【動画】初冬・槍ヶ岳(テント泊)新穂高〜飛騨沢

2019年10月26日(土) 〜 2019年10月27日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 27.5km
• 登り: 2,150m
• 下り: 2,150m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:57
• 休憩: 1:13
• 合計: 12:10

6:10 新穂高温泉バス停
6:12 6:12 新穂高温泉駅
7:20 7:50 穂高平小屋
8:50 9:00 白出沢出合
10:40 10:43 滝谷避難小屋
10:48 10:48 藤木レリーフ
12:00 12:20 槍平小屋
15:05 15:15 飛騨沢千丈乗越分岐
18:05 18:05 飛騨乗越
18:20 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 7:27
• 休憩: 1:38
• 合計: 9:05

9:15 槍ヶ岳山荘
9:45 10:00 槍ヶ岳
10:23 10:50 槍ヶ岳山荘
11:00 11:00 飛騨乗越
12:00 12:15 飛騨沢千丈乗越分岐
13:50 14:06 槍平小屋
15:05 15:10 滝谷避難小屋
16:30 16:40 白出沢出合
17:10 17:20 穂高平小屋
18:20 18:20 新穂高温泉駅
18:20 18:20 新穂高登山指導センター
18:20 ゴール地点

天候

【1日目】
早朝は霧雨、7時頃から基本、霧。
稜線に近づく雲を出たので雲海となる。
夜は風が非常に強く、テントが大きく揺れていた。

【2日目】
早朝は風が非常に強く、穂先登頂時のみ、運良く晴れるが、その後またすぐガスとなる。
稜線では非常に濃いガスや雪。
標高を下げるにつれて、雪〜ミゾレ〜雨となる。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高登山者用無料駐車場(深山荘方面)に駐車。
閑散としており、午前5時時点で余裕で最上段に駐車出来た。

コース状況／危険箇所等

■積雪状況(2019年10月26日〜27日現在)

【新穂高〜千丈分岐(2550m地点)】
雪なし、完全夏道
最終水場の水量は豊富でした。

【千丈分岐(2550m地点)以降】
上部に行くほど、積雪も多くなる。
赤旗・トレースともに健在だが、今後の降雪でいつ完全に埋もれてもおかしくない。
降雪後の雨や冷え込みの繰り返しにより、上部の雪は固くなっており、アイゼン・ピッケルは必須。時間帯によってはストックでは非常に危ない。

【槍の穂先】
穂先全体に雪が付いており、アイゼン・ピッケルは必須。
岩と雪のミックス帯となる為、確かなアイゼンワークが求められる。


今後はウェアを含め、厳冬期に対応した雪山装備が必要となるであろう。

写真

10/26 5:59

5時出発の予定が霧雨。1時間様子を見るが、いつ止むか分からないので出発する。

10/26 6:41

退屈な右俣林道の紅葉は見頃ですが、雨の為、テンションダウン。ハードシェルが濡れてゆく。

10/26 7:24

穂高平小屋で休憩がてら、天候回復を待つ。

10/26 7:24

この後、雨が止んだので出発する。

10/26 8:52

白出沢出会に到着。

10/26 8:52

10/26 8:52

10/26 9:03

紅葉の登山道を往く。

10/26 9:04

10/26 10:11

チビ谷。3年前、ここで熊に遭遇したのを思い出す。

10/26 10:42

今日の滝谷。増水もなく、問題なし。

10/26 10:46

槍平・藤木レリーフ方面

10/26 11:14

槍平小屋へ

10/26 11:29

槍平小屋へ

10/26 11:30

時折ガスが切れると景色げひらける

10/26 11:37

南沢

10/26 11:40

10/26 11:37

南沢を渡り林の中に入る。

10/26 11:38

滝谷ドームでしょうか。

10/26 11:55

木道が出てくると....

10/26 11:55

槍平小屋はすぐそこです

10/26 11:58

このあたりもガス

10/26 12:01

やっと槍平小屋に到着。

10/26 12:01

ウッドデッキで休憩

10/26 12:17

屋根からの雪の落下による建物への損傷を防ぐものらしいです。

10/26 12:19

槍平小屋のテント場。誰もいません。

10/26 12:57

千丈分岐まで急ぎます。

10/26 13:17

稜線はやはり雪があるようです。

10/26 13:17

千丈分岐、遠い

10/26 13:21

たまに振り返ってパシャリ。

10/26 13:28

10/26 13:43

最終水場。

10/26 14:54

まだ、千丈分岐には着きません。

10/26 15:29

千丈分岐に着きました。

10/26 15:30

辛さしかないので、たまに振り返ってパシャリ。

10/26 15:36

上の方は結構雪がありそうです

10/26 16:38

登れど登れど山荘は遠し。

10/26 16:46

夕暮れ

10/26 17:01

気温も下がり、上部に行くほど雪面も固くなり、アイゼン・ピッケルは必須。稜線では非常に強い風が吹いている。

10/27 8:25

2日目、テント場にて。

10/27 8:25

10/27 8:48

時折視界が開ける

10/27 8:52

10/27 8:58

槍の穂先。

10/27 9:20

雪がしっかり付いているので、アイゼン・ピッケルは必須。

10/27 9:37

トレースはありますが、ミックス帯となる為、確かなアイゼンワークが求められます。

10/27 9:21

穂高方面。綺麗だ。

10/27 9:37

穂高方面。綺麗だ。

10/27 9:46

登頂。

10/27 9:46

山荘。

殺生ヒュッテとヒュッテ大槍

10/27 9:46

またガスが出てきました。

10/27 10:11

再度、穂高方面。視界が開けたのは、これが最後でした。

10/27 10:34

前日のテント場代を支払い、コーラで栄養補給。

10/27 11:13

飛騨沢上部は濃いガスと強い風、そして時折降雪となり、視界は非常に悪く、トレースと赤旗が無ければ、下山は非常に厳しいものとなっていたと思います。

10/27 12:40

標高を下げると雪はみぞれ・雨へと変わっいった。

10/27 13:49

槍平小屋まで戻ってきた。

10/27 15:01

滝谷

10/27 15:04

2日目の滝谷。本日も増水なく、問題なし。

10/27 15:23

このあたりも紅葉が綺麗でした。

10/27 15:34

チビ谷

10/27 16:07

途中、日本カモシカに遭遇。モサモサしており、癒やされた。

10/27 16:17

10/27 16:27

白出沢に到着。

10/27 16:47

長い長い林道を経て帰路に着きます。

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 サングラス ナイフ テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

kuiten

雪を纏った槍・穂高を眺めたく、槍ヶ岳へと向かう。

いつもは争奪戦となる深山荘方面の無料駐車場も全段併せて5〜6台程しかなく、閑散としていた。

5時出発を予定し最終パッキングと朝食を済ませるが、生憎の霧雨。
1時間出発を遅らせて様子を伺うが、待っていてもいつ止むか分からないので、6時過ぎ出発する。
いつもは退屈な右俣林道も今日は紅葉が綺麗で、テンションが上がるところだが、雨が降り続く為、逆にテンションが下がる。

穂高平小屋を過ぎたあたりで、雨が上がる。

白出沢〜チビ谷〜滝谷間も紅葉が綺麗で、出だしから下がっていたテンションも天候に比例して回復してくる。

千丈分岐以降から雪が出始め、程なく雪道となるが、トレースと赤旗もあり、有り難く登らせていただく。
稜線に近づく程、雪は固くなり、稜線では非常に強い風が吹いており、止まると一気に体温を奪われる。
テント場も容赦ない風が吹き付けており、積雪で場所選びに苦労する。
適当な岩陰にある場所を見つけ整地もそこそこにテントを設営し、逃げ込む。案の定、地面はボコボコでになったが、疲れもあり特に気になることもなく眠りにつく。

2日目、槍の穂先には雪がついていたが、既存のトレースのおかげもあり、無事に登頂を果たすことが出来た。
幸運にも自分達が穂先に取り付いている間だけ、ガスが切れており、山荘に戻ると程なくして濃いガスが稜線を覆い、飛騨沢の下降中も時折ホワイトアウト間近となった。赤旗を設置して下さっている槍平小屋のスタッフの方々に感謝である。

2日間で出会ったのは合計7組の登山者のみで、静かな登山を楽しむことが出来た。

レコへの記載としては省略しているが諸トラブルにより山行時間が遅くなっている等、問題箇所は反省しなければならないが、
穂先の登下降では大きな成長を見せてくれ、2日間一緒に歩き通してくれた相方に感謝したい。