頂上に到着。1時間ちょっとなのでコースタイム(60分)よりちょっとだけ遅いぐらい。
2019年08月04日 13:21撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 13:21
13時21分、栗沢山頂上に到着。1時間ちょっとなのでコースタイム(60分)よりちょっとだけ遅いぐらい。
小休止して、再び下山開始!
2019年08月04日 13:34撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 13:34
小休止して、再び下山開始!
チョウジコメツツジ。
2019年08月04日 13:36撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 13:36
チョウジコメツツジ。
岩場を抜けたのでストックを再装備。
2019年08月04日 13:40撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 13:40
岩場を抜けたのでストックを再装備。
…と思ったらもうちょっと岩場ありました。
2019年08月04日 13:44撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 13:44
…と思ったらもうちょっと岩場ありました。
後はひたすら樹林帯を下ります。
2019年08月04日 13:49撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
8/4 13:49
後はひたすら樹林帯を下ります。
だいたい標高100mを10分で下るペース。意外と急だったんだな…。
2019年08月04日 15:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 15:03
だいたい標高100mを10分で下るペース。意外と急だったんだな…。
15時4分、長衛小屋まで帰ってきました!15時のバスには間に合わなかったので、コーラ(300円)を飲んで一休み。
2019年08月04日 15:04撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 15:04
15時4分、長衛小屋まで帰ってきました!15時のバスには間に合わなかったので、コーラ(300円)を飲んで一休み。
最後は北沢峠までの林道歩き。
2019年08月04日 15:13撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 15:13
最後は北沢峠までの林道歩き。
16時の最終バスまで待つことになるかと思ったら、15時30分の臨時バスに乗れました。お疲れ様でした!
2019年08月04日 15:30撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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8/4 15:30
16時の最終バスまで待つことになるかと思ったら、15時30分の臨時バスに乗れました。お疲れ様でした!

装備

個人装備
Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 行動食 調理用食材 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ
備考 ハイドレーションリザーバーが水漏れしてしまい、帰りの栗沢山付近で水切れを起こしてしまいました。水場のない山行では予備のプラティパスを持つ方が安全かもしれません。

感想

妻と2人「栗沢山」と「アサヨ峰」に登ってきました。
どちらも登山をしない人には知名度の低い山ですが、栗沢山は「南アルプスの天然水」のCMで宇多田ヒカルさんが登った人気の山ですし、アサヨ峰は「日本三百名山」「山梨百名山」「日本百高山」に選ばれている名峰です。
北沢峠からピストンで登るルートは距離もコースタイムも短く、まともな登山が久しぶりな妻にはちょうどいいだろうと考えて選んだ山でしたが、ちょっと甘かった…。
命にかかわるような高度感のある核心部こそありませんが、両手を使わないと通過できない岩稜帯が往復で2時間近く続くルートは、長時間緊張感を強いられるせいか疲れました。ちなみに、下山してから「山梨 山のグレーディング」を確認したところ、技術的難易度C(ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所がある。ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。案内標識が不十分な箇所も含まれる。)となっていました。完全に中級者以上向けの山ルートでしたね。
しかも妻は軽い高山病になっていたらしく、せっかくの絶景を前にしてもどこか辛そうな表情でしたし、いつもより多く小休止しないと歩けない状態でした。いま思えば、駐車場がある戸台口から登山口の北沢峠まで標高差約1,000mをたった50分でバス移動した後、順応時間もとらずに2,700m超の2座に日帰りで登るという計画は、高山病になりやすい体質の妻にとって優しくなかったようです。
結果的には怪我もなく2座に登頂して戻ってこれましたし、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・塩見岳・鳳凰三山など南アルプスの名峰を好天のもと眺めることができましたが、様々な課題も浮き彫りになる山行でした。
次回の山行では、睡眠時間、水の摂取量、高度順応などに気を使って、妻に辛い思いをさせないで高山に登る方法を探りたいと思います。

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