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Yamareco

記録ID: 2054642
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県奈義町 那岐山 中世の山城〜A〜Cコース 神仏岩場&檜皮の森 

2019年10月07日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 鳥取県 岡山県
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:39
距離
9.8km
登り
891m
下り
878m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:30
休憩
1:07
合計
5:37
距離 9.8km 登り 891m 下り 894m
9:08
0
第3駐車場
9:08
3
9:11
9:12
4
蛇淵の滝東屋
9:16
9:17
4
蛇淵の滝滝壺
9:21
11
蛇淵の滝入口(2回目)
9:32
36
B・C&中世の山城コース分岐
10:08
4
八巻城跡&Aコース方面分岐
10:12
10:15
2
10:17
10:20
8
八巻山展望地
10:28
6
八巻城跡&Aコース方面分岐(2回目)
10:34
38
Aコース合流点
11:12
11:15
13
12:12
16
12:28
12:38
3
12:41
12:47
2
12:49
13:17
6
神仏ポイント3の岩場
13:23
13:24
9
13:33
18
神仏ポイント2
13:51
14:02
29
14:41
4
B・C&中世の山城コース分岐(2回目)
14:45
第3駐車場
山城跡や神仏岩場などの史跡、旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離10km、歩行時間4時間30分、歩行数20,700歩、消費カロリー2,540Kcal
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 蛇淵(じゃぶち)の滝入口<写真01>斜め向かいの第3駐車場に自動車を停めました。10台ちかく駐車可能です。平日ですが、9時頃には空きが3台分でした。
 少し南の第1駐車場は12台、その東にある第2駐車場は8台、Aコース登山口のある菩提寺の駐車場は数台停められます。第3、第1駐車場からさらに南下した山の駅の駐車場も利用できます。
コース状況/
危険箇所等
 登山道はきれいに整備されており、林道との分岐などには道標があり迷うことはありません。B&Cコース分岐から八巻(はちまき)城跡<写真15,16>へ向かう中世の山城コースの一部には、去年の豪雨の影響と思しき溝ができていますが、通行に支障はありません。また、稜線やCコースの一部にはぬかるみがありますが、よけて通れます。
 雨天や大雨後は、沢沿いのBコースや比較的新しく土が完全になじんでいない中世の山城コースを避け、Aコースで上りCコースで下るか、Cコースピストンが無難です。
 神仏ポイント3の岩場<写真32〜39>周辺は、踏み跡は一部しかありませんが、岩の上も笹原も自由に歩けます。神仏ポイント1<写真47〜51>の大神岩の胎内くぐりは、大人は手ぶらで黄色い〇のペンキマーク<写真50>から入り、木の根?が絡んでいる辺り<写真48>に出るのが安全ルートでしょう。小柄な子供は逆回りで中に飛び降りても大丈夫なようです。
 麓ではクマが出没したそうですが、今回は足跡も糞も見かけませんでした。慈母峰(じぼほう)<写真22>ではキイロスズメバチが顔を確認しに来ましたが、すぐに飛び去りました。マムシもすぐに逃げました。どの生き物に出会っても落ち着いていれば大丈夫だと思います。
その他周辺情報 那岐山の麓に「那岐山麓・山の駅」があります。ダイニング&キッチン&ユニットバス付のコテージで宿泊が可能です。また、レストランでは11時〜13時半(土日祝14時半)受付で「とれとれバイキング(1,200円)」を楽しめます。新鮮野菜や米粉パン、地元の窯元の備前焼などのお土産も購入できます。
01蛇淵の滝入口
第3駐車場の向かいです。鳥居をくぐってまっすぐ下り、登山の前にマイナスイオンを浴びることにしました(^^♪
01蛇淵の滝入口
第3駐車場の向かいです。鳥居をくぐってまっすぐ下り、登山の前にマイナスイオンを浴びることにしました(^^♪
02東屋より蛇淵の滝
滝見客のために東屋が設置されていました。ここから動画も撮りました。石畳のような遊歩道があるので、もう少し滝に近づいてみることにしました。
02東屋より蛇淵の滝
滝見客のために東屋が設置されていました。ここから動画も撮りました。石畳のような遊歩道があるので、もう少し滝に近づいてみることにしました。
03蛇淵の滝滝壺より上流部
滝壺まで近づいて見上げ、ド迫力の滝を動画にも撮りました。伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」の母である大蛇が棲んでいたといわれています。
03蛇淵の滝滝壺より上流部
滝壺まで近づいて見上げ、ド迫力の滝を動画にも撮りました。伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」の母である大蛇が棲んでいたといわれています。
04ツリフネソウ
前日は雨が降ったようで、濡れて光沢がありました。この小さな1株だけでした。
1
04ツリフネソウ
前日は雨が降ったようで、濡れて光沢がありました。この小さな1株だけでした。
05シロヨメナ
花の直径は2cm程です。葉には毛がほとんどなく、触っても裏に少しザラつきを感じる程度です。この砂利道沿いに点在していました。
05シロヨメナ
花の直径は2cm程です。葉には毛がほとんどなく、触っても裏に少しザラつきを感じる程度です。この砂利道沿いに点在していました。
06アキチョウジ
花は花茎の一方向に向いており、先端はシソ科特有の唇形で、上唇は3裂しています。これも1株だけでした。秋の花も少なくなってきたようです。
06アキチョウジ
花は花茎の一方向に向いており、先端はシソ科特有の唇形で、上唇は3裂しています。これも1株だけでした。秋の花も少なくなってきたようです。
07ヨシノアザミ
花は横から下向きに咲きます。発見者である岡山県高梁市出身の植物学者、吉野善介博士の名に由来します。
1
07ヨシノアザミ
花は横から下向きに咲きます。発見者である岡山県高梁市出身の植物学者、吉野善介博士の名に由来します。
08チカラシバ
風で揺れている時にネコが見たら、じゃれついて大変なことに(*_*;
08チカラシバ
風で揺れている時にネコが見たら、じゃれついて大変なことに(*_*;
09アケボノソウ
和名は花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたことに由来します。これも小さな1株だけで花は見頃を過ぎつつありました。
1
09アケボノソウ
和名は花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたことに由来します。これも小さな1株だけで花は見頃を過ぎつつありました。
10ヤマハッカ
タカクマヒキオコシなどに似ていますが、上唇に縦筋模様があります。ハッカのような香りはせず、無臭です。
10ヤマハッカ
タカクマヒキオコシなどに似ていますが、上唇に縦筋模様があります。ハッカのような香りはせず、無臭です。
11橋の下より小滝
淀川上流部に架かる中世の山城コースの橋です。蛇淵の滝<写真02,03>の上流です。
11橋の下より小滝
淀川上流部に架かる中世の山城コースの橋です。蛇淵の滝<写真02,03>の上流です。
12斜木越しにうろこ雲
ヒノキでしょうか。ピサの斜塔ならぬ「那岐の斜木」と命名させていただきました(*_*;
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12斜木越しにうろこ雲
ヒノキでしょうか。ピサの斜塔ならぬ「那岐の斜木」と命名させていただきました(*_*;
13ベニバナボロギク
タンポポのような綿毛をつけた種が大きく広がり、頭に花序が帽子のように残っています。この姿がボロにたとえられたとされています。風に揺れる綿毛を動画に撮りました。
13ベニバナボロギク
タンポポのような綿毛をつけた種が大きく広がり、頭に花序が帽子のように残っています。この姿がボロにたとえられたとされています。風に揺れる綿毛を動画に撮りました。
14ニガクリタケ
カサの直径は2cm前後です。食用のクリタケとよく似ていますが、誤食による食中毒が多い毒キノコです。
1
14ニガクリタケ
カサの直径は2cm前後です。食用のクリタケとよく似ていますが、誤食による食中毒が多い毒キノコです。
15八巻城堀切
敵の侵入を防ぐためにつくられた溝を堀切(ほりきり)といいます。前回は気が付きませんでした。登山道から見られる遺構はこれくらいです。
15八巻城堀切
敵の侵入を防ぐためにつくられた溝を堀切(ほりきり)といいます。前回は気が付きませんでした。登山道から見られる遺構はこれくらいです。
16八巻城跡より那岐山
那岐山<写真29〜31>の南東方向からのアングルになります。これからこの稜線に向かいます。動画も撮りました。ちなみに、八巻(はちまき)山の名は、蛇淵の滝<写真02,03>の主だった大蛇(伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」の母)が、息子の代わりにとこの山にとぐろを八巻もして抱きしめたことに由来します。
16八巻城跡より那岐山
那岐山<写真29〜31>の南東方向からのアングルになります。これからこの稜線に向かいます。動画も撮りました。ちなみに、八巻(はちまき)山の名は、蛇淵の滝<写真02,03>の主だった大蛇(伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」の母)が、息子の代わりにとこの山にとぐろを八巻もして抱きしめたことに由来します。
17八巻山展望地より山形仙
きれいに尖った山形仙の上空の雲に注目!(^^)!秋ですね。
17八巻山展望地より山形仙
きれいに尖った山形仙の上空の雲に注目!(^^)!秋ですね。
18八巻山展望地より那岐山
八巻山(城跡)南西端が山城らしい展望地となっています。さらに下ると、いったん舗装道路に出て大別当山に行けます。
18八巻山展望地より那岐山
八巻山(城跡)南西端が山城らしい展望地となっています。さらに下ると、いったん舗装道路に出て大別当山に行けます。
19アキノキリンソウ
花が美しいのでベンケイソウ科のキリンソウにたとえたものといわれています。
19アキノキリンソウ
花が美しいのでベンケイソウ科のキリンソウにたとえたものといわれています。
20スギヒラタケ
美しいですが毒キノコです。平成16年にスギヒラタケが関係すると思われる急性脳症事例が発生し、患者は9県で59人にのぼり、うち19人が亡くなりました。
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20スギヒラタケ
美しいですが毒キノコです。平成16年にスギヒラタケが関係すると思われる急性脳症事例が発生し、患者は9県で59人にのぼり、うち19人が亡くなりました。
21アオゲラ
アオゲラは見た⁉強い声でキョッ、キョッと鳴いたかと思えば、ケラララと続けて大声で鳴き、存在感があります。下を向いて写真をチェックしていると、連れの正面の木にやってきてこちらを見ていたそうです。顔を上げて少し動いたら逃げられました(-_-;)
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21アオゲラ
アオゲラは見た⁉強い声でキョッ、キョッと鳴いたかと思えば、ケラララと続けて大声で鳴き、存在感があります。下を向いて写真をチェックしていると、連れの正面の木にやってきてこちらを見ていたそうです。顔を上げて少し動いたら逃げられました(-_-;)
22慈母峰頂上より那岐山
慈母峰(じぼほう)頂上三角点<点名:大石ヶ平>越しに、これから歩く那岐山<写真29〜31>の稜線が見えました。動画も撮りました。山名は、蛇淵の滝<写真02,03>の主だった大蛇(伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」の母)が、我が子のために最後には両目を失うという深い愛情をみせた話にちなみ、今回サンショウの実<写真26>を教えてくださった方が名付けられたようです。
22慈母峰頂上より那岐山
慈母峰(じぼほう)頂上三角点<点名:大石ヶ平>越しに、これから歩く那岐山<写真29〜31>の稜線が見えました。動画も撮りました。山名は、蛇淵の滝<写真02,03>の主だった大蛇(伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」の母)が、我が子のために最後には両目を失うという深い愛情をみせた話にちなみ、今回サンショウの実<写真26>を教えてくださった方が名付けられたようです。
23アセビの実
この周辺はアセビロードでした。小さなつぼみももうできていました。
23アセビの実
この周辺はアセビロードでした。小さなつぼみももうできていました。
24Aコース6合目
   A&Bコース分岐
慈母峰北峰の登山道が北西に進路を変える地点からここまで、丸太と土の階段下りが続きます。かなり下ったのに、ここから登り返し(-_-;)
24Aコース6合目
   A&Bコース分岐
慈母峰北峰の登山道が北西に進路を変える地点からここまで、丸太と土の階段下りが続きます。かなり下ったのに、ここから登り返し(-_-;)
25シハイスミレ
ハート形の葉の裏は赤紫色を帯びることが多いというのが、紫背菫(しはいすみれ)の名前の由来です。春の花のイメージですが、ちらほら花を見かけました。
25シハイスミレ
ハート形の葉の裏は赤紫色を帯びることが多いというのが、紫背菫(しはいすみれ)の名前の由来です。春の花のイメージですが、ちらほら花を見かけました。
26サンショウの実
たまたま下りてこられた方に教えていただきました。左上には熟して赤くなり黒い種が飛び出ている実があります。周辺にはもっと赤く色づいたものもありました。
26サンショウの実
たまたま下りてこられた方に教えていただきました。左上には熟して赤くなり黒い種が飛び出ている実があります。周辺にはもっと赤く色づいたものもありました。
27ニシキゴロモ
キランソウなどに似ていますが、葉の裏は赤紫色を帯びることが多いです。春の花のイメージですが、2株ほど咲いていました。
27ニシキゴロモ
キランソウなどに似ていますが、葉の裏は赤紫色を帯びることが多いです。春の花のイメージですが、2株ほど咲いていました。
28テンナンショウの仲間の実
直径1cm程の小さな実はこれから赤く色づきます。
28テンナンショウの仲間の実
直径1cm程の小さな実はこれから赤く色づきます。
29那岐山頂上
登頂直前から歩きながら動画を撮り、頂上パノラマでフィニッシュしました。すぐに貸し切り状態となり、多少曇ってはいるものの、大展望をのんびり楽しみました。
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29那岐山頂上
登頂直前から歩きながら動画を撮り、頂上パノラマでフィニッシュしました。すぐに貸し切り状態となり、多少曇ってはいるものの、大展望をのんびり楽しみました。
30那岐山頂上より三角点峰
左下に小さく避難小屋が見えています。頂上は強風で寒かったので、避難小屋で行動食をとることにしました。
30那岐山頂上より三角点峰
左下に小さく避難小屋が見えています。頂上は強風で寒かったので、避難小屋で行動食をとることにしました。
31那岐山頂上より
     滝山&広戸仙
西南西方面に大きく滝山、その奥に広戸仙(ひろどせん)がなんとか見えます。縦走コースがありますが、滝山と広戸仙の間が少しハードです。
31那岐山頂上より
     滝山&広戸仙
西南西方面に大きく滝山、その奥に広戸仙(ひろどせん)がなんとか見えます。縦走コースがありますが、滝山と広戸仙の間が少しハードです。
32神仏ポイント3「奈義神」
神仏ポイント3の案内板よりササの間の踏み跡に入ると、すぐの小さめの岩に彫られています。地神様でしょうか。
32神仏ポイント3「奈義神」
神仏ポイント3の案内板よりササの間の踏み跡に入ると、すぐの小さめの岩に彫られています。地神様でしょうか。
33神仏ポイント3の
      メイン岩場
中央奥がメイン岩場です。小さく見えますが、この奥(南東)に向かって伸びています。
33神仏ポイント3の
      メイン岩場
中央奥がメイン岩場です。小さく見えますが、この奥(南東)に向かって伸びています。
34メイン岩場より
      北西隣の岩場
メイン岩場に登り、振り返って北西隣の岩場を望みました。岩の上も下の笹原も自由に歩けます。
34メイン岩場より
      北西隣の岩場
メイン岩場に登り、振り返って北西隣の岩場を望みました。岩の上も下の笹原も自由に歩けます。
35神仏ポイント3
     「伊邪那岐命」
メイン岩場に登り、側面を見ながら一周しました。「伊邪那岐命」(いざなぎのみこと)はわかりやすいです。
35神仏ポイント3
     「伊邪那岐命」
メイン岩場に登り、側面を見ながら一周しました。「伊邪那岐命」(いざなぎのみこと)はわかりやすいです。
36那岐山上空を舞うトビ
神仏の名前を探していると、トビが2羽、気持ちよさそうに旋回していたので動画も撮りました。
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36那岐山上空を舞うトビ
神仏の名前を探していると、トビが2羽、気持ちよさそうに旋回していたので動画も撮りました。
37神仏ポイント3
  「天照大御神」ズーム
「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)は、たまに見落とすことがあります。今回もいったんは諦めて登山道に戻り、振り返ってズームしました。近くに「伊邪那岐命」(いざなぎのみこと)<写真35>も見えます。
37神仏ポイント3
  「天照大御神」ズーム
「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)は、たまに見落とすことがあります。今回もいったんは諦めて登山道に戻り、振り返ってズームしました。近くに「伊邪那岐命」(いざなぎのみこと)<写真35>も見えます。
38神仏ポイント3南東端&
      那岐山三角点峰
今まで見つけられなかった「伊邪那美命」(いざなみのみこと)<写真39>を探して笹原を下り、岩の周辺をくまなく探しました。振り返ると、神仏ポイント3の南東端の岩場の左に小さく那岐山三角点峰<写真41>が見えました。岩場を見上げて動画も撮りました。
38神仏ポイント3南東端&
      那岐山三角点峰
今まで見つけられなかった「伊邪那美命」(いざなみのみこと)<写真39>を探して笹原を下り、岩の周辺をくまなく探しました。振り返ると、神仏ポイント3の南東端の岩場の左に小さく那岐山三角点峰<写真41>が見えました。岩場を見上げて動画も撮りました。
39神仏ポイント3
     「伊邪那美命」
メインの岩場のすぐそばにある数十cmの小さな岩に、黄色い〇のペンキマークがありました。そのすぐ右辺りのメイン岩場の基部に彫られていました。やっと発見できました。これで神仏巡りはコンプリート\(^o^)/
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39神仏ポイント3
     「伊邪那美命」
メインの岩場のすぐそばにある数十cmの小さな岩に、黄色い〇のペンキマークがありました。そのすぐ右辺りのメイン岩場の基部に彫られていました。やっと発見できました。これで神仏巡りはコンプリート\(^o^)/
40那岐山&
   神仏ポイント3の岩場
振り返ると左に那岐山<写真29〜31>、右に神仏ポイント3の岩場<写真32〜39>が見えました。
40那岐山&
   神仏ポイント3の岩場
振り返ると左に那岐山<写真29〜31>、右に神仏ポイント3の岩場<写真32〜39>が見えました。
41那岐山三角点峰より那岐山
頂上三角点<点名:名義山>越しに那岐山<写真29〜31>を望みました。背後にはかすかに後山山系や三室山が見えています。
41那岐山三角点峰より那岐山
頂上三角点<点名:名義山>越しに那岐山<写真29〜31>を望みました。背後にはかすかに後山山系や三室山が見えています。
42那岐山南麓方面景観
ここから南麓の奈義町の集落を見ながら下ります。天気が良かったのでよく見えました。
42那岐山南麓方面景観
ここから南麓の奈義町の集落を見ながら下ります。天気が良かったのでよく見えました。
43神仏ポイント3の岩場
         ズーム
この周辺を歩き回って神仏の名前を探していたのだと思うと、感慨深いです。笹原の中でずいぶん目立っていました。
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43神仏ポイント3の岩場
         ズーム
この周辺を歩き回って神仏の名前を探していたのだと思うと、感慨深いです。笹原の中でずいぶん目立っていました。
44サラサドウダンの紅葉&実
登山道には、このように赤く色づいた木々がいくつか見られました。果柄は垂れ下がりますが、実は上を向きます。葉の長さが6〜7cmはあったので、ベニドウダンではなくサラサドウダンだろうと思います。
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44サラサドウダンの紅葉&実
登山道には、このように赤く色づいた木々がいくつか見られました。果柄は垂れ下がりますが、実は上を向きます。葉の長さが6〜7cmはあったので、ベニドウダンではなくサラサドウダンだろうと思います。
45神仏ポイント2
     「須佐之男命」
「須佐之男命」(すさのおのみこと)は登山道の脇にあり、よく見えます。
45神仏ポイント2
     「須佐之男命」
「須佐之男命」(すさのおのみこと)は登山道の脇にあり、よく見えます。
46標高1071m峰
展望は効きませんが、ベンチがあります。中央手前は三角点ではなく、図根点です。
46標高1071m峰
展望は効きませんが、ベンチがあります。中央手前は三角点ではなく、図根点です。
47大神岩
Cコースのシンボルで、神仏ポイント1になっています。今回は上には登らず、左を巻いて基部に向かいました。
47大神岩
Cコースのシンボルで、神仏ポイント1になっています。今回は上には登らず、左を巻いて基部に向かいました。
48大神岩胎内くぐり出口付近
木の根?が絡まっている辺りの岩の割れ目に沿って登ると、穴があります。中は狭いので、ここから飛び降りると岩肌にぶつかるかもしれません。
48大神岩胎内くぐり出口付近
木の根?が絡まっている辺りの岩の割れ目に沿って登ると、穴があります。中は狭いので、ここから飛び降りると岩肌にぶつかるかもしれません。
49神仏ポイント1
     「不動明王」
大神岩の基部に彫られており、わかりやすいです。
49神仏ポイント1
     「不動明王」
大神岩の基部に彫られており、わかりやすいです。
50大神岩胎内くぐり入口
岩の間に沿って登ると、黄色い〇のペンキマーク辺りが入口で、上に抜けることができます。ザックなしでも狭いので連れだけが挑戦しました。
50大神岩胎内くぐり入口
岩の間に沿って登ると、黄色い〇のペンキマーク辺りが入口で、上に抜けることができます。ザックなしでも狭いので連れだけが挑戦しました。
51神仏ポイント1
     「大日如来」
胎内くぐり入口<写真50>から入ってすぐ左側に彫られていました。胎内くぐり入口からここまでを動画に撮りました。
51神仏ポイント1
     「大日如来」
胎内くぐり入口<写真50>から入ってすぐ左側に彫られていました。胎内くぐり入口からここまでを動画に撮りました。
52檜皮採取跡
那岐山麓のヒノキ林は、重要文化財の神社などの屋根に使われる檜皮(ひわだ)の採取対象林に指定されています。ちょうど採取作業中でした。これは樹皮をはがれ赤く見えるヒノキです。
52檜皮採取跡
那岐山麓のヒノキ林は、重要文化財の神社などの屋根に使われる檜皮(ひわだ)の採取対象林に指定されています。ちょうど採取作業中でした。これは樹皮をはがれ赤く見えるヒノキです。
53モミジ越しに慈母峰北峰
モミジの仲間がうっすら色づき始めていました。この右に慈母峰(じぼほう)<写真22>も見えたはずです。
53モミジ越しに慈母峰北峰
モミジの仲間がうっすら色づき始めていました。この右に慈母峰(じぼほう)<写真22>も見えたはずです。
54ススキ越しに慈母峰北峰
今度はススキです。米粒ほどの小穂の先端には、ノギと呼ばれる細い毛のようなものが1本伸びています。よく似たオギにはノギがありません。
54ススキ越しに慈母峰北峰
今度はススキです。米粒ほどの小穂の先端には、ノギと呼ばれる細い毛のようなものが1本伸びています。よく似たオギにはノギがありません。
55ヨメナ
花の直径は2.5cm前後とオオユウガギクより小さく、葉に毛がほとんどなく触っても裏が少しザラつく程度しかないことでノコンギクと見分けられます。
55ヨメナ
花の直径は2.5cm前後とオオユウガギクより小さく、葉に毛がほとんどなく触っても裏が少しザラつく程度しかないことでノコンギクと見分けられます。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

“八巻城跡経由でAコース”
 今回出発点としたのは、蛇淵の滝の入口前にある第3駐車場です。平日にもかかわらず、ほぼ満車でした。
 多くの人はBコースからCコースを周回しますが、今回はまず蛇淵の滝に寄った後に、B・Cコース登山口から八巻(はちまき)城跡に向かう中世の山城コースに入りました。
 八巻城は単郭の城で、北東背後の尾根を堀切(ほりきり)で遮断し、南側に曲輪(くるわ)を配しています。堀切は大きく東側に竪堀(たてぼり)として伸びていますが、曲輪部分はそれほど明確な切岸(きりぎし)がなく、曖昧な地形になっています。それぞれ数百メートル先にある菩提寺城および大別当城と一体の城と考えられ、現状のまま保存してありますが、残念ながら、石垣などの遺構は見られません。
 八巻城跡からA(菩提寺)コースに合流し、今回はクマの足跡も糞もなかった慈母峰を経由し、那岐山に向かいました。
 途中、お会いした方に近くにあるサンショウの実を教えていただきました。たまたま出会った場所でこの時季に何があるかまで知っておられる・・・恐らく、何百回、何千回も那岐山に登っていらっしゃるヤマレコユーザーの方だと察しました。那岐山はいつ来ても旬の自然に触れることができる魅力的な山であることを、那岐山の主のようなこの方に示唆された気分でした。
 
“神仏(パワー)スポットコンプリート⁉”
 那岐山から大神岩にかけて「神仏ポイント」なる場所が三か所設定されていました。
 最初に訪れたのは那岐山の稜線を南西に下った所にある巨石群「神仏ポイント3」でした。岩に神の名前が四ヶ所刻まれているようでしたので探しました。
 踏み跡に入り、まず小さめの岩に「奈義神」、進んでメインの岩場で「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」はなぜかたまに見落とすことがあり、今回もCコース登山道に戻ってから「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」とともにズーム、ここまでは去年の豪雨の後など、今までに何回か見たことがあったので順調でした。
2015年06月14日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-659823.html
2016年04月18日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-848906.html
2018年07月15日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1524201.html
 ところが、毎度のことながら「伊邪那美命(イザナミノミコト)」だけは発見できず、いったん諦めて、先に進みました。これではパワーが得られません(*_*;
 しばらく進んで、先程の巨石群を振り返るとやはり諦めきれず、また戻って残りの一つを探すことにしました。
 踏み跡のない低い笹原をどんどん下り岩場を一周して戻ってくると、連れが見つけたとのこと。結局、メインの岩場の目立たない下の方に刻まれていました。小さな岩に黄色い〇のペンキマークがあることに以前から疑念を抱いており、メイン岩場のちょうどその横の辺りを見るとあったそうです。
 この後の神仏スポット二ヶ所も確認、大神岩では連れが胎内くぐりを果たしました。
 黄色い〇のペンキマークから中に入りましたが、ザックなしでも狭く、脚を引き上げるのに少し手間取ったそうです。逆サイドから飛び降りた方が楽だろうと思っていましたが、岩肌にぶつかる可能性があるので大人はやめたほうがいいとのことでした。
 これで神仏巡りはコンプリートです。今後、何かご利益があればいいのですが・・・(*^^*)

“檜皮(ひわだ)の供給源、那岐山国有林(ヒノキ)”
 檜皮(ひわだ)とは、屋根葺き材として用いられるヒノキの樹皮のことです。一般的に、樹齢70〜80年以上の高齢のヒノキ立木から採取され、また、一度採取すると、次に同じ立木から檜皮を採取できるまでにおよそ10年ほど必要であると言われています。
 この日は原皮師(もとかわし)と呼ばれる方々の採取作業を目の前で拝見しました。原皮師は全国で十数名しかいないともいわれる貴重な専門職人です。根元から幅30cm程の樹皮をめくり上げ、上に向かって少しずつ引っ張っておられました。これを何度か繰り返すと、幹は完全に樹皮をはがされ赤く見えます。
 国宝や重要文化財、それらに準ずる伝統的木造建造物の中には、檜皮葺き屋根のものが多く現存しています。岡山県では他に臥牛山(高梁市)と黒木(津山)が檜皮採取対象林に設定されています。
 那岐山のヒノキが全国の重要な建造物維持に役立っていることを知り、檜皮がはぎとられ真っ赤になったヒノキを見ながら感慨に浸りました。

 何度も行ったことのあるコースでしたが、初めて見たものも多く、今回も充実した山行となりました。どの山もいつ行っても新鮮で楽しいものです。毎日登山なさる方のお気持ちがわかったような気がしました。




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