空木岳。稜線の涼を求めてロープウェイ山頂駅から周回


- GPS
- 12:37
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,261m
- 下り
- 2,515m
コースタイム
- 山行
- 11:24
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 12:47
天候 | 晴れ/ガス、遅い午後に雨パラパラ 超大型台風10号が接近中にしては十分な天気だった |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バスは臨時便が次々と出ていた。我々は6:15の定時便になった。全員着席で途中から乗る人は補助席だった。ロープウェイも7時からだが、もっと早い時間から臨時便が出ており、9分間隔で動いていた バスとロープウェイの片道券で2170円。モンベルの割引は7月から10月は使えないとのこと https://www.chuo-alps.com/ 空木岳の林道終点登山口から菅の台駐車場までタクシー利用(約3000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ山頂駅から極楽平: 多くの登山者が千畳敷カール方面へ進むが、左手に進む。200mほど高山植物が咲く急登を登る 極楽平から檜尾岳: ゴールの空木岳につながる稜線を見ながら100mから200mほどの登り下りを繰り返す。 檜尾岳から熊沢岳: ここも登り下りを繰り返す稜線歩き。ハイマツの稜線が気持ちいいが地味に疲れる。途中、岩場的な個所を通過するが、危険個所はない 熊沢岳から東川岳: 引き続きハイマツ帯のアップダウンが続き、じわじわと疲労がたまる。ここも岩場を通過するが難しくはない。 東川岳から空木岳: まずは木曽殿山荘へ急下降。そこから空木岳への最後の登り返しとなる。第1ピークを過ぎて、その先に岩場が続く。鎖や足場の鉄の楔(コの字型)が整備されているが、不慣れな人には登りも反対側からの下りも緊張する箇所。慎重に通過すること。ここを過ぎれば山頂はすぐ 空木岳からヨナ沢の頭: 気持ちのよい稜線を下る。池山へ続く下りの稜線は歩きやすい ヨナ沢の頭からマセナギ: 前半は痩せ尾根が続く。岩場は鎖が整備されている。それ以外は歩きやすい尾根道。なかなか標高が下がらない緩やかな下り マセナギから林道終点登山口: 歩きやすい下り。池山小屋100m手前で水場がある。ここから池山経由とトラバース路に分かれる。トラバース路は歩きやすい整備された下り(遊歩道) |
その他周辺情報 | 日帰り温泉: こまくさの湯 10時ー21時(最終受付20時)、610円、0265-81-8100 http://komakusanoyu.com/ こぶしの湯 14時ー21時(最終受付20時半)、610円、0265-83-7228 https://chuo-alps-resort.com/family/kobushi/ 食事 明治亭のソースかつ丼 |
写真
感想
お盆の帰省ついでに昨年同様、息子と山に登ることに。暑いのが苦手な私は、駒ケ根ロープウェイで一気に2600mに上がり、稜線歩きを提案。木曽駒や宝剣の周回と空木岳への稜線歩きの二案を提案したら、久しぶりに山に行くことになる息子はがっつり登山がしたいとのことで、空木岳へ周回するコースにした
登り始めはいつものごとく息子が涼しい顔で汗もかかずにどんどん先に進み、私は汗をだらだら流しながら休み休み稜線まで後をついていった。極楽平の稜線に出たところで涼風に吹かれながら朝ご飯とする。以降、ハイマツ帯の稜線を何度もアップダウンを繰り返して進む
檜尾岳を越えて熊沢岳に向かう登り返しあたりで息子のペースが落ちる。ずっと先を引っ張ってきた息子が小刻みに休憩し始める。熊沢岳から東川岳も同じような状況だった
かなりへばってきているのは見て取れたが、東川岳から木曽殿山荘への下りで一気に足にきたようだ。ここで大休止をして空木岳に向かうも状況は変わらず、というか、ますます息子のペースが落ちる。空木岳まではついてきたものの、足が小刻みに震え始めていた
予定より遅れて午後3時の到着だったので、計画を変えて駒峰ヒュッテに泊り、明朝下山するか聞いたところ、下りられれば今日のうちに下りたいとのことだった。翌日お昼にはお盆で実家に集まる予定だったので、私もできればこの日に下りたいという気持ちがあり先に進んだ。しかしながらこれが判断ミスだった
池山への尾根道を下るにつれて、息子の腿や脹脛がパンパンになりペースが上がらなかった。最後はヘッデンをつけて下りることになるのは分かっていたが、暗くなってもなかなか標高を下げられず。池山避難小屋あたりでタクシー会社2社に電話し、林道終点の登山口へピックアップを頼むも、お盆休みで街の方でタクシーがフル回転で、手配できないとのこと
万事休すで、林道終点から私が一人で菅の台駐車場まで下りて、車で林道を上がってくることを覚悟した。その後、タカウチ場で再度電話すると、40分後には迎えに行けるとのこと。救いの返事だった。30分くらいで午後8時にようやく林道終点に着くも、タクシーが到着するまで40分ほど待たされた(つまり30分遅れ)。でもタクシーが来てくれたおかげで、菅の台まで歩かず戻ることができた。息子の足は限界だったので、タクシーの運転手さんが仏に見えた(笑)
結局、こまくさの湯やこぶしの湯には最終受付に間に合わず断念。駒ケ根の銭湯すみれの湯に入って汗を流し、尾張の実家に向かった
今回は息子の若さと脚力を過信し、空木岳周回コースを選択したが、半年ぶりの山になる息子にとっては、ちょっと厳しかったようだ。一番のミスは駒峰ヒュッテで泊る選択をしなかったこと。遅くとも7時には下山できると高を括ったのが間違いだった。息子には強引に泊るように説得すべきだった。あるいはオヤジの足がガタついて歩けないので、泊ることにしてくれと言う方法もあった
まぁ、無事に下山できたことを幸いとし、今後の教訓としたい。それにしても、林道終点の登山口までよく頑張って歩いて下りてきてくれたものだ。まだまだ登山初心者の息子には本当に申し訳ないことをしたと反省している
日帰りのロングルート、お疲れさまでした!
大変だったようですが、無事に下山したようで、なによりです。
息子さんにとって、大変ながらもいい経験になったのではないかと思います。
また、景色や高山植物もきれいですね。
最近は冬しか中央アルプスに行ってませんが、夏も良さそうだなと思いました。
本当にそうですね。下山できて何よりでした
普段の息子ならこういう風にはならなかったと思いますが、7月に転職して職場も住居も新たな環境に変わり、いろいろ大変だったことが影響したかもしれません
国の大動脈を支える絶対につぶれない会社から、あえて年収を下げても自分のやりたいジェットエンジンの開発の道を選んだ息子には、親バカながら夢を実現してもらいたいと願うばかり・・
次回は楽しめる登山に誘って、一緒に出掛けたいと思っています
久々の登山にこの酷暑なかなか大変です。
よく分かりませんが水分補給が足りなかったとか…。
一般道ですから遅くなっても問題は無いと思いますが体調万全で登山に臨まないとと思ういいきっかけになったのではないでしょうか。
翌日会社だったり予定あったりだとどうしても突っ張ってしまいますね。
私も4月の大無間は脚は動くもののクルマ回収21時でしたし。
それにしても素晴らしいトレイル、高飛びすればグルっと空木回ることできる、目から鱗です。
中央アルプスの稜線歩き、漠然と憧れているんです。
ご子息、山慣れしてピンさんと縦走して遜色ないようになったら再度歩いてみるよう勧めてみてください。
体調悪い、キツい印象のトレイルにしとくには勿体無いルートです。
ピンさんと一緒にリベンジした方がいい気がします(笑)
初心に返ることのできるルートが出来てこれはこれでいい想い出です。
暑さのせいでしょうね
長男は汗をほとんどかかないですが、今回は中盤から私と同じ状態でした
やはり同じ遺伝子が潜んでいるんだなと思いました
このルートは7時の始発ロープウェイに乗って、CTの7割で歩けば、ヘッデンなしで下山できると思います
特に空木山頂からの池山尾根ルートは、笠ケ岳の笠新道のような岩の段差の急勾配とは異なり、一部を除きとても歩きやすく、ぶっ飛ばして下りてこられます
基本的に稜線なので水場はないですが、木曽殿山荘、駒峰ヒュッテがあるので、飲み物は調達できます
営業小屋の他にも檜尾避難小屋や空木避難小屋を利用して回れば、無理して日帰りしなくても余裕で周回できます。とても気持ちの良い稜線なので、ぜひ秋にでも出かけてみてください
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