赤岳(こんな静かなコースがあったんだ)
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- GPS
- 12:00
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,121m
- 下り
- 2,138m
コースタイム
4:08 天の河原
5:59 前三ツ頭
6:37 三ツ頭
7:49 権現岳
8:01 ゲンジー梯子
8:45 ツルネ
9:02 キレット小屋
11:10 赤岳
11:55 真教寺尾根下降開始
13:36 牛首山
14:16 賽の河原
14:42 サンメドウズ清里スキー場
14:58 美し森駐車場
15:20 八ヶ岳倶楽部
15:49 天女山
15:54 天女山駐車場
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
天女山駐車場。 20台以上駐車可能な舗装された駐車場。無料です。 ・トイレ 駐車場には有りませんが、天女山方面に100m程歩くと有ります。 駐車場、トイレまで電灯など一切ありません。ライト必須です。 駐車場に着いて車のライトを切った瞬間、満天の星空。 ☆の数にびっくりします。天の川が迎えてくれます。 ・込み具合 朝出発時、私の車を含め2台しか駐車していませんでした。 八ヶ岳の登山口では考えられません。 ■リフト 賽の河原からサンメドウズ清里スキー場 (標高1900m〜1600mを10分程で下ります。) 1000円 ■美し森 〜 八ヶ岳倶楽部 清里・大泉周遊ピクニックバス 300円 時刻表は http://www.kiyosato.gr.jp/traffic/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・天女山駐車場 〜 前三ツ頭 歩きはじめて10分程で、天の河原に到着します。 小淵沢方面と、南アルプスが目の前に広がります。 天の河原から前三ツ頭の急登が始まるまで、頭のまわりに虫がまとまりつきました。 これからの季節、虫対策が必要だと感じました。 ・前三ツ頭 〜 権現岳 稜線に出ると、風が強く寒いです。 右手に清里方面、左手に網笠山、後方は南アルプス、前方は南八ヶ岳、遠くには、御嶽山、乗鞍、北アルプス、錚々たる日本の名山を見ながら快適な稜線歩きが堪能できます。 ・権現岳 〜 キレット小屋 いきなりとても長い梯子が現れます。 高度恐怖症の人は気が引けると思いますが、しっかり岩にホールドされているので安心して下りることができます。 旭岳に向う稜線は、下から見ると、こんなところをどう歩くのか躊躇しますが、歩いてみると、道がしっかりしていて呆気なく通過することができました。 ・キレット小屋 〜 赤岳 今回の山行で一番きつかったところです。 キレット小屋から赤岳までは標高差500mをザレ場中心の直登が待ち受けています。 見た目には斜度50度以上あるような斜面を「○」、「×」印を頼りにルートを探しながら登っていきます。 途中、下を見ると、目がくらむような斜度にびっくり、コケたら、何十m滑落するんだろうと思うとなおさら緊張します。 登り終えた時には、思わず自分を褒めてしまいました。 ・真教寺尾根 真教寺尾根に取り付くところに行くと、手に負傷したヘルメットをかぶった男性が。 聞くところによると、鎖を持って体重をかけたところ、約40kgありそうな岩がはがれてきて、必死にその岩を手で横にかわして難を逃れ、大事に至らなかったと話してくれました。でも、痛々しい姿でした。 でも、その男性、下りもこのルートを使うと言ってました。 その男性に登りと下りどちらが難しいですかと聞くと、「下り」と間髪いれずに返答。 「下りてみれば分かります。 楽しいですよ」とも言ってました。 少し、話をして下山を開始。鎖を使ってどの岩に足をかけて下るか考えながら鎖場を終了。 降りてみれば、そんなに危険と感じることも無かったです。 しかし、下から登ってくる人がいれば、下るのを止め、落石を起さない注意が必要です。 落石を起さないように慎重に降りますが、小さい石がころころと落ちます。 「重要なのはあまり怖がらず、手に力をいれず、下れば大丈夫。素手は禁物。 雨が降ったら、どうだろう」 これが私の感想です。 |
写真
感想
i_wata18さんのレコを見てこのコースを歩いて見ようと思ったのが2週間前。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-72715.html
台風が過ぎ去った梅雨の中休みを利用して行ってみました。
何しろ、歩き初めて10分足らずで南アルプスを左に、金峰山方面からの日の出を見ながらの歩行。
三ツ頭では南アルプス、富士山を見ながらの朝食。
権現岳までは、一人とも会わず、静かな八ヶ岳を堪能。
何をとっても素晴らしいの一言です。
権現岳で初めて会った人は午前2時過ぎから観音平から走ってきたトレランの男性2名。
すでにキレット小屋のピストンを終え小休止。
トレランの男性から赤岳の登りはきついですよとアドバイスを受けてキレット越えに挑戦。
ここから約2時間、誰にも合わず、高山植物、ちょっとスリリングなキレット越えを堪能。
文三郎道との合流地点に来ると、何時もの八ヶ岳に。
赤岳を目指す人、人、鎖、階段を登るのに待つ始末。
赤岳頂上では20名くらいの人が休んでいました。
今までの八ヶ岳独り占めはどこに行ったんだろうと感じて直ぐに下山を開始。
真教寺尾根は、最初は登ってくる人の姿に驚かせられましたが、無事通過することができました。
あとは、『EURO 2012 準々決勝 スペイン VS フランス』を見るためにひたすら歩きました。
賽の河原からはリフトを使い、サンメドウズ清里スキー場から美し森までは、走りました。
そして、15:09発のバスを利用して八ヶ岳倶楽部まで移動。
そこから駐車場まで天女山経由のプチハイクングをして駐車場に到着。
全行程、約23kmのロング山行でした。
このコース、南八ヶ岳を一人占めできます。
最高です。
少し距離は長いですがグループで行けば、バスの時間も気にせずゆっくり歩く
ことができると思います。
泊まりが可能な人は、赤岳にとまって、キレット経由で戻るのも良いと思います。
こんなコースを歩けたのも、i_wata18さんのレコを発見できたからです。
i_wata18さん、感謝、感謝です。
最後にリフトを使ったお陰で、早く自宅に帰ることができ、今朝、3:30からの
「スペイン VS フランス」を見ることができました。
今晩は、「イングランド VS イタリア」を見るので、三日連続の3:30起床。
週末、これだけ体力を使って、明日からの仕事がやっていけるのか不安ですが、
楽しい週末を過ごすことができたので、大丈夫でしょう。
今度は、8月12日、ペルセウス座流星をここで見るのも良いかも。
その後、どうしよう。これから考えます。
また、一つ楽しみができました。
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