木曽駒ヶ岳・宝剣岳

2019年09月06日(金) [日帰り]

• GPS: 02:47
• 距離: 4.2km
• 登り: 456m
• 下り: 462m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:26
• 休憩: 0:20
• 合計: 2:46

距離 4.2km 登り 462m 下り 464m

8:13 千畳敷駅
8:46 8:47 乗越浄土
8:50 宝剣山荘
9:02 9:11 宝剣岳
9:20 9:21 宝剣山荘
9:22 天狗荘
9:33 9:34 中岳
9:37 9:38 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
9:52 9:56 木曽駒ヶ岳
10:07 10:10 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
10:27 宝剣山荘
10:59 千畳敷駅
10:59 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅の台バスセンター駐車場利用(800円/日)

バスにて駒ヶ岳ロープウェイしらび台駅へ
ロープウェイにて千畳敷駅まで行き行動開始。

菅の台バスセンターのチケット売り場ではモンベルカードでの割引が利用できました。

コース状況／危険箇所等

・木曽駒ヶ岳へのルート
千畳敷駅から乗越浄土まではやや急登です。
整備度が高く歩きやすいですが、所々に浮石あるので注意です。
またロープウェイ利用の場合はいきなり高所スタートである事にも留意しましょう。
中岳のアップダウンを挟み登り返しを経て山頂へ至ります。
クリティカルな箇所はありませんが、浮石が多いので転倒には注意を。

・宝剣岳
宝剣山荘側からピストンしました。
連続する鎖場で緊張感が高いですがセオリー通りに通過すれば難しくはありません。
一ヶ所だけヨコバイ的な場所があり、そこが核心部です。
鎖もありますしスタンスは豊富なので難しくはないのですが、狭く高度感もそこそこあるので苦手な人は苦戦するかもしれません。
あまり鎖に頼りすぎると撓んだ鎖でバランスを崩すことがあるので要注意です。
山頂部分は祠がある位置よりさらに突き出た岩の突端になると思います。
登ることはできますがかなり緊張感があります。
ここは鎖なども無いので無理はしないほうが良いのではないかと思います。
風がある日は危険度がかなり増すと思いますので要注意です。

・横手ルート（中岳山頂巻き道）
看板に危険と書いてあるルートです。
中岳西側の崖際とトラバースする巻き道なのですが、多少の岩場があります。
宝剣岳の岩場よりはるかに優しいですし、緊張感のある個所も短いですので通過自体は難しくはありません。
ただし道幅はやや狭く西側は断崖絶壁になってる箇所もあるので、油断して路肩を踏み外さないように注意しましょう。

写真

9/6 5:24

おはようございます。
ここは菅の台バスセンターです。
本日は初めての中央アルプス登山として木曽駒ヶ岳へやって参りました。

9/6 6:31

平日だというのにバスチケット売り場は長蛇の列となっています。
しかしこんなものはまだまだ空いているほうだそうです。

9/6 7:09

無事に始発のバスに乗ることができました。
30分程かけてしらび台ロープウェイ駅まで運んでもらいましょう。

9/6 7:42

しらび台ロープウェイ駅に到着しました。
混んでいるとロープウェイの定員はバス1台分無いので、バスから降りるのが遅れると始発のロープウェイには乗れませんのでご注意。

9/6 7:59

私は見事に最後尾でバス下車したので始発には乗れませんでした。
その代わり2番目のロープウェイに先頭近くで乗車ができました。
これはこれで悪くない。

9/6 8:03

ロープウェイに先頭近くで乗れたので、進行方向窓側から景色を楽しむことができました。
画像は中御所谷上流の見事な連瀑です。

9/6 8:11

そしてロープウェイ千畳敷駅をでるとどーん！！
見事な千畳敷カールの大絶景が目の前に広がっておりました。
すげーー！！

9/6 8:15

千畳敷カール内歩道への入り口には駒ヶ岳神社があります。
お参りをして出発。

9/6 8:17

美しい千畳敷カールのトレイル。
なおこの辺りはまだ遊歩道なので登山者以外の観光客の方々も多いです。

9/6 8:20

頭上に聳える目立つ岩山は宝剣岳です。
今日はあそこにも行く予定です。

9/6 8:19

振り返れば南アルプス。
稜線がくっきりです。
今朝はあっちも気持ちよさそう。

9/6 8:23

千畳敷駅登山口。
八丁坂というだけあってここから一気に急登になりますので頑張りましょう！
なお遊歩道は剣ヶ池方面へ周回していきます。

9/6 8:35

急登ですが良く整備されていて歩き易いです。
多少の浮石はあるので注意です。
またロープウェイ利用だといきなり2600m以上からスタートなので、ペースにはくれぐれも注意しましょう。

9/6 8:37

千畳敷駅がだいぶ下方になりました。
遊歩道と剣ヶ池も見えていますね。
登山をしない人にも超オススメできるいい場所ですね！

9/6 8:45

グイグイ登って稜線が近くなってきました。
テント泊装備が重いっ！

9/6 8:49

乗越浄土に到着。
思わずおおーー！と声が出てしまいちょっと恥ずかしかった。

9/6 8:49

左から宝剣山荘・天狗荘・中岳です。
木曽駒ヶ岳は中岳の向こうなのでここからは見えません。

9/6 8:49

伊那前岳方面。
下山時に余裕があったら立ち寄ってみる予定です。

9/6 8:49

宝剣岳方面。
まずはあちらを目指します。

9/6 8:50

千畳敷カールを見下ろしています。
中央のサメのような岩が多分オットセイ岩かな？

9/6 8:52

宝剣山荘。
宝剣岳を目指すにあたり、ここに荷物をデポさせていただきました。
バッジを買ったので利用料ということでひとつよろしくお願いいたします。

9/6 8:53

テント泊装備をデポし身軽になりました。
目指すは眼前に聳える宝剣岳です。
この先はややアスレチックゾーン。

9/6 8:57

おぉ、すごいゴツゴツしている。
この南側からのルートはまだ優しいほうだそうです。
北側の島田娘からのルートの方が難易度は高いとの事。

9/6 8:58

鎖場の登場です。
とはいえこの辺りは手がかり足掛かりが豊富ですし、そこまで高度感もないですね。

9/6 8:59

ひたすらに鎖場が続きます。
難しくはありませんが、多少の段差でも転べば骨折くらいはするので注意しましょう。

9/6 9:02

ここが核心部です。
崖っぷちをトラバースする感じですが、足場が狭く高度感もあるので苦手な人は苦戦するかもしれません。

こちらは動画からのキャプチャになりますが、同じ場所で少し下を見ている画像です。
落ちればただでは済みませんので慎重に。

9/6 9:05

核心部を通過し少し上ると宝剣岳（2931m）山頂です。
この岩の突端が真の山頂でしょう。
今回上まで登りましたが、結構登りにくかったし怖かったので無理しないほうが良いと思います。

9/6 9:06

岩のてっぺんに立ち木曽駒ヶ岳方面。
中岳の後ろの駒ヶ岳が良く見えています。

9/6 9:06

てっぺんから千畳敷カール方面。
南アルプスの向こうには富士山も。

9/6 9:06

てっぺんから空木岳方面。
長大な縦走路が気持ちよさそうに伸びています。
右の目立つピークは三ノ沢岳ですね。

9/6 9:23

宝剣山荘まで戻ってきました。
次は木曽駒ヶ岳を目指しましょう。
再び背負った荷物が超重い。

9/6 9:25

正面のピークは中岳です。
巻き道もあるのですが、せっかくなので通過していきます。

9/6 9:29

ややゴロゴロした登山道です。
緩斜面なのでキツさはそんなでもないですが、結構浮石があるので足置きには注意を。

9/6 9:34

中岳（2925m）登頂です。
写真を撮っていただきありがとうございます！

9/6 9:34

中岳山頂から宝剣岳。
この方向から見ると「宝剣」の名がついた理由が良くわかる気がします。

9/6 9:35

中岳山頂から木曽駒ヶ岳。
そこそこのアップダウンですね。
高度もかなり高いのでゆっくりペースで行きましょう。

9/6 9:39

鞍部へ降りてきました。
本日の幕営予定地はここなのですが、午後の天気予報が不安定でテント泊を決めかねています。
まだ設営せずに木曽駒ヶ岳に登ってから決める事にしました。

9/6 9:40

登り返しは90m程度。
緩やかですし大したことは無いのですが、流石に息が切れやすいです。

9/6 9:51

斜面を登り詰めて開けた場所にでました。
これはいよいよ…！

9/6 9:53

木曽駒ヶ岳（2956.1m）登頂しました！
中央アルプスの最高峰です。

9/6 9:55

山頂より空木岳方面。
美しい稜線です。
今すぐにでも歩いていきたい。

9/6 9:55

山頂より御嶽山。
存在感が凄い。

9/6 9:55

山頂より北アルプス方面。
今年登った槍ヶ岳はちょうど雲の中でしょうか。
地球の丸みというものを感じる。

9/6 9:55

山頂より八ヶ岳方面。
若干の雲がありますが、基本的に非常に良い天気と言えます。
風もちょうど良い程度で非常に気持ちがいいです。

9/6 9:57

駒ヶ岳神社の頂上本社です。
お参りをしました。

9/6 10:00

山頂から南アルプス方面。
帰りに通ろうと思っている中岳の巻き道は、なかなかの崖っぷちを通っているようだ。

9/6 10:11

木曽駒ヶ岳山頂を後にし鞍部まで降りてきました。
そして頂上山荘に立ち寄りバッジ購入しました。

9/6 10:12

明日の朝の天気がイマイチ予報なので今回は日帰りすることにしました。
テント泊装備はただの修行となりました。

9/6 10:13

さて中岳巻き道（横手ルート）ですが、看板に危険と書いてあります。
山と高原地図でもバリエーションルート扱いですし、山頂経由のルートとコースタイムで5分しか変わらないのでどうしたもんか。

9/6 10:15

時間に余裕があるので行って見る事にしました。
途中で無理と思ったら引き返せばよいでしょう。

9/6 10:18

道は中岳西側の崖っぷちをトラバースしています。
ただこうしてみる限り確かに細道ですが難しいという事は無さそうに見えますね。

9/6 10:20

途中に一ヶ所だけ写真のような岩場があります。
宝剣岳に行った後なのであまりインパクトはありませんでしたが、注意して通過しましょう。

9/6 10:25

そしてすぐにメインルートに合流しました。
結局岩場が一ヶ所あるだけでしたが、西側が崖の狭い道なので油断して路肩を踏み外さないようにしましょう。

9/6 10:25

寄ろうと思っていた伊那前岳方面ですが、ガスが上がってきたので止める事にしました。
このあと稜線は見る見るうちにガスガスになってしまったので正解だったと思います。

9/6 10:37

さてそそくさと千畳敷駅目指して下山です。
観光客の方がかなり多く、道の使い方等が登山者の共通認識とは違うのでちょっと注意が必要でした。

9/6 11:02

ギリギリで11時発のロープウェイに滑り込めました。
これ以降になるとロープウェイも混みだすので結果オーライだったと思います。
そしてあっという間に上がるガス。

9/6 12:03

下山後の温泉は菅の台最寄りのこまくさの湯へ。
気持ちの良いお湯でしたが私の髪質に合わないのかちょっとガサガサになってしまいました。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

感想

登山者D

2019年9月6日

この日は木曽駒ヶ岳と宝剣岳を歩いてきました。
なんだかんだで計画が流れて一度も歩いたことが無かった中央アルプス。
今回の登山はロープウェイを使って短時間で登れるお手軽なものでしたが、中央アルプス最高峰である木曽駒ヶ岳を最高の天気のもとに味わう事ができました。
また緊張感のある岩山として人気の宝剣岳にも無事に登頂する事が出来まして、短い時間で充分に濃い山旅ができたと思いました。

今回はテント泊をするつもりでテントを持って行ったのですが、台風の影響もあり午後の天気がよろしく無さそうなので急遽日帰りに切り替えました。
そもそもお手軽登山なので時間が余りまくってしまう事は予想できていたので、まぁこうなるような気はしていました。
私はテントを持って行ってテントを張らずに帰ってくるという良くわからない登山をこれまでも何回かやっていますが、トレーニングにはなるので良しとしています。
こうして臨機応変に計画を変えられるのも単独登山の利点とも言えますし。

今年も夏山シーズンは終盤となり3000m級の山々は秋の装いとなって参りました。
10月の頭には高山の山小屋は営業終了するところも出てきます。
仕事とプライベートの隙間をみてもう一回くらいアルプス登山が出来たらなぁと思っています。

コメント

ratel

こんばんは!!
いつも楽しく見させて頂いてます🙇
木曽駒ですかー僕は御嶽山狙いで現地入りしました（笑）まさに反対からの木曽駒です（笑）
いつも行く場所が似てるので、嬉しく思います😆

登山者D

Re: こんばんは!!
コメントありがとうございます ！！
御嶽山ですか！そちらも凄く天気良さそうで素晴らしいですね！
実はむかし岐阜に住んでいた時期がありまして、その頃は登山に興味がなかったので御嶽山の近くに住んでいるという自覚がありませんでした。
そのころから登山を始めていたらよかったと今になって思います
麓の濁河温泉 にはよく訪れました

活動エリアが似ていますし、雲取山の時のようにまたどこかでお会いできるかもしれませんね！