静かな早川尾根と賑やかな鳳凰三山（北沢峠-栗沢山-アサヨ峰-高嶺-地蔵岳-観音岳-薬師岳-夜叉神峠）

2019年09月14日(土) 〜 2019年09月16日(月)

• GPS: 31:34
• 距離: 25.0km
• 登り: 2,187m
• 下り: 2,833m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:54
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:05

5:57 北沢峠
6:03 6:03 仙丈ヶ岳二合目登山口
6:09 6:09 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
6:41 6:41 仙水小屋
7:11 7:29 仙水峠
8:36 9:02 栗沢山
9:56 10:18 アサヨ峰
10:50 10:55 ミヨシノ頭
12:02 早川尾根小屋

2日目

• 山行: 8:56
• 休憩: 1:40
• 合計: 10:36

2:48 早川尾根小屋
3:13 3:19 広河原峠
4:18 4:18 赤薙沢ノ頭
4:30 4:31 白鳳峠
5:38 5:59 高嶺
6:43 6:48 アカヌケ沢の頭
6:50 7:02 地蔵ヶ岳
7:08 7:09 アカヌケ沢の頭
7:39 7:40 鳳凰小屋分岐
8:04 8:10 鳳凰山
8:35 8:45 薬師岳
9:03 9:05 薬師岳小屋
9:09 9:09 砂払岳
9:48 10:09 南御室小屋
10:42 10:42 苺平
11:04 11:04 火事場跡
11:33 11:35 杖立峠
12:28 12:39 夜叉神峠小屋
12:41 12:42 夜叉神峠
13:23 13:23 夜叉神峠登山口
13:24 ゴール地点

天候

9月14日:晴れ
9月15日:晴れ
9月16日:小雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

●深夜1:30頃　仙流荘駐車場到着(この時点で手前の駐車場は満車。奥の駐車場はまだ余裕有。)
●早朝4:00頃　奥の駐車場もほぼ満車
●戻ってきた月曜8時頃、手前の駐車場はほぼ満車、奥の駐車場は空き有

●南アルプス林道バス（時刻表・運賃）
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html
（始発は5：30ですが早めに出発しました。増便もあります。始発便に乗車する為に、早い人は前日夜からバス停にザックを置いていたようです。4時頃には列も長くなりました。明らかにお盆休みの時より混雑しています。切符の販売は4：30頃からでした。）
●南アルプス市営バス（時刻表・運賃）
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/
乗合タクシーに乗車しましたが、夜叉神から乗車の場合も芦安からの値段と同じになります￥1300/人。バスより少しお値段UPですが、確実に乗車できました。但し、夜叉神ヒュッテさんからの予約なので、個人で予約できるかどうかは不明。

コース状況／危険箇所等

●登山ポスト：仙流荘バス乗り場と北沢峠に有（記入用紙も有）
●トイレ：仙流荘・北沢峠に有(水洗・ペーパー付）

＜登山道注意箇所＞
●仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜早川尾根小屋
3連休でさえ歩く人は少ないですが、道も明瞭で特に危険個所もなく静かな山歩きができます。
●早川尾根小屋〜広河原峠
2カ所ほど倒木有りですが充分通過できます。
●広河原峠〜白鳳峠
暗い時間に歩く場合は分かりにくい箇所があります。また、登山道にトラロープが張られ通行止めにしてある箇所もありますが、迂回路があるので問題なく通過できます。
●白鳳峠〜高嶺
登山道をハイマツが覆っていて、少々歩きにくいです。足元も見えにくいので注意。上部に行くと岩場になってきます。
●高嶺〜鳳凰三山
タカネビランジやホウオウシャジンなどまだまだお花がきれいでした。登山道も白砂ビーチのようで美しい。
●薬師小屋〜南御室小屋〜夜叉神峠小屋〜登山口
各小屋では良く冷えた飲み物を購入できます。のんびりとした雰囲気はオアシスのようです。登山道も特に危険個所や迷いやすい箇所もないので安心して歩けます。

＜山小屋情報＞
●早川尾根小屋（営業小屋ではなく無人小屋）
・小屋内には敷布団と毛布有（最初は湿っていましたが、管理人さんがみえて布団干しをしてくれたおかげでフカフカになりました）
・水場は小屋のすぐ近くで水量豊富、おいしいです
・トイレも小屋近くに有（ペーパーはありませんが、栂海新道の白鳥小屋のトイレより怖くなかったかな）
・営業小屋ではないのでもちろん食事は出ません（食料・自炊道具持参のこと）

●夜叉神ヒュッテ（1泊2食￥6900）
　今シーズンリニューアルオープンの夜叉神ヒュッテ、お部屋もきれいだしお風呂にも入れます。晩御飯も豪華で美味しい！朝ご飯はお弁当にしてもらいましたが、鶏そぼろ弁当がこれまた美味しい（富士山天然水のペットボトル付）。
　乗合タクシーの予約もしていただけ本当に助かりました（バス混雑時は夜叉神からの乗車を拒否される場合があるそうです）。
http://yashajin-hutte.com/category/news/

その他周辺情報

●下山後の温泉　信州高遠温泉「さくらの湯」￥500　　
　（仙流荘バス乗り場に置いてある割引券利用で50円引き）
https://www.ina-city-kankou.co.jp/sakuranoyu/
●下山後の甘味　恵那峡SAアップルマンゴーmixソフト\320

写真

9/14 4:05

夏休み以来一ヶ月ぶりに仙流荘駐車場に戻ってきました！夏休みのときよりも大混雑です。午前1時過ぎに到着したときには第一駐車場にもう空きはなかったです。今まで仙流荘には何回か来ましたがこんなのは初めてです。

9/14 4:04

空には満月が輝き空を白くしています。

9/14 4:11

前回は片道切符、今回は往復切符を買いました！無事戻ってこれますように。あまりの長い待ち行列に4時前に切符販売を始めました。夏休みは4時半開始でした。

9/14 4:22

バス6台が一斉にエンジンをかけて準備を始めました。

9/14 4:24

満月が稜線に沈んで行きます。

9/14 4:52

バスが来ました。薄明で空が白み始めました。

9/14 5:57

北沢峠に到着！気温は7℃。肌寒いです。着いた頃にはすっかり明るくなってました。

9/14 5:57

バス停前のお手洗い入口に登山ポストがあります。

9/14 6:09

サラシナショウマ

9/14 6:13

沢沿いを仙水峠に向けて上がっていきます。

9/14 6:58

仙水峠からの朝日の木漏れ日

9/14 7:11

仙水峠に到着！甲斐駒ヶ岳、摩利支天が目の前に見えます。迫力あります。

9/14 7:13

仙水峠からは今回の目標地点でもある地蔵岳のオベリスクも見えます。

9/14 7:15

ここで栄養補給。青空とどら焼き。

9/14 7:15

甲斐駒ヶ岳と摩利支天

9/14 7:25

甲斐駒ヶ岳とは真逆方向に向かいます。岩場の急登が続きます。9割くらいが甲斐駒方面で栗沢山側の登山道は静かです。

9/14 7:55

駒津峰から甲斐駒への稜線

9/14 7:55

御嶽山が見えます。

9/14 8:34

栗沢山へは落差の大きい岩場の急登が続きます。

9/14 8:38

槍ヶ岳が見えました！

9/14 8:38

甲斐駒ヶ岳の稜線から八ヶ岳が見えるようになってきました。

9/14 8:48

一ヶ月前に歩いた大仙丈から仙丈ケ岳への稜線

9/14 8:48

北岳、間ノ岳、塩見岳

9/14 8:48

夏休みに頑張って歩いた塩見岳

9/14 8:48

今から向かう栗沢山への稜線

9/14 8:49

目指す鳳凰山オベリスクへの稜線

9/14 8:53

栗沢山に到着！背後には甲斐駒ヶ岳！

9/14 9:24

栗沢山から見る南アルプスの女王、仙丈ケ岳の迫力

9/14 8:55

ここで栄養補給

9/14 9:02

次の目標、アサヨ峰に向かいます。

9/14 9:34

落差の大きい岩場の急登まだまだ続きます。

9/14 9:45

振り返って歩いてきた稜線。

9/14 9:48

カヤクグリさん発見！

9/14 9:51

やっと富士山が稜線の先に見えました！

9/14 9:58

アサヨ峰に到着！背後には甲斐駒ヶ岳。

9/14 10:12

アサヨ峰に到着！背後には仙丈ケ岳。

9/14 10:05

ここで栄養補給。凍らせて持ってきた梅ゼリー。冷たさと甘酸っぱさがほてった体を癒します。

9/14 10:05

鳳凰三山と富士山。

9/14 10:05

明日縦走する鳳凰三山。

9/14 10:05

鳳凰のオベリスク。

9/14 10:16

仙丈ケ岳

9/14 10:16

北岳、間ノ岳、塩見岳

9/14 10:16

北岳

9/14 10:16

塩見岳

9/14 10:16

振り返って歩いてきた稜線。甲斐駒ヶ岳がひときわ目立ちます。

9/14 10:16

甲斐駒ヶ岳

9/14 10:17

槍ヶ岳

9/14 10:20

八ヶ岳

9/14 10:20

三週間前に縦走した蓼科山。

9/14 10:32

ナナカマドの実

9/14 10:52

今から歩く稜線。

9/14 11:34

ヤマハハコ

9/14 11:34

イワインチン

9/14 11:36

トリカブト

9/14 11:56

暑さにバテてきて、かりかり梅で気を引き締めます。

9/14 12:03

早川尾根小屋に着きました！今は休業中の無人小屋です。

9/14 12:33

下から見た小屋。ねずみが出ることで今は有名みたい。今回は出ませんでしたが・・・。

9/14 12:06

小屋の中の様子。綺麗です。

9/14 12:07

窓際は明るさもあり、想像よりもすごしやすそうです。

9/14 12:07

布団です。湿っていましたが、仙水小屋の管理人さんがみえて布団を屋根に全部干してくれました。パリッパリに乾いて気持ちいい布団になりました。

9/14 12:20

小屋前のテン場のすぐ下にお手洗いがあります。

9/14 12:26

テン場から横30mくらいの位置に水場があります。冷たくておいしいです！

9/14 12:27

ミヤマゼンコ

9/14 12:28

アキノキリンソウ

9/14 12:33

赤とんぼ。秋がきますね〜

9/14 13:11

くるみパンで栄養補給。

9/14 13:37

携帯電波も通じなく本もないので、スープを作ってすすって暇を潰します。誰もきませんね〜。

9/14 13:56

やることなく次は抹茶カフェラテを作って暇を潰します。

9/14 15:28

さらにもう勢いのままに夕食作って食べます。15時半ですが。。そのころにはテン場に12張、小屋の中には自分たちを入れて6名。当初、無人小屋でどきどきしてましたが、ほどよい人数になりました。

9/15 2:36

朝3時前に小屋を出ました。今日は長丁場になります。がんばります。

9/15 2:38

木々の上には満月が。ナイトハイクの力強い味方です。暗闇に銀色の光が差し込みます。

9/15 2:39

月を見上げながらのスタートです！うん、いい天気！

9/15 2:49

暗闇の森を進みます！

9/15 2:58

倒木が所々あります。

9/15 3:10

倒木というか、もはや荒れてるというか・・・。登山道どこですか〜？

9/15 3:31

暗闇のヤマハハコ。

9/15 3:39

暗闇のゴゼンタチバナの実。

9/15 3:59

登山道通行止めのようです。どうも崩落したみたいで下巻きの回避ルートが用意されてました。

9/15 4:54

東の空がオレンジ色に染まってきました。

9/15 5:00

お月さまと仙丈ケ岳。

9/15 5:06

雲海とオレンジ色の薄明。神秘的な光景です。

9/15 5:06

あれは、いつもお世話になっている八ヶ岳です。大海原に浮かぶ軍艦みたい。

9/15 5:07

振り返って歩いてきた道。雲海が文字のごとく海のようで浜辺を見ているよう。

9/15 5:09

仙丈ケ岳がオレンジ色に染まってきました。月がきれい。

9/15 5:15

夜明けのミネウスユキソウ

9/15 5:17

みつけました！今回の目標ミッション、ホウオウシャジンに出会うこと！鳳凰山にしかない固有種です。

9/15 5:20

北岳がオレンジ色に染まってきました。夜明けが近いです。雪渓には雪が少し残っています。

9/15 5:21

トウヤクリンドウ

9/15 5:23

ホウオウシャジン

9/15 5:24

タカネヒゴタイ

9/15 5:27

ミネウスユキソウ

9/15 5:27

北岳に朝日が当たりました！

9/15 5:28

朝日のあたる甲斐駒ヶ岳

9/15 5:34

鹿島槍ヶ岳が見えます。冷池山荘が光って見えます。

9/15 5:35

歩いてきた稜線。雲海が波打ち際のよう。

9/15 5:38

朝日です！まぶしい今日のはじまりです。

9/15 5:39

朝日とオベリスク。

9/15 5:44

高嶺に到着！ゆっくりと朝日を堪能します。

9/15 5:41

影富士ならぬ影高嶺。

9/15 5:45

薬師岳の稜線と朝日と富士山。

9/15 5:45

ずっと富士山が目の前に見える稜線は気持ちいいです！

9/15 5:47

ここで朝ごはんです。昨日の簡易夕飯（15時半）以来の食事です。

9/15 6:06

青空と雲海と甲斐駒ヶ岳への稜線

9/15 6:06

雲海に浮かぶ八ヶ岳

9/15 6:10

めざすは、まず地蔵岳！

9/15 6:11

地蔵岳のオベリスク！朝日もあり神々しいです。

9/15 6:20

イワインチン

9/15 6:20

見つけました！今回のミッション2、タカネビランジに出会うこと。会えました！

9/15 6:22

そしてミッション1の鳳凰山でしか見られない、ホウオウシャジン。

9/15 6:22

ホウオウシャジンがわっさわさです。

9/15 6:37

ヤマホタルブクロ発見！標高2500m超える稜線で見るのは初めてかも。

9/15 6:38

タカネビランジ

9/15 6:45

目の前に地蔵岳、オベリスク。圧巻です。

9/15 6:51

地蔵岳に到着！

9/15 6:51

目の前にはオベリスク。金峰山の五丈岩には登りましたが、今回はまだまだ行程が長いのでオベリスクのクライミングはまたいつか。

9/15 6:56

ここで凍らせて持ってきたゼリーで栄養補給。一日経ってますが冷えていました。おいしい！

9/15 7:04

槍ヶ岳

9/15 7:04

地蔵岳から見る甲斐駒ヶ岳。

9/15 7:13

タカネビランジわっさわさ。

9/15 7:16

グラデーションの花びらのタカネビランジ

9/15 7:19

タカネビランジ

9/15 7:19

めざすは目の前の観音岳。鳳凰三山の縦走は砂地が多いです。

9/15 7:24

タカネビランジ

9/15 7:25

ヒメコゴメグサ

9/15 7:43

イワツメクサ

9/15 7:57

タカネビランジ

9/15 7:59

青空と雲海と富士山

9/15 8:02

薬師岳の背後に見える富士山。存在感が大きいです。

9/15 8:06

観音岳に到着！ものすごい人口密度です。さすが晴天の三連休です。

9/15 8:12

今から目指す薬師岳への稜線

9/15 8:14

砂地歩きがまるで雲海の上の浜辺のよう。

9/15 8:22

タカネビランジ

9/15 8:37

薬師岳に到着！

9/15 8:42

凍らせて持ってきたゼリーで栄養補給

9/15 8:47

薬師岳岩稜と富士山

9/15 8:47

富士山はどこの山に行っても探してしまう山です。

9/15 8:47

目の前には北岳、間ノ岳、農鳥岳。

9/15 8:50

ナナカマドの実

9/15 8:53

薬師岳小屋に到着！

9/15 8:56

ここでサイダーとブラックサンダーとカレーパン購入。冷たくて甘くて辛いものでリフレッシュ！いや、カレーパン辛くないけど・・・。

9/15 9:05

ウラシマツツジの紅葉

9/15 9:12

砂地の登山道が特徴です。

9/15 9:13

林の上に富士山が見えます。

9/15 9:50

ヤナギラン

9/15 9:51

トリカブト

9/15 9:53

ヤナギラン

9/15 10:11

南御室小屋に着きました！

9/15 9:58

冷えたコーラ、トロピカーナ、梅干し、どら焼きで栄養補給。

9/15 10:15

スギゴケの森

9/15 10:41

あ！鹿です、ニホンジカ。

9/15 10:42

ちらちらとこちらを見て警戒しているみたい。

9/15 10:42

こんにちわ〜。と声をかけると逃げていきました。。

9/15 12:00

富士山。そろそろ見納めかな〜。

9/15 12:16

マルバダケブキ

9/15 12:28

ウメバチソウ

9/15 12:29

夜叉神峠小屋に着きました！

9/15 12:35

夜叉神標識で記念写真。バックには白峰三山。

9/15 12:33

ここで冷えたコーラ、チョコパンで栄養補給。

9/15 12:33

タカネマツムシソウ

9/15 13:23

ツリフネソウ

9/15 13:24

夜叉神ヒュッテに着きました！今日お世話になる宿です。

9/15 13:49

中の食堂の様子。今年リニューアルした宿で綺麗です。

9/15 13:56

峠のソースかつ丼\950（美味しい〜）

9/15 13:56

もりそば\500（こちらもさっぱりとして美味〜）

9/15 14:07

南アルプスジャムソフト ボイセンベリー\350

9/15 15:41

今夜のお部屋

9/15 18:11

夜叉神ヒュッテの豪華夕食です！一泊6900円とは思えません。ありがとうございます！

9/16 4:41

朝です。本来5:32始発バスに乗る予定でしたが、オーナーの勧めもあり乗合タクシーに。三連休最終日なのでバスが満車はないかもしれませんが。

9/16 4:55

夜叉神ヒュッテを出発します。

9/16 5:04

夜叉神ゲート。車の出入りができるのは5時半からです。ゲートのスタッフの電話連絡から「バス満車で乗れない」との情報。乗合タクシーに変更していて助かりました。

9/16 6:05

タクシーで広河原バス停に到着！

9/16 6:03

北沢峠へのバス切符を購入。ここで50分の待ちがあるのでのんびりします。

9/16 6:11

夜叉神ヒュッテのお弁当。鶏そぼろ弁当と富士山天然水。このお弁当も美味しかった〜。

9/16 6:07

ニホンジカ問題。増加によってさまざまな食害が発生しています。

9/16 6:27

ノコンギク

9/16 6:28

北沢峠行のバスがきました。乗ります。

9/16 7:19

北沢峠に着きました。行きに買った往復券で乗車します。乗り換え時間が5分しかないので少し急ぎます。

9/16 8:08

仙流荘駐車場に無事にきました！二日ぶり。

9/16 8:08

駐車場にはコスモスがいっぱい。出発のときには暗くて気づきませんでした。

9/16 10:50

登山後の甘味。アップルマンゴーミックスソフト￥320＠恵那SA

撮影機器：

PowerShot SX60 HS CANON

Optio W90 ペンタックス

感想

Jinbei

♪静かな早川尾根と賑やかな鳳凰三山♪

　今シーズンになってから、なんとなく気になっていたアサヨ峰。北沢峠から栗沢山を含めて日帰りピストンでは今一つ物足りない感があって、地図とにらめっこをしていた。そして思いついたのが今回のルート。鳳凰三山もずっと行きたいと思っていてなかなか行けなかった山。それなら北沢峠から一気通貫、線つなぎしてしまおうと・・・。
　そうなると、初日に鳳凰小屋まで行くにはバスの時間もあるし少々厳しい。少し行程は短いが無人小屋の早川尾根小屋泊とし、2日目に夜叉神峠に下山してバスで北沢峠に帰ろう。着々と行動計画を作成し、広河原行きのバスも北沢峠行きのバスも間に合うのだが、北沢峠から仙流荘の戻るバスがない・・・。ここで机上遭難。それじゃ仙流荘に戻る最終バスに乗車するには何時に夜叉神峠に下山すればいいのか逆算すると13：17発車のバスに乗らなければならない。
　う〜ん、行動中何が起こるかわからないし、最初からギリの計画では危険。さてどうする？と考えていた時にふと目にしたのが「夜叉神ヒュッテリニューアルオープン」の情報。あっ、2日目はここに宿泊して翌日朝一番のバスを乗り継いでいけば仙流荘に午前中早い時間に到着できるぞ！
　早速夜叉神ヒュッテに連絡を入れてみると、3連休中日にも関わらず予約が取れた。よし、これで宿泊問題は解決。あとは頑張って歩くだけだ。

★Day1（北沢峠〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜早川尾根小屋）
　約1ケ月ぶりの仙流荘はお盆の頃より混みあっていた。それでもバスは予定時間より30分も早く出発してくれたおかげで、北沢峠にも早く到着。ここで仙丈方面と甲斐駒方面に分かれるが、長衛荘のテン場は早くも賑わっている。さすが晴天の3連休これはすごい人数が入山しているな、と思いつつ仙水峠へ向かう。ここで休憩していると続々と皆さんやってくる。ほとんどの人は甲斐駒へ向かうが、私たちは栗沢山方面へ。ここから先は早川尾根小屋まで静かな山歩きとなった。
　栗沢山、アサヨ峰ともにピーカンの天気ということもあって最高の眺望。もうぐるっと360度周辺の山々が見渡せる。山頂で存分に景色を味わった後は小屋まで一直線、思いのほか早く到着しすぎて何もやることがない。そう、ここは無人小屋、営業小屋によくある雑誌やマンガも置いてないのだ。
　しばらくすると小屋の管理人さんがやってきて布団干しをしてくれたおかげで、湿っていた布団や毛布もフカフカに。水場も近いし、トイレも全然問題なく、想像以上に快適に過ごすことができた。これも、管理人さんが定期的にメンテナンスしてくれているおかげ。ありがとうございます。

★Day2（早川尾根小屋〜高嶺〜鳳凰三山〜夜叉神ヒュッテ）
　本日もいつも通り長めの行程ゆえまだ暗いうちに出発。広河原峠までは問題なかったが、白鳳峠に向けての道は、夜間だと少々分かりづらい箇所があったり、一部迂回ルートが設定されていたりする。それでも順調に歩けていてこのままいけば高嶺でご来光を迎えられるかも、と期待したが、高嶺までの道がハイマツの藪漕ぎ状態箇所があったりして苦戦。ご来光にはすこし間に合わなかったが、それでも誰もいない静かな山頂での朝食は気持ちの良いものだった。
　しかし、静かな山行はここまで。鳳凰三山縦走は、特に観音岳までは渋滞も出るような状況。思うように写真も撮れない。この後薬師岳から先はそんなこともなくなったが、やはり昨日は相当の人が山小屋に宿泊したのだろう。小屋は大変な混雑になっていたのが想像できる。
　薬師岳小屋、南御室小屋でそれぞれのんびり休憩を入れながらどんどん下って行き夜叉神峠小屋で最終休憩。ここからの展望も素晴らしいものだった。ここからラストスパートで夜叉神峠登山口へ。当初の計画よりかなり早く到着したが、案の定13：17バスには間に合わない時間だったので、無理な計画を立てずに良かったな〜と安堵。
　夜叉神ヒュッテで受付を済ませ、おなかが空いていたのでランチをいただいた後、ゆっくりお風呂へ。温泉ではないけれど下山後すぐにさっぱりでき、なおかつそのまま部屋でダラダラできるのは最高！夕食もこのお値段でこれだけのご馳走！？というくらい豪華で美味しいものだった。もちろんお布団もふかふかで、この上なく快適な一夜だった。

★Day3（夜叉神ヒュッテからバスを乗り継いで仙流荘へ）
　夜叉神バス停の朝一バスの時間は5：32。しかし芦安からの乗客が多い時には乗車拒否されることもあるという。3連休も最終日だし、さすがにそれほど混雑はしないだろうとも思ったが、乗換に間に合わないという悲劇を避けるためにも、ヒュッテオーナーのご厚意で乗り合いタクシーを予約しておいたおかげで問題なく広河原に到着。バスの切符を購入し広河原のインフォメーションでゆっくりと、宿で用意してもらったお弁当をいただいたのち北沢峠へ。乗換時間が5分しかないので少しあせったが予定通りのバスに乗車し仙流荘に戻ることができた。

★晴天となった9月の3連休。どこの山小屋も布団一枚に2人とか3人とか・・・。そんな中、マイナールート歩きと無人小屋、そして穴場？の夜叉神ヒュッテの利用で楽しい山歩きができたことに、いつもながら感謝のひとことしかない。本当に登山をする前の事前計画は大切だし、これが登るより楽しかったりするんだな〜！