上高地バスターミナル〜天狗沼〜槍沢ロッジ(泊)〜上高地バスターミナル


- GPS
- 18:33
- 距離
- 40.9km
- 登り
- 1,616m
- 下り
- 1,582m
コースタイム
- 山行
- 12:39
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 14:20
- 山行
- 3:43
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に整備されている。 天狗原分岐から天狗沼方向は、ガレ場と急斜面になるので、少し緊張感が増す。 天狗沼から南岳は、両手で登るようなガレ場の急斜面で、距離も長く、見た目はとても険しそう。 このルートで南岳を目指すのであれば、なるべく軽装で様子見をするか、まず南岳から下るルートで試してみるのが良い。 少なくとも、いきなりテント担いで登って行くところでは無い。 上高地〜横尾は、車が通れる位の幅で、ハイキング並みの上り下りで、よく整備されていて、危険個所は無い。 横尾から登山道っぽくなり、槍沢ロッジまで、ゆるい登りが続く。 沢に木の橋が架かっている個所が2か所くらい、転落注意。 片側斜面の道で、50cm位崩れている個所有り。 槍沢ロッジから登りが少しきつくなる。 たまにガレ場がある。 ババ平からは、木が減り、直射日光を受けるので暑い。 大曲から先は、標高も高くなっており、斜面の角度も段々深くなるので、体感的にきつくなる。 天狗原分岐直後は、これまで左手に見てきた沢の伏流のガレ場を横断する。 下から見ると道が分からないように見えるが、ポイントポイントに岩に目印やポールが立っており、少なくとも目印まで行けば、次の目印が分かるようになっている。 ガレ場を抜けると、少し急傾斜の片側崖の道になる。高度感も多少あるので注意。 登りきると、大きな岩のガレ場になる。 岩の下に水が流れる音がするが、気味が悪いだけで実害は無さそう(はまらなければ)。 このガレ場を超えると、天狗沼を見下ろす位置に来るので、時計回りで天狗沼の向こう岸に降りていく。 天狗沼の向かい側から振り返ると、槍ヶ岳が水面に映るのが見える。 天狗沼から先は、また比較的大きな岩のガレ場を登っていく。 基本的に目印があるので、注意して登れば問題ないが、見えている稜線は南岳〜槍ヶ岳の稜線では無いので、注意。 途中、雪渓が残っているが、ストック、軽アイゼン無しでも問題ない。 雪渓を超えると、急斜面のガレ場になる。 見た目よりは高度感が無いので、岩から滑らなければ問題ない。 この斜面を登りきると、天狗のコルに出る。 ここから、南岳〜槍ヶ岳の稜線につながる尾根になる。 尾根なので、これまでよりも幅が狭い上に、より大きな岩が重なったようなガレ場になるので、より厳しくなるが、注意すれば問題なさそう。 但し、尾根に入った後は進むにも岩をよじ登ったり、這って行くような状況なので、下手をすると、進も戻るも出来なくなる。 尾根に入った地点で様子を見ながら進み、撤退するなら迷わず撤退すると良い。 天狗原分岐から先で、3組程度すれ違った。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
手袋
リュックサック
飲料
行動食
缶詰
スマホ(地図・GPS・コンパス)
時計
カメラ
着替え
テント
寝袋
ガスコンロ
食器
ストック
ヘッドライト
|
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感想
去年、槍ヶ岳に登ったので、槍ヶ岳と穂高岳の眺めが良いらしい南岳と、逆さ槍が映る天狗沼を見に、上高地から天狗沼経由で南岳に出て、新穂高温泉に抜ける計画を立てた。
天狗沼では、比較的綺麗な逆さ槍が見れて良かった。
これだけで大満足。
しかしながら、南岳でテント泊する予定だったが、南岳直前の急斜面で手こずった。
体力と日没時間が気になり、天狗のコルを抜けた後の尾根のガレ場と急斜面をヘッドライトで歩ける気がしないことと、ここでビバークはしたくないので、安全を考慮して撤退開始。到着予定時刻は20:30だが、一番近い山小屋であり、下山を考慮しても良い位置にあった槍沢ロッジに向かうことにした。
天狗沼手前の天狗原は広場のような所で、歩く気力も無くなりかけていたので、ビバークすることも考慮したが、下山を考慮すると距離が長く、次の日に歩く気力が残らなそうなことと、殺生ヒュッテから丸見えの上、キャンプ禁止の看板が気になったので、予定通り、槍沢ロッジに向かうことにした。
大曲を過ぎたところで、森林地帯に入るとともに日没ですぐ暗くなった。
ヘッドライトで足元を注意しながら進み、なんとか20時までに槍沢ロッジに到着できた。
槍沢ロッジは実に絶妙な位置にあり、良かった。
上高地に戻るにしても、ヘッドライトで一ノ俣を超えて横尾に出るのは、気力が持たなそうで、相当難易度が高そう。
闇の中、ヘッドライトだけを頼りに、岩をよけ、動物の鳴き声や、カエルやトカゲが出没する登山道を歩くのは、結構気が滅入る。
戻りの天狗原分岐が見えるガレ場の端に着いたところ、天狗原分岐で2人休んでいるのが見えた。ガレ場の中間あたりに来たところで下山開始したのが見えたので、まだ間に合うかもしれないと思い、元気が出た。
下山中に、遠くの斜面や登山道付近、河原にテントらしきものが見えたりもしたが、近づくと岩だったりした。
大曲とババ平中間付近の沢に出られるところで、人の声がしたので驚いた。冷や汗をかいたが、どうやらキャンプをしているようで、テントと5人位の人が見えた。
槍沢ロッジでは、非常識な時間での到着について少し注意されたが、事情を話し、素泊まりなら泊まれる、という事で、余っていた広めの場所を割り当てられ、ふとんでゆっくり寝られた。
この場を借りて、お礼を申し上げます。
ちなみに、山小屋の人には、17時過ぎて登山道歩いている人なんているわけないし、河原でキャンプしてる人がいるわけない、と言われた。もしかしたら幻覚だったかもしれない。キャンプは本物に見えたが。
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