トムラウシ縦走路、高根が原で花を楽しみ、十勝岳へ
- GPS
- 102:10
- 距離
- 57.8km
- 登り
- 3,642m
- 下り
- 3,949m
コースタイム
7月13日 札幌駅 6:07 旭川駅8:12 タクシー 大雪旭岳源水9:20 旭岳ロープウエイ9:50 姿見の駅10:05 6合目11:15 9合目12:30 旭岳12:50 北海岳15:05 白雲岳避難小屋17:10 泊
7月14日 白雲避難小屋5:00 忠別岳8:40 五色岳10:15 化雲岳分岐11:20
トムラウシ山15:50 南沼キャンプ場17:00 泊
7月15日 南沼キャンプ場5:00 三川台〜つりがね山〜コスマヌプリ〜双子池キャンプ場14:00 泊
7月16日(月) 双子池キャンプ場4:10 オプタテシケ山6:45 十勝岳12:35
十勝岳温泉16:45 旭川駅20:30 札幌駅22:00
7月17日(火) 新青森駅6:10 盛岡駅7:03
天候 | 13日 曇り時々霧雨 14日 曇り夕方から晴 15日 晴 16日 晴時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
上富良野駅から旭川経由盛岡まで電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トムラウシから美瑛富士までのルートはエスケープルートが無い長丁場です。 |
写真
感想
電車2泊 避難小屋1泊 テント2泊 実質4日間の約65キロの山旅 無事終わった。
行く前に何回もトレーニングを積んできたはずなのに、なかなか足が前に出ず、メンバーには迷惑を掛けてしまったけれども、トムラウシ山、そして出かける直前まで入山規制の十勝岳に登ることができて大満足でした。しかし、北海道の山々はアルプスほどの高度は無いがそれぞれがでっかい。目標の山に行くまで忠別山、オプタテシケ山など2千m級の山々を越えて行かなければならないし、覚悟を決めて入山した以上は進むしかないのだ。今回はメンバーと天候に恵まれ厳しくも充実の山旅ができた。
13日 今日のルートは姿見の駅から白雲岳避難小屋までだ。今の時期避難小屋は泊れないほど混みあうと聞いていたが、幸いと言うか平日で天候があまり良くなかったこともあり、小屋に入ることができた。初日からテントが濡れるとただでも重い荷物がさらに重くなるのでホッとした。小屋までの登山道や小屋周辺も霧雨で濡れた花々が雄大な自然とともに迎えてくれた。特に印象に残ったのはエゾノツガざくらのピンクやチングルマの大群落と黄花シオガマだ。群落のスケールは岩手のそれとは全然比較にならないし、黄色いシオガマも初めて見たような気がする。
14日 Iさんの大好きな高根が原を憧れのトムラウシの山頂を踏んで南沼キャンプ場まで進む。このルートもコマクサをはじめとする高山植物の宝庫だった。忠別岳を越え、五色岳を経由し化雲岳分岐に来ると神遊びの庭や日本庭園と呼ばれる庭師が作ったような景色が見られる。苦労して来た者だけが楽しめる天上の楽園とはこのことかと実感する。このあたりから曇りから晴れへと変わった。北沼から岩場を登りトムラウシ山山頂を目指す。山頂からは360度のパノラマ状態で北海道が全部見渡せるのではないかと思うぐらいの絶景を楽しむ。今日の泊まりは南沼のキャンプ場だ。周囲は花畑とも言えるくらいのテントを張るのがもったいないくらいの所だった。雪渓から流れてくる水を汲み、翌日の分までしっかりと確保する。夜中、満天の星空には感動した。
15日 縦走3日目、今日は朝から快晴になりそうな雰囲気、山の上から太陽がきらきらしている。予定では美瑛富士キャンプ場までであったが、疲れのピークが来ている自分への配慮か、2時頃着いた双子池キャンプ場でゆっくり休むことにした。ここも周りは花だらけ、チングルマ、エゾコザクラなど足の踏み場もないくらいで、水汲みではちょっとごめんとついつい言ってしまった。同じルートを辿る人や逆のルートで下りてくる山人でテン場は7張りぐらいになった。早めの食事とbutanさんとiさんのバーボンとウイスキーで朝までぐっすり。
16日 最後に山旅の日となった。3時過ぎに起床、テントを片付け4時過ぎに出発、今日は昨日ゆっくり休んだ分、長丁場となる。オプタテシケ山、ベベツ岳、石垣山の尾根伝いから、美瑛富士と美瑛の鞍部から美瑛を越えて、十勝岳を目指す。美瑛から十勝岳までは火山地帯のがれ場だ。途中雪渓で雪をかきわけ、喉を潤す。12時半過ぎ十勝岳山頂に着く。ルートがたくさんあるので山頂は結構な人で賑わっていた。山頂でパノラマを楽しみ、下山地十勝岳温泉を目指す。上ホロカメック山〜上富良野岳、富良野岳分岐から急な下りを慎重に足を運ぶ。十勝岳温泉までの道のりは長かった。最終のバスまであまり時間がなくて、最後の楽しみ、十勝岳温泉での時間が取れなかったのは残念!まずは帰りの電車の時間までには旭川に着くことを最優先に行動する。温泉は残念だったが、駅前での生ビールは美味しかった。
butanさん、iさん 足を引っ張ってごめん、大変お世話になりました。懲りずにまたご一緒願います。
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