大納川支流黒谷左俣〜右俣
- GPS
- 09:42
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 895m
- 下り
- 889m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒谷左俣は、平成19年に作られた出合の大堰堤によって完全にバックウォーターになっていて、この地点からの入渓は無理。上から下降してきても林道には上がれないので注意。ちなみにここの大堰堤も、入渓者が安易に通過できないように作られているため、ここからも入渓は無理。 |
写真
感想
今回は二週間ぶりの遡行。先週は雨天で急きょ延期としたが、今週は絶好の好天となり、メンバーも多く集まった。
大納川の道を旧中竜(なかたつ)鉱山に向けて入り、黒谷左岸の林道を入って行く。しかし入渓地転に到着して唖然、入渓する予定の二又には大堰堤が作られ、出合は完全にバックウォーターとなっていた。
堰堤からの入渓も考えたが、高さがかなりあってここも無理。しばらく考えたあとに、右俣支流から尾根を乗越して左俣に出るルートに変更することにした。
左俣は最初は平坦な谷だったが、中流域から小滝が連続する良渓に変わった。しかし通過の困難度はほとんどなく、軽快に高度を稼げた。
空の青さに滝のしぶきが眩しく、久しぶりに心躍る遡行となった。
岩谷山の稜線に出たあと、山頂に向かってルートを左にとる。まもなく切り開きのある岩谷山山頂に到着した。しかし今日は人数が多いことと、入渓時のトラブルで出発が遅れていることから、休憩もほどほどにすぐに右俣下降点に向けて尾根を藪漕ぐことになる。
おおよそ30分の尾根藪漕ぎで下降点に到着し、急な斜面を一気に下降する。
右俣も左俣同様、源流域から連瀑となり、ちょっとした滝が降りられない。ほとんどの滝は懸垂して下降することとなる。
渓相はどちらもよく似ているが、遡行するとなると右俣の方が難儀な滝が多いと思う。
しかし北陸のローカル谷は静かでいい。過去の溯行者の痕跡もなく、どこまでも寂然としていてどっぷりと沢の中に浸れる。この黒谷も、人知れず流れをつくっているという感じで、低山谷の雰囲気がむんむんとする。
渓相が細い平流に変わっておや?と思う間もなく、古い堰堤に出くわす。この堰堤をしばらく進むと再び堰堤が現れ、その左に廃道となった林道跡に出られた。ここからしばらくは小道を進み、大きな右俣右沢を渡ると林道の終点に飛び出した(入輪は困難)。
しばらく未舗装の荒れた林道を進むと舗装路面に変わる。車ならここまでが限界だろう。ここから一足投で駐車場だった。
今回個人的にちょっとしたトラブルがあった。
持参のGPSだが、気付くと勝手に電源が落ちてしまっているのだ。
入渓点で電池を入れ替えているので単純な電池切れではなく、明らかな機器トラブルだろう(GPSのログが切れている部分、2カ所あり)。しかも途中でディスプレイを覗くと、かなり外れた場所をポイントしていて、どうも調子が悪かった(しかし途中から何故か復帰してトラブルはいちおう解消した)。
GPSのような機器はいつこのようなトラブルが起きてもおかしくないので、あらためて機器の過信は禁物であるということを認識することとなった。
※後日決行した遡行でまたまた同じ症状が頻発。帰宅して設定を見たら、バッテリー設定が「ニッケル水素」ではなく、何故か「アルカリ設定」に。設定を変更したら上記トラブルが無くなった。ニッケル水素なのに設定を「アルカリ」にすると、早めに電池切れ表示となってしまうので注意がいる。
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